銀砂の楔リプレイ その3-6
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 | 2017年6月17日 |
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 | 2017年6月20日 |
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 | 2017年6月24日 |
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 | 2017年6月25日 |
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 | 2017年6月26日 |
(その6)銀砂の楔リプレイ その3-6 | 2017年6月27日 |
徳川源三郎「ここは本田に任せるから、俺達は別の部屋を回ろう(笑)」
曽根崎君香「じゃあ入り口から右の障子を開けて行く」
GM「客室のようだ。だいぶ荒らされている。奥には押入がある。小田切さん」
小田切進「はい」
GM「幽霊が見える。この部屋で殺された人のようだ。部屋の端にいる」
小田切進「話せるかな? あのー」
幽霊『どなたですかな~~』
徳川源三郎「なんか一人でブツブツ言ってるぞ(笑)」
GM「みんなにもうっすらと見えるよ」
小田切進「祭りのことを聞きたいんですけど」
幽霊『う、ううう、わからん、覚えてるはずだが。う、うう、本があるはず』
小田切進「あ、そうか」
幽霊『なんだ、知っとるのではないか(笑)』
吉野裕也「急に平然としたな」
徳川源三郎「金庫の中には何が入ってるの?」
幽霊『金庫の中には「神なる力」が…』
徳川源三郎「ああ~~(悔しがり)」
小田切進「そういえば掛け軸にそんな事書いてあったね」
曽根崎君香「神なる力は内にあり、だった」
本田黒猫「ああっ! 大成功!!」
GM(あーあ、やっちまったな)
吉野裕也「で、ダメージは?」
本田黒猫「12」
GM「じゃあ金庫は壊れた」
曽根崎君香「向こうの部屋で『壊れた!』て叫んでるよ」
吉野裕也「幽霊は放って置いて行こう(笑)」
幽霊『どこへ~~?(笑)』
本田黒猫「何が入っていたの?」
GM「なんかねぇ……」
一同『ドキドキ』
GM「消し炭になってる(笑)」
徳川源三郎「それって魔導書っぽかった?」
GM「そんな感じ」
徳川源三郎「うわああ(落胆) とりあえずナイロン袋に入れて回収する(笑)」
GM「甲子園で負けて砂を持ち帰る時みたいだな」
徳川源三郎「幽霊さんの所に戻って、あなた誰と聞く」
幽霊『五葉家に仕えていた者です』
GM「その幽霊の話によると、五葉家の当主はもう死んでいるらしい。やはり空間記憶の中で殺されたヒゲの男が当主だったようだ。この幽霊は仮面の男に殺されたのだそうだ」
曽根崎君香「あの祭司は何者なんですか?」
幽霊『わかりません。人間とも思えませんが』
曽根崎君香「前からここにいたんですか?」
GM「以前からいたそうだ。仮面の男が現れからおかしくなったらしい」
徳川源三郎「いつ現れたの?」
GM「仮面の男は五年前くらいに現れていたようだね」
徳川源三郎「なんか役立ちそうなアイテム類はない?」
GM「五葉家にとって役立ちそうなアイテムは全部持ち去られているようだね」
徳川源三郎「刀はどうして残ってるんだ?」
GM「だって魔術的な力とかないただの刀だもん。魔術系の道具は根こそぎ持って行かれてるよ」
徳川源三郎「なるほどね」
曽根崎君香「え、ただの刀なんだ」
GM「名刀だけどね。荒らした人たちは刀には興味がなかったんだろうね」
本田黒猫「俺もそっちに行く『ようやく金庫開いたさあ』」
徳川源三郎「袋の中身を見てみよう」
GM「消し炭」
徳川源三郎「マジ? 解読不能?(笑)」
GM「わずかに題名だけは読みとれるね。『火龍の顎(あぎと)』と書いてある」
徳川源三郎「つよそ~~~(泣)」
本田黒猫「これでまた一つ非科学的なものが葬られたな(笑)」
徳川源三郎「この五葉の南には何があるんだ?」
GM「井戸があるそうだ」
徳川源三郎「三葉の洞窟のことは?」
GM「三葉のことはこの人は全く知らない。(だって歪みの巣だもん)」
吉野裕也「井戸に行ってみよう」
徳川源三郎「その前にもうすこし探索しよう」
GM「ざーっと調べたけど後は何もなかったよ(笑)」
徳川源三郎「端折ったな?(笑)」
GM「まあ部屋はあったけど、情報なんかは本当に何もなかったのさ。で、外は夕方になりかけと行ったところ」
小田切進「南に向かおう」
GM「井戸へ向かいました。時々、木々で分かりにくくなっていたけど、道は一本だったからすぐ着いた。井戸の口は古めかしい木の蓋がしてある」
一同『……貞子だ(笑)』
徳川源三郎「あ、縄ばしごを持ってるな」
本田黒猫「誰が降りるんだよ」
徳川源三郎「石を落としてみよう、エイ」
GM「そんなに深くない所でカンカンと音がした」
曽根崎君香「水はないんだ」
徳川源三郎「縄ばしごをたらす。一番先に行く人?(笑)」
GM「降ろしといて自分で行かんのかい」
吉野裕也「俺が行く」
一同『おお~、パチパチ』
本田黒猫「君ならそのままヒラリと行けるだろ(笑)」
GM「吉野は降りました」
徳川源三郎「上から水かけるか(笑)」
吉野裕也「井戸の底はどうなってる?」
GM「吉野くんが見渡すと通路の存在に気付く」
吉野裕也「行ってみる」
徳川源三郎「一人で行くのか?」
吉野裕也「いや。来て」
徳川源三郎「よし、みんな降りよう」
GM「下に行きました。通路に入って行きます。通路は結構歩くね。ずっと下りだ」
本田黒猫「酸素は平気?」
GM「大丈夫」
徳川源三郎「ガスマスクあるし(笑)」
GM「随分深く降りたな、と思ったころからじわじわと登りに変わる。そしてまた長い時間歩き続けた。真っ暗だから体感時間はとても長く感じてるね」
吉野裕也「腕時計で実際の時間を見る」
GM「一時間くらいだね。登り続けるとドンドコドンと太鼓のような音が聞こえてくる」
徳川源三郎「三葉に着いちゃうのかなー」
曽根崎君香「そうみたい。太鼓の音がするもんね」
本田黒猫「慎重に行こう」
GM「ちょっと歩くと井戸に出ます」
本田黒猫「登らないといけないな」
吉野裕也「つるべ落としだ」
徳川源三郎「登れそう?」
GM「登れると思うよ」
吉野裕也「じゃあ俺が登るよ」
GM「敏捷+20で振ってみて」
吉野裕也「91……大失敗?」
徳川源三郎「90以上だからそうなるな」
GM「じゃあブチィ!という音と共に落ちてきた(笑)」
一同『うわあああ!』
GM「ドベチャ。足引っ張りまくりだな」
曽根崎君香「そんなに高くないんでしょ?」
GM「3メートルは無いかな」
徳川源三郎「じゃあ吉野を踏み台にして俺達が登ろう(笑)」
GM「役に立たない吉野を踏みつけて源さんが登っていった」
吉野裕也「あいたっ」
曽根崎君香「ではロープを下ろしてみんな登ったと」
GM「外はだいぶ暗くなりつつある。村はあちこちにかがり火が焚かれている」
徳川源三郎「祭壇に行く前にここでケリつけたほうがいいのかな」
GM「祭り自体はここ、たぶん初葉、で行われるようだよ。かがり火が沢山あるし、太鼓も鳴ってるからね」
徳川源三郎「いきなり祭司に斬りかかっても村人に『やめろお!』とか止められるだろうからなぁ」
吉野裕也「祭司はいるの?」
GM「ここからじゃ分からないよ」
徳川源三郎「とりあえず近付こう。妃ちゃんも探しながら」
GM「祭りの方に近付いていきます。キャンプファイアーというと安っぽいけれど、それを大きくしたようなものがある。その回りに村人たちが踊っている」
小田切進「20人くらいだっけ」
GM「もう少しいそうだ。そしてその火の向こうに少し高くなっていて寝台があり、そこに寝かされているのが妃ちゃんのようだ。祭司はその前でブツブツなにやら唱えている」
徳川源三郎「どうやって生贄にするんだろう、焼くのか? 今行くと妃ちゃんが人質に取られるかもしれない。村人の目も有るし」
本田黒猫「囮を立てて、村人の気を逸らそう」
徳川源三郎「祭司は動かないだろうなぁ。しかしこのまま突入するのも芸がない。ダイナマイトでも仕掛けるか、火炎瓶もあるな(笑)」
GM「最近、虐殺系に走ってるね」
徳川源三郎「いやこれは村人を護るためさ」
GM「なるほど」
本田黒猫「麻痺光線で祭司を止めよう」
徳川源三郎「効けばな(笑)」
本田黒猫「そうか、効かないかもしれないんだ」
徳川源三郎「家を1~2件犠牲にするか」
本田黒猫「よし決定、放火魔(笑)」
吉野裕也「なんで俺?」
一同『探偵だし(笑)』
吉野裕也「なんだそりゃー?! ひどいぞみんな」
曽根崎君香「私体力無いし」
本田黒猫「戦力外だし」
徳川源三郎「何より吉野は運がない(笑)」
GM「ではどうしますか」
徳川源三郎「よし、火を付けよう。誰がつけるかな」
サイコロで決めた所、やはり吉野に決定(笑)
曽根崎君香「振るまでもなかったな(笑)」
徳川源三郎「吉野が火炎瓶を3本持って…」
本田黒猫「…民家を放火」
GM「放火しました」
吉野裕也「ごめんね、本当はやりたくないんだ」
GM「火はついたけれど、火が回るまでしばらくかかりそうだね」
本田黒猫「ダイナマイト使おう(笑)」
徳川源三郎「そ、それは火を消すどころの騒ぎじゃなくなる」
曽根崎君香「でも火はついてるんでしょ?」
GM「20分も経てば火は家全体に広がると思うよ」
徳川源三郎「火事だぁ! 火事だあ!と叫ぶ」
GM「源さんが叫ぶと村人たちは『また祟りか!?』とか言って一層激しく踊り出す(笑)」
曽根崎君香「火を消そうとはしないの?」
GM「しないね。全部祟りだと思って祭りを急ごうとしているようだ」
徳川源三郎「行くしかないのか。小高くなってる方は奥なんだよね。ぐるっと回って行けないかな」
GM「近づけるよ」
曽根崎君香「じゃあギリギリまで近付こう」
GM「木に隠れたところで15メートルくらいだね」
徳川源三郎「そうだ、村人に恐怖判定を起こさせればいいんだ」
GM(すごい事を考えつくな)
徳川源三郎「火龍はどうかな」
GM「あれは一瞬だからね、見ていないと恐怖判定は起きないよ。村人は半ば陶酔状態だから見ない可能性は高いよ」
曽根崎君香「やっぱ祭司を人質にとるしか無いのかな」
一同『……』
徳川源三郎「頑張ってくれ(笑)」
本田黒猫「俺が麻痺光線を打ち、誰かが銃を撃ち、ソネさんが斬りかかるというのはどうだ」
徳川源三郎「それしかないか?」
GM「麻痺光線の射程は?」
本田黒猫「えーと(調べている)」
一同『………』
本田黒猫「麻痺光線、射程は………じゅうめ~とる(爆)」
徳川源三郎「届いてないじゃないか。誰か忍び技能みたいなのないのか」
吉野裕也「祭司の背後に回って『動くな』」
GM「忍び歩きならいいけど」
一同『……誰も持ってません』
小田切進「霊能力はどうかな」
GM「あるかもしれないな」
小田切進「……降霊術?(笑)」
徳川源三郎「じゃあ降霊術で寝てる娘さんに降ろして、勝手にこっちに来てもらう」
GM「降霊術は色々と準備がいる上に、みんなで手を繋いで囲んでクルクルクル回るんだけど。その人の回りで」
徳川源三郎「祭りだし紛れこんじゃおうか。えんやほいやえんやほいや(爆)」
本田黒猫「2、3人村人をつかまえて林に連れ込んでガスぅ!とやって服を剥ぐ。そして踊りの輪に入り込む」
一同(無視……)
相談タイム
徳川源三郎「あまり力押しはしたくないね」
小田切進「霊能力で自分の気配を消す、というステルスがあるよ」
曽根崎君香「けれど見えるんでしょ?」
徳川源三郎「でもみんな祭りに集中しているから、視線がそっちに向かなければいいんだよ」
GM「うん、例え視界に入っても気配がないから意識しないだろうね」
小田切進「じゃあやって見ますか」
徳川源三郎「その力を使った後にどうするかを決めなければならない」
小田切進「そうだね」
結局プレイヤー達は、
①小田切進が霊能力のステルスで気配を殺して妃に近付く。
②ダイナマイトで村人の注意を逸らす。
③小田切が妃ちゃんに近付いた所で、小田切以外のキャラクターが祭司に突撃
というプランに決定。
ダイナマイトを投げるのと突撃のタイミングは小田切が合図を出すことにした。
本田黒猫「では作戦実行のサインを決めよう」
吉野裕也「ブイ?」
小田切進「何でもいいよ」
本田黒猫「サインはVに決定」
徳川源三郎「よし、実行だ」
小田切進「霊能力ステルス、成功」
曽根崎君香「気配が無くなった。石ころ帽子を被った」
徳川源三郎「あったねそんなの(笑)」
GM「小田切さん、100面で振って」
小田切進「05」
GM「おお。では気付かれなかった」
小田切進「じゃあ合図送る。お~い(手を振る)」
徳川源三郎「バレバレー(笑)」
一同『武器を構える』
徳川源三郎「行くぞ。火の中に向けてダイナマイト投げる!」
GM「すると火は大きく爆発する。村人は驚愕して『うわあああああ、祟りだぁあああ』と悲鳴を上げながら散り散りになってゆく」
本田黒猫「その隙に攻撃を仕掛けよう、突撃する」
GM「10メートルまで君たちは近付かなければならないわけだ。その間に祭司は君たちに気付くよ」
祭司『おやおやとんだネズミが入りましたね』
一同『ちゅうちゅうちゅう!!(笑)』
本田黒猫「気付かれたなら決めぜりふを」
GM「何?」
本田黒猫「ここで会ったが百年目、みたいな奴だよ」
GM「いいよ、実際言ってみてくれ」
本田黒猫「……いや、いいです(笑)」
GM「言わないんだ?」
本田黒猫「思いつかん!!」
曽根崎君香「ばれてしまっては仕方がない(爆)」
GM「悪役みたいな台詞」
本田黒猫「白衣をバサア!とやる」
吉野裕也「戦闘開始だね」
小田切進「こっちはどういう状況?」
GM「君は気付かれていないよ」
小田切進「気付かれてないのか。よし」
吉野裕也「俺達が戦ってる間に妃ちゃんを!」
小田切進「わかってる」
GM「これからは戦闘に入るので敏捷度順に解決することにしましょう。祭司は8です」
吉野裕也「速い!」
GM「速いったって、曽根崎さんは敏捷度10という神速の化け物だぞ(笑)」
(1ターン)
↓曽根崎君香は祭司に対して移動攻撃。
曽根崎君香「菊ちゃんで行くよ~」
徳川源三郎「ミステリー作家が日本刀持って斬りかかるのか(笑)」
GM「しかも君たちが銃を撃つより断然速いし(笑)」
徳川源三郎「何者やっちゅうねん」
↓曽根崎の攻撃、13点。祭司は回避に成功したがぼちぼちダメージを与えた。
↓吉野裕也は32口径銃撃、4点。祭司は無傷。
徳川源三郎「銃弾を受けてまともに立ってる!」
GM「ぴしっ(手を振る動作)」
吉野裕也「銃弾が手で払われてる(笑)」
↓小田切進は妃ちゃんを助け出そうとする。
小田切進「じゃあ女の子をさらう…」
徳川源三郎「さらう?」
小田切進「さらうじゃまずい(笑)」
GM「小さい女の子をねえ」
本田黒猫「拉致?(爆)」
GM「救出という言葉を使えないのか」
本田黒猫「安全な場所に監禁(笑)」
小田切進「助けよう。抱える」
曽根崎君香「小田切くんは小さな女の子に縁があるね」
GM「咲夜ちゃんは小さくないぞ。少女だが」
徳川源三郎「小さいじゃん」
GM「年齢だろ。少女の「少」は「少ない」だぞ」
徳川源三郎「そうかーなんでだろ」
本田黒猫「少年の場合は『歳』が少ないんだよ。少女の場合は『女』の……部分が少ないんだよ」
一同(乾いた笑い)
曽根崎君香「うまいねぇ」
徳川源三郎「もういいよ」
吉野裕也「じゃ少年は男の…ゴホゴホ(笑)」
徳川源三郎「もういいって!(笑)」
↓祭司は自分に防御の雲。
GM「防御の雲は防御点を上げる術だ」
徳川源三郎「その術おしえろ~~(笑)」
GM「そして司祭の2度目の攻撃が…」
曽根崎君香「なんでえ!?」
GM「皆の足下から突然、炎が吹き出しそれの口が開いて喰われるんだよ」
吉野裕也「火龍の顎!?」
徳川源三郎「多分な」
↓祭司の魔術『火龍の顎』により、全員が恐怖判定。源さんが失敗しカードをもらう。
本田に10点、源さんに12点、吉野に8点、曽根崎さんに11点、それぞれダメージ。
↓源さんは魔術『火炎』で攻撃。大失敗。
↓本田は怪光線で6点。かすり傷を与える。
(2ターン)
徳川源三郎「頼むぞサムライ」
吉野裕也「サムライダー」
徳川源三郎「作家だからサムライター?(笑)」
↓曽根崎の攻撃は外れ。
↓吉野の銃撃。
吉野裕也「32口径だと調子出ないんだよな……大成功(笑)」
一同『出てるじゃないか』
祭司に10点のダメージを与える。
↓小田切は妃ちゃんを抱えて戦闘の場から離れた。
↓祭司は吉野に無造作にツカツカ近付くと手刀<心破>を放つ。10点のダメージ。
↓2度目の攻撃はキャンセルし、喋り出す。
祭司『あなたたは”門狩り”と呼ばれていますね。ですがあなたたちのような正しい人間にいつも力が宿るとは限らないのですよ。それが我々です』
徳川源三郎「なるほど。でも五年前から”門狩り”の力はあったの?」
GM「五年前とは浅井栞璃嬢がSKSとして活動を開始した頃さ」
本田黒猫「ほうほう」
GM「その頃にも何かあったんじゃないかな」
徳川源三郎「じゃあ下手すると浅井栞璃さんも門狩りの力をもってるかもしれないんだ」
吉野裕也「始めっからそう言ってるぞ(笑)」
徳川源三郎「ええ~?そうだっけ」
小田切進「だから色々な所に行ってるんだよ」
GM「多分、栞璃さんも祭司並には強いんじゃないかな」
↓本田は麻痺光線。祭司は抵抗に成功。
ボスなのに黙ったままタコ殴りにされる事をなんとか避ける。
↓源さんは再び『火炎』を使う。ほとんど効かない。
(3ターン)
↓曽根崎は斬りかかり10点ダメージ。
↓吉野は慣れない拳銃の扱いに戸惑い失敗。大型拳銃の技能は高いのだが…。
↓小田切は妃ちゃんを横たえると戦場に戻る。
↓祭司の1度目の攻撃は本田に手刀。しかし失敗。
↓祭司は2度目の攻撃も本田に、8点。
↓本田の麻痺光線は抵抗される。
↓源さんは大成功し16点。
曽根崎君香「まだ生きてるの?」
GM「だって人間じゃ……、いや、人間じゃないようなものだから」
徳川源三郎「下手したら五大頭は俺達が勝てないレベルなのかも」
(4ターン)
↓曽根崎の斬撃は8点ダメージ。
↓吉野の銃撃は成功、9点。
↓小田切はトリートを源さんに。7点回復させる。
↓祭司の行動。
祭司『これくらいエーテルを掻き乱せば十分でしょう』
GM「祭司は身を翻す」
徳川源三郎「後ろから打つよ、当然」
↓本田は麻痺光線。抵抗される。
↓源さんの銃撃で7点。
(5ターン)
↓曽根崎君香は祭司に追いつき斬りに行くが失敗。
↓吉野も焦りで手元がぶれて銃撃に失敗する。
一同『えええええ!?(怒)』
↓小田切はなんとか祭司の行動を止めようと、トラップを使うが失敗してしまう。
GM「まるで呪縛にかかったかのように何もかも発動しなかった」
一同『あう~~』
祭司『この後も祭りは続きますよ。ではまた』
GM「祭司は、第2回の鉄仮面と同様にかき消すように消える」
徳川源三郎「なんかの術か」
GM「祭司の消えたあと、大地を突き上げるような地震が起こる。高台にいる君たちが湖のほうに目をやると、湖面がブワーッと水を吹き上げている。そこから大きなモノが出てくる」
徳川源三郎「大きな頭?」
GM「違うね。蟻のような身体の前の部分に3つの長い首がつき、後ろの部分には2つの長い首がついている。5つの頭は触手のような首に支えられて蠢いている。平べったい頭には大きな目が爛々と輝く。五大頭だ」
吉野裕也「ほう」
GM「形はグロテスクではないが、圧倒されるのはその大きさだ。今までの歪みの比じゃない。恐竜のようにも見えるかも」
恐怖判定は源さんと小田切さんが失敗。
本田黒猫「確かに5つの頭がついてるな」
徳川源三郎「頭一つでどれくらいの大きさがあるの?」
GM「人一人くらい」
吉野裕也「でかいね」
GM「曽根崎さん、歪み知識ロールだ」
曽根崎君香「OK」
GM「この『歪み』は《嘔吐せしもの》と呼ばれる『歪み』で、大きさほど強いわけではない」
徳川源三郎「あらら、俺達にも倒せそう?」
GM「なんとか大丈夫なんじゃないか」
吉野裕也「全力で戦えば何とかなるくらいか」
徳川源三郎「結構傷だらけだぞ」
吉野裕也「今のうちに回復しておこう」
GM「五大頭、《嘔吐せしもの》は君たちのほうにゆっくり近付いてくるよ」
一同『急がないと』
全員が医療手当や霊能力で回復する。
五大頭が湖面から近付いてくる様子を想像して焦っているのだろうか、プレイヤー達の回復のダイスの振り合いはかなりテンションが高い。
全快とまでは行かないが戦闘に耐えるほどには回復したキャラクター達。
一同『そろそろいいぞ』
GM「始めに言っておくけど、これは『歪み』だからね。物理攻撃は…」
徳川源三郎「効かないのか?!!」
GM「魔術や霊能力はOK。この前に四条久遠さんにもらった弾も効く」
吉野裕也「俺は持ってないぞ」
徳川源三郎「じゃあ俺のをやる。こっちは魔術があるからな」
小田切進「菊一文字を魔剣化(エーテルウエポン)しておこうかな(笑)」
曽根崎君香「ええ!?」
徳川源三郎「前に行けと!(爆)」
本田黒猫「華やかに散ってこいと!」
曽根崎君香「そんなぁそんなぁ」
本田黒猫「接敵するときは『ひとぉ~つ、人世の生き血をすすり…』とやるんだぞ(笑)」
GM「五大頭はズゥンズゥンと音を立てながら上陸してくる。何故か分からないがこっちに一直線に向かってくる(笑)」
曽根崎君香「さっき祭司が何かしたんだ」
GM「小田切さんには分かるけど、彼、つまり祭司の目的は君たちを殺そうとしていたのではなくて、この場のエーテルを乱すこと自体に目的があったのではないかな、と思う。君たちを殺すならあの場で祭司が戦っておけばいいだけだからね」
吉野裕也「祭司はそんなに強かったのか。手加減してたのかな?」
GM「手加減はしてない。途中でいなくなっただけだよ」
徳川源三郎「祭司と歪みどっちが強いの?」
GM「そりゃ祭司。しかも圧倒的に(笑)」
吉野裕也「じゃあ適当でいいね」
GM「ただ、比べる対象があの祭司だからねぇ」
徳川源三郎「『歪み』もそれなりに強いということか」
本田黒猫「攻撃回数ってやっぱ五回?」
GM「いや、前の頭で3回。こいつの動きは遅くて敏捷度は6」
本田黒猫「……同じだ(笑)」
徳川源三郎「なんだよー6かよー」
GM「化け物としては遅いんだよ。なら速くしようか?」
徳川源三郎「いや。むしろ下げて欲しい(笑)」
(1ターン)
↓曽根崎は菊一文字が魔剣化する前に、久遠からもらった弾で銃撃する事に。接近する前に一発当てたかったようだ。
成功し、5点。
↓吉野裕也は銃撃に失敗する。
徳川源三郎「貴重な弾なのに! 金払え。一発あたり千ドルでいい(笑)」
↓小田切は吉野から精神点を10点受ける。
↓本田は麻痺光線に大成功。
GM「いきなり一本がコテっ(笑)」
徳川源三郎「その動けない奴は狙いやすいよね」
GM「それはそうだけど、五大頭は元から回避なんて無いよ(笑)」
↓源さんは火炎に大失敗。
2度目である。
徳川源三郎「なんかなー、キャラ的に魔法を使うイメージにピンと来ない(笑)」
↓五大頭の攻撃。
吉野にB頭が攻撃してくる、5点。
本田にC頭が攻撃するが失敗。
(2ターン)
徳川源三郎「頼むぞ物書きのサムライター」
曽根崎君香「そんな事言ったって、今はただの銃撃だもん」
曽根崎の銃撃は大成功、8点。
↓吉野は銃を自分の銃に。
源さんに金を取られるのか嫌になったらしい。
↓その吉野の銃を小田切が魔化する。これで吉野の銃は歪みを傷つけられるようになった。
↓源さんは火炎にまたしても失敗。
↓本田の麻痺光線も失敗。
↓『歪み』は金切り声を上げる。
恐怖判定。
曽根崎は失敗。源さんと本田は大失敗。
源さんはMPが危なくなったので絵札を使用してMPを圧迫していた10のカードを消す。
(3ターン)
曽根崎君香「あのさあ、次は刀を魔化してくれる?」
小田切進「ああ魔剣欲しい?」
曽根崎君香「うん、銃じゃ足りない。このターンは銃撃しよう」
↓気合いを込めた曽根崎のサイコロ目は00。大失敗だった。
銃が暴発し、曽根崎は6点のダメージを受ける。暴発した銃は二度と使うことの出来ない状態に。
GM「神様はどうしても曽根崎さんに刀を使って欲しいらしいな(笑)」
↓吉野の銃撃は8点。
↓小田切は曽根崎の刀に魔化をする。
GM「なんか格好良くなりそうだな」
小田切進「………失敗(爆)」
徳川源三郎「次のターンは曽根崎さんは行動を遅らせて、かけてもらってから動くといい」
曽根崎君香「わかった」
↓本田は怪光線に失敗。
↓源さんは火炎で6点。
GM「やはり火炎じゃ弱いねえ」
徳川源三郎「弱いのか」
小田切進「屋敷で《火龍の顎》をとってればね」
徳川源三郎「プレイ前に言われた魔導書は3つ。まだあと一つ残ってるさ」
GM「ああ、それが置いてある場所ならもう過ぎちゃったよ(笑)」
徳川源三郎「え?」
GM「だから今回はこれから魔導書なんて見つかりません」
↓歪みA頭は酸を小田切に吐く。5点のダメージ。
B頭は頭突きで大成功。16点のダメージを源さんに与えた。
徳川源三郎「あうち。ぴこーんぴこーんぴこーん、カラータイマーがぁ(笑)」
(4ターン)
↓曽根崎は行動を遅らせる。
↓吉野の銃撃が命中、9点。
歪みの身体の各所から体液が流れはじめている。
↓小田切は曽根崎の刀を魔化。今度は成功。
↓源さんは火炎に失敗。
徳川源三郎「生命力がマイナスになったらダイナマイト持って特攻してやる(笑)」
GM「いーのかそれで?」
徳川源三郎「あ、物理攻撃だからダイナマイト効かないじゃないか! エンチャントをダイナマイトにしてもらわないと(爆笑)」
↓本田は怪光線で7点。
↓『歪み』は金切り声を上げる。
再び恐怖判定。
本田と吉野が失敗。
↓曽根崎は魔剣「菊一文字」で斬りかかるが空振り。
(5ターン)
↓連続攻撃となる曽根崎は外してしまう。
曽根崎君香「もう、なんでよ!!(怒)」
GM「勇ましく『歪み』に接近して刀を振り回すまでは良かったけど」
徳川源三郎「届いてない。腰が入ってないな(笑)」
↓吉野裕也は銃撃で8点。
ここでトランプのエースカードについて説明が入る。
エースは判定の失敗・大失敗を大成功に変える事ができる。
また、たまったトランプのカードを全て取り除くことが出来る。
一発逆転の為のカードなのだ。
↓小田切は源さんにトリートで回復。
徳川源三郎「有り難い、カラータイマー鳴ってたからな」
小田切進「ごめん、大失敗(笑)」
徳川源三郎「ぴこーんぴこーん!!(爆)」
↓本田は怪光線で大成功し12点。
『歪み』はだいぶ弱ってきた。
↓源さんは火炎。大成功するが魔術はダメージ二倍にはならない。5点。
↓歪みB頭は大成功、源さんは回避に大失敗。
ダメージは10点。ちょうど生命点がゼロになる数字だった。
曽根崎さんはエースカードを使用しダメージをゼロにする。
GM「『歪み』の攻撃が命中するかしないかの所で、光の膜が現れて攻撃をはじいた」
曽根崎君香「なんでこれを暴発の時に使わなかったんだろう(笑)」
↓歪みB頭は小田切に10点。
(6ターン)
↓曽根崎さんは斬りかかる。
曽根崎君香「大成功!」
一同『うおお!』
コロコロと振られたさいころの目は最高値で止まった。
曽根崎君香「26っ」
GM「曽根崎さんの斬撃は空気をも切り裂いて、そのまま『歪み』をぶった斬った!」
本田黒猫「うおお、じ、地面が割れた」
GM「湖面まで衝撃波で左右に分かれるくらいの威力だ」
吉野裕也「これが菊一文字の真の力か(笑)」
本田黒猫「ミステリー作家なのに(笑)」
徳川源三郎「なんとか倒せたね」
GM「曽根崎さんにまっぷたつにされた『歪み』はいつも通りかき消すように消えてゆく」
徳川源三郎「どうするかな、本部に戻るか」
本田黒猫「君は一人で三葉に行かないと」
徳川源三郎「いや、俺は封印の解き方が分からない」
本田黒猫「そっか」
徳川源三郎「肝心なのを忘れていた、娘さん(笑)」
GM「小田切さんが横たえた場所にそのまま倒れているよ。意識はまだ戻っていないようだ」
徳川源三郎「起こすか? それともこのまま民宿へ連れて行くかな」
小田切進「連れていこう。そのうち起きるだろ(笑)」
GM「寝てるわけじゃないよ」
徳川源三郎「そうなのか、じゃあ魔術チェックで……」
GM「素直に心理療法から試さんかい」
徳川源三郎「じゃあ功労者の小田切さんに任せよう」
吉野裕也「王子様(笑)」
徳川源三郎「でも咲夜さんの王子様じゃなかったっけ?(爆)」
本田黒猫「彼は誰に対しても王子様なのさ」
小田切進「成功~」
GM「妃ちゃんは目を覚ますね。そして自分の格好に驚く」
徳川源三郎「え、どんな格好なの?」
GM「ちょっとドキドキ(笑)」
吉野裕也「どういう状態だ」
GM「祭司の趣味なのか薄い下着だけ」
小田切進「じゃあコートをかぶせて上げよう」
一同『うおおおお(興奮)』
『王子様だぁぁあ』
本田黒猫「やはりコートは王子様の必須アイテム!(笑)」
小田切進「なんでみんなは何もしないんだよ」
曽根崎君香「だって本田じゃ白衣になっちゃうもん(笑)」
本田黒猫「コートにはきっとさりげなく住所を書いたメモが入ってるんだ」
GM「では、またまたメロドラマのようなシーンがあったわけだね」
徳川源三郎「後は女将さんの所に届ければ終わりだな」
GM「小田切さんのハーレム計画がまた一歩前進だ(笑)」
本田黒猫「女将さんに婿養子に来てくれと言われたりな」
GM「後は捕らわれのお姫様を助けないとな」
小田切進「咲夜ちゃんどうしたんだろうね」
GM「グレックにも連絡取ってないし」
吉野裕也「グーちゃんが電話に出てくれないからだよ」
本田黒猫「お前が変なこと言うからだろ」
徳川源三郎「倒れている写真を見つけてから四日、五日経ってる(笑)」
本田黒猫「やばいな、死んでるかも」
徳川源三郎「やばいなあ」
GM「もう写真の場所にはいないかもしれないね」
徳川源三郎「ねえ、このシナリオ途中で分岐とかしてた?」
GM「うんかなりあるよ」
吉野裕也「もしかして思い切り最低のルート?」
徳川源三郎「いや女の子助けてるし、最低じゃないよ」
GM「確かに最低ではないね」
曽根崎君香「ブービーぐらいか?」
GM「………うん、ブービーぐらいだ(笑)」
徳川源三郎「えええ?!」
GM「結構重要なポイントでミスしてる。地下の洞窟が一番痛いね」
徳川源三郎「こればかりはダイスの目だからなあ」
GM「最後に長瀬刑事から源さんに連絡が入る」
『飯田公園で黒い影がまた現れた。そして死人がまた出た』
徳川源三郎「長瀬デカの関わっている事件は必ず『歪み』関連なんだろうか(笑)」
GM「この情報は次回の布石です」
徳川源三郎「次回は鬼斬りの剣だね」
GM「また剣だね(汗)」
一同『魔剣だ』
GM「お楽しみに………」
累積経験点500点、
スキル経験点基本300点をそれぞれ得た。
それプラス各人絵札一枚につき50点、キルマーク一個につき10点を得た。
《NEXT》第四話:闇色の雪降る街/鬼人
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 | 2017年6月17日 |
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 | 2017年6月20日 |
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 | 2017年6月24日 |
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 | 2017年6月25日 |
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 | 2017年6月26日 |
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