ゼノブレイド Wiiについにきた神RPG !

Wiiのゼノブレイド、これはまた凄いゲームがでたもんだ。 結論から言うと、ゼノブレイドはWiiユーザーはプレイしないと確実に損をする傑作RPGだ 。 製作を行っているモノリスソフトの歴史に燦然と輝くタイトルになるだろう。

とりあえずの購入だったが!?

ゼノシリーズ最新作ということで「とりあえず」購入したゼノブレイド。

モノリスソフト開発とはいえゼノサーガはRPG としてしょぼかったので特に期待はせず、世界観だけ楽しもうと思ってた。

だが! 「グラフィック荒いなぁ」なんて思ってたのは最初の数分だけ。

あっという間に引き込まれてしまう。

世界観がいい。

カット割やセリフ回しが小気味良いくらいでは、別にムービーか良いだけだよね。

となんとか我に帰りゲーム開始。

・・・(^ー^) あれ、気付いたら4時間ぐらい経ってますね?

夜中の3時だよ。

これがゼノブレイドの魅力に気付いた瞬間だった。

ゲームに没頭して、やめどきが見つからないのである。

さて、もう少し掘り下げてみよう。

ゼノブレイドの魅力

ゲームへ没頭できる、その一言に尽きる。

シームレスに町と敵の徘徊するフィールドを行き来できる、セーブはいつでも可能、というだけで「やめどき」というのは曖昧になる。

ゼノブレイドの場合、それだけではない。

プレイヤーが何かアクションを起こせば起こしただけ、ゲームの側からリアクションがある。

それが例え、ただの移動であっても。 新しいロケーション(場所)を「発見」するたび、ご褒美がある。

経験値やスキルアップ用ポイントだったり。

町の人たちと会話していくだけでも、プレイアワードというかたちでプレイヤーの行動が「積極的に肯定」される

これにも経験値などのポイントがつく。

正直、このワクワク感は文字で伝えられるものではない。

ゲームの中でとったあらゆる行動に対して、肯定的な反応が返ってくる。

これが遊んでいる側を自然と気持ちよくしてくれる。 ゲームへの没入感を高めてくれる。

ゲームオーバーという概念も無いに等しい。

当然強い敵には負けることはある。だが近くの目印となる場所(ランドマーク)に復帰する上、 敵と戦っている間に得たものがそのまま引き継がれるのだ。

激闘の最中に仲間と深めたキズナ、大群の一部を蹴散らして得た経験値、それらはすべて敵に敗れ全滅した後も引き継がれている。

仲間と連続攻撃を叩き込むためにはチェインアタックゲージというものを溜めるのだが、全滅してもそのゲージすら引き継がれているのだ。

全滅前に溜めておいたゲージを使って、再戦を有利に進めることができたりする。

プレイヤーは失うものがなく、むしろ成長できるため、安心して強敵とのバトルに突入できる。

こうしてゲームオーバーでプレイが切れないということは、全滅することすらゲームプレイの一部に組み込まれている事を意味している。

ゲームのやめどきは更に曖昧になる。

高橋監督

ゼノギアス、ゼノサーガ。そしてゼノブレイド。

同じ高橋哲也監督の作品であるが、最後までクオリティが保たれたのはゼノブレイドが初めてだ。

正直、クリアするまでは疑っていた。

ゼノギアスの後半戦のお話省略モードや、エピソードが進むたび毎度ショボくなっていくゼノサーガをプレイした頃と隔世の感がある。

Wiiなのでグラフィックは大したことがない。

その点はHD機には勝てるわけがないのは当たり前の話だ。

とはいえ、だからこそ出来たこと、が目立つ作品だ。

高橋監督自身が「ハードの性能が三倍になっても、使える予算は三倍になることはない」というコメントと残している。

ゲームデザインの欧米化が進むなかで、予算が少なく人件費の高い日本は大作では勝負できない。

開発の効率化は行われているのだろうが、HD機が普及し映像は細かくなっていくなかで、ゲームデザインはむしろ荒くなっている。

だが、高橋監督はあえて映像の粒度には目をつぶることで、ゲームの質を高める選択をとった。

キャラクターの造形

キャラクターの内面の造形も素晴らしい。

プレイヤー側に媚びたキャラクターはいない。

リキは外見がどうみてもマスコットなのに意外性たっぷり。

これは是非ゲームプレイして知って欲しい。

プレイ前とプレイ(クリア)後で評価が変わるだろう。

みんなしゃべりまくるのに決してこのキャラクターいらねーみたいな感想を持つことはないだろう。

JRPG に多い「憂いをおびた」とか、「斜に構えてやたら体制に反抗的」だったりするありがちな造形もない。

何も考えていないただの薄っぺらい熱血漢もおらず、各自が己の哲学を持っている。

世界の中で真っ直ぐに問題と向き合って戦う彼らは、キャラクターのデザインの基本をおさえただけでありながら、それが徹底されることで稀有な存在感を出している。

序盤に自分の中の感情に二面性を認める発言をする主人公シュルクの姿は、見ている側の心がどうあろうともさりげなく世界へ取り込む力を持っている。

そういうストーリーとリンクさせたキャラクターの「性格の見せ方」も徹底されている。

面白いものは面白いのだ

語りたいことはたくさんあるし、既に色んなレビューで語られていることも多いのだが、それら全てをもってしてもゼノブレイドの魅力を語りきれたとは感じない。

Wiiという機種にふさわしく、実際に遊んでみないとゼノブレイドのその全ての面白さはわからない。

リモコンは必須ではないのに、である。

子供の頃(20年以上前)にゲームを遊んでいてワクワクしたものだった。

大人になり、それほどゲームに没頭する事がなくなった。

僕は大人になり感性が失われていっているから、つまらなく感じるのだと思っていた

だが、ゼノブレイドは僕の考えが間違っていることを教えてくれた。

ワクワクするものはするのだ。

面白いものは面白いという当たり前の事実

それにゼノブレイドは気づかせてくれるだろう。  

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