銀砂の楔リプレイ その3-4

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 2017年6月17日
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 2017年6月20日
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 2017年6月24日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 2017年6月25日
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 2017年6月26日
(その6)銀砂の楔リプレイ その3-6 2017年6月27日

吉野裕也「一緒についてけ!ぱーん!」
ダディ『男には仕事があるのだ!ずばーん!』
曽根崎君香………という事が一晩続きました(笑)
GM「吉野君はボロボロだな」
曽根崎君香「えっと、五葉湖で見つかった結晶については判ってないわけ?」
GM「うん。研究室の保管場所とされてる所にもなかった」
徳川源三郎「ふ~ん……鬼のほうも気になるしなぁ。あっ刀がどうのと言ってなかったっけ?」
一同『かたな?』
徳川源三郎「忘れてるし(笑)」
本田黒猫「鬼切丸の話か。でもみんな相手にしてくれなかったからさ~」
GM「でも源さんは今ふと思い出したんだね」
徳川源三郎「資料検索かなんかで歴史書を調べてみようか」
本田黒猫「研究室の文献を調べよう」
徳川源三郎「あ、いつのまにか研究室に戻ってきてる(笑) じゃあ夜中の3時ごろ君に電話したということにしよう」
GM「では夜中の3時ごろ、本田さんがマイクロフィルムの解析にとりかかろうとした時にかかってくる」
本田黒猫「じゃあ大学にハッキングかけて」
GM「(アホか、おまいは)何があるんだよ、ワード文書でレポート作ってるとこに」
本田黒猫「大学全体のデータベースに入れば」
GM「あるわけねーだろ! だいたいパソコンのデータはさっき見ただろうが」(本田の発言には毎度切れるマスター)
本田黒猫「刀を資料検索でしらべよう」
徳川源三郎「どこの資料を調べるんだよ!(笑)」
本田黒猫「失敗」
GM(人の話聞いてない。このままだと減点ものだな)
本田黒猫「マイクロフィルムの解析。大成功」
GM「マイクロフィルムの解析に成功すると、それには11桁の数字が書いてある」
曽根崎君香「郵便番号……あれは7桁か」
GM「090-なんとかかんとか」
徳川源三郎「携帯の番号じゃないか?」
本田黒猫「とりあえず電話でその番号を打ってみる」
GM「ぷるるる、ぷるるる」
四条坂久遠『…我が名は久遠、汝の名は何という?』
本田黒猫「黒猫です」
四条坂久遠『そうか。別に用事はないぞ
本田黒猫「あ、いや、そのマイクロフィルムの解析結果の番号を打ったらきみが……」
四条坂久遠『こういった趣向も楽しかろう?』
本田黒猫「なんだー」
四条坂久遠『そう怒るでない。楽しいではないか。……プチ』
一同『…………』
本田黒猫「がああああ!!!(怒)」
徳川源三郎「マイクロフィルムって久遠さんからもらった奴だよな」
吉野裕也「結局、電話番号を最初から教える気だったんだね(笑)」
本田黒猫「みんなにその電話番号を教えるため、電話かけまくる」
曽根崎君香「こんな夜中に~~?」

GM「朝になりました」
徳川源三郎「SKSに刀の事について調べておいてもらう」
GM「調べてもらうのか!? ……まぁいいか。1日かかるのか」
吉野裕也「……ダディ、そろそろやめにしないか」
曽根崎君香「まだやってたのか」
GM「君は本田からの電話で我にかえった。ちなみに君はダディに一方的にやられていた(笑)」
吉野裕也「ダディ、勝負はお預けだ!」
GM「では追い出された」
吉野裕也「あ~、そういえばガキンチョの事を忘れていたな。誰だっけ?」
GM「・・咲夜ちゃんだよ」
吉野裕也「グーちゃんに電話かける」
GM「ぷるるる、ガチャ」
吉野裕也「グーちゃん、グーちゃん?」
グレッグ『……………。吉野さんですか、何ですか?』
吉野裕也「嫌そうな声出さないでよ。今度は本当に仕事だからさ」
グレッグ『はいはい。で、用件は?』
吉野裕也「写真渡したいんだけど。その場所を調べて欲しいんだ」
徳川源三郎「もうだいたい判ってるけど(笑)」
吉野裕也「…やっぱいいや、プチ」
GM「これでまた怒らせたな」
吉野裕也「グーちゃんが怒ってゆく~」
GM「自動的に金が引き落とされてるかもしれないね」
徳川源三郎「昨日解散した時にSKSに集まろうという話になっていた、ということにして。SKSに集まろう」
GM「SKSに集まった」
徳川源三郎「洞窟探索だー、わー」
小田切進「いろいろ装備をあつめよう。ライトとか」
徳川源三郎「懐中電灯は持ってる」
本田黒猫「ボートがないとわたれないぞ」
GM「五葉湖というのは結構大きいから、民宿・という所から観覧船とかボートが出てるから、その民宿で頼めばのせてくれると思うよ」
徳川源三郎「あれ、今まで見つからなかったんでしょ? 三番目の島の」
GM「は人が住んでいないんだ。初葉に人は住んでる。三葉に新橋からの調査隊が入ったのは今回のケースが初めてなわけ」
徳川源三郎「赤外線スコープとかある?」
本田黒猫「俺持ってないよ」
徳川源三郎「懐中電灯とロープと…あとなんだろう」
本田黒猫「電池、ラジオ、非常食」
徳川源三郎「地下だからラジオは関係ないと思うよ。……ガスマスクは1個あるし(笑)」
GM「まだ持ってたのか」
徳川源三郎「ロープ、縄ばしご。SKSにあるかな」
GM「あるよ」
本田黒猫「それとさ、脱出用のアクアラング」
一同『…………』
南雲由佳『そんな物ここにはおいてませんよ』
本田黒猫「え~~」
南雲由佳『自分で仕入れて下さい』
GM「南雲さんプンプン」
徳川源三郎「何で怒ってるんだ~」
南雲由佳『何でもかんでも頼らないで下さいよ。プンプン』
一同『うっ』
徳川源三郎「……ロープ、縄ばしご…なんか発想が貧弱だなあ」
小田切進「かんぱん」
徳川源三郎「かんぱん?非常食だな。すいとう、かんぱんは各自持参」
吉野裕也「おやつは500円まで」
本田黒猫「バナナはおやつに入るんですか?」
一同…………(寒)
曽根崎君香「言うと思ったんだけどさ……」
徳川源三郎「他にないかね、自分が洞窟を探索する時に必要だと思うもの」
吉野裕也「南雲さ~ん、何かないかな~」
GM「それを南雲さんに聞くな。こめかみピクピク」
吉野裕也「怒ってる~」
本田黒猫「やっぱアクアラングは欲しいよ」
徳川源三郎「地下にあるから水があるって? でも高いんじゃないか? 50万で買えるのか? どこに売ってるかさえ判らないよ俺は(笑)」
本田黒猫「一応作れるんだけどね」
吉野裕也「何日かかる?」
本田黒猫「製作期間20日」
一同『…………』
徳川源三郎「ありあわせということでゴムチューブを持っていこう(笑)」
GM「ハレー彗星か!?」
徳川源三郎「もういい、行こう。まず民宿に行って、それから第一の島(初葉)に行って、人が住んでるなら話を聞いて遺跡の島に行こう」
GM「ちなみに、レポートからわかるけどは入り方が特殊で、普通に入ることは出来ないらしいよ。結局話を聞かないといけないようだ」
吉野裕也「じゃ、民宿に一晩泊まる」
一同『なんで?(笑)』
吉野裕也「今日は若菜に会えないな」
徳川源三郎「まずに行こう。それで天然記念物の住人会おう」
GM「そういう予定なわけね。まず民宿に来ました」
徳川源三郎「ボート貸して下さい」
GM「受付の小さな女の子が『はい、わかりました』と。船着き場にいく客は君たちだけのようだね。船長さんがあぐらかいてタバコを吸ってる」
徳川源三郎「初葉に行こう」
GM「しばら船に揺られ、着きました。ほとんど無人島に見えるね。他の島も同じような感じだ。いくつか民家のある島がこの初葉であるというわけ」
徳川源三郎「船長さんに三葉に入るには誰に会えばいいのか聞こう」
GM「話を聞くなら村長さんで、三葉とかに行くなら祭司さんに話を聞くのがいい」
徳川源三郎「まず村長に会おう」
GM「人家の方に近づいていくと、道ばたの農民、じゃないや」
吉野裕也「漁民?」
GM「そうそう漁民がこっちを見てる」
徳川源三郎「税金払ってるのかなー(笑)」
GM「そう言う君は払ってるのか?」
徳川源三郎「いやー芸術家に税金は関係ないから(笑)」
吉野裕也「俺も関係ない」
徳川源三郎「関係あるだろ」
吉野裕也「知らん」
GM「その漁民たちは君たちを怖い目で睨むだけだ。余所者めー!」
徳川源三郎「おどけてみせる」
GM「どうやる?」
徳川源三郎「春が来たを歌う。最近性格がちょっと明るくなってね(笑)」
GM「漁民は反応を示してくれず、非常に排他的なイメージだね」
徳川源三郎「服とかは同じなの?」
GM「うん、普通の服」
吉野裕也「若い人はいる?」
GM「若い人は少ないね」
徳川源三郎「手ぶらできたのはまずかったかな。まあいい、村長さんの所へ行く」
GM「村長の所に来ました。村長さんは源さんより少し年齢が上に見える、恰幅のおじさんだ」
徳川源三郎「まだまだ若いじゃないか」
村長『こんな所に何をしに来たのかね? 観光でこの五葉に足を伸ばしてはならないと新橋で決められているんだ』
徳川源三郎「初耳だ」
小田切進「聞いてないね」
徳川源三郎「え~と、SKSはご存じですか?」
村長『何かなそれは』
徳川源三郎「大学の考古学調査をしてる者なんですけど…」
本田黒猫「学術調査のために三葉に行きたいんだ」
村長『調査団?』
一同『そうです』
村長『知らないな。今は我々にとって重要な時期だ。この間の連中のように外から来た人間が島を荒らすのはやめてもらいたい』
吉野裕也「5つの結晶の話を聞く」
GM「何のことかわからないようだ」
徳川源三郎「祭司さんの家だけ教えて貰おう」
村長『そうだな。話はむしろ祭司にするがいい』
GM「で、祭司の家を聞いた」
徳川源三郎「行こう」
GM「村長さんの家より立派な家だね。和服っぽいの着た人が・・」
徳川源三郎「和服っぽい?」
GM「模様が新橋では見ないようなもの。無国籍的なイメージの模様がついてる」
徳川源三郎「新橋大学の調査団なんですけど、もう一度三葉に行きたいんですけど」
祭司『別に構いませんが…』
GM「糸目の男でニコニコしていい感じだ」
徳川源三郎「入り方を教えて下さい」
祭司『私の立ち会いの元なら三葉に行くことは出来ますが? この五葉は数日のうちに祭りに入るのでね、本来外部の人間を入れないで行われるものだけに村人達は気が立っているのです。だから調査は構いませんがお早めにお願いします』
徳川源三郎「祭りってどういうことするの」
祭司『祭りですか? 祭はゴズオロトさまを奉るものです』
一同『なんだって?』
GM「これはこの島の独特の言葉の1つ。漢字で書くと、五大頭。五つの大きな頭と書いて〈ごずおろと〉と読む。」
本田黒猫「つーことは蛇?」
GM「そりゃ〈おろち〉。大蛇じゃないよ。五頭大頭、ゴズオオトウの発音が変化し、漢字として頭が省略されただけと思われる。」
祭司『祭りは儀式のようなものです。3~4時間で済むのですが外部の者を入れないという掟なのです』
徳川源三郎「いつあるの?」
GM「一週間後くらい」
徳川源三郎「魔術でふる」
GM「なんだ祭司の家を漁る気か?」
徳川源三郎「ラテン語で書かれた本とか持っていません?」
祭司『存じません』
GM「と、ニコニコ。知覚力でやってみてくれ」

全員成功

GM「ニコニコ笑っているけど腹黒いところのありそうな男だね。糸目だから目が開いてるのか閉じてるのか判らない」

本田黒猫「袖の下を通せと吉野くんに言う」
徳川源三郎「袖の下を通して何をするんだよ」
GM(まったくだ)
本田黒猫「いや、その……村人に俺達の印象をよくする、みたいな」
徳川源三郎「なんだよ、個人に対してよくするだけじゃないか!」
GM「渡すの?」
徳川源三郎「いや。で、早速ですけど三葉に向かってもらって構いませんか?」
GM「祭司は『構いません』というね。そして三葉までは船で行くことになる。三葉に近づくと全体が見えてくる。三葉は島とはいえ周囲が崖のようになっているんだ」
徳川源三郎「ほう」
GM「入り方が特殊だと言った通り、祭司さんが色々な事をする。そのへんの海に石を落としたりとか、呪文を唱えてみたりとか」
徳川源三郎「呪文は判る?」
GM「判りそうにない。五葉での独特の言葉なのだろう。祭司の行動が終わると、洞穴が現れ中に入っていける」
徳川源三郎「ライトともす」
GM「そのままで十分見えるよ」
吉野裕也「この洞窟って写真のと同じ?」
GM「咲夜ちゃんのだね? 全然似ていないよ。洞穴と言ったけれどちょっと穴が開いている程度で、奥まで続いているわけじゃないんだ」
一同『ゴーゴー』
GM「そこに船を止めて上陸できる。『こちらです』と祭司に案内されて上の方に登る。崖がここだけは階段のようになっている。そして登り切ると三葉の島の中に出る。そのまま祭司の案内で奥に進むわけです。すると崩れた石がごろごろ落ちている所に来る」
祭司『ここが新橋大学の方々がおっしゃる遺跡です。私にはただの洞窟にしか見えませんが』
徳川源三郎「この洞窟が写真の洞窟なの?」
GM「岩肌とかで? それはわからない」
徳川源三郎「実は俺はその写真のことは知らないんだけどね(笑)」
小田切進「調べる。何で振ればいい?」
GM「分析力。写真を知ってるのは吉野くんと小田切さんだけか」

吉野が大成功

GM「明らかに違う」
吉野裕也「どうやらここでもないようだ」
徳川源三郎「じゃあグレイに聞いたら……だから俺は知らないんだって(笑)」
GM「グレッグね」
徳川源三郎「人の人脈まで覚えられないよ。じゃあ祭司さんにここまでで結構です、と言う。でも船が帰ってしまっても困るな」
GM「祭司さんはここにいるらしい」
徳川源三郎「どちらかというと一緒に来てもらったほうがいいんだけど」
祭司『私は怖いのが苦手でして……』
本田黒猫「袖の下」
GM(あほか!)
祭司『いえいえ、お金は受け取れませんよ。私は五大頭さまに仕える者です。世俗のものに興味はありません』
徳川源三郎「行こうか」
曽根崎君香「とりあえず洞窟の写真を撮っとく……失敗」
徳川源三郎「あ。そういえばさっき写真を見ていたようだけど……」
吉野裕也「人捜ししてるんだ、名前忘れたけど」
徳川源三郎「咲夜ちゃんじゃないか」
一同『写真を見て感じを覚えておく』
GM「みんなの心には咲夜ちゃんのことが気に掛かってるんだ。だから、名前忘れたなんて言わずにちゃんと捜してあげようね」
吉野裕也「名前を思い出した(笑)」
徳川源三郎「じゃあ洞窟に入る準備をしてから入る」
GM「入りました。薄暗い洞窟だけど、真っ暗というわけでもない。洞窟は入ると真っ直ぐ進んでいる」
徳川源三郎「マッピングは?」
曽根崎君香「私がやるよ」
GM「では真っ直ぐ進みました。しばらく進むと三つ又に道が分かれています」

吉野裕也「全員別々に行くのかな」
徳川源三郎「う~ん、とりあえず右手から行ってみよう」
GM「右手に行き1分ほど歩くと開けたところにでる。そして小田切さん、エーテルの乱れを感じます」
徳川源三郎「いきなりやばいか、左の方が良かったな」
小田切進「きてます、きてます(笑)」
GM「そこは円形状になっているけど何もないようだ」
徳川源三郎「奥に行く通路とかも?」
GM「うん、ない」
曽根崎君香「行き止まりなの」
GM「そうです」
小田切進「霊能力チェック」
徳川源三郎「魔術チェック」
GM「エーテルが乱れていることは判る。この部屋に何らかの仕掛けがありそうなのだけど…」
徳川源三郎「へ?この部屋に霊的な仕掛けがあるということ?」
GM「そう」
小田切進「でも内容は判らないんだ」
吉野裕也「手がかりロールしていいいかな。…失敗」
GM(そいつは困ったなぁ)
徳川源三郎「平目で」
GM「マイナス修正30でやってくれ(平目組に成功させてたまるか)」

GMの思惑通り全員失敗

徳川源三郎「何かあるという確信を2人はもっているんだがな」
小田切進「うん」
徳川源三郎「何があるかわからないな」
GM「他の3人にはただの岩肌にしか見えないよ。こんな行き止まりに何を考えてるの?という感じかな」
曽根崎君香「写真とる……失敗」
徳川源三郎「壁をガンガンたたりたりというのは手がかりロールに入るの?」
GM「入るよ」
徳川源三郎「これ以上はもう無駄かな。じゃあ真ん中に行こう」
GM「では十字路に戻り真ん中を歩きます。先ほどと同じくらいの時間あるくと、また開けた円形の部屋に出ました。何か円形の部屋の床に円状に粉になっている部分がある」
本田黒猫「粉って?」
GM「他はしっかりした土なんだけど、その円の部分だけ砂状になっている。そして部屋の中心部に向けていくつかスロットが入っている」
本田黒猫「中央に行ってみるか」
徳川源三郎「奥の通路はあるの?」
GM「あるよ」
徳川源三郎「うーんそうか。…真ん中に砂が集まってるということは…」
本田黒猫「タッタッタ、ズボ!」
徳川源三郎「そういうのがありうる。上から何か落ちてきても困るし。あ、初めに手がかりロールしておこうよ。俺も魔術ロールで……失敗」
吉野裕也「失敗」
GM「何もないんだね、きっと。ただの砂」
本田黒猫「誰かに行かせようぜ」
小田切進「石でも投げるか」
本田黒猫「吉野を投げよう。よっこらセイ!」
吉野裕也「投げられた」
GM「投げられたの? じゃあ体力ロールで」
本田黒猫「一人じゃ無理だよ~」
徳川源三郎「俺は手伝わないぞ」
本田黒猫「だめだこりゃ」
GM「君は吉野に背負いをかけようとしたけど逆に吉野くんに引き倒された」
本田黒猫「ふおっ(笑)」
徳川源三郎「こうしよう。ロープを誰かに巻き付けて、その端をみんなで持ってる」
本田黒猫「ダレに行かせる? サイコロ勝負だ」

小田切が行くことになる。

徳川源三郎「これを渡しておく、ガスマスクだ」
小田切進「カチャ、装着(笑)」
本田黒猫「シュコー、シュコー」
徳川源三郎「では行ってくれ」
GM「小田切さんが歩き始めます。サク、サク、サク。そして中央に着くかどうかという所で……敏捷ロールをしてくれ」
小田切進「00」
徳川源三郎「大失敗じゃないか!」
小田切進「やってしまいました~」
徳川源三郎「死んだか?」
曽根崎君香「…マスターが考えてる」
徳川源三郎「殺そうか生きたままにしようか考えてるんだ(笑)」
GM「えーとね、スリットから棒だか刃みたいのがズバっと出てきて、中央でガシャーンと閉まる! 小田切さんは…」
小田切進「挟まれた?」
GM「というより切り刻まれる(笑) あ、他の皆さんも運チェック」
小田切進「引き込まれるもんねぇ」

吉野裕也徳川源三郎が失敗

GM「君たち2人は安心しロープを握っていたんだけど、実は足が砂に入っていた(笑)」
徳川源三郎「おーい」
GM「スリット以外の部分には網が張ってあって、飛び出してきたやつと連動していたんだ。それに引き上げられてしまいました。で、ダメージですが、小田切さんが32点…生きてる?」
小田切進「生きてる」
本田黒猫「強靱だな」
曽根崎君香「私なら死んでる」
GM「吉野さんに14点、源さんも14点」
徳川源三郎「アウチ~。宙ぶらりん、助けて」
GM「バシーンと閉まってからゆっくりと元に戻っていくよ」
本田黒猫「小田切が血塗れだ~、引っ張れ~ずるずるずる」
GM「引っ張ろうと君たちが中央を見てるわけでしょ。そうすると小田切さんの近くには頭蓋骨とか落ちてる」
徳川源三郎「これからは罠があったら近寄らないことにしよう(笑)」
曽根崎君香「医療手当とかできないの?」

本田は源さんに2点回復(笑)
徳川源三郎「絆創膏張っただけじゃないか!(笑)」
本田は吉野に4点回復。
徳川源三郎「なんだ、差別だぞ(笑)」
曽根崎は吉野に失敗。
吉野は小田切に12点回復。
小田切はトリートを使い9点回復。

徳川源三郎「小田切は回復それだけでいいのか?」
小田切進「36点あるしね」
曽根崎君香「私の上限より高いぞ(笑)」
GM「えーと、はっ? 小田切さん最大値46もあるのか。若さだね」
徳川源三郎「奥の通路と左の道どっちに行こう」
一同「奥へ行こう」
GM「通路は北東に進んでいる。奥へと進んでいくとまた開けた所に出る。ここも見た目は何もないようだ」
徳川源三郎「通路は?」
GM「ない」
徳川源三郎「魔術チェック、成功」
小田切進「霊能力チェック、失敗」
吉野裕也「手がかり~、失敗」
GM(おいおい、またかー。物理的仕掛けが~)
徳川源三郎「どうして肝心なところで失敗するのだ?」
GM「では皆さん失敗だね」
徳川源三郎「ええ~?もう」
本田黒猫「引き返して左の道」
GM「しばらく進むと同じように開けたところに出ます。ただ北に進む通路があり、南の石壁が崩れてガレキになっている」
吉野裕也「手がかり……大失敗」
一同(またか…)
GM「何もないね」
本田黒猫「技能無しで振る。05で成功」
GM「吉野くんが大失敗してるから、認められないね」
本田黒猫「ええ~」
徳川源三郎「仕方ない北に行こう」
GM「北向かう通路を進みます。このみちは長いね。10分ばかりあるいた後、西に曲がりまた10分くらい歩いた。そして今までと同じように開けた所に出ます。
その部屋の石壁には人為的に作られた簡素な祭壇のようなものがあります」
吉野裕也「ここで調べなければ男じゃない! 成功」
GM「メモリエーテル結晶を手に入れたと思われる入れ物が転がっている」
徳川源三郎「魔術的仕掛けをチェック…失敗」
GM「何もなかった」
小田切進「霊能力~、成功」
GM「わずかな乱れを感じるが、それが何なのかは判らない」
小田切進「さっきのと同じか」
GM「いや、ちょっと違うようだ」
徳川源三郎「ちょっと待てよ。水晶(結晶です)はここから持ち出されてたんだよね。でも研究室にあったはずの水晶は無くなっていた。という事は奪い返したって事だよね」
本田黒猫「え、この祭壇には?」
GM「結晶はない」
徳川源三郎「ということは、あの水晶は儀式に必要な物で、今は村人が持ってるんじゃないの」
本田黒猫「でも襲ってきたのはリッパーみたいな化け物でしょ?」
徳川源三郎「だから、手先かもしれないだろ」
本田黒猫「そんなことあるの」
徳川源三郎「あるんじゃないの?」
本田黒猫「『歪み』に詳しい人に聞いてみましょうか」
曽根崎君香「えーと、えーと…」
徳川源三郎「人間に使われる『歪み』がいるのか」
GM「歪み知識LV1で振ってくれ」
曽根崎君香「なんとか成功」
GM「曽根崎さんによると、こういった雰囲気の場所は『歪み』が発生することが多いんだって」
徳川源三郎「ということはゴダイアタマ?」
GM「五大頭(ゴズオロト)ね」
徳川源三郎「五大頭が『歪み』なんじゃないか」
GM「そういう予想も出来ますね。あと人間に使われることがあるのかって質問だけど、曽根崎さんには『わからない』そうだ」
徳川源三郎「でも確か柳川が召喚していたな」
GM「あれは下位の『歪み』だったね」
本田黒猫「じゃあリッパーは下位なのか?」
徳川源三郎「だってコルコル(エデルアコルトル)よりは弱かったぜ」
GM「ま、リッパーみたいな奴は長い戦闘になっても困るから能力を端折ったんだけどね」
徳川源三郎「ここでは何も手に入らなかったということだな」
一同『う~ん』
曽根崎君香「何もないわけないと思うんだけど」
吉野裕也「もう少し調べてみる?」
徳川源三郎「しかし一度失敗していると出来ない」
吉野裕也「帰りますか?」
一同『どうしよう……』

しばらく悩むプレイヤー。

徳川源三郎「今まで進んできた通路って空気の流れとかないの?」
GM「あるよ」
徳川源三郎「たばことかプハーと吸うと流れがあるわけ?」
GM「わずかにあるよ」
徳川源三郎「じゃあ壁際にブハーブハーと煙をかけながら歩いて空気の流れを調べるというのはどうだ(笑)」
GM「(このまま地下に進めないのもつまらないかな)……そうね、運だめしをしようか。一人だけチェックだ」
徳川源三郎「……(他プレイヤーに)たばこを今から吸ってみないか?(笑)」
GM「いや、吸うか吸わないかじゃなくて、手持ちのたばこの本数の問題」
曽根崎君香「あ! 不思議なたばこ!」
本田黒猫「俺たばこ11本持ってるよ。1本だけ使ってだめだったらあきらめる」
GM「運判定をしたいなら全部吸ってくれ。それぐらい広範囲を調べることになるんだから」
徳川源三郎「あれ、俺のキャラシートに『たばこ×無限大』と書いてある(爆笑)」
GM「じゃあ2回くらい振ってもいいことにしよう」
徳川源三郎「……失敗と……失敗(笑)」
GM「では源さんは遺跡を思われる場所をたばこの吸い殻で荒らしただけに終わった」
小田切進「吸いすぎ!(笑)」
曽根崎君香「くっさ~」
本田黒猫「ヤニくせ~~」
吉野裕也「やばいな、華奈さんには会えないよ」
徳川源三郎「ああ! 別に吸わなくてもたばこ持って歩けばいいんじゃないか!(爆笑)」
曽根崎君香「アホ中年が」
徳川源三郎「肺が~、肺が~(笑)」
吉野裕也「吸わないなら俺達も出来るんじゃないの」
小田切進「源さんはそこでしばらく休め(笑)」
GM「運マイナス10くらいで振っていいよ」
曽根崎君香「無理だよ~………あ、成功(笑)」
GM「曽根崎さんが慣れない手つきでたばこに火をつけて歩いていると、さっきの石壁の崩れた場所に空気が動いていると判る」
曽根崎君香「ちょっとちょっと、ここに何かあるよ、ケホケホ(笑)」
GM「というわけで、手がかりのやり直しをもう一度認めます」
吉野裕也「はぁっ!コロコロ……失敗(笑)」
GM「平目でやってもいいよ皆さん」
一同『失敗』
徳川源三郎「くぁあああ、石を全部どけてしまうなんて事はできないの?」
GM「力技かい? この際いいよ、時間かかるけど。判定に成功したら一人ぶん通れる所があるのが判ったんだけどね(笑)」
本田黒猫「バカだな俺達」
GM「がれきをどけると道があった。道は西に進んでいる。そのまま奥まで進むとまたまた開けた円形の部屋に出ました。見たところ何もないようだ」
徳川源三郎「魔術的な仕掛けを調べる、成功」
GM「あります」
吉野裕也「普通の手がかり、失敗(笑)」
徳川源三郎「なんだよ~」
本田黒猫「仕えね~」
吉野裕也「今回全然ダメだ~」
GM「奥さんラブラブ光線のまんまだな。目がハートマークのまま調査してるんだぜ」
徳川源三郎「成功しろよ~、絶対何かあるって、ここに!」
本田黒猫「-30だな……コロコロ…お、成功」
GM「本田くんが部屋を調査しようとすると石につまづいて転びます。その石をよく見てみるとですな、地面に埋まっているものの一部であることがわかる」
本田黒猫「じゃ、掘ってみる」
GM「ささっと砂をどけて調べてみると、部屋中の床に何かの模様の形に石がある」
本田黒猫「おーいみんな来てみー、床の石が模様になってるぜー」
曽根崎君香「わらわら」
徳川源三郎「模様を神秘学で調べる」
GM「いや、君はさっき魔術判定に成功しているからやらなくていい。この床の模様は何らかの封印を意味するものと判る」
徳川源三郎「だそうだ」
GM「そしてこの模様による封印を外せるかどうかを魔術スキルチェック」
徳川源三郎「まかせろ!えいっ………失敗。別な魔術師に頼むしかない」
GM「ここにはいないよ」
徳川源三郎「SKSに頼む」
本田黒猫「鑑定だ、うりゃっ大成功」
GM「魔術的模様だな、何度も言うけど。魔術的であると科学的にわかった(笑)」
曽根崎君香「写真を撮ろう」
GM「床の模様の写真を撮りました」
徳川源三郎「これを持っていってSKSに封印を解く方法を調べて貰おう」
吉野裕也「いまから?」
本田黒猫「通信で送ろう」
GM「地下だから勿論だめさ」
曽根崎君香「この部屋は行き止まりなの?」
GM「そう思うよ。ほとんど手がかりに失敗しているから何とも言えないけど」
一同『うわ~どうしようもない』

再び悩むプレイヤー達。
しかしここは戻るしかないと意見が一致。

一同『仕方ない。戻ろう』

 

つづく

 

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第三話『ゆらめく湖』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その3-1 2017年6月17日
(その2)銀砂の楔リプレイ その3-2 2017年6月20日
(その3)銀砂の楔リプレイ その3-3 2017年6月24日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3-4 2017年6月25日
(その5)銀砂の楔リプレイ その3-5 2017年6月26日
(その6)銀砂の楔リプレイ その3-6 2017年6月27日

おすすめ