銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 公開日
(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 2017年7月2日
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 2017年7月9日
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 2017年7月16日
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 2017年7月23日
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 2017年8月21日
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 2017年10月2日
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 2020年5月6日

正体不明の白い粉

徳川源三郎「長瀬刑事に連絡をとって、粉がどうなったか聞いてみたい」
GM「オーケー」
長瀬刑事『悪いな、源さん。なかなか連絡できなくて。こっちはいま恐ろしく忙しいんだ』
徳川源三郎「どうかしたのか?」
長瀬刑事『このあいだ船で出たあれの話だ。結局のところあれはヤクじゃなかったんだ』
徳川源三郎「ふーん、なんだ安心」
長瀬刑事『しかしあれとは別に新橋ではヤクか何かで死人が出始めているんだ。
ヤクに似ているだけで実体がさっぱり掴めない。死人がでるとあっちゃ殺人課も出なきゃならない。
だからいま忙しいんだ』
吉野裕也「源さん、これは死ぬな(笑)」
長瀬刑事『源さん、あんたがSKSに入ってからロクなことがないぜ。あんたは疫病神か(笑)』
徳川源三郎「そうだな。今まで平々凡々と壺を焼いていただけだったもんな。
じゃあ、また。何かあったらこちらかも連絡する」
長瀬刑事『あれ、源さん酔ってる?』
徳川源三郎「酔ってる。クラブ・セルヴォ-って店のカクテルがうまくてな」
長瀬刑事『クラブ・セルヴォ-? そういや昔、そんな名前を聞いたような気がするが』
徳川源三郎「昔? そういえば兄貴が作った店とか言っていたな。ふむふむ。
長瀬刑事も意外にあんなところに行くのかと全然関係ないことを言う(笑)」
長瀬刑事『ちょっとまて、俺がああいうところに行くわけがないだろう』
徳川源三郎「じゃ、なんだよ。事件関係か?」
長瀬刑事『俺の記憶に残ってるくらいだから事件なんだろうよ』
徳川源三郎「なんかやばいのかなー、と思いはじめる(笑)」
長瀬刑事『じゃあ、何か分かったら知らせるよ。あまり無理しないほうがいいぞ』
徳川源三郎「了解」
曽根崎君香「その時はまだ華奈ちゃんと一緒なの?」
GM「一緒だけど、少し離れていてくれるよ。電話してるから」
曽根崎君香「じゃあ、話し終わったらあとはバイバイ?」
GM「そうなりますね。駅まで送るくらいだろ」
曽根崎君香「もう華奈ちゃんとは別れたと思って源さんに電話する」
徳川源三郎「もしもし?」
曽根崎君香「曽根崎ですけど。さっきのクラブで青いカクテル飲んじゃった?」
徳川源三郎「飲んだよ、ガブガブ。5杯くらい飲んだな(笑)」
曽根崎君香「とりあえずよく聞いてね・・・」
徳川源三郎「ふむ?」
曽根崎君香「かくかくしかじか(笑)」
GM「そこまで話を引っ張っといて、かくかくしかじかとな」
徳川源三郎「話を聞いてなんだか急に気分が悪くなってきた(笑)」
GM「でもさっき粉は何もなかったって聞いたじゃないか」
徳川源三郎「そうか。長瀬が言うには何もないって話だけど」
曽根崎君香「あれ、そうなのか」
徳川源三郎「それとも警察の鑑識がヘボいのか?(笑)」
GM「本田くんはジャンピングブーツ制作っと」
本田黒猫「製作期間3日だから、簡単に作れるんじゃないの?」
徳川源三郎「うーん、エーテル関係だから科学的にはわからないのだろうか」
GM「薬の効能は科学的なものだからわかるさ」
徳川源三郎「なるほど。で、ヤクじゃないんでしょ?」
GM「違うよ」
徳川源三郎「何の物質かはわからない?」
GM「よくわかっていない」
徳川源三郎「神経成長なんとかってやつなのかな…」
本田黒猫「こっちで解析することはできるの?」
吉野裕也「SKSの人とか」
GM「スキルがあればできるよ」
徳川源三郎「SKSは警察に持っていけという見解だったよね」
GM「ヤクだったらね」
本田黒猫「俺が個人的に調べるか」
徳川源三郎「できるの?」
本田黒猫「さあ」
GM「分析できないことはないよ」
徳川源三郎「じゃあ、黒猫に連絡入れて、持って行こうかな」
吉野裕也「薬学のスキル持ってないのでは?」
本田黒猫「持っていないけれど、分析くらいはできるでしょ」
GM「設備はいろいろあるはずだしなあ」
徳川源三郎「じゃあ、ちょっとだけ。サンプル分。50g(笑)」
本田黒猫「結構あるな!」

吉野裕也、帰宅後の事件

GM「ところで、吉野くんが帰宅すると…」
曽根崎君香「奥さんがズタズタに(笑)」
GM「ズタズタにはなっていないけれど…」
吉野裕也「っ! じ、実家?!(笑)」
GM「そうね、若菜さんがいないね」
吉野裕也「あれー?(笑)」
曽根崎君香「どうでもいいところを探す旦那」
吉野裕也「ようし、手がかりロールだ(笑) 成功」
徳川源三郎「置手紙かな?」
GM「ちょっとだけ争ったような跡がある」
吉野裕也「俺と喧嘩したっけ」
曽根崎君香「なんで自分だと思うんだ(笑)」
吉野裕也「わからないー」
本田黒猫「さらわれたのでは?」
吉野裕也「さらわれたー!? わからないー。電話ピピピピピ」
曽根崎君香「混乱しているな」
徳川源三郎「はい、こちら消防署(笑)」
吉野裕也「火事ですー!(笑)」
GM「火事? どこでしょうか」
吉野裕也「SKSの本部です(笑)」
GM「は?」
吉野裕也「いや、なんだったかな。本田黒猫宅が火事ですー」
本田黒猫「あのー、俺の家、マンションなんですけど」
吉野裕也「私の名前は小田切です」
GM「誤報の嵐だな。本田くんは通報されたことを知らされる」
本田黒猫「よし小田切に電話だ(笑) なぜそんないたづらをした!?」
小田切進「俺は何もしていない!(笑)」
吉野裕也「ひとしき騒いで落ち着いたところで、SKSに連絡しよう。もしもし」
本田黒猫「もしもし。今、俺はジャンプブースターの開発で忙しい」
徳川源三郎「おい、白い粉の分析を忘れていないか?」
本田黒猫「もう受け取っていたっけ」
徳川源三郎「渡した」
吉野裕也「ほかの人はいないのか? 南雲さんとか」
本田黒猫「いたかなあ。もういい時間だし」
徳川源三郎「こういうのを探すのは警察か探偵だろう。(吉野を指さす)」
吉野裕也「…役立たずどもめ(笑)」
曽根崎君香「どっちが」
本田黒猫「分析力で白い粉の件を判定しておく。成功」
GM「これは何等かの触媒に使えそうだ」
本田黒猫「触媒?」
徳川源三郎「どういうことだ。魔術の触媒?」
GM「いや、化学物質として触媒になるんじゃないか」
本田黒猫「じゃあエーテルがどうのこうのというのは分からないわけか」
GM「全く分からないね」
本田黒猫「んー、これは触媒だね。何かに混ぜると何かができると」
徳川源三郎「なんだろう」
本田黒猫「これを普通の人に飲ませて、何かを作るとかじゃないの?」
徳川源三郎「ははーんなるほど…っておい。何か俺の体の中でできているのか?(笑)」
本田黒猫「エーテルほわ~っと出てたりして」
吉野裕也「そういえば話が白い粉のほうにいっちゃったけど、奥さん連れ去られちゃったのかな?」
GM「とりあえずいないね。その夜も帰ってこない」
吉野裕也「あちゃー。どうしようどうしよう」
本田黒猫「グレッグはどうしたグレッグは」
吉野裕也「それだ。グレッグに電話する」
GM「グレッグに電話したよ」
吉野裕也「グ、ググ、ググググーグー」
グレッグ『どうしたんですか吉野さん』
吉野裕也「わああああああったあたああ」
曽根崎君香「酔っ払いかな(笑)」
吉野裕也「かくかくしかじかなわけよ」
グレッグ『ほう、奥様が。それは難儀なことですな。まあ、吉野さんはよく家を留守にしていますもんねえ。愛想をつかされたとして仕方ないですぜ』
吉野裕也「ちゃうちゃうちゃう。ちゃうっちゅーねん」
本田黒猫「ほかに男ができたのかな」
吉野裕也「争ったあとがあるんだ。その手の情報入っていないか?」
グレッグ『いいえ、何も』
徳川源三郎「家のセコムはどうしたんだ(笑)」
吉野裕也「セコムしてますかー?!」
グレッグ『してたんじゃないですか?』
曽根崎君香「セコムに電話すべきでは」
本田黒猫「ふと思ったのだが、なぜあの船のことを聞かないんだい君は」
徳川源三郎「船はもういなくなったから手がかりがない」
吉野裕也「争ったあとがあったのは船じゃないし」
本田黒猫「場所はそうでも、船に乗っていた連中がどうのこうのとか」
徳川源三郎「ああ」
本田黒猫「奥さんの誕生パーティーのときに白い粉が運ばれてきたんでしょ?」
徳川源三郎「なんで運ばれてきたんだろうね」
吉野裕也「それくないの情報ならグーちゃんにも入っているだろう。警察にも連絡したし」
徳川源三郎「これは謎だ。なぜパーティーに白い粉が必要だったんだろう」
曽根崎君香「しかも吉野の船に。吉野の船はそれからどこかに行く予定はあったの?」
GM「そのまま停泊してる」
本田黒猫「奥さんが狙いだったとか」
徳川源三郎「え、それだと奥さんに何か特殊な力があるわけか?」
本田黒猫「さあ。人質にはなるだろう」
徳川源三郎「でも、なんで薬を入れたのだろう」
GM「薬じゃない」
徳川源三郎「薬じゃないか。粉だような。ある組織からの我々に対するメッセージとか(笑)」
本田黒猫「吉野に対する個人的なメッセージかもしれん」
徳川源三郎「それにしてはえらい分かりにくいメッセージだ」
GM「つまり、そんなに仰々しいものではない、ということだよ」
本田黒猫「ヤクの密売の冤罪をかけるとか」
吉野裕也「だからヤクではないんだって。うーわからん」
GM「吉野君は寝れずに過ごしているわけだな」
本田黒猫「それが狙いか(笑)」

船上の締まらない取引

GM「朝10時頃、お電話がかかってきます」
吉野裕也「はいはいはいはい、もしもしもしー!!」
謎の男『吉野裕也か』
吉野裕也「は、はいそうです」
謎の男『白い粉を返してもらおう』
吉野裕也「え(笑)」
本田黒猫「やっぱね」
徳川源三郎「警察が押さえているんじゃなかったっけ」
吉野裕也「どういうこと?」
謎の男『警察からは危険性は無いと言われ、戻ってきているはずだ』
吉野裕也「戻ってきているよ、たぶん。で、誰なのあなた」
謎の男『それは言えない。こんなことはしたくないんだがね。商売道具を警察に渡されては黙っているわけにはいかなくてね』
本田黒猫「あー、これは奥さんと取引か」
吉野裕也「もしかして俺の奥さんさらった?」
謎の男『そりゃそうだ』
吉野裕也「無事か?!」
曽根崎君香「声を聴かせてくれ~、うるうる」
徳川源三郎「生きてはいるがな、とか(笑)」
曽根崎君香「もうだめだー」
吉野裕也「生きているのか?!」
謎の男『交渉する前から危害を加えては取引にならないだろ』
吉野裕也「とりあえず声を聴かせてくれ。一日も声を聴かないとこっちが死にそうなんだ(笑)」
謎の男『・・・』
GM「奥さんが電話口に出てくれました」
吉野裕也「もしもしー!」
吉野若菜『あなた、負けちゃだめよ。自分の信じる道を進んで!』
吉野裕也「すっく(パニックから立ち直った音) とりあえず、ブツは渡そう。君が無事でよかった」
本田黒猫「でもさー、渡しても一袋足りないぜ」
徳川源三郎「警察が検査用に使ったのさ」
吉野裕也「とりあえずあるだけ渡す」
曽根崎君香「あるだけ、とか言うな。全部返すと言っとけ」
吉野裕也「俺が持っているブツは全部渡すからお前は無事だ!」
謎の男『大丈夫か、お前(笑)』
曽根崎君香「錯乱したままだったか」
吉野裕也「受け渡しは」
謎の男『今夜でどうだ。なるべく闇の濃い時間帯がいい』
吉野裕也「俺の船に来ればいい」
謎の男『そこにあるのか』
吉野裕也「いや、運び込んでおく」
GM「男はわかったと返事をして電話をきった。話はまとまったようだ」
吉野裕也「よし。他の奴らに電話だ」
本田黒猫「巻き込むのか(笑)」
吉野裕也「巻き込むぞ!(笑)」
GM「一応、電話の男からは一人で来いと言われているよ」
吉野裕也「仕方ないな。剣があれば!(笑) だがとりあえず話だけはしておく。もしもしー連れ去られちゃったー」
徳川源三郎「そっかー。奥さん実家に帰っちゃったのかー」
本田黒猫「仕事で家に帰ってなかったもんなー」
曽根崎君香「やっぱりねえ」
吉野裕也「白い粉がねー、やっぱり危ないんだよ。商売道具なんだよー」
曽根崎君香「んあ? 何言っているかわかんね」
徳川源三郎「さて、どうするか。奥さんの命が最優先だよね」
本田黒猫「サンプルはこっちの手にあるし、返してしまってもいいんじゃないの。被害者は増えると思うが」
徳川源三郎「目的が知りたいな」
吉野裕也「それなら俺の奥さんに決まっている(笑)」
本田黒猫「(吉野を無視)何とかして目的を聞き出そう」
吉野裕也「駄目だ。奥さんだ!」
徳川源三郎「奥さんの無事を確かめてから、敵の一人でも捕獲すればいいでしょ」
吉野裕也「それならいい」
本田黒猫「捕獲できるかね」
徳川源三郎「相手も銃を持っているだろうからね」
本田黒猫「銃の名手とうたわれた人は錯乱しているし」
徳川源三郎「うたわれてるだけだし(笑)」
本田黒猫「そっか、そうだな」
徳川源三郎「あとは曽根さんの全員斬りをやってもらおう(笑)」
吉野裕也「奥さんは斬るなよ。じゃあ曽根さん、後ろに隠れていてくれ。奴らは全員殺す」
曽根崎君香「私がー?」
本田黒猫「俺たちの中では一人は確実に気配を消せるんだよな」
徳川源三郎「一般人ならすぐ倒せる」
吉野裕也「頼む、俺のために殺人鬼になってくれ(笑)」
徳川源三郎「刀を返して、全員を峰打ちとか」
吉野裕也「船ならどこでも隠せる場所があるから」
曽根崎君香「ちょっと引いてます」
徳川源三郎「相手はどうせエーテルとか関係ない奴らだろうし、俺たちが船に潜んでいてもわかるまい」
吉野裕也「気配だけは隠しておいてくれ」
本田黒猫「まあ、船はでかいし、俺たちはバックアップとしてついていこう」
吉野裕也「よし、GOだ!」
GM「日曜の夜です。指定の時間になりました」
吉野裕也「来たか?」
GM「なかなか来ないね。しばらくすると海の向こうのほうから高速艇のようなものが近づいてくる」
吉野裕也「あれかな」
本田黒猫「俺、水上歩行できるようだ」
GM「いま歩いてどうする」
徳川源三郎「作ってないでしょ」
本田黒猫「作ってるよ」
GM「では船から黒服の皆さんが到着。みんな銃のようなものを持っている」
謎の男『約束通り一人で来たか』
吉野裕也「もちろん。ほら」
謎の男『女のほうはこの通り無事だ』
吉野若菜『あなたーーー!(笑)』
吉野裕也「早く彼女を放せぇ!」
謎の男『まあ、落ち着け』
吉野裕也「ラブラブ光線放つぞ、おらー」
謎の男『だから電話でも言った通り、危害を加えるつもりはないんだ。商品を返してもらいたい』
吉野裕也「ここにあるぞ」
謎の男『商品の運搬が終わったら奥さんを返す。危害も加えない』
吉野裕也「もし加えたらこちらも撃つ」
謎の男『よし、いいだろう。お前ら、始めろ』
GM「男の指示で部下たちが並んで白い粉の運搬を始めるよ」
本田黒猫「ちょっと質問。水上歩行って人一人を抱えて歩けるもの?」
GM「歩けないでしょう」
曽根崎君香「何をするつもりなんだ」
徳川源三郎「余計なことをするんじゃない(笑)」
本田黒猫「いやね、奥さんがこっちの手に渡ったところで、後ろから忍び込んでグサリと」
徳川源三郎「やりたいことはわかるけど、船つったって高いだろ。水上歩行からどうやって忍び込む?」
本田黒猫「さすがに梯子みたいなのはあるでしょ」
GM「その船にはありそうだね」
徳川源三郎「いやいや、それにしても高さがあるから水上歩行使っている状態で落ちたら死ぬでしょ。豪華客船でしょ」
GM「クイーンエリザベスのような大型客船ですね」
本田黒猫「だからね、客船の後ろのほうの梯子から水面におりて、水上歩行して高速艇に乗り込もうと」
徳川源三郎「じゃ、やってくれ」
本田黒猫「俺一人ではどうにもならないって」
GM「君たちが物陰でぼそぼそしていると、作業は半ばまで終わります。ボスらしい男が吉野くんにすまなそうに声をかける」
謎の男『すまんなあ。うちの部下どもが船を間違えさえしなければこんなことにはならなかったんだが(笑)』
吉野裕也「ふぁ?」
徳川源三郎「すごい偶然だなー。特異点がいるのか我々の中には」
謎の男『パーティーが開催されていたと聞いた。その時となりに大きな船がいただろ。その受け渡しの船は決まった時刻に10分だけそこにいるはずだったんだが』
吉野裕也「あれ、そっちの船から運び込まれたと聞いたような」
謎の男『はっはっは。ヒトというのは阿呆なものだな。大卒ってわけでもないし(笑)』
徳川源三郎「大卒のマフィアというのも嫌だが」
本田黒猫「インテリマフィアか」
GM「いまはインテリじゃないとな、みたいなことを彼はぼそぼそ呟いている」
吉野裕也「あんたらってただのマフィア?」
本田黒猫「ヤクザ?」
GM「そういった類だね」
徳川源三郎「配達先はただ店に卸すだけなのか」
本田黒猫「鉄仮面との関係は無いんだね」
曽根崎君香「それを聞いてすっかりリラックス(笑)」
徳川源三郎「しかし鉄仮面との関係は聞いてみないと分からないな」
吉野裕也「そうか。そういうことなら今度から間違えないでくれよ」
謎の男『堅気の人間を巻き込むつもりはなかったのだが』
吉野裕也「こちらも仕事で立て込んでいてね。少しの事でも敏感にならざるをえないんだよ」
謎の男『そういえばあんたは探偵だったな』
GM「会話を続けてる中で奥さんを返してくれます」
吉野裕也「はあ~ (抱きつくポーズ)」
本田黒猫「感動の再会(笑)」
GM「吉野君いがいの君たちは感動のラブシーンを物陰から見ることになる」
吉野裕也「船首部分に行ってタイタニックだ(笑)」
GM「船は動いていないけどね(笑)」
曽根崎君香「マフィア含めてみんな白い目で見ていよう」
GM「彼らは20時頃から始めた作業を一時間ほどで終わらせると、去っていきます」

混乱に拍車。ともかく遺伝子研究所へ

吉野裕也「Bye。ごめんみんな。関係なかったみたい」
本田黒猫「驕りは焼肉な」
GM「吉野くんが奥さんを連れて一度家に戻ると、家の電話がピロピロピロ」
吉野裕也「もしもし」
皇奥(カミオク)『わたくし、クラブ・セルヴォ-の皇奥(カミオク)と申します。うちの商品がそちらの船に間違えて積み込まれたと、警察に聞いたら騒ぎに巻き込まれたとか』
吉野裕也「あんたの所のだったのか。ははは、今度から気を付けてね(怒)」
皇奥(カミオク)『ええ。そこでですが、受け取りに行きたいんです』
吉野裕也「what’s?」
徳川源三郎「わーい」
本田黒猫「だ、騙されたのか」
吉野裕也「というわけで、無いよ」
皇奥(カミオク)『え、それは困ったな。大損害だ』
吉野裕也「そう言われてもな」
皇奥(カミオク)『うーん困ったな。そうだ、今度うちでパーティーするんで来てくださいよ』
徳川源三郎「あれ、配達屋が取りに来たから渡されるんじゃないか。それが嘘なのか…」
本田黒猫「横から掠め取られたんじゃないの」
吉野裕也「そういうことで無いよ。バイバイ」
GM「彼は悲しそうに電話を切る」
吉野裕也「さて、どうしようか。サンプルが残っているから解析するとして」
徳川源三郎「問題はそのブツさ。どこに流れるんだ」
本田黒猫「グレッグさんにその人達のことを聞いてみるとか」
吉野裕也「そうしよう。ビビビビ、もしもし」
グレッグ『ああ、これは吉野さん。落ち着きましたか』
吉野裕也「うん、だいぶ(笑)」
グレッグ『随分とまったりしてらっしゃいますなあ。その様子ですと奥様は戻られたようですね』
吉野裕也「戻った戻った」
グレッグ『だめですよ、実家に追い返すようなことをしては(笑)』
吉野裕也「違う~。かくかくしかじか、こんな事あったんだけど何か情報あるか」
グレッグ『近頃のマフィアの動きですね。調べてみましょう。では』
吉野裕也「頼む。プチ。さて、みんなーご馳走するよ!(笑)」
曽根崎君香「げんなりしている。喰ったら絶対帰ってやる」
吉野裕也「奥さんは家にガードマン付きで置いてきた。今回はパーっといくぞ」
GM「ではパーっと騒いだ」
吉野裕也「今回は20万か(笑)」
GM「皆さんは満腹となり日曜日が終わりました。月曜日にうつりましょう」
吉野裕也「まだかなー」
徳川源三郎「今日だろ」
吉野裕也「今日は遺伝子研究所の日か」
徳川源三郎「遺伝子研究所のどこに現れるんだろうね」
本田黒猫「朝のうちにジャンプブースターのテストしたいが」
GM「まだ完成していない」
本田黒猫「土日月で3日じゃなかった?」
GM「土曜日は製作期間に入ってないよ」
本田黒猫「ということは完成は火曜か」
吉野裕也「ジャンプブースターのお目見えは無しか」
徳川源三郎「ひょっとしたらカクテルパーティーに持ってくる気かもしれん(笑)」
本田黒猫「テストしたいんじゃー」
GM「10以下が出たら成功にでもするか。で50以上はファンブルで(笑)」
本田黒猫「21。危ない危ない」
GM「飛ばず、うんともすんとも言わない」
本田黒猫「よし、改良点が見つかったぞ」
GM「改良点どころか動いていない。煙はふいているが(笑)」
本田黒猫「ち、出力が足らなかったか(笑)」
徳川源三郎「遺伝子研究所はどうする? 鬼が出てから踏み込むか」
吉野裕也「研究所付近で待機しておいて、何か起きたら踏み込もう」
本田黒猫「張り込みか」
曽根崎君香「どうせ入れないだろうし」
吉野裕也「騒ぎが起こったらなんとかなるだろう」
本田黒猫「研究所が観察できるような高台は周囲には無い?」
GM「無いね」
本田黒猫「周囲の人たちについて聞き込みとか」
GM「遺伝子研究所についてはもう知っているだろ」
徳川源三郎「バイオハザード云々ってやつか」
本田黒猫「騒ぎを起こすか。消防局の人に成りすまして潜入とか」
徳川源三郎「いや、騒ぎは勝手に起こるだろう」
曽根崎君香「バイオハザードにならないといいね」
本田黒猫「いいよな一人だけガスマスク持ってて」
徳川源三郎「もうエアが無いけどな(笑)」
本田黒猫「修理しておこうか」
徳川源三郎「いいよ、自転車の空気入れでやる」
GM「できたとしても、その場合は酸素は入らず空気が入るんだが(笑)」
本田黒猫「修理成功」
GM「酸素が注入されましたとさ」
本田黒猫「こういうの大成功するとどうなるんだろう」
GM「改造されてスペック向上するんだろ。持続時間1時間が1日になるとか」
徳川源三郎「水中での利用も可能になる。トランシーバーも付く(笑)」
本田黒猫「そいつはすごいな」
徳川源三郎「たばこも吸えるように(笑) 食事もできる」
吉野裕也「それまでどうしよう。四条坂さんに剣ができているか聞いてみよう」
GM「当然のことだが、電話には出ません」
吉野裕也「神社に行ってみるかな」
本田黒猫「知り合いの教授にサンプル解析を依頼するか」
GM「アメリカに送ることになるけど」
本田黒猫「それは無理か。SKSに頼もう」
GM「それはさっき君が分析したのがSKSでの調査結果だよ。君の部下がやったの」
徳川源三郎「部下いるんだ」
本田黒猫「一応いるのさ」
GM「責任者だから、何か失敗があったら責任を取らないといけない立場」
本田黒猫「他の部署は?」
GM「そんなに部下が信用ならないのか」
本田黒猫「機械系専門だし」
GM「何か誤解があるようだが、君の専門が機械系だとしても、部下にはあらゆる分野の専門家がそろってるよ」
本田黒猫「おおー。そうだったのか」
GM「だから判定はSKSという組織全体で行ったようなイメージで良いです」
吉野裕也「本田さんの専門て機械なの?」
GM「機械とゲート調査。ゲートを科学的・物理的に解析する」
吉野裕也「すごいんだな」
GM「成果はでていないようだが(笑)」
徳川源三郎「(地図をみながら)俺の城はどこかな。徳川家と書いておこう」
GM「待て待て、源さんの家は森林公園のほうだったはず」
徳川源三郎「そうか。これは別邸にしておこう」
GM「今日やることを整理。騒ぎがおきるまで遺伝子研究所に待機して、騒ぎが起きたら侵入する、ということでOK?」
全員『そうです』
吉野裕也「いや、やっぱりその前にカラキ神社に行くよ」
GM「神社に行きました。四条坂さんを預かっている葉澄さんが出てくる」
葉澄『何の御用でしょうか。四条坂様は霊剣に霊力を付与しておられます』
吉野裕也「いまも続けているのですか」
葉澄『24時間寝ずに続けておられるようです』
吉野裕也「頑張ってるなあ」
徳川源三郎「仕事は真面目なんだなあ」
曽根崎君香「もしかして歌うことでやってるんじゃ?」
葉澄『24時間前はカラオケをやっておられました(笑)』
吉野裕也「え、1日無駄遣い(笑) まあいい、頑張ってくださいとお伝えください」
葉澄『はい』
吉野裕也「今日はデザートイーグルで頑張るしかないか。では会場に(笑)」

遺伝子研究所にて

GM「遺伝子研究所に皆さん来ました。思ったよりものものしい警戒態勢だ。現在は20時」
徳川源三郎「このあいだ鬼が出たのは何時くらい?」
吉野裕也「0時くらい」
徳川源三郎「それまで待機か。ほか弁でも食べていよう」
GM「ほか弁を食べながら待っていると、ドカーンと大きな音が聞こえ、噴煙がまきあがるのが見える」
徳川源三郎「ガスマスク装着、ちゃきーん!(笑)」
曽根崎君香「弁当食べかけなのに」
本田黒猫「臨戦態勢で向かおう」
徳川源三郎「侵入だ」
GM「だいぶあわただしくなっている」
徳川源三郎「小田切、ダウジングでマヤさんの…」
小田切進「マヤさんじゃない(笑)」
GM「それだとダウジング棒がくるくるその場で回っちゃうね」
徳川源三郎「そうだった。咲夜ちゃんの居場所を探るんだ」
吉野裕也「侵入したけど、中はどうなってる?」
GM「ここはマップは不要だな。1FがA、B、Cの3ブロック。2FはD、Eの2ブロックある」
吉野裕也「2階建てか。よし、では順々に」
GM「ちょい待ち。1Fの一番奥のCから悲鳴や銃声が聞こえる」
吉野裕也「避けて2Fから行くか?」
徳川源三郎「いや、ダウジングの結果を待とう」
小田切進「ダウンジングするね。大失敗(笑)」
GM「ではCのほうを指した」
吉野裕也「よしCだな、行こう!」
徳川源三郎「やばいんじゃないの。でも小田切がそう言うから信じるしかないか」
GM「大失敗だから本人は自信たっぷり」
本田黒猫「よし急いで行こう」
曽根崎君香「小田切が自信満々にここと言っているわけだな」
GM「小田切さんが『ここだ』と自信満々にドアをあけると、ドカーン。コンクリートブロックが飛んでくるので回避してください(笑)」
小田切進「せ、成功」
GM「5点だけダメージが来た」
小田切進「ちょっとだけ通った」
GM「部屋はすごい有様だ。曽根崎さんが写真をとったやつよりリアル(?)なものがいる」
本田黒猫「これがペプシマンか」
徳川源三郎「参ったな、鬼を切る剣が間に合わなかった」
GM「そいつは異様なまでに胸板を突き出したような形で、体は反り返っている」
本田黒猫「見なかったことにするか」
徳川源三郎「ペプシマンなら目がないはず」
GM「目、あるよ」
曽根崎君香「3つ」
徳川源三郎「角は」
GM「角もちょっとあるようだ」
本田黒猫「研究所の皆さんに任せて、我々は後々」
GM「小田切さんに、違うじゃないかーっと」
曽根崎君香「非難囂々」
小田切進「もう一回ダウジングできない?」
GM「ダウジングのリトライを認めよう」
小田切進「成功」
GM「2FのDブロックを指した」
小田切以外全員『全然違うじゃないか(笑)』
GM「ちなみにEブロックはもう壊れている」
小田切進「ほかのブロックは無視してDブロックのドアをあける」
GM「中に入るとカーテンの引かれた部屋だ。ベッドがあり、色んな機材があるようだ」
吉野裕也「探索するぞー」
GM「そんなことをしなくてもカーテンを開ければいんんだが」
吉野裕也「探索!(笑)」
GM「カータンを開けると見おぼえのある女の子が横たわっている」
徳川源三郎「やばい、あんまり変な事をするんじゃないぞ(笑)」
小田切進「わかってる」
徳川源三郎「ここは小田切に任せよう」
小田切進「じゃあカーテン閉める(笑)」
曽根崎君香「紳士だ」
徳川源三郎「自分だけ中に入ったな(笑)」
曽根崎君香「ちゃんとつれていくから外で待ってて」
吉野裕也「10分くらいしたらすっきりした顔で登場(笑)」
本田黒猫「研究所の中に薬品データとかないかな」
GM「それこそ手がかりだね」
本田黒猫「パソコンとかを調べてみよう」
徳川源三郎「では俺は資料検索を」
GM「ちなみにDの部屋には何もないよ」
小田切進「とりあえず咲夜ちゃんを起こしておこう」
徳川源三郎「え、今起こすの?」
曽根崎君香「そのまま連れ出せ」
本田黒猫「抱えて走れ」
GM「いちおう白い病院服を着ているよ」
吉野裕也「そういえば肝心な事を聞いていなかったけど、生きてるの?」
GM「生きてるよ。色々機材やら点滴のようなものがつながれていたようだが」
徳川源三郎「抜いたほうあいいのかな」
GM「血色を見る限り弱っているような様子は無い」
吉野裕也「よし、連れ出そう」
本田黒猫「資料のあるところに行きたいね」
徳川源三郎「資料といえば1Fだ。ナースステーションだ(笑)」
吉野裕也「一応行っておくが遺伝子研究所だぞ。まずAから。手がかり成功」
GM「めぼしいものは無い。検査結果とか、君が見てもわからないものが多い」
吉野裕也「わかる?」
GM「吉野君以外が見ても、遺伝子検査の結果やゲノム解析の結果でしかない」
吉野裕也「次行くか。Bだ、ころころ」
GM「Bの部屋で君たちが探索しようとした瞬間、壁をぶち破って鬼が登場する!」
本田黒猫「遅かったか」
徳川源三郎「どうしよう、こいつ撃って聞くのだろうか」
本田黒猫「逃げれば」
徳川源三郎「ちょっと撃ってみるか」
本田黒猫「逃げたほうが建設的じゃないか。刀も無いし」
徳川源三郎「刀が無いと倒せないということはないだろう」
小田切進「俺は逃げさせてもらうわ(笑)」
曽根崎君香「そうか、一人背負ってるもんねえ」
徳川源三郎「仕方ない。しかし鬼の目的は何なのだろう」
本田黒猫「小田切さんが背負ってる女の子とか」
徳川源三郎「だとしたら今日ぎりぎり間に合ったのか」
吉野裕也「かもね」
曽根崎君香「とりあえず…」
全員「逃げます」

さらに遺伝子研究所。ヒトの尊厳との闘い

GM「君たちが逃げ出し玄関に辿り着くころ、唐突に物音がなくなりました」
曽根崎君香「あらら」
本田黒猫「じゃ、引き返してみるか」
吉野裕也「たぶん神社のほうに来るんだろう」
徳川源三郎「神社には次何日くらい経ったらくるんだろう」
吉野裕也「いままでのパターンなら3日」
徳川源三郎「3日経つと神社くらいの距離になるのか。地図見せて」
吉野裕也「一直線だから、そうなると神社くらいしかない」
徳川源三郎「あれ、そうなると次は高校ということもあるんじゃないか(女子高)」
本田黒猫「高校で決戦か」
吉野裕也「それまでに刀はできているだろう」
GM「今までの鬼の出現はだんだん時間が伸びてきている。そして輪郭もはっきりしている」
本田黒猫「では神社に近づくに連れて…」
GM「実体化しているということだね」
吉野裕也「ということはどんどん強くなっているということじゃね」
GM「そうだね。みんなが噂をしているとか、そのせいだろう。目撃証言が出る度に強化される」
徳川源三郎「では鬼は倒したということで(笑)」
小田切進「噂を流す」
GM「数日では難しい工作だと思うが」
本田黒猫「Bの部屋はどうなったんだろう。鬼でボロボロになってるか」
吉野裕也「俺たち侵入者だから今更戻れないだろう」
徳川源三郎「いや、本田は白衣だから案外ばれないんじゃないか(笑)」
本田黒猫「制服とかIDカードとかどうすれば」
徳川源三郎「事故のどさくさで紛失したことにすればいい」
吉野裕也「いざとなったらそのあたりで亡くなった人から借用すれば」
本田黒猫「じゃあ、それっぽい資料を奪ってくるわ」
徳川源三郎「俺もそのへんの白衣を奪っていこう」
GM「血だらけだからすでに白衣ではないが」
本田黒猫「怪我したふりをすればいい」
徳川源三郎「やっぱり俺はやめとく。頑張れ白衣」
本田黒猫「死体からIDカードを取って…」
GM「写真がまるで違うが大丈夫か」
本田黒猫「似てる人を探すか」
GM「研究者に長髪がいないんだけど」
本田黒猫「は?」
吉野裕也「やっぱ逃げようよ」
本田黒猫「逃げていいのかなあ」
徳川源三郎「行け」
本田黒猫「手がかりできる人が来てくれないと」
吉野裕也「しょうがない、俺が。って、俺はフラフラなんだった」
本田黒猫「俺が怪我人を運んでいる感じで。血の付いた白衣でも着ておいてくれ」
吉野裕也「うーい」
曽根崎君香「では白衣二人組がばたばたと」
吉野裕也「Bの部屋に行く」
GM「Bの部屋に着くと、向こうのほうから怪我をした兵士のような人が出てくる」
兵士『貴様ら、何者だ!?』
吉野裕也「け、怪我人です(笑)」
兵士『なぜそっちから来る。良く顔を見せろ』
本田黒猫「ゴス!殴る」
吉野裕也「ゲフ(笑)」
徳川源三郎「そっちなんだ、へえ」
GM「相手はサブマシンガンで武装しています。2人」
本田黒猫「戦闘になるか」
GM「先制は相手側だ。回避してくれ」
吉野裕也「見よ、神業<空蝉>! …失敗!(笑)」
GM「直撃じゃねーか」
本田黒猫「俺も失敗」
GM「6点」
吉野裕也「ちとやばい」
兵士『貴様らなぜあんなものを呼んできたのだ』『何て奴らだ!』
吉野裕也「はい?」
兵士『悪魔の手先め~』
GM「2人目の攻撃。避けてね」
本田黒猫「また失敗」
吉野裕也「クリティカルで成功」
GM「5点」
吉野裕也「攻撃してやる」
本田黒猫「気絶させたりとか格闘は無いのか」
吉野裕也「あるけどダメージが入らないよ」
本田黒猫「相手は瀕死だったっけ」
GM「瀕死ということは無いが、血だらけ」
徳川源三郎「逃げてもいいんじゃないか。銃声が聞こえたらさらに集まってくるかも」
本田黒猫「資料が手に入らないというのも癪だし」
GM(誰も部屋に資料があるなんて言って無いのだが)
吉野裕也「俺に手を汚せというんだな(笑)」
GM「相手は防弾チョッキも着ている」
吉野裕也「ヘッドショットしかないのか」
本田黒猫「やれ、どうせ銃声は聞こえている」
徳川源三郎「防弾チョッキといっても50口径相手ではあまり効果もなかろう(笑)」
GM(この人たちほんと相手のこと詮索しないなあ)
吉野裕也「銃撃する」

吉野の銃撃はあまりヒットせず、本田が怪光線で1人を倒し、麻痺光線でもう1人を無力化した。
吉野、本田ともサブマシンガンで軽度とは呼べない怪我を負った。

吉野裕也「今のうちの手がかりをするか。成功」
GM「手がかりの結果を伝える前に、2人は背後から銃撃されます」
吉野裕也「なんだと」
本田黒猫「麻痺光線が切れたのか?」
吉野裕也「手がかりの最中はちゃんと見張っててよ! 黒猫、さぼってたな今!」
曽根崎君香「たばこプカー(笑)」
GM「麻痺光線なんだから、倒したら縛っとけよ。10点」
吉野裕也「くおお、せ、せっぱい」
本田黒猫「せっぱい」
GM「訛ってるなあ。二人とも失敗か。さらにサブマシンガン、回避してちょ」

吉野は神業<空蝉>で完全回避。
本田は6点のダメージをうけ、HPは危険領域に。

本田黒猫「データを持って帰ったら誰か褒めてね」
吉野裕也「データがあればな」
徳川源三郎「なんか、銃声が聞こえるなあ(笑)」
吉野裕也「たーすけーてーくれー」
徳川源三郎「なんか時折光ったりしている(笑)」
本田黒猫「怪光線ビカビカ」
曽根崎君香「人込みに紛れてのほほんとしてる」

吉野はデザートイーグルで決死の反撃。1人を消し飛ばす。

GM「人間としての尊厳値があったら確実に下がったねぇ」
本田黒猫「とりあえず倒したらから資料検索」
GM「しなくても、吉野君の成功があるからデータは手に入ったよ」
吉野裕也「脱出してみんなと合流だ」
本田黒猫「血をだらだら流して、ぜーはーぜーはー(笑)」
吉野裕也「キルマークつくのかな」
徳川源三郎「つかないでしょ、むしろマイナス」
吉野裕也「だよなあ。俺もやっちゃいけないこととは思っていたんだけど(笑)」
本田黒猫「俗にいう強奪、強盗の類だ。強盗殺人?」
GM「器物破損、不正アクセス等もだねえ」
徳川源三郎「ま、相手だって銃の不法所持をしてるわけだし」
本田黒猫「大丈夫、怪光線は後が残らない。残るのは50口径の弾だけ(笑)」
GM「なんであんな装備なのか、まるで正体を詮索しなかったから言いそびれたけど、自衛官のような出で立ちでしたよ」
本田をのぞく全員『え!』
本田黒猫「そりゃそうでしょ、公共的な機関で武装しているっちゅうなら」
GM(知ってて攻撃したんかい。こいつひどい奴だな)
全員『……』
吉野裕也「やばい、逃げろ!!(笑)」

プレイヤー達は遺伝子研究所から大急ぎで離れたのだった。

 

つづく

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 公開日
(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 2017年7月2日
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 2017年7月9日
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 2017年7月16日
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 2017年7月23日
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 2017年8月21日
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 2017年10月2日
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 2020年5月6日

おすすめ