銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 公開日
(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 2017年7月2日
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 2017年7月9日
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 2017年7月16日
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 2017年7月23日
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 2017年8月21日
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 2017年10月2日
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 2020年5月6日

吉野裕也「焼肉終わってからのんびり行こうか(笑)」
本田黒猫「すぐ行こうすぐ」
吉野裕也「食べてからすぐ?」
徳川源三郎「食べてからでいいじゃん」
本田黒猫「もちろん食べてからだ(笑)」
GM「では焼肉をゆっっっくり食べました(笑)」
吉野裕也「食ったねぇ、しかもみんな酔いまくり」
GM「ベロンベロンに」
吉野裕也「うぃ~~」
徳川源三郎「みんな焼肉くさくなってんの(笑)」
GM「では肉くさい男どもが公園にスクラム組んで行くんだな。歌でも歌いながらね」
小田切進「SKSに見つかったらクビ決定(笑)」
吉野裕也「調査だ調査―」
GM「飯田公園は平日は昼夜問わずカップルの巣窟だ。広大な面積を持っていて、中央の芝生はピクニックに最適」
徳川源三郎「……すっかり我々はホモカップル(笑)」
GM「二人だけじゃないから大丈夫だろう」
徳川源三郎「その上調査したら覗き魔になってしまう(爆)」
吉野裕也「どうしよう」
本田黒猫「ここは気配を消すというやつで一人だけ行くと」
徳川源三郎「うーん、ホモカップルで通すしかないか(笑)」
本田黒猫「人目を引きつつ、もう一人が聞きこみ」
徳川源三郎「人目は引かないと思うよ、みんな目をそらすから」
GM「近づいたらみんな逃げちゃったりして」
徳川源三郎「二人、二人のホモカップルに分かれて聞きこみだ」
GM「吉野くんはグレッグのところに行ってたからいないよ。連絡してないからね」
徳川源三郎「小田切は気配を消して、俺と本田でホモカップル(笑)」
本田黒猫「なるべく目立つように」
曽根崎君香「別に目立たなくていいんじゃないの?」
徳川源三郎「探索だ探索」
GM「探索系の技能はあるかい? 聞きこみすることになるから」
本田黒猫「……聞き耳(笑)」
小田切進「茂みの中でやるんか? あやしいよ(爆)」
曽根崎君香「どうしても使いたいんだなー」
徳川源三郎「交渉があるよ」
GM「まず交渉相手に出会わないと。源さんと本田のカップルは誰かに近づこうとするとやっぱり逃げられるね(笑)」
本田黒猫「聞きこみ出来ないじゃん」
GM「聞きこみどころじゃなかったね。小田切さんはぼちぼち人と会えるよ。交渉系の技能はある?」
小田切進「無いです」
GM「隠すほどの情報でもないから50以下くらいでやっていいよ」
小田切進「……失敗(笑)」
GM「では今夜は何も情報が得られませんでした。なにせベロンベロンに酔ってるからね。
けど小田切さんは『何言ってるかわかんないよお兄さん、口説くならもっとちゃんと口説いてよね』と連絡先を書いたメモを渡されたりする(笑)」
曽根崎君香「女の子いたんだ」
吉野裕也「また16歳か」
GM「今日は終わりです。次の日になりました」
曽根崎君香「はいはいはーい」
GM「ではまず曽根崎さんの原稿書き判定からだ。運+5」
曽根崎君香「……だめたよ~、おかしいな~~(笑)」
GM「敏捷度による脱出チェック。これは一日一回」
一同『……(笑)』
曽根崎君香「大失敗です」
GM「じゃあ完全封鎖って感じになってしまった(笑)」
本田黒猫「泊り込んでる編集者って一人?」
GM「二人に増えた(笑) 編集者の話によると最近この家の周りを誰かがウロウロしてるんだって」
曽根崎君香「ああ、ストーカーかしら」
GM「『先生を守る意味でも、仕事を進める上でもわたしたちはここにいなければなりません!!(笑)』」
本田黒猫「二人ということは24時間二交代制監視か」
曽根崎君香「ぼでーがーどなんかいなくたって、この菊一文字があれば、スラリ(笑)」
GM「刀は預かられている」
本田黒猫「編集者に構えられてるんじゃないか(笑)」
GM「『先生、こんなものぶんぶん振り回している暇があったら書いてください』」
曽根崎君香「ふにゅ~~。とほほ」
吉野裕也「どないしよう」
GM「では昨日の調査の続きということで皆さん集まりました。そして吉野くんは明日がパーティーです」
吉野裕也「来てね(笑)」
一同『……』
吉野裕也「おいしい料理用意するからさー、ほら、いい人紹介するよー、政治家とか。お客さん紹介するよー(源さんに)壷買ってくれるかもよ(笑)」
徳川源三郎「誕生パーティーということは何か誕生日プレゼントが必要なんだな………壷だな(笑)」
GM「いいかも知れない。吉野くんはお金持ちだからつまんないものあげられないしな」
吉野裕也「来たら来たで何か粗品を差し上げるから」
曽根崎君香「一文字加えて粗悪品(笑)」
徳川源三郎「とりあえず公園の探索だな。朝マックに行ったあと公園(笑)」
GM「朝だから人がまだまだ少ないけれど、散歩している人はぼちぼちいる」
本田黒猫「聞きこみだ」
徳川源三郎「ではジョギングしている健康オヤジを装いながら近づく」
GM「スーツ姿でか(笑)」
曽根崎君香「ジャージで来いよー」
吉野裕也「本田くんはジャージの上にも白衣か?」
本田黒猫「そりゃないだろう、やるとしたら白いジャージだ」
GM「なあ、散歩やジョギングしている人に聞きこむのに、わざわざ自分らがジョギングおやじになる必要はないんじゃないか?(笑)」
徳川源三郎「じゃあ成功判定していいの?」
GM「はい、50以下でどうぞ」

源さんと小田切さんが成功

GM「飯田公園で見られたのは粕川城で目撃されたのより時間が長かったらしいんだ」
徳川源三郎「一瞬じゃなかったってこと?」
GM「うん、10秒くらいだったらしい。頭らしい部分に赤く光る目が3つあった、とおじさんは教えてくれる。その鬼のようなものは公園を走り抜けると、道路にいた中年の女性を殺すとそのままどこかへ走り去っていったようだった」
吉野裕也「ここには戻ってこなさそうだな」
徳川源三郎「走っていった方向はどっち?」
GM「それはよくわからないらしい」
徳川源三郎「そういえば鬼については何か昔話があるんじゃなかったっけ」
GM「良く気づきましたねー、ありますよ粕川城に鬼の伝承が」
徳川源三郎「知りたいなー」
GM「君たちが知っていることは少ないねぇ」
徳川源三郎「こういうのって市役所で教えてくれるんだっけ?」
本田黒猫「図書館で調べるとか」
GM「マップには載ってないけど歴史資料館があるよ。それか粕川城をモデルにした時代劇を作っていたテレビスタッフに聞く手もある」
本田黒猫「雑誌の編集者とかで聞けないの?」
GM「そういうのを扱っている雑誌の人なら知ってるだろうね」
徳川源三郎「俺、関さんていう記者の方にコネがあるよ」
GM「連絡とります?」
徳川源三郎「とるとる」
関『ああ、源さん、すごい久しぶりだね(笑)』
徳川源三郎「ああそうだな」
関『第4話にもなって僕、ようやく初登場なんだけど(爆)』
徳川源三郎「どういう人だかさっぱり分からん(笑)」
GM「新橋の地方新聞の記者らしい」
徳川源三郎「今さ、城主募集とかやってるでしょ。それで鬼にまつわる伝説とかなかったっけ」
関『あの城主募集って城を直すためにやってるやつでしょ? 財団法人・粕川城復興プロジェクトに話を聞いてみたら?』
徳川源三郎「わかった連絡先を教えてもらう」
GM「教えてもらいました」
徳川源三郎「粕川城復興プロジェクトの事務所に電話してみるようかな」
GM「財団法人、歴史資料館、テレビ局の3つ」
本田黒猫「資料館に行くかな」
GM「曽根崎さん、どうしようもないからお昼の仕事判定を許そう(笑) 運+10」
曽根崎君香「トイレ行っていい~~」
本田黒猫「大分手馴れてきた感じかね」
曽根崎君香「ごめん、また失敗した(笑)」
GM「スランプだな~」
本田黒猫「たぶんトイレに入った時点でガチャンと鍵かけられてんだな」
曽根崎君香「ああー、ダンダンダン!」
GM「『先生、そこでも仕事をしてください(笑)』」
曽根崎君香「窓無いのー窓?」
本田黒猫「ガムテープ張り」
GM「では粕川城の伝承の調査です」
徳川源三郎「時代劇ってさ、どこに行けば見れるの?」
GM「テレビでやってるよ。撮影は終わっているけれど、当時の製作スタッフに聞けば元になった話とか教えてくれるかも知れない」
徳川源三郎「テレビ局に行こうかな」
吉野裕也「資料館についていこうか」
本田黒猫「財団法人のほうが似合ってると思うが」
吉野裕也「わかった」
GM「では敏捷度順に。財団法人に行く吉野さんから」
吉野裕也「はいはーい。コンコン、こんにちはー」
GM「事務所に行くと受け付けの人が応対してくれる。粕川城のことについて聞きたいというと、またですかー、と嫌そうな顔をされるけど奥に通された。そこで地位の高そうな人が出てくる」
吉野裕也「こんにちは、吉野です」
GM「『こんにちは、私は山河というものです(笑)』」←吉野プレイヤーの本名(※公開用に変更済)
本田黒猫「し、下の名前は?」
山河『進一です(笑)』
吉野裕也「なんか、他人って気がしませんね(爆)」
本田黒猫「もう友情が芽生えてんな」
山河『粕川城のことですね。また苦情ですかね?』
吉野裕也「えー、えー?うにゅーにゅーにゅー? 違いますよ」
山河『はて、ではどのようなご用件で?』
吉野裕也「粕川城に関する昔の伝承などについて聞きたいんですけど」
山河『いやー我々は財団法人なんでそういった話には詳しくないんですが。テレビ番組でやってたように鬼が棲んでいたらしいですよ。そんなものですね』
吉野裕也「ふむふむ」
山河『現代のなら変な話がありますよ。近頃うちにおかしな苦情が多いんです。我々は復興のため城主募集と宣伝しているんですが「粕川城には天守閣までちゃんとあるじゃないか、金を返せ」という苦情が相次いでいるのです』
吉野裕也「What’s? たしか何も無いんじゃなかったんですか」
GM「粕川城には天主の一階部分しか現存していない。だから天守閣まであるわけがないんだ。けれど、最上段の天守閣が夜中におぼろげながら目撃されているんだとさ」
吉野裕也「そういえば門があったじゃないですか。あれって本当に開かないんですか」
山河『あー、不開門(開かずの門)ですね。あれは不開門と呼ばれているだけで、開くんじゃないですかね』
吉野裕也「え?」
山河『お城の不開門というのは普通は裏口みたいなものですから』
吉野裕也「じゃあ開けたことは?」
山河『わざわざそれはないですよ。復興プロジェクトはまだ資金集めと計画の段階でして』
吉野裕也「お金はちゃんと使ってね」
山河『心得ていますよ』
曽根崎君香「吉野に言われたかないよ」
GM「以上、苦情でこまっているという話でした」
吉野裕也「わかりました。どうもありがとうございます」
山河「いえいえ、なぜか他人とも思えなくて(笑)」
吉野裕也「はっはっは、こんど酒でも」
GM「では吉野くんは山河進一さんと友達になった」
吉野裕也「人脈だ(笑)」
本田黒猫「義兄弟とか」
曽根崎君香「生き別れの兄(笑)」
GM「さて、次は小田切さん。えーとどこへ行くの」
小田切進「えーと資料……」
吉野裕也「湖でデート(笑)」
GM「みんなには調査しにいくと言いながら、実は湖へ行くのか」
吉野裕也「別にかまわないぞ行っても」
本田黒猫「昨日ナンパした人は?」
小田切進「そこはあとで(笑)」
本田黒猫「後でゆっくりか」
小田切進「歴史資料館に行くよ」
GM「歴史資料館はあまり大きくなく、ちんまりとした建物ですね。粕川城のことしか扱っていないから規模が小さいわけ。資料館を見にきているのは君くらいで、他に館内には館長さんしかいない」
小田切進「館長さんに話を聞いてみよう。粕川城の鬼がどうとかという話」
GM「館長はその時代に思いを馳せるがごとく、遠い目をしながら話し出す……」

――――――――――――――――――――
[粕川城]
江戸時代初期の話、粕川城の天守閣には2匹の鬼が棲みついた。当時、たくさんの侍がその鬼に挑んだが敗れていった。そこで城主は護法十八家(現在の術者たちの中心)と共に圧倒的な霊力を秘めた刀を造った。
生み出された霊剣で鬼を倒そうとしたのだが、その強力な霊力をもってしても鬼を倒すことは出来なかった。
城主はさらに霊力を高めるために血を求め下法を行った。刀に血を吸わせて怨恨や怒りを結晶化して刀の糧にしたのだ。手始めに城主は自分の側近を殺し、更に城下町に下って住民の命を奪っていった。
いつしか彼は血に染まった王という意味で「緋王」と呼ばれるようになった。そして彼の持つその刀は「緋王剣」と。
結局途中からほとんど発狂していた城主は三百人を切り殺したあげく、一晩のうちに鬼の一匹を切り殺した。片割れの鬼は何処かへ消えたという。
――――――――――――――――――――

GM「……という伝承だ」
吉野裕也「すげー」
徳川源三郎「格好いいー」
本田黒猫「欲しー」
小田切進「その剣が気になるね」
本田黒猫「でもその剣を持ったらどうなるんだろう」
吉野裕也「ソネさん、菊一文字と二刀流でやるかもしれない(笑)」
本田黒猫「ウケーっ!とか言いながら(笑)」
GM「歴史資料館には緋王剣が描かれた絵があるんだ。緋王剣は刀なんだけど、ものすごく長くて斬るのではなく突くように使っている」
本田黒猫「太刀? 剣?」
GM「もっと長いのでは、こう構えてる」
吉野裕也「牙突っぽいな(牙突とは「るろうに剣心」に出てる技名です)」
本田黒猫「槍じゃないよね」
GM「そして何か剣の先から霊力のようなものがほとばしり、鬼を討ったと言われている」
曽根崎君香「銃剣か?」
吉野裕也「格好良い!」
GM「ちなみに技能としては射撃武器で扱う武器です。小型拳銃の技能ですな」
小田切進「その刀は今どうなっているんですか?」
GM「刀は現存していないらしい。『粕川城の天守閣に封印されたらしいが、当の天守閣ととっくに焼け落ちてしまっているからねぇ』」
小田切進「ではそのとき同時に焼けてしまったと」
GM「いや、その後の戦乱等がありどこにあるのかさっぱりなんだ」
本田黒猫「どこか持ち出されているのか」
徳川源三郎「いまだに天守閣にあるんじゃないの?」
吉野裕也「うん、封印って言ってたし」
GM(さすがに鋭いぞ源さん)
曽根崎君香「もしや見えていないだけか」
徳川源三郎「不開門から入るんじゃないかな」
GM「さて、次はテレビ局ですな」
曽根崎君香「わたしはまだ?」
GM「まだです(笑)」
徳川源三郎「テレビ局…おっ、やった有名人がいる、バッテン荒川だ!!(爆)」
GM「あんたにとってそれが有名人か!?」
徳川源三郎「だって民間テレビ局じゃこんなもんだろう」
GM「そうかもしれないが。で、粕川城をモデルにした時代劇を製作したスタッフに話が聞けるんだが、さっきの歴史資料館での話よりずいぶんと単純な話になってしまっているんだな」
徳川源三郎「わーい」
GM「霊刀で鬼を倒した、それで終わり。しかも鬼の数は一匹」
曽根崎君香「違うんだ」
吉野裕也「まあそんなもんだろ、単純になったんだね」
GM「歴史資料館のほうがデータとして詳細だった」
徳川源三郎「じゃあ撮影は城で行われたの?」
GM「うん、城とCGの合成で行われた」
徳川源三郎「撮影中に変なことって起こらなかったの?」
GM「起こらなかったよ。ただ鬼を扱うということで撮影開始前にお払いとかしたらしい。以上です。では曽根崎さん+15でふってごらんなさい」
曽根崎君香「60以下はさすがに大丈夫だよ、いっぱい練習したし(笑) うらっ……大成功」
一同『おー』
GM「曽根崎さんは日が落ちた瞬間に執筆速度が加速してドバドバっと原稿が出来あがった。それを見て編集者は小躍りしながら飛んで帰ったよ」
曽根崎君香「ぷひー」
徳川源三郎「二日遅れか」
GM「『曽根崎先生、今度呑みに行きましょうね』と言いながら去って行く」
曽根崎君香「菊一文字ぃ…会いたかったよう、きゅっきゅっ(笑)」
GM「そして、曽根崎さんが外に出ると電信柱の影に変な男が」
曽根崎君香「はっ」
本田黒猫「刀構えて近づくということはしないように(笑)」
GM「刀は持ってないよ」
曽根崎君香「とりあえず近づいていってみる」
GM「そうするとその変な男は『先生ですかぁ~~?』」
吉野裕也「ストーカーか」
GM「『曽根崎せんせいですよねぇ~~』」
曽根崎君香「ぎゃ~~~、楳図かずおの絵で(笑)」
GM「逃げようとした背後から襲い掛かられる」
曽根崎君香「えーっ!?ちょっとちょっと」
GM「ソネさんピーンチ、の瞬間に救世主が!」
吉野裕也「デザートイーグルっ」
曽根崎君香「お前か!(笑)」
GM「違うよん。彼はその変な男と君を引き剥がすと、変な男は逃げていった。助けてくれた人は30代くらいかな、男前だ」
曽根崎君香「えっ?ホントホント? 誰?」
GM「君の知らない人だよ、実は源さんとでも言って欲しいか?(笑)」
曽根崎君香「やだ」
徳川源三郎「なにをー」
GM「その人は魅力がとても高いから曽根崎さんは結構くらくらするよ、抵抗するかい?」
曽根崎君香「私も魅力が高いから相手もくらくらする?」
GM「そういうことをすればね」
徳川源三郎「オレも魅力高いぞ(笑)」
GM「源さんは外見が悪いからねぇ、ギャップで変な印象を与えるんじゃないか」
徳川源三郎「ある意味くらくらするんだな」
GM「抵抗する?」
曽根崎君香「抵抗するよ」
GM「抵抗力で」
曽根崎君香「あ、失敗しちゃった」
本田黒猫「目がハートマークだ(笑)」
いい男『大丈夫か? 最近の日本は何かとぶっそうだからな。夜一人で出歩くなら何か護身のための道具を持つといい』
本田黒猫「目と歯がキラリと光った(笑)」
曽根崎君香「は、はい。ありがとうございます、どきどき」
いい男『私はこういうものだ、何かあったら遠慮無く連絡してくれ』
GM「名刺には羽柴冬治と書いてあるね」
曽根崎君香「人脈に入れていい?」
GM「人脈ではないよ。情報源とかになるわけじゃあないので」
徳川源三郎「じゃあ役に立たないってことか」
GM「立たんことはないと思う。曽根崎さんはそういうことがありました」
曽根崎君香「はい」
GM「さて源さん、週末が近いこともあり、華奈さんからお電話が」
徳川源三郎「はいもしもし」
本田黒猫「ワンコール目で取ったな」
華奈『源三郎さんですか?(笑)』
徳川源三郎「フルネームで言われると、ちょっと悲しくなってしまう(笑)」
GM「な、なんでだよ。じゃあ何と呼ばれたいんだ? 源ちゃん?」
徳川源三郎「ゲンザブロウと来るとなんか抵抗が(笑) 源さんにしてくれ」
GM「わかった」
華奈『源さんですか? 週末にどこか遊びに行きませんか?』
曽根崎君香「そういうのは自分から言うもんじゃないかー」
徳川源三郎「そうなんだけど、忙しくて」
GM「華奈さんは芸術学部なので結構時間に融通が利くらしい。現在は木曜日で週末に遊ぼうというお誘いだ」
徳川源三郎「うーん調査が終わりそうもないよねぇ」
曽根崎君香「とんずらこくとか」
吉野裕也「いいよ、行っといで」
徳川源三郎「………週末ですか、ぜひご一緒させていただきます(笑)」
本田黒猫「仕事のことなんかポーンと忘れたでしょ」
GM「源さん10面ダイスをひとつ振って」
徳川源三郎「8でーす」
GM「華奈さんは友達に聞いたお店に行こうかと誘ってくる。クラブだ」
徳川源三郎「クラブ? ……飲むほうの?(笑)」
一同『違う違う』
GM「踊るほうだ」
徳川源三郎「踊るほうのぉ!?(笑)」
GM「クラブ・セルヴォーというところだ。踊れて飲める場所だそうです」
徳川源三郎「わかりました、飲みに徹します(笑)」
本田黒猫「ひそかに踊りの練習はしないの?」
徳川源三郎「パラパラとか(笑)」
GM「その店はカクテルがおいしくて評判なんだって」
徳川源三郎「ほう。じゃあがんばってパラパラの練習をする」
本田黒猫「レンタルビデオ屋に行ってパラパラのビデオを全巻借りてきて?」
GM「分析と敏捷の2回だな」
曽根崎君香「調査中に手が動いてたり(笑)」
徳川源三郎「分析は成功……敏捷が失敗」
GM「ほう、頭では分かっているのだが体が動かない(爆)」
徳川源三郎「歳かあ~~! 2回はむずいよう」
曽根崎君香「おやじパラパラならず」
吉野裕也「見た感じ盆踊り(笑)」
徳川源三郎「とりあえず練習しておこう」
GM「これはキャラクターは知らない情報だけど、曽根崎さんが女性編集者に行こうと誘われたのもクラブ・セルヴォーだ」
曽根崎君香「へー、そうなんだ」
本田黒猫「曽根崎さんはパラパラOKなの?」
GM「どうだろう。頭は良いだろうから、一応敏捷度だけやってみて」
曽根崎君香「…OKです」
GM「じゃあバリバリ踊れるね、若い娘には負けないぞっと」
曽根崎君香「若いですっ!!」
GM「二十代後半じゃないか」
曽根崎君香「いいんだよー」
GM「まあ美人さんだし、若いか。源さんは土曜日の夜に華奈さんとデートです。金曜日は吉野くんの奥さんの誕生パーティーです」
徳川源三郎「ちょっと自信をつけたので出し物としてパラパラを踊ろう(笑)」
曽根崎君香「身体動かないくせに」
徳川源三郎「でも自分は上手いと思ってるんだよ(笑)」
吉野裕也「出し物として君の時間とってあげるよ」
GM「はいクラブ・セルヴォーの情報カード」

―――――――――――――
情報カード[クラブ・セルヴォー1]
噂。最近オープンし有名になりつつあるクラブ。ここにしかない新しいカクテルが美味しいと有名。広いフロア、フロアに面したカウンター、別室のカウンターバーとカクテルを出す所が二つあるのが売り。フロアの喧噪の中で飲んだり、少し静かな雰囲気の中で身体を休めながら飲める。音楽はここのところ甘崎映美(あまさきはゆみ)が多くかかっている。
――――――――――――――

一同『……』
本田黒猫「…カクテルって薬じゃないよね?」
GM「(ドキッ、本田にしては珍しく鋭い)なんで薬なの?」
本田黒猫「いやー、こういうクラブってカクテルといいながら薬とかいろいろ入ってるじゃん」
GM(ああ、そういう類のドラッグの話か。シナリオばれたかと思った)
徳川源三郎「あまさきはゆみ、だって(笑)」
本田黒猫「は、はゆみ!? すごいぞ、この漢字は」
徳川源三郎「はゆはゆだー」
GM「うむ、確かに『はゆ』と呼ばれている。同じ路線で他にも鞍馬貴衣(くらまきい)とかいる設定」
吉野裕也「うーん、すごい名前だ」
GM「個人的なところはこんなものか。吉野さんは夜あたりから明日に準備で非常に忙しくなるね」
吉野裕也「おっけー。立てつけもちょっとやらなくちゃ」
GM「じゃあ次の日に行っていいかな」
徳川源三郎「あー、夜中に天守閣が見れるかどうか粕川城に確認しにいく」
GM「何時ごろ行きますか?」
一同『やっぱり丑みつ時でしょう。午前2時ごろ』
吉野裕也「お祭りがあったでしょ。あの時騒ぎがあった時間帯に……」
GM「君は無理だ。パーティーの準備で(笑)」
曽根崎君香「奥さんのために」
吉野裕也「今夜は寝かさないわよ(笑)」
曽根崎君香「そこー飾り付け。あっ、そこ曲がってるよ」
GM「そんなに忙しいのか」
吉野裕也「なんで一人でやってるんだろ」
GM「ではちょっと魅力で振ってみそ。指示できるかどうか、カリスマだよ(笑)」
吉野裕也「ころころ……無理っ!」
GM「吉野くんは指示してる気になってるんだけど、どうみても奥さんの指示で動いているね。君はひとり浮いているんだけど、それに気づかずいろいろと指示を出している。そんな状態でした。では粕川城の調査のほうですね」
本田黒猫「おう」
GM「丑三つ時に来ました。どうも何も無いようだ」
徳川源三郎「しばらくぼおっとしながら城を眺める」
本田黒猫「みんなで」
小田切進「たばこでも吸いながら」
GM「ホモ三人衆が(笑) ……しばらく待ち午前三時ごろになって、ぼや~っと城が浮かび上がるんだ」
一同『しまった、カメラがない(笑)』
徳川源三郎「ガスマスクしか(笑)」
曽根崎君香「私いないの?」
GM「連絡とってないからねえ」
小田切進「あー、そっか」
本田黒猫「どっちにしろ缶詰から開放されたんで……遊び狂ってるんじゃないの(笑)」
曽根崎君香「何も知らない女一人きゃっきゃっ」
GM「さて、城は突然現れたんだけど、君たちは突然現れたとは思わなかった。最初からそこにあったのだ、と感じたね」
本田黒猫「やっと見えたって感じ?」
GM「そう、視覚にようやく像が結ばれた感じだね」
徳川源三郎「城に入らないと魔術感知とか出来ないかな」
GM「そうだろうね」
本田黒猫「じゃ、入る?」
徳川源三郎「いや、まだ入らない。危険だ(笑)」
GM「城は城下とか全てが現実化しているわけじゃなくて、天主と本丸御殿が見えるくらい」
徳川源三郎「その天主に幻の魔剣があるんだな。魔剣と言っても妖剣かもしれない」
本田黒猫「妖刀か…」
吉野裕也「刀の先から何か撃つらしい」
本田黒猫「もちろん斬ることも出来るんでしょ?」
GM「無理。射撃武器なので斬れないんですね」
本田黒猫「撃つだけなんだ。なまくら?」
GM「その通り。刃はついているけど菊一文字のような名刀と比べると……」
吉野裕也「ドス並?」
GM「ドス以下。えーと別に問題ないだろうから言うけど、緋王剣は刀から意志力を放つ武器なのですな。したがって斬るというアクションは存在せず、弓を構えるようにして撃つのですな」
本田黒猫「じゃあ機関銃は無理なわけだ」
GM「うん、連射は利かないでしょ」
曽根崎君香「つまり剣からかめはめ波?(笑)」
本田黒猫「剣を後ろに構えて、かーめーはーめー波ぁ!(笑) ……なんかいやだぞ」
GM「しばし君たちがそこに佇んでいると、城は再び見えなくなった」
徳川源三郎「よっしゃ、じゃあ明日の夜突入だー」
本田黒猫「明日か?!」
徳川源三郎「あ、でもパーティーがあるんだっけ。終わるのは何時だろう」
GM「何時でも。顔出して抜け出せばいい」
本田黒猫「一名抜け出せない人が」
吉野裕也「抜け出すよ」
徳川源三郎「石ころ帽子でも被ってもらって」
GM「曽根崎さん」
曽根崎君香「なーに」
GM「曽根崎さんはいま新橋駅周辺で遊びまくっているのね。そろそろ帰ろうかなーと思っていると」
曽根崎君香「ぐでんぐでん、、タクシ~~」
GM「すると新橋駅の構内でえらい騒ぎが起こる。外にいる君にも悲鳴が聞こえてくる」
曽根崎君香「そこで一気に酔いがさめて、ふらふらーっと(笑) なにかしら」
GM「駅の構内に入るわけだが、本当に酔いがさめるのかどうか抵抗力でふってみてくれ」
曽根崎君香「コロコロ、さめました」
GM「しっかりとした足取りで駅構内に入ると中央改札の近くに鋼色の肌をしたでっかいものがいる」
曽根崎君香「はがね色ってどんな色? 10円玉みたいな色?」
吉野裕也「それは銅」
GM「銀色に近い色」
吉野裕也「いぶし銀て感じ」
GM「君が他の人から聞いていた飯田公園に出たソレなんだろうと思わせるね。輪郭はあまりはっきりしていないようだ」
曽根崎君香「なるほど」
GM「周囲の改札とかをなぎ倒しながら、やはりどこかへ向かっているようだ」
曽根崎君香「写真、写真」
GM「おし、撮ってみそ」
曽根崎君香「大成功です!」
GM「おおー、じゃあ実物よりリアルに撮れた(笑) 知覚力を振ってみて」
曽根崎君香「だめでした(泣き)」
GM「そいつは低い唸り声をあげました。それがどんな意味を持つのかはわからない。曽根崎がそいつの姿を見てから30秒くらいいたかな、消えてしまう」
曽根崎君香「あれ? なんだったのかしら。まだ酔ってるのかな」
吉野裕也「おもいっきりさめてたじゃん」
GM「非常に冷静に写真を撮っていたしな(笑)」
曽根崎君香「今のについては、これを現像すればわかることです」
GM「新橋駅の目撃、でした。曽根崎さんも紹介状をもらっているので明日はパーティーだな、と思っといてくださいな」
曽根崎君香「うん、何着ようかしら。きっと有名人がいっぱい来て……ふっふっふ」
GM「なんちゅーか気にしないのか? 新橋駅に現れたもののこと。まあいいや次の日、金曜日に行こう」
本田黒猫「頭の中は遊ぶことでいっぱいか」
GM「さて、金曜日です」
曽根崎君香「ああもう振らなくていいんだ(笑)」
本田黒猫「自由な朝の感じを噛み締めているんだな。『朝って素晴らしい』とかスズメさんに話しかけたり(笑)」
GM「この日は夕方まで特に予定もないので、パーティーを始めてしまおう。吉野くん以外のみんなは夕方くらいにパーティーに参加しに豪華客船につくんだけど、パーティーそのものはお昼くらいから一応始まっていたらしい。まあメインはこれからだね」
徳川源三郎「はい、壷。バースデープレゼント(笑)」
曽根崎君香「がしゃーん(笑)」
GM「吉野さんは各界から集まっている著名人や政治家たちへの挨拶で忙しいね」
吉野裕也「ふんっ(笑)」
本田黒猫「ふんって何?」
GM「外国からも十数人来ているね。あと両親もいるよ」
吉野裕也「ハッハッハ、父さ~ん。」
ダディ『べしぃっ! 父さんではない、ダディと呼べといっておろう(爆)』
吉野裕也「げふう~」
GM「周りから『相変わらず吉野ファミリーは面白いねえ』」
吉野裕也「カンサイ、ゲーニンー」
本田黒猫「ハラショー、ハラショー」
GM「華やかな宴だね。豪華客船のホールでパーティーは行われていて、主賓である若菜さんが登場する。パーティーの招待客がほぼ全員そろったところで挨拶を述べる」
吉野若菜『本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。今夜はゆっくりとお楽しみください』
GM「挨拶が終わると若菜さんはあっという間に人に囲まれていき、お祝いの言葉を言われてるね」
徳川源三郎「わしのパラパラ誰も見てくれん(爆)」
本田黒猫「一人で踊ってるのか?」
徳川源三郎「踊ってる」
GM「曽根崎さんはそれを見てると耐えられなくなってくる(笑)」
本田黒猫「対抗意識か?」
GM「思わず教えたくなる」
曽根崎君香「ちょっとちょっと、ポンポン」
徳川源三郎「なんだ、この切れのいい動き見ろ(笑)」
GM「説得できるかな、抵抗ロールしてみて」
徳川源三郎「成功」
曽根崎君香「わしはこれでいいんじゃー!(笑) しょうがないわね、あの年寄りはプンプン。……あ、あそこにいい男が、きゃー」
GM「そこでキャーと言ってると見覚えのあるいい男がいますね」
曽根崎君香「あ、あの人は」
GM「羽柴さんだ」
曽根崎君香「近づいてく。『先日はどうもありがとうございました』」
羽柴冬治『これはこれは。相変わらずお美しい。そのドレスも似合ってますよ』
曽根崎君香「ええー、そんなぁ~テレテレ」
吉野裕也「みんな周りで灰と化している」
本田黒猫「なんかいつもと違うぞー(笑)」
曽根崎君香「別人になってるもん」
GM「えらいかわいこぶってるな。特に彼と話すことはない?」
曽根崎君香「何をやってらっしゃるんですか?」
羽柴冬治『あれ、ご存知なかったかな。私は政治家ですよ』
一同「ええ~~(驚)」
曽根崎君香「こ、これは失礼しました」
GM「ついこの間の選挙で受かったんだよ、この人。しかも羽柴さんの演説と選挙合格の話は、ちゃんとプレイ中にもあったんだよー」
曽根崎君香「ああ! そういえばあったじゃん!」
徳川源三郎「怪しい奴じゃなかったっけ?」
GM「気合の入った演説をしてた人だね」
曽根崎君香「咲夜ちゃんが逃げているときにやってたあれか」
羽柴冬治『あ、吉野家の御曹司にご挨拶してきますので失礼』
曽根崎君香「政治家、政治家、政治家―」
吉野裕也「吉野とアイコンタクトをとらないと『そいつは私に渡せ!』って(笑)」
曽根崎君香「チラチラ」
GM「沢山の政治家が挨拶してくる中に彼がいるわけだ」
吉野裕也「はぁ~い」
政治家『ああ、彼は今回の選挙の勝利者だよ。羽柴冬治くんだ、聞いたことくらいあるのではないかね?』
吉野裕也「はあ、たまに(笑)」
曽根崎君香「わたしの目が光ってる」
本田黒猫「紹介しろ紹介しろというビームが」
吉野裕也「ああ、うん」
羽柴冬治『はじめまして、お目にかかれて光栄です吉野コンツェルンの御曹司。お美しい奥方ですね。ではこれで、縁があればまたお会いできるでしょう』
曽根崎君香「キラーン、キラーン」
本田黒猫「曽根崎の紹介しろビームが(笑)」
吉野裕也「あふっ」
GM「抵抗してみて(笑)」
吉野裕也「ごふっ、失敗」
GM「曽根崎さんを紹介しなければならないような気がしてきたね(笑)」
吉野裕也「え、あ、ちょっといいすか、羽柴さん」
羽柴冬治『なんですか』
吉野裕也「こちら作家の曽根崎さんです」
羽柴冬治『存じております、縁がありましてね』
吉野裕也「そーですか、これはこれは、ハッハッハ」
GM「じわじわと離れて行ってるな(笑)」
本田黒猫「プレッシャーに押されて逃げるように」
曽根崎君香「親指立ててGOOD!(笑)」
GM「本田君……」
本田黒猫「はい?」
GM「奥さん発見(笑)」
本田黒猫「ゴフゴフッ!!」
吉野裕也「いろんな人がいる」
曽根崎君香「紹介してやれよ誰かに」
GM「金髪美女がでっかい胸をゆさゆさ近づいてくる」
本田黒猫「トイレに行くふりしてたばこをプカ~~っと」
曽根崎君香「逃げんなよ!」
GM「敏捷度の-30でやってみていいよ」
本田黒猫「-30…………5以下?(笑) 失敗」
GM「背を向けた瞬間にいとも簡単に首根っこ押さえられてつかまったね」
本田黒猫「や、やあ。元気してた」
アリス『久しぶりね。予定が合わなかったみたいでぜんぜん会えなかったけど』
本田黒猫「ははは、そうだね~」
アリス『ごはん食べてる?』
本田黒猫「たべてるよ~」
アリス『本部長があなたの仕事振りにたいそうお冠よ(笑)』
本田黒猫「し、仕事は順調だよ~」
アリス『ならいいけど。この街はなにかと物騒みたいね。この間のたばこは使ってくれた?』
本田黒猫「……ふぅ~~~………今吸ってる(笑)」
アリス『何をやってるのよ、これは体内でエーテルをフォーメーション化して抵抗力を高めてくれるたばこなのよ』
本田黒猫「そうだったのかぁぁぁ」
吉野裕也「抵抗力高めておけばよかったね(笑)」
GM「まあ防御力と思いねえ」
徳川源三郎「戦闘がはじまったらブワワワー、ちょっと五分まってー(笑)」
GM「奥さんは色々と忙しいらしいね。日本では八重樫さんと名乗っている。まあこの人は26カ国語ぺらぺらだから、日本人でも通るわけ」
本田黒猫「じゃあ英語で話したということにしておこう」
GM「みんなに分からないようにか」
本田黒猫「うん」
GM「ちょっと抵抗して。みんなの視線に耐えられるか」
曽根崎君香「そうそうボヨヨンねーちゃんと話してて不審に思われるわけだ」
本田黒猫「くはっ、失敗」
GM「みんなに紹介しなければいけないような気になってきた」
本田黒猫「じゃあ、みんなのところへと連れて回りましょうか」
GM「みんなわショックだね。すごい美人かつグラマラスな女性だから」
本田黒猫「ちょっと優越感に浸る(笑) 『これが私のワイフだよ~~』」
徳川源三郎「SKS関係の人なの?」
吉野裕也「そうじゃないの?」
GM「その通りなんだが、みんなは知らないね」
曽根崎君香「社内結婚かあ」
本田黒猫「そのことはみんなには伏せておくよ」
吉野裕也「俺が招待しちゃったの?」
GM「それはまたあとで」
本田黒猫「とりあえず招待したらしい人物に鋭い視線を送る(笑)」
吉野裕也「なんかさっきからみんな視線が痛い(笑)」
GM「豪奢な金髪の女性を紹介されました。本田の奥さんだって」
吉野裕也「今度の奥さん?」
本田黒猫「いや、一人だよ。俺は一途なんでね(笑)」
GM「八重樫さんは『ちょっとどういうこと!?』と言う」
吉野裕也「確かこの間、とっても美人のおねーさんと歩いていたじゃないか」
アリス『ちょっとこっちへ来てもらいましょうか(笑)』
本田黒猫「な、なんのことかな。そんなことはない、うわわぁぁぁあああああ!!!(笑)」
GM「そのまま本田はどこかへ連れ出されていったよ。その後、彼の行方はようとして知れない(笑)」
曽根崎君香「鈍い音が何発か聞こえて来たり」
本田黒猫「ゴスッ、ゴスッ!! ゴリィ!!(笑)」
GM「会場に栞璃さんもいるね」
吉野裕也「あら」
浅井栞璃『みんなも呼ばれていたのね。でも今日は仕事の話は無し』
徳川源三郎「しおりさん?」
GM「君たちの上司だ。ボスだよ」
本田黒猫「上司だ、おばさんだ、年齢不詳だ」

銃を構えて撃つアクションをするGM

本田黒猫「撃たれたー。2対1かぁ(笑)」
GM「ま、君はもうこの場にいないんだけどね」
曽根崎君香「ヒールで踏まれて『アハァ~~』ってなってんだよ(笑)」
GM「そういう趣味に目覚めたのか」
本田黒猫「なってない、なってない」
浅井栞璃『今日は浅井カンパニーの副社長としてきているの。父が急用でこれなくて、その代わりというわけ。奥さまの誕生日おめでとうございます』
吉野裕也「いやいやいや、はっはっはっは」
浅井栞璃『けど、こんな豪華客船を二隻も持っているなんて凄いのね』
一同『二隻ィ?(笑)』
吉野裕也「ま、まぁね」
GM「いや、吉野くんは一隻しか知らない」
吉野裕也「二隻? …あれ」
本田黒猫「自分用と奥さん用?」
浅井栞璃『あら、さっきこの船のとなりに大きな船が停泊してたけど、あの船は違うのかしら』
吉野裕也「今度買った船だろうか」
徳川源三郎「でかい船…」
GM「この客船と同じような船だね」
一同『ええ~!?』
徳川源三郎「ちょっと興味があるなあ」
吉野裕也「いつ?」
GM「来る時に見かけたそうだ。一時間前くらいかな」
吉野裕也「外を見に行く」
GM「外に別の船がいる様子は無いね」
浅井栞璃『あら、おかしいわね。何か運び込んでいたみたいだけど……』
吉野裕也「ぬあ?」
曽根崎君香「ええ~!?」
本田黒猫「この船に?」
GM「うん」
吉野裕也「なんかやばい。ちょ、ちょっと失礼」
浅井栞璃『あ、私これから仕事にいかなきゃならないの。九龍でゲートを封じてくるわ』
一同『く~ろん!?(笑)』
浅井栞璃『明日の夜にはSKSに戻ってると思うけど(笑)』
本田黒猫「どうやって!?」
曽根崎君香「日帰りか~」
本田黒猫「専用機があるんだろうな」
GM「当然だな」
吉野裕也「そこのヘリポート使っていいから」
浅井栞璃『ありがとう』
本田黒猫「……音速ヘリっすか」
曽根崎君香「そんな、玄関の鍵をしめるのとは訳が違うのに(笑)」
本田黒猫「きっとヘリなぞ勝手口のようなものなんだろう」
GM「栞璃さんは船のヘリポートに行くね」
曽根崎君香「バラララララ」
本田黒猫「バラララというよりキュイーーン!だな(笑)」
GM「凄い風だろうね」
吉野裕也「うがぁーーーー、バタ」
曽根崎君香「ヘリポートの近くで吉野が仰向けに倒れている(笑)」
GM「一方、ぼろゾウキンになっていた本田は船から落ちそうになった(笑)」
本田黒猫「必死でつかまってるぞ!」
吉野裕也「さて、なんかやばい気がするから、船の中を調べよう」
GM「そうそう本田の奥さんのアリスさんはSKSのボスである栞璃さんと一緒に行ったよ」
本田黒猫「とりあえず胸をなでおろしておく。嵐が去った」
GM「船の中については手がかりで調べてみて下さい」
吉野裕也「うわぁ、失敗! やばいぞ、誰か調べてくれー」
曽根崎君香「ねえ、今わたし一人?」
GM「ちょうど羽柴さんとの会話が終わったところにしよう」
曽根崎君香「さっきのみんなの話には入ってたの?」
GM「入ってないよ」
本田黒猫「で、ゲットしたの?」
吉野裕也「電話番号くらいゲットしたんじゃないの?」
GM「もともと名刺を渡されてるから、TEL番は知ってるよ」
曽根崎君香「目がハートになってます(笑)」
吉野裕也「あうー、手がかりを持ってるひとがみんなボロゾウキンとかハートになってる、やばいー(笑)」
小田切進「俺たち持ってないし」
曽根崎君香「呼びに来てー」
吉野裕也「ソネ子さーん!? 黒猫さーん!? 手がかりしてー」
本田黒猫「あたくし手がかり持ってたっけ? 無い(笑)」
曽根崎君香「わたし、しょぼい手がかり持ってるよ」
吉野裕也「頼む~」
曽根崎君香「ころころ……ダメでした」
吉野裕也「あう」
GM「吉野さんがギャーギャー騒いでいて、みんなもなにか気になってくる。40以下でふっていいよ」

曽根崎君香が成功

GM「そうしたら、船室や機関室の一部から大量の袋が見つかる」
本田黒猫「鑑定できるかい?」
GM「どうぞ」
本田黒猫「ころころ、おっ大成功」
GM「見た感じ普通の白い粉(笑)」
本田黒猫「白い粉……それってどう調べたら分かるの?」
GM「薬学かなぁ、ちゃんと持って帰って調べないとわかんないや、という結論がわかった」
本田黒猫「なるほど! 調査しようか。ちゃんともってかえって」
曽根崎君香「ちょっともらってね」
吉野裕也「薬学じゃだめなのかー」
GM「吉野さんとしてはこの船からこんなものが見つかったんだからね、そうする?」
吉野裕也「どうしましょ。とりあえず全部持ってきてSKSに頼むか。つーつつつーとんとんつーつーつー(笑)」
本田黒猫「たぶん本部では解析作業が(笑)」
GM「南雲さんから連絡があるよ」
吉野裕也「やあ、届いた?」
南雲由佳『えー、そういった件は警察に相談してもらわないと、こちらでは(笑)』
徳川源三郎「なんでだろ。なんでこんな粉が運ばれてきたんだ?」
本田黒猫「麻薬の密輸かねえ」
小田切進「自分の研究室で分析できるの?」
本田黒猫「いや、俺は薬学専門外だから調べられない。部下に依頼かな」
吉野裕也「俺が薬学でふってみる。…成功」
GM「うーん、すぐ分かるような代物ではないようだよ。今日中にどうにかなりそうもない」
徳川源三郎「じゃあ1袋ポケットにねじ込んでおく」
吉野裕也「あとは警察にまかせようかな。……えと1・1・9(爆笑)」
GM「なんじゃい、警察じゃないのか」
本田黒猫「吉野だから119番したら110番につなげてくれるんだよ」
GM「まあ、いいか。連絡をとってしばらくすると警察がくるね」
曽根崎君香「パーティーのほうは?」
GM「パーティーは一応やりながらだ。ただ警察が来たんで騒然としたムードになってきている」
本田黒猫「私服じゃなくて制服が来たんだ?」
GM「制服だ」
曽根崎君香「がやがやがや」
徳川源三郎「なんだなんだなんだ?、ちょっと煽ってみる(笑)」
吉野裕也「いやいや、これはコスプレですコスプレ(笑)」
GM「『あ、源さん』声に振り向くと長瀬さんが」
徳川源三郎「え~(嫌そう)」
吉野裕也「長瀬さんが~」
徳川源三郎「で、何なのこの粉は?」
長瀬刑事『さあな、俺に聞かれても困るが。(声の調子をおとして)ここだけの話だがな、最近新橋で新種のヤクが出回ってるらしくてな、今回のこれがそうじゃないかってな』
一同『ほ~~』
長瀬刑事『麻薬課の連中が全員でばってるもんだから、わざわざこんな所まで俺がくることになったんだ。で、これは何の騒ぎなんだ? こんな豪華な船の上で』
徳川源三郎「かくかくしかじかだ」
長瀬刑事『ほう、誕生日ひとつでこの騒ぎか。凄い金持ちだな』
本田黒猫「…まあねえ、ジュラルミンケースで喧嘩しちゃうくらいだからね~」
長瀬刑事『その新種の薬ってのは出所がさっぱりつかめてないらしいんだ』
GM「症状がドラッグの禁断症状に似てるというだけで、本当にヤクなのかもわかっていないそうだよ」
徳川源三郎「…これを研究所でつくっている? でも遺伝子研究所だったか」
本田黒猫「遺伝子でも生物関係だから作れるんじゃないの?」
GM(それをいうなら、研究内容が遺伝子かどうかだって関係ないぞ)
吉野裕也「とりあえず、ここはお願いします」
長瀬刑事『わかった。ここの処理はまかせてくれ。成分の分析結果が出たら連絡するよ』
吉野裕也「はい」
GM「源さんにだよ(笑)」
吉野裕也「後ろでダディーに『警察を呼ぶとは何事だ!』と怒られてる(笑)」
ダディ『自分の力で解決せんか! ゴン』
吉野裕也「おー!?」
曽根崎君香「またはじまったよ、あそこは」
GM「そんなこんなでパーティーは解散する。吉野君と奥さんは甘い夜を過ごすことになる」
徳川源三郎「甘い夜を過ごしちゃうんだ?(笑)」
本田黒猫「午前3時に集合だぞ、3時に」
吉野裕也「きょ、今日は…」
GM「抜け出せないだろうね」

つづく

 

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 公開日
(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 2017年7月2日
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 2017年7月9日
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 2017年7月16日
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 2017年7月23日
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 2017年8月21日
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 2017年10月2日
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 2020年5月6日

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