銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 | 2017年7月2日 |
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 | 2017年7月9日 |
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 | 2017年7月16日 |
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 | 2017年7月23日 |
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 | 2017年8月21日 |
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 | 2017年10月2日 |
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 | 2020年5月6日 |
VS緋王剣(?)
曽根崎君香「みんなは入口でそっと見てる(笑) 『何やってるのあいつ、斬られようとしている』」
GM「剣は吉野君にゆっくりと近づいて取り囲むように回転してくるがどうする?」
吉野裕也「受ける」
GM「回避もしないの?」
吉野裕也「うーん、怖いから避ける。 …ファンブルした(笑)」
GM「死ぬかもね、26点」
吉野裕也「生きてる! まだ生きてるぞ!」
本田黒猫「すげえ」
GM「神業<刃巻込>でした」
徳川源三郎「神業<空蝉>で避ければよかったんじゃね」
一同「・・・・それだ(笑)」
徳川源三郎「剣はまだ戦おうとしているのか、これはつまり脇差が必要なのかな。そもそもなんて言ってたっけ、血が足りない?」
GM「わが身を清めよ、と言っていますね」
徳川源三郎「清めよって何だろう、HPを減らす?MPを減らす? 水でもかけるのか? 魔法かな?」
GM「魔法じゃないね」
徳川源三郎「炎かな」
GM「炎でもない」
曽根崎君香「写真を撮る!(笑)」
GM「そうそれです、って違うよ」
吉野裕也「門狩りの能力を使うか、ゲート封じの」
GM「あれはゲート専用スキルだよ」
吉野裕也「もしかして、斬られ損なのか?(笑)」
徳川源三郎「清める・・・神社に持っていくか」
本田黒猫「器とも言っていた」
曽根崎君香「壺?(笑)」
GM「長々引っ張って申し訳ないけど、今回は戦闘シーンと思ってください」
吉野裕也「こっちの攻撃で壊れないの?」
GM「それはないね」
吉野裕也「斬られ損確定(笑)」
徳川源三郎「物理攻撃効くのかな」
GM「物理攻撃、精神攻撃一緒くたに効きます」
吉野裕也「俺のスーツ赤くなった(笑)」
(1ターン)
・曽根崎君香が切りかかる。10点。
GM「痛いね、曽根崎さんが」
曽根崎君香「え!?」
GM「いや、固いもの殴ったから手が(笑)」
曽根崎君香「きーーーーん」
徳川源三郎「効いたのか?」
GM「無機物だから表情はうかがえない(笑)」
・吉野はデザートイーグルで銃撃するが、完全回避される。
徳川源三郎「君のものにはなりたくないそうだ(笑)」
・小田切はアストラルナイフで大失敗。
GM「ちょっと皆さん今日は大失敗多すぎだよ」
・緋王剣は全体攻撃の神業<刃雪崩(ハナダレ)>を使う。
本田黒猫「鼻たれ?(笑)」
GM「かっこいい名前にしたかったのに」
吉野はここぞとばかりに<空蝉>で完全回避、
曽根崎が回避大成功し、菊一文字で華麗にガード。
本田、小田切が回避成功したが、それぞれ14点、10点のダメージ
源さんは大失敗してしまい24点のダメージ。
徳川源三郎「やばい。やばいなあ。回復魔法は無いのか(笑)」
・源さんの銃撃は失敗。
・本田は麻痺光線を使おうとするが、GMに効果がないことを保証され、怪光線に切り替え。
大成功し16点のダメージを与えた。
(2ターン)
・曽根崎君香は切りかかるが空振り。
・吉野裕也の銃撃は命中し15点。
小田切進「フラフラな人は居る?」
徳川源三郎「はーい。残り14」
・小田切が回復させ5点。
本田黒猫「そういえば煙草の存在を忘れていた」
曽根崎君香「吸うだけで1ターンでしょ」
吉野裕也「1ターンで済むの?」
徳川源三郎「くわえ煙草なら1ターン」
GM「神業使ったら火が消えたりするかも(笑)」
GM「すると緋王剣は力尽きたようにカランと床に落ちた」
徳川源三郎「あれれ」
GM「吉野君の尊い切り刻まれのおかげで全体攻撃が1回で済みましたね」
徳川源三郎「ああ、一定ターン経過したからか」
GM「その通り」
徳川源三郎「よし、剣が手に入ったな」
GM「剣を手に取った吉野くんは『軽い』と思った」
吉野裕也「あれれ」
小田切進「どうも霊力が無いようだ」
本田黒猫「器だけ、ということだね」
GM「誰か力を注げる人がいれば・・・」
情報カード〔緋王剣〕
緋王剣は格闘武器ではなく射撃武器である。刀身から気(意志力)を放つ。 |
徳川源三郎「そういえばいたね、力を注げる人。携帯番号も知ってる」
本田黒猫「電話かける?この夜中に」
GM「午前4時過ぎ(笑)」
徳川源三郎「とりあえず、外に出てからだな。誰か応急処置してくれ」
本田黒猫「自分に医療手当」
徳川源三郎「おい、俺にもやってくれ」
本田黒猫「自分が7点、源さんが6点」
吉野裕也「俺も自分で医療手当。せい・・・っぱい(笑)」
本田黒猫「吉野に使おうか」
徳川源三郎「いや1回の戦闘に1回しか使えない」
曽根崎君香「やっとこうかな。失敗(笑)」
吉野裕也「霊力を付与してもらいに行きましょう」
本田黒猫「神社の御神体をぶちこむとかできないの?」
吉野裕也「鍛えなおす、と書いてあるよ」
GM「神社行ってやってみれば」
本田黒猫「そうか、まだ城にいるのか」
徳川源三郎「ではこの後速攻で向かうか」
一同『よし行こう』
GM「夜中で眠気があるのでひとつ判定を。意志力―10」
徳川源三郎「え、失敗したら即寝てしまうの?(笑)」
一同『全員失敗!(笑)』
GM「では、これ以降抵抗力が半減されますのでご注意」
一同『半減!?無理じゃないか(笑)』
吉野裕也「これは、とりあえず一端帰るべきじゃ」
曽根崎君香「そうだね、帰ろう。眠いよう」
徳川源三郎「では、明日のお昼に集合しよう。週末の約束って夕方だから大丈夫だな」
本田黒猫「昼でいいの? 朝のほうがいいんじゃないか」
徳川源三郎「朝に集合ということで」
土曜日:河螺綺(カラキ)神社の歌声
GM「では土曜日になりました。少し状況を整理しよう。
城に鬼が現れたのは金曜日の夜でした。
その前が火曜日の夜でした」
曽根崎君香「かーきんか」
GM「その前は夏祭り」
吉野裕也「3日ごと」
徳川源三郎「距離を算出できないの? どれくらい移動したか」
GM「皆さんが気づいた通りなのでマップを見ればだいたいわかるよ。新橋駅だけがちょっとずれているけど」
吉野裕也「最終的にカラキ神社に行くのはわかるけど・・・」
徳川源三郎「そうか、今日は研究所あたりなのか。となると出るのは日曜日?」
吉野裕也「いや、3日ごとかもしれないから月曜かも」
徳川源三郎「パターンから言うとその通りだな。じゃあ月曜は研究所に突入するか」
本田黒猫「その前に武装の強化をしたい」
吉野裕也「緋王剣を鍛えなおさなくっちゃ」
徳川源三郎「とりあえず今日は神社に行こう。わーい巫女だ巫女だー(笑)」
曽根崎君香「男どもは全員はしゃいでるな」
GM「カラキ神社はあまり大きな神社ではない。無人ではないが。東南部には1か所しか神社がないのだけれど、あまり人が訪れることはない」
本田黒猫「地方の神社か」
徳川源三郎「狂ったヤツは剣が神社にあると言っていたんだっけ」
吉野裕也「剣は器だから中身があるのかも」
徳川源三郎「ひょっとしたら家臣が神社に奉納しているかもしれない」
GM「鬼が天守を奪う、なんてこと言ってたけど鬼はいなかったね」
吉野裕也「神社にいるのかなぁ」
徳川源三郎「ひょっとして、いま定期的に出ているバケモノが鬼なのか。もしかして城主だったりして(笑)」
本田黒猫「城主がとりに行ってるのか(笑)」
GM「あ、しまった。その展開にしようと思ってたけど言うべきことを言って無かった。無しにしよう(笑)」
本田黒猫「じゃあ鬼に決定だ(笑)」
GM「不開門から出てくるはずだったんだよー」
徳川源三郎「遅々として進まないからはしょったんだな」
GM「完全に忘れていました(反省)」
吉野裕也「よしカラキ神社に行こう。あのお兄さんに連絡取れないのかな」
GM「橋爪家はどうします?」
吉野裕也「そうか、さらわれたお嬢さん」
本田黒猫「行く人は決まっているよ。小田切」
吉野裕也「ばらけて行動かな」
徳川源三郎「橋爪家はさらわれた女の子の実家でしょ。一人で十分でしょ」
吉野裕也「『お嬢さんを下さい』(笑)」
本田黒猫「それはひとりのほうがいいな」
小田切進「うん、一人で行かせてくれ(笑)」
吉野裕也「俺はお兄さんに連絡して鍛えなおしてもらうよ」
徳川源三郎「ついでのこの銃にも力を込めてもらってくれ」
本田黒猫「俺の怪光線もどうにかならないかなー」
吉野裕也「なんだか荷物がいっぱいになってきた(笑)」
本田・曽根崎・徳川「我々は神社へ」
GM「では神社組から進めよう。君たちは河螺綺(カラキ)神社はあまり大きくないと知っている。ただ敷地面積はぼちぼち大きい。
石段もそこそこの数があり、鳥居は7基抜けると神社本殿に着く」
本田黒猫「周りの掃除は行き届いているのかね?(笑)」
GM「ぼちぼちかな」
本田黒猫「結構人がいるのかな」
GM「君たちがいる周囲には誰も見当たらない」
徳川源三郎「どこだ・・・どこだ巫女は!?(笑)」
曽根崎君香「今日デートのくせに(笑)」
GM「残念ながら巫女は居ない。知覚力ロール」
曽根崎君香・本田黒猫「大成功!」
GM「成功した人には、この世のものと思えないような声が聞こえてくる」
本田黒猫「聞いてみるか」
曽根崎君香「あべし・・・ひでぶ・・・」
GM「どうやら社務所のほうだ」
吉野裕也「ん?しゃむしょ?」
GM「神社の事務室みたいなもん」
本田黒猫「聞き耳のようなことはこの距離ではできないのか」
GM「うたと言えばうたのようにも聞こえる」
本田黒猫「近づいて聞き耳してみるか。失敗」
徳川源三郎「我々も社務所のほうに行くか」
GM「いま聞き耳しようとした人は精神点に3点のダメージを受けてください(笑)」
本田黒猫「え、ガーン」
吉野裕也「失敗してもダメージなの?」
GM「うん、成功したらもっとダメージだった(笑)」
徳川源三郎「よし、行くぞ」
GM「社務所に近づくと、いわふるジャイアンリサイタル『ボエーーーー』『ボエぇぇえぇええ』と聞こえる(笑)」
徳川源三郎「そういうたぐいの歌だったか。トントン」
GM「気づいていないようだね」
本田黒猫「ガスガス!」
曽根崎君香「開けよう」
GM「ガラガラと開きます。そこにはマイク片手の四条坂久遠さんが(笑)」
全員『ああ~~~~~』
吉野裕也「あれ、ということは俺もそこに合流することになるのか」
徳川源三郎「電話が通じていればな」
GM「そのへんの床を見るとピピピピ音を立てている電話がある(笑)」
本田黒猫「あのー、電話鳴ってますよ」
四条坂久遠『ほうほう、奇遇じゃな。ボチ』
吉野裕也「もしもしー」
四条坂久遠『何用じゃ、私はいまたいへん忙しい(笑)』
曽根崎君香「吉野くんの回線には、周りの笑い声が聞こえるのね」
徳川源三郎「なるほど、だからカラオケで歌うと怒られる、なんて言っていたわけだ」
四条坂久遠『所用があってここを離れるわけにはいかん。邂逅を望むなら神社まで来るがいい』
吉野裕也「うう、ええ、ああ。行きます(笑) というわけで神社組に合流するよ」
本田黒猫「我々は歌上手いっすね、とでも言っておこう」
四条坂久遠『当り前じゃな(笑)』
吉野裕也「とりあえず着きました。こんにちは」
曽根崎君香「私たちはそれまでジャイアンリサイタルを聞かされていたの?」
GM「それだと廃人になるから、止めていたことにしよう(笑)」
吉野裕也「あれ、みんなどうしたの?顔色悪いよ(笑)」
本田黒猫「あの美声を君にも聴かせたかったよ」
吉野裕也「そうなの?じゃあ聴かせてもらっちゃおうかな(笑)」
吉野以外全員『やめろー!(笑)』
四条坂久遠『どれ、ここらで本気を出すとしようか』
吉野以外全員『全力で止めにかかる!(笑)』
四条坂久遠『ぼええええ!』
吉野は本人の希望通り歌声により3点ダメージ。
徳川源三郎「ある意味すごい武器だな(笑) ところで何でここにいるの?」
四条坂久遠『言わなかったか、いまはここに世話になっておるのじゃ』
吉野裕也「知らんなあ」
GM「部屋のはじっこのほうでは、この家の人っぽいのが『あはははは、あはははは』って乾いた笑いを続けている(笑)」
全員『そうねー、世話になってるのねー』
吉野裕也「で、この剣を直してほしいんですけど」
四条坂久遠『ふむ、この剣をどこで手に入れた』
吉野裕也「あ、あの、あっちで・・・」
四条坂久遠『?』
徳川源三郎「ここは『かくかくしかじか』でいいんだよ(笑)」
GM「とりあえず、ちょっと剣の話は置いておくとして・・・」
吉野裕也「え、歌?(笑)」
GM「歌って欲しいのか?! 河螺綺神社のカラキという音は神楽(カグラ)を隠蔽するためにあてられた音なんだって。
カラキも本来は神楽と同じく神の音楽の漢字を当てる。いまは別の字だけど」
四条坂久遠『戦国時代、この場所で鬼を討つ剣が鍛えられたという伝承は確かにある』
GM「河螺綺神社はニギミタマの持ち主ではなくアラミタマを神葬していた場所」
徳川源三郎「なるほど、わからん」
GM「ニギミタマは普通の、優しい人の魂。アラミタマは荒ぶる神のもと。つまり、ここは城主を祭ったところなんだ、荒ぶる神として」
徳川源三郎「ほうほう」
吉野裕也「城主をか」
徳川源三郎「つまり神様は祭っていない?」
吉野裕也「城主を神様として祭っているが正しいのでは」
GM「その通り。荒ぶる神のアラミタマがニギミタマになるまでは、この神社は存在し続けるというわけ」
曽根崎君香「ふーん」
GM「荒ぶる神を祭った当時の神主の血が、現在の護法十八家の術者の皆さんに流れている」
曽根崎君香「護法十八家ってみんなが同じカラキ神社で祭ってるの?」
GM「現在では一部の人たち。この神社は護法十八家の中でも分家になっている葉澄家が管理している」
徳川源三郎「ちなみに市場坂さんも十八家なの?」
GM「四条坂さんはトップ。護法十八家の上に立つ」
徳川源三郎「はー、すごい人だったんだな」
曽根崎君香「十八家の名前って私たち全部知っているの?」
GM「知っているけど、このお話しには出てこないので、単純に十八家でいいです(笑)」
本田黒猫「うーん、橋爪家?」
GM「いや、橋爪家は入っていない。橋爪家は十八家の下のポジションになる」
曽根崎君香「え、違うんだ」
本田黒猫「宗家はどこになるの?」
徳川源三郎「宗家ポジションが四条坂家なんでしょ?」
曽根崎君香「あれ、四条坂家って十八家の1つじゃないの?」
GM「違います。十八家とは別の家です。血筋的にはつながっていない家もあるけど四条坂が中心にいました・・・」
吉野裕也「もしかしたら剣を作るときに、四条坂家を中心にあつめられた人たちなのかも」
GM「そういう人たちもいました。方角を守るために配置されていたのが十八家でした」
吉野裕也「五葉湖の神官もそうだったりして」
徳川源三郎「で、十八家の名前は?」
曽根崎君香「知っている人がいるかもしれない」
吉野裕也「あの政治家とか?」
GM「確かに羽柴の名はある。
他の家は言っても(別のお話のネタ設定なので)意味が無い」
吉野裕也「恋敗れたかな(笑)」
徳川源三郎「まだ敗れていないだろう」
曽根崎君香「どういう関係があるのかしら。ドキドキ」
GM「あとの連中は…」
徳川源三郎「長瀬とかいたりして(笑)」
曽根崎君香「きっつー」
本田黒猫「そ、その中に外国人はいないよね」
GM「いません。(あなたの奥さんは十八家の関係者だけど十八家じゃない)
いままでの登場人物で十八家の人は、小田切さんが名刺もらった双輪(フタワ)という女の人が苗字同じというくらい。今後も一切出てこないと思うけど」
曽根崎君香「名刺なんか貰ってたっけ」
本田黒猫「ほら、公園で酔っぱらっていたときだ」
吉野裕也「あの人、関係ある人だったのか」
GM「そんなものだね」
本田黒猫「じゃあ、剣は大本のひとに頼めば直してくれるかもしれないということか」
吉野裕也「それが久遠さんだよ(笑)」
曽根崎君香「いるやん、すぐそこに、マイク持って!(笑)」
本田黒猫「そーかそーか」
徳川源三郎「で、マイク持って歌ってテンションも上がっているだろうからOKだろう」
吉野裕也「我々が歌を聞いて耐えた変わりに剣に力をください~(笑)」
四条坂久遠『では一時間ばかり聞いてもらおうか』
本田黒猫「もう、いっそデビューさせたら?」
吉野裕也「神の声を持つ人(笑)」
四条坂久遠『私はいま表に出るべきではなのでな。でなければこんな所ではなく堂々と歌っておるわ』
徳川源三郎「もしかしてさ、カラオケボックス放り出されただけなんじゃないの(笑)」
吉野裕也「ではやってもらうか」
徳川源三郎「俺は用事があるからこの辺で、じゃ(笑)」
吉野裕也「一時間耐久か」
本田黒猫「俺たちは経験済みだ、気づかれぬよう耳栓をしよう」
GM「意味ないだろうな、『本気』で歌うから(笑)」
本田黒猫「物理的な歌じゃなくて魂の歌なのか!」
GM「この人、術者だからねえ。歌によって術を紡ぐ人達の大ボスですから(笑)」
曽根崎君香「マクロスかな(笑)」
その後の一時間で、脱走した源さん、不在の小田切以外全員が適度に精神点のダメージを受けた。
橋爪家:咲夜の素性とは
GM「では次は橋爪家のほうに行きましょう」
吉野裕也「待て、剣は治ったの?」
GM「治ってないよ」
一同『歌っただけ!?(笑)』
吉野裕也「あれー」
曽根崎君香「これも剣のため、くううう(笑)」
徳川源三郎「ダッシュで逃げて正解だった」
GM「小田切さんは大きな屋敷に到着しました。門をくぐると大きな庭園があって、綺麗な池には鯉が泳いでいる。そんなおうち。玄関をおばさんが掃除している」
曽根崎君香「市原さんかな(笑)」
GM「やたら覗く人ではない。おばさんに案内されて奥の座敷に通される」
本田黒猫「ししおどしがあるんだろうねえ」
小田切進「かぽーん」
GM「おばさんが茶菓子を置いて『ご当主はすぐ参りますのでお待ちください』」
小田切進「茶菓子を食べながら待とう(笑)」
吉野裕也「すぐだな」
GM「おいしい茶菓子でした。しばらくすると黒髪短髪の美青年が入ってくる」
橋爪貴摘『お待たせしました。私が橋爪家当主の橋爪貴摘だ(ハシヅメ タカツミ)。さて、此度はどのような案件かな』
徳川源三郎「これは、仕事の依頼だと思ってるな(笑)」
小田切進「うーん、写真を見せるか」
徳川源三郎「でも二歳からいないんじゃなかった? いない、ということになっている、だっけ」
小田切進「では洞窟の写真を見せよう。念写で撮った写真なんですけど」
橋爪貴摘『・・・これは、誰かな?』
小田切進「え? これは咲夜ちゃんじゃないの?」
GM「咲夜の名を出すと顔色が変わる」
橋爪貴摘『どういうことか。咲夜はどこかで捕まっているということか』
小田切進「おうちにはいないんですか(笑) いないよねえ」
橋爪貴摘『実は、咲夜とは彼女が6歳の時から会っていない。あの人は私の末の妹になる。
私たちは家のしきたりに縛られ、咲夜の行方すら知ることができない。
そして、当主として私の口から咲夜のことを語ることもままならない。
知っているかもしれないが、橋爪家は血を大切にする。というよりある遺伝子を大切にするといったほうが正しいか』
本田黒猫「ええー」
橋爪貴摘『それを媒介して橋爪の力を維持するのだ』
吉野裕也「遺伝子研究所って関係あるのかな」
徳川源三郎「ハイになる薬とか、話があったな」
本田黒猫「つながってきたな」
橋爪貴摘『術者というのは2種類いることはご存知か。
1つは形式により術を行使するもの。魔術といかそういったものだ。
もう1つは生まれながらにして超越した力を行使するもの。
橋爪家がどちらに属するかは言うまでもない・・・』
小田切進「どっち(笑)」
GM「前者、形式重視ですね」
橋爪貴摘『我が家は近親婚を何世代も繰り返し、その血を維持いてきた。
咲夜はその輪から抜け出すことができたのだ、それは良いことなのかもしれない。
ここから先は私には話すことができない』
GM「橋爪貴摘さんと入れ替わるように女の人が入ってくる」
曽根崎君香「やっぱりのぞいている人がいたんですね(笑)」
GM「市川さんじゃありません。奥さんなんだろうね」
曽根崎君香「さっきの話からすると姉か妹なのかな」
橋爪透香『貴摘が妻、透香(トウカ)にございます。
妹が持つ、橋爪と異なる力のことをお話ししましょう。
あなたはSKSの方ですよね?』
小田切進「そうです」
橋爪透香『ならばエーテルはご存知と思います。
咲夜はエーテルを〔形〕あるものとし、人の目で見ることができると言います。
心を病んだ方を街を歩くだけで識別できますし、また咲夜自身がエーテルを産み出します』
小田切進「産み出す?」
GM「そう。エーテルを産み出すからこその特異点」
橋爪透香『咲夜の体に生まれた〔ソレ〕は人格を持ち、暴れることがあったのです』
徳川源三郎「ははーん。そんなことあったな、鉄仮面出てきたとき」
吉野裕也「(本田見ながら)あったねえ」
本田黒猫「・・・もしかしてラスボス?(笑)」
橋爪透香『その時に妹は手がつけられず、我が両親に幽閉されたのです』
徳川源三郎「落書きした〔肉〕の文字の事を怒っていたわけじゃないのか(笑)」
本田黒猫「良かった肉じゃなかったんだ」
GM「怒ったのは肉がきっかけだよ(笑)」
小田切進「あ、あれがきっかけで、目覚めさせてしまった(爆笑)」
曽根崎君香「我々みんな青ざめてるなー」
GM「咲夜のご両親は、『術は行使したら消費するもの。産み出すなど人の所業ではない』と怒ったのだそうだ」
橋爪透香『6歳のときに妹はこの家を離れ、五葉家に預けられたのです』
曽根崎君香「ご!?」
徳川源三郎「ご、五葉家!?」
橋爪透香『5年前に五葉家のご当主が亡くなられてから、行方が全くわからなくなっていたのです』
曽根崎君香「五葉家ってあの宿のだっけ?」
吉野裕也「それは光源氏計画のほう、五葉家は崩壊していたうちだ」
徳川源三郎「祭司に殺されたやつか」
GM「小田切さん知覚力ロール」
小田切進「成功」
GM「咲夜がエーテルを産み出すのは、ゲートと同じような仕組みなのでは。
人格が宿るって、それはつまり《歪み》なのではないか、と思った」
小田切進「なるほど」
GM「五葉家は祭司に当主が殺されていたところね。
で、咲夜ちゃんの力を使えば、逆にゲートの場所を探知できるのでは、とも」
小田切進「なるほどね。ゲートの探知機か」
本田黒猫「鉄仮面にとっては都合がいいわけだ」
徳川源三郎「でも、もう用無しとか言って無かったっけ?」
GM「いえ、そんな展開はなかったよ(笑) 役に立ってくれました的なことは言ってたが」
本田黒猫「ほら、人格があるならコントロールできないでしょ」
徳川源三郎「遺伝子研究所の保管庫に入ってるかもしれない(笑)」
本田黒猫「危険だ(笑)」
GM「尊厳値さげるようなこと言うなよー。このゲームには尊厳値ないけど」
吉野裕也「このおうちって、きょうだい同士で結婚するの?」
GM「そうだね、きょうだいどころか親子でも結婚する」
本田黒猫「だから遺伝的な研究とかもしているんじゃないの?」
吉野裕也「邪悪な人もいっぱいいそう」
本田黒猫「そういうのを補うための遺伝子でしょ」
GM「うーん、変異体はいろいろ生まれるから、そういうヤツは大抵処分されてしまう」
小田切進「ははは」
GM「咲夜みたいに生き残ることもできずに死んでいきます」
徳川源三郎「死んだんかい!」
GM「咲夜ちゃん以外だよ、死んだのは!(笑)」
曽根崎君香「一瞬、全員勘違いして焦ったわ」
情報カード〔咲夜の素性2〕 橋爪家の情報。咲夜は魂(エーテル)の形が見える。また生み出すこともできる。咲夜の体に生み出されたエーテルは人格を持ち暴れることもまった。 そして咲夜は幽閉された。6歳の時に五葉家に預けられた。情報カード〔咲夜の能力〕 咲夜がエーテルを産み出すのはゲートと同じなのだろう。人格が宿るとは「歪み」ではないのか。 エーテルの見える咲夜がいればエーテルの乱れを感知・発見できるかもしれない。 |
GM「神社チームに戻ろう。四条坂久遠は歌を聞いてもらえて満足しているようで力を込める仕事を受けてくれるよ」
吉野裕也「わーい」
四条坂久遠『しかしこれだけの容量のものとなると数日はかかるな』
吉野裕也「数日って何日くらい?」
徳川源三郎「月曜日までには欲しいところだ」
吉野裕也「治るのならそれでいいよ」
四条坂久遠『だいたい4日見てもらおうか』
本田黒猫「よっか・・・」
徳川源三郎「水曜日までか。うーん」
GM「そうだね、4日というと水曜日になります」
吉野裕也「今回は使えないのか」
徳川源三郎「50口径の弾を補充しておいたら」
GM「小枝館で売ってますね」
吉野裕也「じゃあ補充しに行ってきます」
GM「吉野くんは小枝館に行きます。他の皆さんはどうしますか。
源さんは華奈ちゃんとデートだ(笑)」
曽根崎君香「ふーん、そのあとどこに行ったかわからないのね」
雪の気配
GM「曽根崎さんには電話がかかってくる」
吉野裕也「また原稿かな」
曽根崎君香「怪しげな着メロが流れ始めたよ(笑)」
GM「辻波さん(探偵)からの電話です」
曽根崎君香「久しぶり」
GM「話があるから駅前の喫茶店に来い、と言われる。ネタ提供してくれるんじゃないの」
曽根崎君香「はーい、向かいます。プチ。おっさんに呼び出されるのは何か変な気分がするが(笑)ちょっと行ってきます」
GM「その直後にまた曽根崎さんに電話がかかってきます」
曽根崎君香「もしもし」
編集者『せーんせー、飲みに行きましょう~! 先生の原稿がのる号のお仕事終わりましたんで!打ち上げどうです?』
曽根崎君香「辻波に話を聞いてから行くことは可能?」
GM「可能だろう」
吉野裕也「そういえば今何時くらい?」
GM「昼過ぎだよ。辻波さんの話をささっと切り上げれば行けるだろう」
曽根崎君香「ふむ。ちょっと遅れるかもしれないから先にやってて、てことで。あ、場所は?」
編集者『クラブ・セルヴォ-ですよ~』
徳川源三郎「え!?(爆笑)」
曽根崎君香「はい。わかりました。では喫茶店にいくよ」
GM「では喫茶店のほうを処理してしまいましょう」
曽根崎君香「颯爽とキックボードで(笑)」
GM「喫茶店に入るとおっさんが『おーい、こっちだこっち!』と大きな声で手をヒラヒラしてる」
曽根崎君香「恥ずかしいなあ、と思いながら行く。すたすた。久しぶり」
辻波双介『今日はそれほど重要な用事ってわけじゃない。面白い話を聞いたんだ』
曽根崎君香「なになに」
辻波双介『お前、NGFって知ってるか?』
曽根崎君香「えぬじーえふ?」
吉野裕也「のぐち、ごろう・・・(笑)」
曽根崎君香「いや、知らないな」
辻波双介『ナーブ・グロース・ファクター(nerve growth factor)。神経成長因子ってヤツだな。
医学分野で注目されてる物質で、アルツハイマーなどの症状が改善するらしい』
徳川源三郎「いいじゃん」
本田黒猫「治るわけじゃないのか」
辻波双介『神経の回復とかそういうことをするんだが、これには副作用があってな。
感覚が鋭敏になりすぎたり、軽い幻覚症状が出るなどの例がある』
吉野裕也「もしかして」
本田黒猫「ニュータイプ?」
吉野裕也「この前、俺の船で見つかった粉じゃん」
曽根崎君香「なんか麻薬みたいね」
辻波双介『脳神経を成長・増加させるのだから、さっき言ったような副作用は当然ちゃ当然かもしれんが。こっからが本題だ。実は数年前NGFの誘導体で依存性を持つ化合物が、この新橋で流行した。つまりヤクだ。
それが再び新橋を覆うかもしれないとネット上で噂されている』
曽根崎君香「どこから流れてくるの?」
辻波双介『よくわかっていない。裏サイトでは書き込みが見られる。そのヤクは俗に〔雪〕と呼ばれているようだ』
本田黒猫「白いのか」
辻波双介『雪が新橋を包みこむ、という言葉には気をつけろ。
実際どういうことになっているかわからんが、警察の動きも激しいようだし。もしかするとやばい状況かもしれんが、連載ネタにはなるんじゃないか』
吉野裕也「・・・それ、持ってたりする(笑)」
徳川源三郎「何グラム、いや、何キロ持っているんだろう。キロなら一財産作れるな、ぶつぶつ」
曽根崎君香「ホットケーキ一回分くらいじゃないの(笑)」
GM「1つ500グラムくらい」
徳川源三郎「でかいな」
曽根崎君香「ホットケーキ2回分だな(笑)」
小田切進「それはポケットに入らない」
GM「辻波さんの話はそんだけ。ではクラブ・セルヴォーに行っている人」
徳川源三郎「はーい」
吉野裕也「その前に俺買い物済ませちゃっていい?」
GM「OK」
吉野裕也「エーテル弾6発購入」
本田黒猫「俺もおお願いが。製作期間3日のジャンプブースター作りたい(笑)」
GM「わかりました、製作にとりかかりました。でもジャンプブースターって何?」
本田黒猫「跳躍力が伸びるんだ!」
曽根崎君香「ぼよよーん、ぼよよーん。何やってんの?(笑)」
本田黒猫「助走なしで5メートルまでジャンプできる」
曽根崎君香「それ他の人も使えるの?」
本田黒猫「俺だけだな」
曽根崎君香「え、ジャンプして怪光線?」
本田黒猫「うん。大成功したら10メートル飛べる」
徳川源三郎「着地したとき死んじゃうんじゃない?(笑)」
Club Cerveau
GM「華奈さんに会うので源さんは格好よくなってから行くことになります」
吉野裕也「おお、外見が《普通》に」
徳川源三郎「《良》だよ(笑)」
GM「華奈さんと源さんがクラブ・セルヴォ-に到着。とりあえず踊ろうかという話になる」
徳川源三郎「ギクッ」
曽根崎君香「でも、自分ではうまいと思っているんでしょ?」
GM「じゃあ、敏捷度ロールでもしてもらおうか」
徳川源三郎「わーい(泣) 勘弁してほしいなあ。えーい、成功」
GM「おお! では源さんと華奈さんの2人はいい雰囲気で踊れて楽しめています。魅力的な中年男性が踊っているわけだ(笑)
周囲は若い人が多いから結構目立つね」
曽根崎君香「あら、あのおいちゃん」
GM「しばらくすると2人は少し踊り疲れてくる」
糸嶺華奈『源さん、どうします?もうちょっと踊る?』
徳川源三郎「ちょ、ちょっと待ってください。と言いながら『デート初級編』など本を読みだす(笑)
・・・ちょっと、飲みながら話でもしましょう(爆笑)」
GM「うむ、初級編だからな」
曽根崎君香「うわーマニュアル男が(笑)」
GM「疲れた2人がカウンターに座ると、オーナーらしき男が声をかけてくる」
オーナー『いやーお二人さんなかなかお似合いだったね。ここ、初めてだろ?』
徳川源三郎「そうです」
オーナー『カクテル1杯サービスしとくぜ。マスター、あれ頼む』
GM「2人の前にカクテルが2つ出てくる」
徳川源三郎「まさか、アレか」
GM「青い液体の上に、白い液体が重なり、その上に『雪のように粉がかかっています』(笑)」
本田黒猫「やっぱカクテルか」
徳川源三郎「ええー」
オーナー『うちの新カクテル「アクア・スノウ・フォーリン」。なんか最近有名になってるっぽい』
徳川源三郎「ちなみにこの白い粉って何なのかなあ?」
オーナー『なんだろうね?(笑)』
全員『えーー!!??』
曽根崎君香「嘘でもいいから粉砂糖とか言って欲しい」
オーナー『飲んでみればわかるさ!(笑)』
徳川源三郎「いやー、それはなあ。でも、あの《雪》の件はソネさんからは聞いていないんだよね?」
GM「聞いてないねえ」
徳川源三郎「となると知らないのか。じゃあ飲むか。ええーやだなー」
GM「飲みますと、甘くてシトラスっぽくてとても飲みやすく美味しい」
徳川源三郎「おおー、美味いじゃないか」
GM「華奈さんも満足そう」
徳川源三郎「飲んじゃったよ(笑)」
吉野裕也「何かが起こるぞ」
徳川源三郎「特に抵抗ロールはいらない?」
GM「要りませんね」
徳川源三郎「ふーん」
GM「オーナーはべらべら喋ってくる」
オーナー『この店は兄貴がつくったんだ。俺はそれを受け継いだんだ。来週の土曜日にもカクテルパーティーをやる予定があるから、よかったら友達とか誘ってきてくれ』
徳川源三郎「来週の、土曜か。わかった」
GM「今日も土曜日だからちょうど一週間後になる。フロア無料開放、カクテル半額という大盤振る舞いなのだそうだ」
オーナー『じゃあね。楽しんでくれよお二人さん』
徳川源三郎「さて、じゃあちょっとラリってるわ(笑)」
曽根崎君香「まだわからないでしょ」
徳川源三郎「そっか。ヤクかどうかわからないか」
曽根崎君香「珍しいものを飲んだな、という気分なんでしょ」
徳川源三郎「そういえば警察から連絡が来ないなあ、白い粉について(笑)」
吉野裕也「デート中だからそんな仕事のこと考えてないよ。電話も電源切ってるんじゃね?」
徳川源三郎「切ってるかも」
吉野裕也「誰にも邪魔されたくないだろうし」
GM「そろそろ曽根崎さんが登場します。源さんたちは2人で仲良くしているということで」
曽根崎君香「あ、あんなところに、もう(笑)」
徳川源三郎「俺は気づかないな」
曽根崎君香「源さんたちはカウンターにいるの? 私気づく?」
GM「源さんに似ている人はいるよ。若い女の子とお酒をのんですごく楽しそう。でも心なし源さんよりイケメン(笑)」
曽根崎君香「アレー?似てるようなー」
編集者『セイセー、こちらでーす!』
曽根崎君香「あ、はーい」
編集者『先生、おどりましょーよ』
曽根崎君香「いいよいいよ」
編集者『先生は踊るのがうまいと聞いていますよ』
曽根崎君香「そんなことないわよー、にやり」
吉野裕也「敏捷度チェックか?(笑)」
GM「曽根崎さんの場合は失敗しても上手だけどな」
曽根崎君香「失敗」
GM「じゃあ普通に踊った」
編集者『さすが先生、上手ですねー』
GM「その女性編集者たちは上手くないなりに楽しんでいる」
編集者『手が決まらないんですよ』
曽根崎君香「笑っちゃだめなのよ、笑っちゃ(笑)」
GM「源さんのときと同じようにカウンターで飲むことになるわけだ。
そうするとオーナーが出てきて来週のイベントの話をしたあとに、アクア・スノウ・フォーリンを出してくれる」
吉野裕也「カクテルだよね」
曽根崎君香「辻波の話を聞いた直後だからギョッとする」
徳川源三郎「こっちはガブガブ飲んでいる(笑)」
GM「おいしいのは間違いないからね」
曽根崎君香「わたしは口つけられないなあ」
編集者『えー、先生どうしたんですか、ゴクゴクゴク!(笑)』
曽根崎君香「あ、あらあ」
編集者『この新しいアクア・スノウ・フォーリンを飲むために来たようなものですからね! 先生も飲みましょうよ~』
曽根崎君香「え、えええ。青いカクテルは苦手なのよね、違うの出してくれる?」
GM「違うのを出してくれます」
曽根崎君香「それにも白い粉かかってるとか言わないよね」
GM「粉はかかってないよ」
曽根崎君香「じゃあそれを飲んでいる」
GM「よく見ると正面に源さんの姿が見えるね」
曽根崎君香「あーあ、源さんあんなに鼻の下伸ばしちゃって」
GM「いつもより服装が素晴らしいね」
曽根崎君香「いい格好しちゃって。どうせ自分で考えたんじゃないだろ(笑)」
編集者『先生、喉も潤ったしもうちょっと踊りませんか』
曽根崎君香「どうしよう。源さんの邪魔をするわけにもいかないしな。どうしようか」
吉野裕也「人の恋路は邪魔しなければ。彼女ぶってわって入れば?(笑)」
曽根崎君香「さっきの辻波の話が気になってきたから誰かに電話する。表に出て電話してくるね」
本田黒猫「誰に?」
曽根崎君香「まずおいちゃん以外全員に(笑) 《雪》っていうカクカクシカジカの話を聞いたので気を付けておいてね、という。
でね、今クラブ・セルヴォ-にいるんだけど、変なカクテルが出てきたの。カクカクシカジカ」
小田切進「なるほど」
徳川源三郎「俺ガブガブいっちゃってる(笑)」
GM「で、戻って踊ろうとする曽根崎さんですが、背後に誰かがいることに気が付きます」
曽根崎君香「振り向こう」
GM「振り替えろとすると、そいつも動いて背後に回られる」
曽根崎君香「な、何?」
GM「『おっと、動くんじゃない』と首筋に冷たいものがあてられる」
曽根崎君香「いやー」
GM「すごく、大きな、ナイフだ」
小田切進「あっ。でも違うか」
曽根崎君香「あいつは死んだしな」
ウラド『あんたが鉄仮面のお気に入りか、普通の女じゃないか』
全員『あれ?(笑)』
曽根崎君香「なんだかすごく不名誉なことを言われたような気がする(笑) ムカ」
ウラド『奴も意外とつまらないな』
曽根崎君香「つまらないとは何よ!」
ウラド『俺は禍生の一人、ウラドだ。お前ら門狩りの対極だな。これから先、俺がお前を狙う』
吉野裕也「ストーカーだ。しかしウラドって、田中さんじゃん。金髪の」
曽根崎君香「あいつもそう名乗ったよね?」
吉野裕也「うん」
曽根崎君香「田中(笑) でも、私たちは倒したはずよ!」
ウラド『何を言っている? 初めて会ったばかりだろ』
GM「曽根崎さんが隙を見て振り返ると、以前会った男と同じ人だ」
曽根崎君香「え?」
本田黒猫「良かったね、死んだ人にもファンがいる(笑)」
徳川源三郎「なんなんだろう」
曽根崎君香「倒したんじゃなかったの?!」
ウラド『だからなんの話だ! 外見が小綺麗なだけの上に、頭もいかれてんのか(笑)』
曽根崎君香「失礼ね!あんたには関係ないわよ!」
吉野裕也「いかれているのは否定しないんだ・・・」
ウラド『なんだ、事実か(笑) 酔っぱらった気狂いを相手にしてもつまらんな。
俺からのありがたいアドバイスを1つやろう』
曽根崎君香「うん?」
ウラド『病院行け(笑)』
GM「そいつはすたすたと行ってしまう」
吉野裕也「このマスターのことだから本当に病院にいったほうがいいのかな・・・」
曽根崎君香「追っかける。追跡能力はあるが失敗」
GM「あっさり見失った。あんなに目立つ頭なのに(笑)」
徳川源三郎「もしかして、以外とたくさんいる人たちなのかな(笑)」
本田黒猫「金髪はいっぱいいるよな」
曽根崎君香「追跡できたとおもったら、全く違う人をおいかけていた。戻ろう」
GM「クラブもそろそ人が少なくなってきた。源さんもそろそろ帰ろうか、となる」
徳川源三郎「そうだね、帰りましょうか」
吉野裕也「夜のとばりに消えるのか」
徳川源三郎「消えない。それは上級編だから(笑)」
GM「源さんが鼻の下を延ばしっぱなしで帰ろうとすると、入口付近で曽根崎さんと出会います」
徳川源三郎「あっれーーー!?すごい、奇遇じゃん!(笑)」
吉野裕也「彼女のふりをするんだ!」
曽根崎君香「い・や・だ」
徳川源三郎「華奈さんについて、こちらの女性はだね、カクカクシカジカで」
曽根崎君香「はーんそうなの」
糸嶺華奈『ええ、あの有名な曽根崎先生なんですか!本、読んでます』
曽根崎君香「いやーそんなー。ドキドキ」
GM「華奈さんは曽根崎さんの本を持ってる(笑)」
糸嶺華奈『サインしていただけないでしょうか!』
曽根崎君香「いやー、といいながらなぜか持っていたペンでサインする。はい、どうぞ」
糸嶺華奈『ありがとうございます! 源さんすごいですね、曽根崎先生ともお知り合いなんて』
吉野裕也「好感度レベルが上がった(笑)」
糸嶺華奈『そういえば夏祭りのときもお会いしましたっけ』
徳川源三郎「記憶力いいなあ。そういえば今は夏なのか」
GM「このシリーズのTRPGはじめたのが夏でしたからね。リアル世界は冬になっちゃっていますけど。
さて今日はこんなところですが、何かやっておきたいことがある人いる?」
徳川源三郎「長瀬刑事に連絡をとって、粉がどうなったか聞いてみたい」
つづく
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 | 2017年7月2日 |
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 | 2017年7月9日 |
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 | 2017年7月16日 |
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 | 2017年7月23日 |
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 | 2017年8月21日 |
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 | 2017年10月2日 |
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 | 2020年5月6日 |