銀砂の楔リプレイ その3-2

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 2017年6月17日
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 2017年6月20日
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 2017年6月24日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 2017年6月25日
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 2017年6月26日
(その6)銀砂の楔リプレイ その3-6 2017年6月27日

GM「その頃には源さんの二回目のデートが待っているわけだ(笑)」
徳川源三郎「わ~い!!」

徳川源三郎「何着ていこうかな~」
GM「お昼はショッピングで、夜は粕川城跡で行われる祭りに行きませんか、という話になってる」
徳川源三郎「二つ返事で(笑)」
曽根崎君香「自分で企画たてなさいよ、もう(笑)」
GM「源さんと華奈さんは昼食後にショッピングに繰り出した。新橋駅にショッピングモールがあるので、色々服とか買い物することとなる」
徳川源三郎「自分のファッションセンスのいいところを見せる」
GM「いいのか?」
徳川源三郎「『最悪』だ。確か(爆笑)」
GM「じゃあ華奈さんは君のコメントには眉をひそめたね。でも凄く楽しそうだ。しばらくすると芸術好きらしく、アンティークショップに行きたいと言い出すね」
糸嶺華奈『これから行きませんか?』
徳川源三郎「もちろん」
GM「君が承諾すると、彼女は嬉しそうに源さんの手をとって案内するわけだ(笑)」
徳川源三郎「ちょっと、天国に登りそうな表情になってる(笑)」
曽根崎君香「地に足がついてない」
徳川源三郎「もうろくしたおじいちゃん見たいだ(笑)」
GM「そのアンティークショップは結構離れてるんだ。マップで‘アンティークショップ小枝館’と書いてある所。それは‘さえだかん’と読むんだ」
徳川源三郎「ふんふん」
GM「しばらく歩くと、いかにもという建物が見えてくるんだ。この間の茉耶さんの屋敷ぐらいは大きい。で、華奈さんにつれられて店に入ると、すごい品揃えで圧倒される」
徳川源三郎「は~ん」
GM「ヨーロッパ系の調度品とかが多いんだけど、その中にはクリスナイフとか日本刀とかあったりする。源さんの鑑定眼からいうとその日本刀だけは飾りの模造品に見える。それでしばらく見ていると、奥から店長らしいお兄さんがやってきて『いらっしゃいま…』で止まる」
徳川源三郎「うん」
GM「源さんを見て、値踏みするように全身を見るね」
小枝館店長『こんにちは(笑)』
徳川源三郎「いらっしゃいませじゃなかったの?」
GM「店長のお兄ちゃんは源さんに近づいてきて耳打ちする」
小枝館店長『よくこの店がわかったな』
徳川源三郎「私のほうの情報網を甘く見ないでもらいたい(笑)」
小枝館店長『「力あるもの」だからって女連れでカムフラージュするとはやるもんだな。しかし店の中に入っちまえばもういいぜ。そこの別嬪の姉ちゃんに何か一言行ってついてきな』
徳川源三郎「あー、ちょっとトイレ行って来ていいかな?(笑)」
曽根崎君香「トイレかよ! もう、オヤジ」
糸嶺華奈『わかりました』
徳川源三郎「ちょっと長くなるかもしれません(爆笑)」
曽根崎君香「他に言うことはないのかー!」
本田黒猫「最低だな(笑)」
徳川源三郎「大のほうだと言ってるようなもんだな(爆笑)」
曽根崎君香「もうっ!!」
GM「ポイント下がったかもね」
徳川源三郎「ではついていこう」
GM「話しながら奥に案内してくれる」
小枝館店長『最近不景気だがね、表が不景気なら裏は景気がいいもんよ。あんたらみたいな‘力ある者’は更なる力を求めるものだからな。うちは結構繁盛してるぜ』
徳川源三郎「(自分の所持金をみて)俺らも裏なんだよな? もうかってていいのに(笑)」
GM「裏と言ってもこういった武器商売がもうかるという事だね。でも品物の入荷ペースは遅いから品揃えはいまいちなんだってさ。品物の入荷は一人の人間に頼っていて、しかもそいつはサボり好きだからますます品物が入らないらしい。そしてね二階につれてこられる」
徳川源三郎「ふんふん」
小枝館店長『初めてくる連中はエーテルに干渉できる力を求めるみたいだな。小型の結界とかな。そのどっちも売れる量は多いから在庫は少ないぜ。今はこんなものだな』
GM「店長は弾薬とか護符とかを見せてくれる。弾薬は基本的にエーテルとかを傷つけられる弾」
徳川源三郎「ああ、弾丸なんだ」
GM「値段が高くてね、お兄さんが言う6発セットで60万円」
徳川源三郎「ええ~!!? 50万円しかもってないよ。前回の仕事量は入らなかったんだっけ?」
GM「前回は仕事の依頼のはずだったんだけど、正式に依頼される前に解決しちゃったからお金入らなかったんだよね(笑)」
徳川源三郎「うあ~」
GM「結界を作れる護符が2回使える奴で50万円くらいする。『値段には驚いたろ? まぁ最初は案内だと思ってくれよ』」
徳川源三郎「50万使うと今後のデート代が出せない(笑)」
小枝館店長『ビギナーのあんたにいいことを教えてやるよ。新橋じゃあ新種の薬草が見つかったという話がある』
GM「それは華の音と書いてカノン(華音)という花なんだそうだ」
徳川源三郎「はは~ん」
GM「あのゲームとは何の関係もないんだ~。4本の茎に4つの青い花が実ってるんだって。それを見つけたら一本20万で買ってくれるそうだよ」
曽根崎君香「枯れちゃうんじゃないの?」
GM「枯れてもいいんだよ、薬草だからさ。そういうお話をしてもらって君は店長と別れた。華奈さんの所に戻ると『長かったですね?』って」
糸嶺華奈『店長さんとお知り合いだったんですか。それならそうと言ってくれればいいのに』
徳川源三郎「い、いや。ま、まあね」
GM「思わせぶりな台詞はポイントアップだ」
徳川源三郎「そうなの?(笑)」
GM「華奈さんはこのアンティークショップが好きなわけだ。そこの店長と訳有りな知り合いなんて、芸術家としては格好良いじゃん」
徳川源三郎「なるほど」
小田切進「さっきの『大』は帳消しだね(笑)」
曽根崎君香「よかったね」
GM「華奈さんはそんなに細かいことを気にする人じゃないからね。そして2人は夏祭りの方に向かうことになるわけです」
吉野裕也「夏祭りってこのメンバーの中で源さん以外行かないの?」
GM「君は奥さんと出かけるだろうね。曽根崎さんだって取材という名目なら行けるかもしれない」

GM「本田くん。君に電話がかかってきます」
本田黒猫「はいはい」
法条まりな『あ、私まりなよ。少し話したいことがあるの、出てこれる?』
本田黒猫「誰だっけ」
法条まりな『忘れたなら忘れたでいいけど。今ね、粕川城跡で毎年恒例の夏祭りをやってるの。そこで会いましょ』
本田黒猫「わかった。速攻行く。……携帯バイクで(笑)」
GM「では警察につかまりそうになって、カーチェイスをした後についた事にしよう」

GM「時間き夕方くらいだ。ずいぶんな人出だ。まりなさんはゆかた姿で来てる」
法条まりな『せっかくの祭りだし、露店でもまわりましょ』
本田黒猫「露店ってなにがあるの?」
GM「一通りあるよ」
吉野裕也「金魚すくいとか」
徳川源三郎「…ひよこ釣り(爆笑)」
GM「ではひよこ釣りをやった」
小田切進「色の付いたやつ」
本田黒猫「カラーひよこか(笑)」
GM「射的とかもあるね」
本田黒猫「やってみよう」
GM「じゃあ銃と同様の判定をしてくれ」
本田黒猫「どれ?」
徳川源三郎「技能持ってないやん(笑)」
GM「ではいい加減に俺が判断しよう」
本田黒猫「67」
GM「外しまくった!(笑)」
本田黒猫「うわぁぁ~」
吉野裕也「ぷ、くすくすくす」
GM「後ろで笑い声が聞こえたねぇ(笑) 見てたお客さんは結構多かったみたいだ。そしてまりなさんも挑戦するけど当たらないね」
本田黒猫「ええ~、プロフェッショナルじゃないのか!?」
GM「『やっぱりこれじゃないとね~』と言って懐から銃を取り出す(爆笑)」
本田黒猫「うわーいかんいかんいかん!」
GM「しばらく露店を回った後、すこし人の少ない所に君たちは行くんだ」
法条まりな『本題に入りましょう』
本田黒猫「……ああ」
法条まりな『本田、あなたたちは最近何をしているの?』
本田黒猫「息してる(笑)」
曽根崎君香「最近だけかい!?(笑)」
法条まりな『ふ、あなたらしいわね。最近あなたたちがどういう活動をしているかを聞いているの』
本田黒猫「奥さんと喧嘩してね~……」
GM「してないだろ。まりなさんは真面目な表情だよ」
本田黒猫「かくかくしかじか、あたりさわりのない事を言ってはぐらかす」
法条まりな『正直なのね。ここの所、新橋ではおかしな犯罪が増加している。警察も公安も私た内調も非常に忙しいわ』
本田黒猫「いいことでしょう」
法条まりな『公安が忙しいのは職員データをインターネットに流されたからなんだけどね』
本田黒猫「あらら」
法条まりな『ねぇ、ゲートって何なのかな』
本田黒猫「門」
一同「………」
徳川源三郎「マジで分かってないのか!(笑)」
GM「本田はゲートの研究の為に日本に来てるわけだから詳しく知ってるよ」
本田黒猫「守秘義務があるでしょ」
GM「まりなさんと君は親友として情報交換する仲だと思ってくれ」
本田黒猫「ではこっちも欲しい情報を。……あるんだろうか」
GM「前に散々頼ってなかったか?」
本田黒猫「でも出てこなかったから」
GM「柳川の自宅の住所を聞いたはずだがな。まあ君が言うのを渋っているとだな」
法条まりな『あのね、驚かないで聞いて欲しいの』
吉野裕也「私、妊娠しちゃった(笑)」
本田黒猫「ええー!!?」
法条まりな『日本政府はゲートの軍事転用を考えているという噂があるの』
本田黒猫「ええ~! ほう~!?(驚いてる)」
法条まりな『あなたもああいう組織に所属しているんだから一応知って置いて頂戴』
本田黒猫「うん、わかった」
GM「既に自衛隊のは動き出していて、陸幕二部の動きも活発化しているんだけど、日本を牽制するようにアメリカとか諸外国から人が送られてきているらしい」
本田黒猫「アメリカだけ?」
GM「わかっているのはね」
本田黒猫「ヨーロッパとかは?」
GM「具体的な名前を挙げられるのはアメリカだけだ」
法条まりな『あなたたちSKSは敵?それとも味方?』
本田黒猫「我々は年齢不詳のおばさんの意向に従うだけですので」
GM「あれ、年齢は分かってるはずだが」
小田切進「27と書いてあるね」
GM「華奈さんと同い年なのか」
法条まりな『まーいいわ。今日は忠告だけ』
本田黒猫「わかった」
GM「君がもう用はないな、と祭りから出ようと思ったとき……背筋がゾクリとする。知覚力で振ってみてくれ」
本田黒猫「大成功」
GM「何か悪寒を感じて振り返ったんだ。すると視界のはじっこの方に門が見える」
本田黒猫「ほおおお」
GM「門と言ってもゲートではなく、粕川城跡の門だ。粕川城跡はその門だけが残っているんだよ」
本田黒猫「とりあえず近寄ってみる」
法条まりな『ああ、これは不開門(あかずのもん)ね。昔から開かれていない門よ』
本田黒猫「じゃあ開ける」
GM「えっ!?開けるの?」
本田黒猫「い、いやよしておこう」
GM「不開門と言われてるけど、君は本当に閉じているのかと思った」
本田黒猫「ガチャガチャガチャ」
GM「力技では開きそうもないね」
法条まりな『そういえば粕川城も、もうすぐ復旧工事が始まるわね。テレビCMで城主募集とかやってるやつ(笑)』(熊本城復旧のCMは本当に「城主募集」
とCMしてます)
本田黒猫「それを聞いたらみんなに声をかけねば。まず吉野、ピピピピ。城主になんないかい?」
吉野裕也「いいよやめとく。もう2つくらいあるから(爆笑)」
本田黒猫「何ぃ~? では小田切さんに」
小田切進「はいはい?」
本田黒猫「これこれこういうのがあるけど来てみない?」
小田切進「いま忙しい」
本田黒猫「そうなのかー」
吉野裕也「お祭りって楽しいね、と本田にメールで送っておこう」
法条まりな『新橋は最近お城の復旧に力を入れてるわね』
曽根崎君香「国体とかあった?(笑)」(熊本は国体がありました)

本田黒猫「では国体の話題もふっておこう」
GM「まぁ夏期大会が行われたのかな。で、力を入れているのはテレビ方面もそうなんだよ。ドラマもとかも造られてるんだって。『ここは鬼の住まう城だった』のナレーションで始まる時代劇が放送されてる」
本田黒猫「ひとつ人世の生き血をすすり…と」
曽根崎君香「ひとつ人よりはげがある(笑)」
GM「そういう話をしてまりなさんと別れた。本田が帰ろうとすると……吉野夫妻にばったり会う(笑)」
吉野裕也「やあ、さっきはどうした。城の話なんか突然して」
本田黒猫「えーいラブラブめ!」
GM「そんな所に女連れの源さんが…」
一同「ああ~!!!?!(爆笑)」
曽根崎君香「恐怖判定か!?」
吉野裕也「おう!(コロコロ)」
GM(ほ、本当にやるのか)

曽根崎君香「若手2人が恐怖判定することにしよう」
GM「よし面白いからやろう!」(←いい加減なマスターである)
吉野裕也「ふ~、危なかった」
本田黒猫「失敗ィ~!!(笑)」
GM「では一枚プレゼントだ」
本田黒猫「あれ、これって数字が高いとやばいんだっけ?」
GM「そうね、解説しておうか」

2~10の札は精神点の上限を減らしてしまうカード。
絵札は使用すると、その数字札のカードを1枚除去出来る。また他人に使うことも出来る。
エースは状況を一気に好転させることが出来る。判定を大成功にしたり、今起こったことを無いことにしたり。
また絵札は持っていると経験点になる。

本田黒猫「では露店で取った金魚に話しかける(笑)」
吉野裕也「俺はハニーに助けられたぜ(笑)」
GM「ラブラブパワーでか」
徳川源三郎「知らない人のふりをして立ち去ろうとする(笑)」
本田黒猫「ちょっと待てぇ!!」
徳川源三郎「なんだねお兄さん」
GM「華奈さん不思議そうな顔をしてる『お知り合いですか?』」
徳川源三郎「んーと、えーと…」
本田黒猫「うりゃー、『わたくしは本田と申します!!』と名刺を!(笑)」
徳川源三郎「なんて説明したらいいんだろう。科学者と探偵だろ」
吉野裕也「うん」
徳川源三郎「じゃあ高校の時の同級生(爆笑)」(源さんは40歳である)
本田黒猫「わたくしは25歳ですー!決して40代ではありません!」
GM「明らかに年齢が違うもんなぁ」
徳川源三郎「んー、最近仕事関係で知り合ったという事にしよう」
GM「最初からそう言えばいいのに(笑) 『源さんて面白い方ですね』」
吉野裕也「源三郎さんの壺には未来がある、と言ってあげよう」
曽根崎君香「コスモが?(笑)」
吉野裕也「ゴールドクロス並のね」
GM「で、君たちは色々お話をしているんだが、通りすがりの若者が気になる話をしていく。『満月の夜には鬼が来るって知ってる?』『キャハハ。エーなにそれ、そんなのあるわけないよー』」
本田黒猫「鬼というさっき話題に出たあの事件?」
GM「事件じゃないぞ(笑) 時代劇だ」
徳川源三郎「鬼ねぇ」
吉野裕也「本田の奥さんは夜どうしてるんだ」
本田黒猫「ゴホゴホッ(笑)」
GM「そういえば祭りに来たのはみんなカップルだね」
曽根崎君香「一人不倫しようとしてる」
本田黒猫「あ、俺か。そうだね。えー彼女は仕事上のつきあいで(笑)」
GM「まぁ奥さんはつれてきてないからねー」
本田黒猫「というか、こんな所見られたら多分殺されるから(笑)」
GM「小田切さんはみんなが集まってる所に偶然出くわしてしまう」
小田切進「ああ~!」
本田黒猫「あっ、さっき忙しいと電話を切ったくせに! 貴様、迷ってて忙しかったのか!(笑)」
小田切進「……ま、それはそれとして(笑)」
GM「なんだかねー、咲夜ちゃんのことを調べているはずの探偵もここにいるよ。ラブラブで」
小田切進「お前仕事はどうしたぁー!!?(爆笑)」
徳川源三郎「なんか複雑だなぁ」
吉野裕也「ゴフゴフっ。グーちゃんがね、グーちゃんが電話に出てくれないんだ~」
徳川源三郎「なあ、仕事ってなんだ?」
吉野裕也「い、いや、ちょっとね(笑)」
本田黒猫「ここまで揃ったならあと一人も呼ばねば」
GM「では曽根崎さんは本田くんに呼び出された」
曽根崎君香「目の下にくま作って行こう。『なんか用~』」
本田黒猫「ほら」
吉野裕也「源さんが」
曽根崎君香「あぁあ゛ぁぁ~!!(笑) そんな、そんな、いくらなんでもそこまで」
GM「曽根崎さんは話のネタを思いついたと(笑)」
曽根崎君香「ニヤ、メモメモ」
GM「今はもちろん満月の夜さ。あんな噂が出るくらいだからね」
徳川源三郎「あまりにも出来過ぎた噂だ」
本田黒猫「じゃあ鬼がでるんだね」
徳川源三郎「不開門とかあったんでしょ」
本田黒猫「では案内しよう。小田切くんも来たことだし」
徳川源三郎「ちょっと待って。一般人を帰さないと。『あっもうこんな時間だ。いけない。こりゃあいけないよね、やっぱ』(笑)」
本田黒猫「いきなりどうしたんだ源さん」
曽根崎君香「殊勝な事を言いだして」
吉野裕也「どこかに泊まっていけばいいじゃないか」
糸嶺華奈『お仕事仲間なんですか?』
徳川源三郎「ええまあ、陶芸関係で(笑)」
GM「そうすると君は華奈さんを送っていくわけだな。では送りました。戻ってくるのここに?」
徳川源三郎「戻るよ」
吉野裕也「俺も奥さんを送ってくるよ」
本田黒猫「じゃ、まりなさんも排除してくる」
GM「まりなさんはもう帰ったよ」
本田黒猫「あ、もう帰ったの? 2つのカップルがぼうぼう燃えてる(笑)」
GM「では赤い炎をあげながらカップルは消えていったよ。しばらくすると黒い炎の2人が帰ってきた」
吉野裕也「俺のコスモは燃え尽きた」
GM「君たちが再び集まって、そろそろ祭りが終わろうとするころ、『きゃー』という叫び声が聞こえる」
徳川源三郎「来たか」
本田黒猫「携帯バイクで颯爽と登場」
GM「人が多いからねぇ。君のバイクを見せ物だと思って人が一杯集まってくる」
本田黒猫「うわわわ。やめるよ」
曽根崎君香「走っていく」
GM「君たちが駆けつけると、そこには背中に3本の大きな傷を負って倒れている人がいる」
徳川源三郎「性別は?」
GM「男」
徳川源三郎「生きてる?」
GM「死んでるね」
吉野裕也「手ががりロールだ。成功」
GM「人間につけられた傷じゃないね。君たちが検死してると、サイレンの音が聞こえて警察がやってくるよ」
曽根崎君香「写真を撮っておこう。ギリギリ成功」
徳川源三郎「ぴーす」
本田黒猫「ぴーすぴーす」
曽根崎君香「入るなお前ら~」
GM「みんなの妨害を排除してなんとかとれたよ。長瀬刑事がダカダカとやってくるよ」
曽根崎君香「BGMがどこからか」
長瀬刑事『源さん!!?』
徳川源三郎「やぁ、最近の警察は早いね」
長瀬刑事『その警察より早くいる君たちはなんなのかな?』
徳川源三郎「偶然」
長瀬刑事『わかった。そういう事にしておく』
徳川源三郎「あー、あとこれおみやげのカラーひよこ(笑)」
GM「無言でうけとるね『祭りは中止だぞー』と刑事は怒鳴る。その声を聞いて人々は解散していくね。警察が調査を始めるけれど君たちは同行するよね」
徳川源三郎「SKSにも連絡を入れておくよ」
GM「南雲さんが連絡を受けた、ということで。浅井栞璃支部長は外国に出張でいないらしい」
本田黒猫「香港か?」
GM「なんで香港?」
本田黒猫「買い物」
徳川源三郎「武器を密輸してるんだ(笑)」
本田黒猫「ロシアで戦車2、3台買ってるかもね」
GM「で、祭りの客から『大きな影を見た』という情報が出てくるんだけど、具体的なものは何一つ見つからないね」
徳川源三郎「あ、不開門に行ってみよう」
GM「では不開門にきました。小田切さんは霊能力ロールを」
小田切進「失敗~」
GM「では特に……」
小田切進「ちょっと待って。大失敗だ(笑)」
GM「普通の門だな、木製の。絶対普通の門だ!(笑) 本田くん何言ってるの?という感じ」
本田黒猫「ええーそんなぁ」
徳川源三郎「あ、こんな時に言うのもなんだけど、マジックアイテムの店を発見したと言っておこう」
一同『ふ~ん』
本田黒猫「無理矢理みんなで門を開ける」
GM「開けるの?」
一同『え~』
GM「じゃあ本田だけが門に肘鉄を食らわした(笑)」
曽根崎君香「みんな遠巻きに見てる(笑) 写真とか取っちゃったりして……失敗」
GM「ピースサインの源さんが写った」
徳川源三郎「レンズを向けられるとどうしても(笑)」
GM「向けてないのに」
徳川源三郎「この門に対して魔術的なものを調べることは出来ないの?」
GM「魔術スキルで判定か」
徳川源三郎「成功」
GM「魔術的なものはないよ」
徳川源三郎「ただの門だ。間違いない(笑)」
本田黒猫「そうか。だったらここは何もないんだな」
小田切進「霊力も感じなかったしなぁ」
吉野裕也「なんかもうどうでもよくなってきたね、この扉」
本田黒猫「次行こう次」
GM「警察の調査の結果、巨大な犬にでもやられたのだろうとか妙な結論で、まずは落ち着いてしまう」
徳川源三郎「熊じゃないの? いないのこの辺?」
GM「粕川城跡の付近に熊が出るという話はないね」
徳川源三郎「じゃ、パンダ(笑)」
GM「何らかの獣にやられたんだろうという事でかたがつくんだ。後は鑑識に回るだろうね」
曽根崎君香「誰もみてる人いなかったの?」
GM「大きな影しか見ていないんだよ。被害者は人混みのなかいきなり倒れたんだ」
徳川源三郎「人混みの中ってことは、黒い影が動いたと思ったら、もう倒れていたということ?」
GM「そう。目の前を影がぶわっと通り抜けたと思うと、近くで叫び声がしたという状態」
徳川源三郎「これは鬼じゃないかな、と考える」
GM「粕川城にはそういう伝承がある事は知ってるから、みんなそう思うだろうね」
徳川源三郎「あ、しまったぁ!!」
一同『……?』
徳川源三郎「次のデートの約束してなかった(笑)」
GM「じゃあ電話番号はちゃっかりもらったという事にしよう」
曽根崎君香「おっさんそればっかやな」
徳川源三郎「ははは。しかし、もう帰って寝るしかないね」
GM「歴史学持ってる人?」
一同『ないです』
GM「では平目で20以下出して」
本田黒猫「10以下がでたぞ」
GM「ほう。では君は粕川城の鬼が住むという話の他に、鬼を封じる剣があることも思い出した」
本田黒猫「鬼切丸?」
GM「名前はわからない。思い出した」
本田黒猫「ふと、思い出して叫ぶ、じゃなくて…(笑)」
曽根崎君香「いきなり、ぎゃ~!」
本田黒猫「みなさんにブツブツとそれとなく伝える。『そういえばこんな話あったよな~』」
GM「でもみんなからはバカにされるね。そんな話あるわけないよ~って。『パンダだよパンダ(笑)』」
曽根崎君香「みんなで囲んで殴る蹴る」
本田黒猫「非道い」
一同『……』

徳川源三郎「帰ろう」
小田切進「裕也さんを捕まえて、『依頼どうしはた、依頼!?(笑)』」
吉野裕也「あうっ、グーちゃんが…グーちゃんがね……ごめんね(笑)」
GM「う~む」
吉野裕也「今日は奥さんがどうしてもって言うから(笑)」
GM「ちなみに君の奥さんは若菜ちゃんという名前だ」
吉野裕也「若菜ちゃんがね、若菜ちゃんが」
徳川源三郎「ちゃん付けで呼んでいるのか」
曽根崎君香「あ、逃げるように帰っていく(笑)」
吉野裕也「バイバイ! い、一週間したら多分(笑)」
GM「それを小田切さんが追いかけるわけか。では皆さんそれぞれ解散という形になるわけです。そして、曽根崎さんが帰るために歩き出した所に、携帯電話に電話がかかってくる」
曽根崎君香「もしもしです」
GM「『あっもしもし曽根崎さんですか!?』」
曽根崎君香「はいよ」
GM「『大学のミス研で一緒だった、神岸といいますが!』」
曽根崎君香「ああ~、神岸くん……誰?(笑)」
GM「ミステリー研究会で一緒だった後輩だ。その人は大学に残って考古学関係の仕事をしてる」
曽根崎君香「もしもし、どぎゃんしたと?」(どうかしたか?の熊本弁)
GM「切羽詰まってるみたいで、わけのわからない事をいろいろとまくしたてるんだ。その後に『たしか曽根崎先輩、オカルト関係に詳しかったですよね。今、私研究室にいるんですけど、大学にいるんですけど、なんか、変なのがいるんですよ! とにかく助けて欲しくてっ』」
曽根崎君香「変なの……ぴき~ん」
GM「『うわっ何だアレっ!!?』声が途切れると、大きな音がして電話がきれてしまう」
曽根崎君香「つー、つー、つー。……きゅぴーん!!(笑) これは何かあるだわさ」
小田切進「カメラ持って行くわけ?」
曽根崎君香「ちょっと、ちょっと怖いけど、ちょっとだけなら行ってもいいかな? ちょっとだけだからね、ちょっとだけ、と自分で言い聞かせながら学校に行ってみる」
GM「行くんだね」
曽根崎君香「行く」
GM「よし、では大学に来ました」
曽根崎君香「研究室はどこだろう。あ、あった」
GM「月が落ちた大学構内。さっきまで満月だったはずなのにいきなり雲がでている。いつもなら明かりの一つでもありそうなものなのにない。非常灯や消火栓の明かりが見えるだけで、ちょっと怖い」
曽根崎君香「おかしいな、この学校はいつも夜になっても電気消えないのに」
徳川源三郎「緑色のね、何々大学って(笑)」(熊本工業大学は大学名のネオンがあるのである)
GM「曽根崎さんが玄関から入っていくわけです。妙に音が絶えてる」
曽根崎君香「誰かに電話しておこう。とりあえずみんなに一人ずつ」
GM「ではまず小田切さんに。君は結構近くにいるよ」
曽根崎君香「もしもし、いま大学にいるんだけど、何か変なのが出たっぽいの」
小田切進「変なの?」
曽根崎君香「かくかくしかじかで知り合いから変な電話が掛かってきた事を言う」
GM「オカルトの専門家である小田切さんはここは行かねばと思った」
曽根崎君香「というわけで、私の身に何かあったらよろしく」
GM「そういう電話なのか?(笑)」
本田黒猫「来なくていいという事だね」
曽根崎君香「ていうか、来てー」
小田切進「場所は?」
GM「わかるよ」
小田切進「じゃあ行く」
GM「小田切さんの近くには吉野さんが逃げるように帰ろうとしている(笑)」
吉野裕也「はう~」
小田切進「そこで足を転ばせよう、トラップ(笑)」
GM「霊脳力まで使うか」
小田切進「成功」
吉野裕也「抵抗成功!」
GM「地面から出てきた手につかまりそうになったけどフワリと避けた」
本田黒猫「華麗な動作で」
吉野裕也「バレエをならってたのさ。昔、白鳥の湖もやったしな」
徳川源三郎「主役で(笑)」
小田切進「その間に追いつく(笑)」
GM「フワリとしてる間に追いついた」
吉野裕也「う゛っ、白鳥の湖が!?」
徳川源三郎「ポーズ決めてたんだな」
小田切進「奥さんいるんだっけ?」
GM「もう送ったからいないよ」
小田切進「奥さんはいないんだね。さっき電話があった事を伝える」
GM「では本田さんに電話」
曽根崎君香「もしもし、大学にいるんだけど、来い」
本田黒猫「何だ~その命令口調は!(笑) 説教をはじめる『人にものを頼むときはなぁ』」
曽根崎君香「んー、来てくださぁ~い」
本田黒猫「3回まわってワンと言うべきだ」
曽根崎君香「ぐるぐるぐる、ワン」
本田黒猫「本当にまわったのか?」
曽根崎君香「まわったっスよ~、オホホホホ」
本田黒猫「怪しい。今からそっち行くから実演しろー(笑)」
曽根崎君香「ではおっさん」
GM「では源さんは浮かれてフヨフヨ浮いている所に電話が」
曽根崎君香「(可愛い声で)もしもし?」
徳川源三郎「か、華奈さんですか?(笑)」
曽根崎君香「『もしもし、徳川さんですか?』」
徳川源三郎「ええ、ええそうです!」
曽根崎君香「『今すぐ学校まで来て欲しいんですけど』」
徳川源三郎「なんの用事だろう、こんな遅くに。ドキドキドキドキ」
曽根崎君香「『私、待ってます』」
徳川源三郎「急いでいく!(笑)」
GM「では大学に一番最初に来たのは、汗だくになって走ってきた源さんだ(笑)」
曽根崎君香「あ、源さん、こっちこっち~」
徳川源三郎「何でいるんだ~!?(笑)」
曽根崎君香「どうしたの」
徳川源三郎「な、なんでもないよ。さ、散歩かな。……汗だくなのに(笑) じゃ、俺も用事があるから…」
曽根崎君香「違うよ。そなはずはないよ」
徳川源三郎「な、なんで」
曽根崎君香「さっき君は電話を貰ったね?」
徳川源三郎「何で知ってるんだぁ!?(笑)」
曽根崎君香「ココに来いって言われたね」
徳川源三郎「なぜそれを」
曽根崎君香「実はそれは私だったから(笑)」
GM「そんなかけあいをしてるとみんなが集まってる」
本田黒猫「どうしたい源さん、そんな汗だくで」
徳川源三郎「…白くなってる(笑)」
GM「全員集合しました。で、曽根崎さんから、状態を説明されました。曽根崎さんは考古学部の場所を知ってます」
徳川源三郎「銃は持っていていいの?」
GM「持ってるのかなぁ」
吉野裕也「ストラップ付きのを持ってるぞ」
徳川源三郎「デートのエチケットとして持ってる(笑)」
本田黒猫「俺は何を持ってるのかな」
GM「怪光線は持ってるだろ」
本田黒猫「傘型だし。というかステッキだし」
GM「白衣にステッキ、あやしい格好だ。小田切さんは霊能力だから得にエモノはなし」
曽根崎君香「私も最近手放せないドスが(笑)」
本田黒猫「あ、麻痺光線はどんな形なの?」
GM「自分で決めていいんだよ」
本田黒猫「じゃあ帽子型」
曽根崎君香>「打つ時は前屈みになるんだ」
GM「面白いから許可だ」
本田黒猫「帽子とステッキと白衣か」
GM「では曽根崎さんの案内で中に入るわけです。さっき曽根崎さんが感じたように、静かで、暗い感じがする」

つづく

※このリプレイはシステムにゴーストハンターを使用しているが、厳密な運用をせず、シナリオテストの意味合いが強い。時代や歴史背景も異なり、時は現代、舞台は日本で設定されている。。
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 2017年6月17日
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 2017年6月20日
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 2017年6月24日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 2017年6月25日
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 2017年6月26日
(その6)銀砂の楔リプレイ その3-6 2017年6月27日

おすすめ