銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 | 2017年7月2日 |
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 | 2017年7月9日 |
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 | 2017年7月16日 |
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 | 2017年7月23日 |
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 | 2017年8月21日 |
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 | 2017年10月2日 |
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 | 2020年5月6日 |
このリプレイはシステムにゴーストハンターを使用しているが、時代や歴史背景は異なる。
時は現代、舞台は日本で設定されている。
シナリオテストの意味合いが強かったため、今回あたりからゴーストハンターらしさは微塵もなくなりつつあります
いざ粕川城
本田黒猫「午前3時に集合だぞ、3時に」
吉野裕也「きょ、今日は…」
GM「抜け出せないだろうね」
徳川源三郎「いままでの情報をソネさんの方にも流しておくよ」
曽根崎君香「まぁ、そんなことがあったの」
GM「ようやくハートマークが収まってきたみたいだな(笑)」
徳川源三郎「というわけで、戦支度して3時に集合だ」
GM「じゃあ吉野君はマジでいないんだね」
吉野裕也「いや、2時55分に終了(笑)」
本田黒猫「なんだ、ピンクのガウン着てくるのか?!(笑)」
GM「こころ無し、すっきりとした顔で登場したぞ」
曽根崎君香「いやに顔がつやつやした男がきたよ」
本田黒猫「…ゲッソリしてなくて良かったよ」
GM「3時になると、お城がぼややんと現れますね」
吉野裕也「また抵抗ロール?」
GM「初めて見た人はね」
吉野裕也が失敗
吉野裕也「このカードって何だっけ?」
徳川源三郎「精神力の上限が減る。マイナスになると狂う。魔法使いには結構痛いんだよ」
曽根崎君香「写真撮る、写真~。……失敗!」
GM「空が映ってるよ、きっと」
徳川源三郎「ぴーすぴーす」
GM「またピースか」
曽根崎君香「なんか源さんのピース写真結構たくさん撮っている気がする」
GM「渡しておいたら?」
曽根崎君香「鬼の写真は出来たの?」
GM「それって昨日の夜のことなんだけど」
曽根崎君香「そっか」
徳川源三郎「いや、ソネさんのはデジカメだからいつでも見れるはず」
GM「えーと、ソネさんは昨日のことをまだ誰にも伝えていないよ」
吉野裕也「行こう」
徳川源三郎「開かずの門から入るという推理は当たってるのかな? とりあえず入ろう。急がないと消えてしまう」
一同『よし、行こう』
GM「えーと開かずの門から入るんだっけ?」
徳川源三郎「そうだ」
曽根崎君香「そして曽根崎さんはまた何かいいそびれたような気が…した(笑)」
本田黒猫「過去形かよ」
吉野裕也「とりあえず不開門へ行く。って開かずの門ってそんな簡単に開けられるの?」
GM「だって不開門と言ったって普通の門ですから」
吉野裕也「じゃ、開けました」
GM「簡単に開きました」
徳川源三郎「当たりだったか」
GM「本丸と天守があるんだが、どっちから行きますか?」
全員『天守でしょう!』
本田黒猫「もちろん目的は」
吉野裕也「あの剣さ!」
本田黒猫「…でも普通天守から行くのはやばいよな。とっても危険な気がするんだが」
小田切進「魔導書はどこにあるんだろうね?」
徳川源三郎「本丸じゃないか。……巻物かもしれないが(笑)」
本田黒猫「和風なら掛け軸ってのもありかも」
吉野裕也『我が人生終わりなり(笑)』
徳川源三郎「そういえばまたクリスタル(エーテル結晶のこと)が出てくるような話をしてたな」
本田黒猫「あのゴックンと飲み込むやつ?(笑)」
徳川源三郎「おいしいかは分からんが」
GM「確かに有りますよー。けど抵抗ロールあるから気を付けてね」
本田黒猫「さてさて今回の生け贄はだれかな」
(書いていたマップを見せるGM)
GM「天守なんて部屋の数はたかが知れてますな。一階には部屋が3つあるけど殆ど繋がってるようなもんです」
吉野裕也「では手がかりで調査……成功」
GM「では早速発見。部屋の右の方に瓶(かめ)があって、中に赤い結晶が有りました」
徳川源三郎「壺の中から小さなメダルを見つけた(笑)」
吉野裕也「トゥントゥントゥントゥ~ン」
徳川源三郎「早速か。しかし剣は見つからないな」
吉野裕也「まだ一階だし」
GM「五階まである。五階が天守閣です」
小田切進「赤いやつはどうする」
本田黒猫「喰うしかない! ……しかし、誰が喰う」
曽根崎君香「その赤いのが食うやつだってことは分かるの?」
GM「分かるよ。形と物質が同じだから。ただこの間の結晶は青かったけれど、これは赤い」
曽根崎君香「みんな『ゲッっ』て顔してる(笑)」
徳川源三郎「……なんかヨダレたらしてる人いない?(爆笑)」
本田黒猫「赤ということは何らかの攻撃性があると考えたほうがいいのでは」
徳川源三郎「では食べたい人手を挙げてください」
吉野だけ手を挙げた。
吉野裕也「ちょっと味を知りたい」
徳川源三郎「じゃあ烏龍茶渡して、『ほれ、これで飲め』」
曽根崎君香「いいなー、私の時はそんなことしなかったくせに(笑)」
GM「抵抗ロール」
吉野裕也「大成功しちゃた」
本田黒猫「何味?」
吉野裕也「なんかね、ストロベリー味(爆笑)」
曽根崎君香「青いのはなんだっの~」
本田黒猫「にがうり……」
GM「では十面ダイスを一個振ってみてくれない?」
吉野裕也「7」
GM「吉野くんは<神業>阿修羅を覚えました。(うわー勘弁してくれよー)」
吉野裕也「手が生えてくるのは嫌だよー(笑)」
GM「阿修羅……『かのものの腕は三対となる』」
吉野裕也「ええ!?(笑)」
GM「使った瞬間なんだけどね」
徳川源三郎「デザートイーグルも生えてくるのか?」
GM「腕も生えてくるワケじゃないんだよ。残像のようなものです」
吉野裕也「3回攻撃なのか。これはかなり凄いぞ。精神力ってどれくらい使うの?」
GM「使わない」
全員『え?』
GM「D10一個振ってくれる?」
吉野裕也「8」
GM「カード引いて」
吉野裕也「5」
GM「じゃあ1シナリオに3回使える」
徳川源三郎「1階はほかは何もないかな。じゃあ2階だ」
吉野裕也「てくてくてく」
GM「2階に来た瞬間からすごいプレッシャーを感じる」
本田黒猫「な、何かいるねえ」
徳川源三郎「本丸を廻って強くなってからこようか?(笑)」
全員『それがいいな』
徳川源三郎「じゃあ降りよう」
吉野裕也「2階は調べないの?」
本田黒猫「今日は天守だけ廻って明日本丸に行くのは?」
徳川源三郎「だめだよ、明日は用事があるから(笑)」
吉野裕也「夜までお楽しみ」
本田黒猫「2階調べてから本丸に行こう」
徳川源三郎「そうするか」
吉野裕也「手がかりを使うよ……成功」
GM「ここには何もないようだね」
吉野裕也「本丸に行くか。ホントにいいの?」
徳川源三郎「だって天守閣がラスボスっぽい」
曽根崎君香「うん、一番上にはボスだよ」
吉野裕也「じゃ、本丸に行く」
GM「ちょっとまって(マップ書き中)」
吉野裕也「なんか時間かかってるぞ」
本田黒猫「そうだな」
吉野裕也「実は天守から剣を奪ったボスが本丸にいたりして……」
GM(あ、そこまでは考えなかった)
GM「……本丸はこんな感じ。1、2、3の部屋が表向きと呼ばれておりまして。4、5が中奥(なかおく)。7番が大奥です」
徳川源三郎「あ、大奥だー(目がイってる)(笑)」
吉野裕也「1階だけ?」
GM「うん」
本田黒猫「大奥にラスボスの奥さんがいる(笑)」
吉野裕也「君の?(笑)」
徳川源三郎「順番に調べて行こう」
GM「1番は遠侍(とおざむらい)。4、5個の部屋がありますね」
吉野裕也「手がかり、成功」
GM「和服の人が何人か倒れていますな。いずれも死んでいるようです」
曽根崎君香「骨?」
GM「いや、刀での傷がはっきりと分かる」
曽根崎君香「本当の人なのか」
徳川源三郎「つまりタイムスリップしてしまった」
本田黒猫「天守閣が現れている間だけ時間が違うのか」
曽根崎君香「どんな格好だっけ?」
GM「侍の格好」
曽根崎君香「うわ」
徳川源三郎「ちょんまげもヅラじゃない?(笑)」
GM「本物だよ、ちゃんと結ってる」
吉野裕也「持っている刀を調べて見よう」
GM「どうやら抜けないようだ」
鉄仮面の研究
徳川源三郎「2番の部屋」
GM「ここは大奥に続く廊下がありますね。部屋を調べようと中に入ると、見覚えのある人がいます」
全員『えっ!?』
曽根崎君香「誰?」
GM「君たちの敵になる人が背を向けて腕組みをして立ってる」
徳川源三郎「鉄仮面…?」
GM「その通り」
本田黒猫「ふすまを閉める!(爆笑)」
曽根崎君香「どうするどうするヒソヒソヒソ」
本田黒猫「大奥にでも先に行くか」
GM「相談していると鉄仮面はこちらに振り向く。いつも通りの笑顔だ(笑)」
徳川源三郎「あれ、鉄仮面なのに笑顔なの?」
GM「仮面が笑ってるから(笑)」
鉄仮面『これはこれは、珍しい所で会いますね』
小田切進「やあ、どーもどーも」
鉄仮面『君香さんは相変わらずお美しい』
曽根崎君香「キャーーー! ……梅図かずお」
小田切進「何しに来た」
鉄仮面『ゲートについて1段階研究が進んだのでね、それを見に来たのです』
全員『ふーん』
曽根崎君香「何の用よ!? (指さして)ピシっ」
鉄仮面『それは今説明した通りですが(笑)』
徳川源三郎「うむ、たった今聞いたばかりだ」
曽根崎君香「あ……動揺しているようです」
本田黒猫「…じゃあここは若い者同士に任せてワレワレは(笑)」
吉野裕也「そうですな」
徳川源三郎「そうだ、咲夜ちゃんはどうした」
鉄仮面『ああ、あの娘の事ですか。あなた方は居場所ぐらい掴んでいるものと思っていましたが? あなた方はそこまで無能ではないでしょう』
徳川源三郎「無能と言われちゃった(笑)」
小田切進「(本田を見ながら)ちょっと苦しい?」
本田黒猫「いやいやいや。あたくしは秀才です」
吉野裕也「君香さん、写真写真。ツーショットツーショット」
曽根崎君香「やだよー」
徳川源三郎「鉄仮面の目的は何だろう。ゲートの軍事利用だろうか」
本田黒猫「日本征服じゃないのか」
徳川源三郎「とりあえず害はなさそうだからほっておこう」
GM「そうはいかないんだな」
本田黒猫「こ、ここは若い者たちに任せて。曽根さん残してピシャっ」
曽根崎君香「ああー(笑)」
鉄仮面『この城のこと聞きたいことがあるのではないですか?』
曽根崎君香「さっっき人が倒れていたけれどあれは何?」
鉄仮面『ああ、あれですか。この城と同じく君たちが作り出したものです』
曽根崎君香「んん?」
徳川源三郎「オレいつの間に城主募集に金払ってたんだろう(笑)」
鉄仮面『そうではありません。詰まる所、あなた方がこの城のことを考えたからこの城が姿を現したのです。粕川城復元の話、テレビ番組に夏祭り。多くの人の思念が、エーテルが少しずつ集まって現実化したのです』
徳川源三郎「じゃあさっきの切られた人たちは、俺たちがその話を聞いていたから現れたことになるのか」
GM「うん、伝承の話からの影響だろうね」
本田黒猫「鬼がもう1匹残っているのは間違いないのか」
徳川源三郎「つーことはここで魔導書が欲しい欲しいと願えば、魔導書がたくさん置いてあるかも知れない(笑)」
吉野裕也「本丸にボスがいないと念じればいないのか」
本田黒猫「よし、念じよう(笑)」
鉄仮面『そう単純な話ではないのです』
全員『あれ?』
鉄仮面『私たちが不開門に細工をしたからこそこの城は現実化したのです』
徳川源三郎「不開門に入るときの思念なのか。ということはやはり天守閣にボスか」
吉野裕也「そう考えていたもんな」
鉄仮面『エーテル体の変換器として不開門を使わせてもらいました』
徳川源三郎「よくわからん」
本田黒猫「エーテルの変換器ってことは?」
GM「<歪み>は今君たちが存在している全く同じ場所に存在する。認識の仕方の違いで通常は見えない」
本田黒猫「認識出来るようにしたってことか」
GM「この城は『向こう側』に存在したんだろうね。同じ所にあるんだけど<歪み>が住んでる場所にあったのだろう」
吉野裕也「<歪み>が一杯出てきそうだ」
GM「認識を変えた瞬間に、元からそこにあったものが君たちにも見えるようになった。今この瞬間に<歪み>は君の背後に居るかも知れない、けれど君のいる現世から向こうは見えないし<歪み>のいる幻世からこちら側を見ることも出来ない」
全員『ほうほう』
GM「騙し絵、とか隠し絵ってあるでしょ? 壺に見えたり、2人の顔が向き合ってるように見えるけれど同じ絵って奴。たとえば君たちには壺にしか見えないんだよ。そして向こう側からは2人の顔にしか見えない。どちらも同じ絵を見ているのにね。そういうことなんだ」
徳川源三郎「他に何かあるかな」
鉄仮面『あなた方も鈍いですね。我々がこうしてエーテルに干渉出来るようになったこと、面白いとは思いませんか』
GM「そして銀仮面、違った鉄仮面は…(笑)」
本田黒猫「銀仮面!? 豪華になったな(笑)」
鉄仮面『たとえばこういうことが出来るようになります』
徳川源三郎「…しなくていいよ(笑)」
GM「攻撃するわけじゃないから。鉄仮面の背後に光る鱗粉をまき散らす折り畳まれた羽のような物が浮き上がる。羽が開くと女性体が現れる」
鉄仮面『あなた方も知っているかも知れません。神話に出てくる天使の一人です。我々の研究が進んだことにより実際に作り出した物です。<歪み>と違ってね』
GM「さて本田君……。君は鉄仮面の言葉から色々類推しなければならない」
本田黒猫「う、どうすればいいんだ」
曽根崎君香「やってみよう何でも実験。一人で出来るもん(笑)」
GM「分析力平目で振って」
本田黒猫「成功」
吉野裕也「一瞬にして解析したか」
GM「ゲートについての調査が一つ進んだ」
情報カードを渡す。
本田黒猫「ふむふむ、ふーむふむ」
曽根崎君香「何なのよ。早く説明しなさいよ(笑)」
本田黒猫「んー、んん、ん? つまり信じる物は救われると言うことだ」
そのセリフを聞いた直後プレイヤーは本田のプレイヤーからカードを奪いとろうとする(笑)
本田黒猫「まだ読み終わってないよー」
GM「まあ、あながち間違っていないよ」
本田黒猫「より多くの人が同じ事を考えると、その事象が現実化するんだ」
=ゲートについて= [その参] 悪魔・天使というのは人が創造したものを、人間の考えたエーテル変換によって作り出すもので「歪み」と違って元々その空間に存在するわけではない。 同じ悪魔・天使を信じる人間同士が集まり、共通のエーテルを濃くする。そして変換することで「想像していた悪魔」が現実化する。 それらの想像物は人のエーテルを削って現実化するものであり、魂を削って作るのと同意義である。悪魔、天使を現実化させた分量だけ人のもつエーテルが奪われていくこととなる。 鉄仮面が見せた天使はこれに該当するのだろう。 だがこれは仮定であり、まったく根拠はない。 |
本田黒猫「みんなが、ここに女体の女性が…(笑)」
吉野裕也「違うだろ」
本田黒猫「間違えた。裸体の女性がいると信じれば出てくるんだよ」
曽根崎君香「ポカ!(笑)」←なぐった
GM「それも鉄仮面の持つ何らかの技術があるから出来るのだろうね」
徳川源三郎「変化はあるの?「オレは100年生きる」
とか」
本田黒猫「それはできないようだよ」
徳川源三郎「何か作り出すだけか」
本田黒猫「そうだよ。生み出すだけらしい。鉄仮面が一人で天使を出したけど、それだけすごいってことだろう」
徳川源三郎「天使って言うけど実際は<歪み>なんでしょ?」
GM「いや、<歪み>は同じ時空間に存在しているんだよ。まず、君たちがいるでしょ。そして2番目にエーテルがあり、3番目に向こう側の世界の認識がある。3番目に<歪み>がいる。2番目は君たちの精神・魂を意味するんだけど、これを一部君たちの側ひ引き寄せたものが天使とか悪魔なんだ」
徳川源三郎「わかんねー(笑)」
本田黒猫「幽霊なんだよ」
GM「<歪み>は確かに存在してるもの。でも天使・悪魔は存在していなかった所から生み出される」
鉄仮面『これと<歪み>を結合させたらどうなるのか、ということを考えているのです』
本田黒猫「やらないほうがいいんじゃないですかあ?」
禍々しく生まれたものたち
GM「話が一段落した所を見計らったように、奥から祭司が現れる」
本田黒猫「祭司?」
曽根崎君香「あ、前回の目の細い人?」
GM「うん」
徳川源三郎「妻と子供かと思った。『鉄仮面子持ち~!?』(爆笑)」
本田黒猫「やっぱ鉄の仮面被ってるのかなあ」
曽根崎君香「みんな笑ってる~(笑)」
GM「祭司の影には金髪の男がいる」
徳川源三郎「美女じゃなくて?」
本田黒猫「男か」
GM「日本人で金髪に染めてますって感じ」
本田黒猫「じゃあ眉毛は黒いのか(笑)」
曽根崎君香「その人は見たことあるの?」
GM「うんにゃ、全然無い」
祭司『鉄仮面様、そろそろお戻り下さい。例の実験成功したそうですので』
鉄仮面『仕方がないですねえ』
GM「ちょっと寂しそう」
徳川源三郎「なんで寂しいんだ、友達いないのか?(笑)」
GM「しゃべりたかったんじゃないの?」
徳川源三郎「俺たち鉄仮面に友達と思われてる!?(爆笑)」
鉄仮面『<歪み>と私の生み出したこれを重ねることで面白いことが出来るのです』
徳川源三郎「面白いこと?」
鉄仮面『それは秘密です』
全員『なーんだ』
GM「本田君には分かるけれどエーテルを使って生み出すということは、人間の精神を削っていくことになるわけ。それは精神力の上限が下がるのと同じ。これを一般人にやられると新橋内に廃人が増加することでしょう」
本田黒猫「鉄仮面一人でやるんじゃなかったのか(笑) 鉄仮面てすげーなと思ってたよ」
GM「そして鉄仮面は相変わらず<神業>使って消えてしまう。祭司もどっかいっちゃう」
本田黒猫「うむ、拉致られる人が増えるということか」
徳川源三郎「拉致される?」
本田黒猫「天使とか作り出すには、人が必要なんだよ」
徳川源三郎「そうなの?」
本田黒猫「魂を削って作り出す訳だから、人をつかまえて天使を作り出すんだよ」
徳川源三郎「ああ、人の魂を削って天使を作り出すのか」
吉野裕也「咲夜ちゃん死んじゃったカモね」
GM(あっさりそんなこと言わんといて)
本田黒猫「せいぜい廃人てとこでしょう(笑)」
曽根崎君香「そんなこと言ったら(GMのほうを見ながら)そこの人がピクピク言っちゃうよ(笑)」
徳川源三郎「さて、これからどうするか。とりあえず3から行くか」
GM「そう簡単には行かないんだよ。まだ金髪男くんが残ってるんだよ~」
吉野裕也「なんだよ、居たのか」
徳川源三郎「似非外国人め(笑)」
本田黒猫「英語でしゃべってやる~」
金髪男『チッめんどくせえったらありゃしねえぜ。だが「カドガリ」と「マゴウ」の初対決にオレが出られるとは嬉しい限りだ!』
徳川源三郎「聞き慣れない言葉が・・まごう?」
GM「マゴウというのは門狩りの対になる言葉だね。禍々しきを生む。『禍生』さ」
本田黒猫「ほほう」
吉野裕也「俺たちの対極ということは、ゲートを生み出すっちゅうことか」
金髪の男『お前らの持つ水茅内茉耶の力、喰らってやるぜ』
徳川源三郎「え!? 俺たちが持ってたんだっけ(笑)」
本田黒猫「そうだよ!」
徳川源三郎「茉耶の力が5つに分かれたのが俺たちに宿っているの?」
GM「5つ以上に分かれたものの一部だけどね。だからこの金髪男も茉耶の力の一片を持っている」
徳川源三郎「だったらこいつを倒せば茉耶の力を取り戻せるのか」
GM「かも知れないね」
吉野裕也「よし、奪うぞ!(笑)」
GM「戦闘開始です!」
(戦闘シーン)
1ターン
吉野裕也「デザートイーグルが火を噴くぞ~」
GM「うぐぅ、先に城に行かせたのは失敗だったか(笑)」
曽根崎君香「菊一文字で切ります」
吉野裕也「またつまらぬものを斬ってしまうわけだね」
曽根崎君香「00」
小田切進「近接武器のファンブルって…」
徳川源三郎「なんだか嫌ぁ~な予感が(笑)」
小田切進「他の人を斬ったり(笑)」
GM「100面を振って」
曽根崎君香「2」
GM「(チッ)……武器を落としただけだ」
全員『ふうう』←安堵のため息
GM「抜刀した瞬間、その場に投げ捨てたようだ(笑)」
曽根崎君香「ツルッ、しまった。最近ペンより重いもの持っていなかったから……」
GM「忘れてたけど金髪くんは大きなナイフを持ってる。金髪くんの名はヴラド」
吉野裕也「ではいきます、神業<阿修羅>!」
GM「まずは意志力判定」
吉野裕也「ギリギリ成功」
GM「命中判定」
吉野裕也「せ……せっぱい(笑)」
本田黒猫「どっちだよ」
吉野裕也「しっぱい」
全員『ええ~!?』←ブーイング
本田黒猫「3発打っただけか!?」
GM「吉野は残像を残しながら同時に3発打ち、同時に全てハズしました(笑)」
小田切進「あいた~」
GM「うーん、こういう落ちがあるとは」
曽根崎君香「刀落としたけど馬鹿にしてやる」
GM「というわけで、阿修羅失敗。吉野君はこのシナリオ中あと2回しか使えません」
本田黒猫「自重しろ」
小田切進「オレか……」
吉野裕也「ダウジングだ!(笑)」
小田切進「待機する。カード2枚もらってるんだった」
徳川源三郎「やばそうな雰囲気」
小田切進「まだ元気な雰囲気」
徳川源三郎「ではオレだ。打つ、32口径。ぽすっ(笑) ……失敗」
GM「みんな絶不調だね」
本田黒猫「麻痺光線だ」
徳川源三郎「おお、いいところをつくなあ。成功すれば一瞬で終わる」
本田黒猫「成功」
GM「あ、避けた(笑)」
本田黒猫「避けた!? 早いっ!」
GM「ヴラドはナイフをべろ~りと舐める」
本田黒猫「それで1ターン?(笑)」
GM「おいおい」
本田黒猫「しかも成功判定があったりして」
GM「失敗して『はおあっ!』とか仰け反りながら血が舌からブシュー!!(笑)」
GM「と、ひとしきり笑った後なんだけど、ヴラドは本当にナイフを舐めて終わりだ」
徳川源三郎「余裕綽々だなあ」
(2ターン)
>曽根崎君香は刀を拾う。
>吉野裕也は大成功で14点のダメージをあたえる。
>小田切進は何もしない。
小田切進「銃使えないんよ」
本田黒猫「じゃあ、ヤジ・罵声担当で(笑)」
曽根崎君香「『おうえん』で攻撃力が上がるとか」
吉野裕也「□ボタン連打で(笑)」←FFの召還獣か
本田黒猫「じゃあ、湖の女の子に電話したら?」
徳川源三郎「戦闘中にか?」
吉野裕也「今、戦闘中なんだけど君の声が聞きたくなって、とか」
徳川源三郎「死に別れの挨拶みたいだぞ(笑)」
本田黒猫「それがテクニックなのさ」
徳川源三郎「最期には君の声と聞いておきたいってか(笑)」
本田黒猫「そうそう。必ず君のために生きて帰るよ、と言うのさ」
曽根崎君香「フフ、誰にでもそんな事を言っているのね」
全員『……』 ←女性プレイヤーの発言が男性プレイヤーの心に突き刺さった
小田切進「じゃあ、とりあえずそれで」
GM「夜中の3時ですが(笑)」
本田黒猫「じゃあメールで」
>徳川源三郎はまたしても銃撃に失敗する。サイコロを振るときの気合いのなさが出目にそのまま現れているようだ。
>本田黒猫の麻痺光線がヴラドに当たるが抵抗されてしまう。
ヴラド『茉耶の力を喰らってやろう』
GM「神業<心喰い>を使ってくる。周囲にエクトプラズムのような白い口があらわれ、牙でみんなにガブガブと噛みついてくる。全員抵抗ロール」
全員『うわ……』
徳川源三郎が失敗。
GMにカードを渡されてオランウータンのような奇怪な声を上げ、皆爆笑。
更にD6を振ったあげく現在の精神点を最大値の6点分失ってしまう。また大爆笑。
徳川源三郎「あ、ああ、あああああ。どうしよう、パラパラでも踊り出すよ(笑)」
(3ターン)
>曽根崎君香は拾った刀で斬りかかる。
曽根崎君香「えいや!」
ヴラド『そんな刀が効くものか!』
GM「弾き返された」
曽根崎君香「あのー、GMサイコロ振ってないのに?」
GM「うん。斬り武器が効かないみたいだ」
徳川源三郎「銃は効くみたいだな。吉野、決めろ。これ以上我々の精神力を減らすな(笑)」
吉野裕也「仕方ない。神業<阿修羅>だ!」
あえなく失敗。
GM「『はあああ!』とかいって腕が3本に見えかけた所で消えちゃった(笑)」
曽根崎君香「肩の当たりにぽよーんと『ミス』とか出るの?(笑)」
>小田切進は「いつ暇かな?」といった全く緊迫感のない内容でメールを送る。
>徳川源三郎はまたしても失敗。失敗をサイコロのせいにしてサイコロ交代。
>本田黒猫はまた怪光線を使用し大成功。
GM「ヴラドはまたしても神業」
曽根崎君香「いっぱい使ってくるなあ」
GM「通常攻撃能力が皆無なんでね(笑)」
吉野裕也「なまくらナイフなのかな」
本田黒猫「飴だったりして(笑) だからべろべろ舐めてる」
ヴラド『いくぜ、神業<操演>』
GM「抵抗に失敗すると操られる」
吉野裕也が狙われたが抵抗成功する。
吉野裕也「効かないな」
ヴラド『やるなあカドガリ』
徳川源三郎「こちらの攻撃力も弱いが、向こうも弱いな(笑)」
(4ターン)
>曽根崎君香は成功。銃に切り替え5点のダメージ。(持ち替えに1ターンかけなかったのはGMのミス)
>吉野裕也はデザートイーグルで銃撃するが失敗。
本田黒猫「デザートイーグルはさっきから唸るだけだな(笑)」
GM「新しい銃に慣れてないのか?」
吉野裕也「あまりに反動が大きくて。まだ片手では撃てないらしい(笑)」←ふつうの人は片手では撃てません。
GM「なら両手撃ちにすればいい」
吉野裕也「気持ちだけ」
>小田切進はメール送信完了(笑)
>徳川源三郎はまた失敗。
>本田の怪光線が命中するが、まだ倒せない。
>ヴラドは神業<心喰い>を使う。
吉野裕也が失敗。
吉野裕也「ちょっと、ふらふら」
(5ターン)
>曽根崎君香の銃撃が失敗。
>吉野裕也も外れる。
>小田切進はエーテルフィストで8点のダメージを与える。
>徳川源三郎はまた失敗。
>本田は怪光線を命中させる。6点のダメージを与える。
GM「みんな外れてる中頑張るなあ」
本田黒猫「クビがかかってるから(笑)」
吉野裕也「俺たちはもしかして本田をクビにしたいのかも(笑)」
>ヴラドは曽根崎に斬りかかる。7点のダメージ。
曽根崎君香「うわー」
徳川源三郎「あれ、体力ないの?」
曽根崎君香「体力が3しかないからHPが少ないの」
本田黒猫「沖田総司みたいな人だ」
曽根崎君香「か弱いのさ」
本田黒猫「労咳が……ゲフゲフ!(笑)」
(6ターン)
>曽根崎は銃撃に失敗。
>吉野はデザートイーグルでファンブル。
皆凍り付く(笑)
GM「武器故障だな」
吉野裕也「ま、またか」
徳川源三郎「ジャムったか。ってデザートイーグルってジャムるのか?」
吉野裕也「俺が前に使ってた32口径って誰かのだったっけ?」
曽根崎君香「私が貸したのを使ってたよ」
本田黒猫「唯一の武器が壊れたのね」
GM「そのあと買ってなかった?」
吉野裕也「ああ、そうだったかも」
>小田切のエーテルフィスト、徳川源三郎の銃撃、本田の怪光線が立て続けに命中し、禍生のヴラドはふらふら。
>ヴラドは小田切に斬りかかる。7点のダメージ。
(7ターン)
>次の人がとどめかな、と言うGMの言葉に皆興奮。
>しかし曽根崎、吉野、徳川は攻撃を外す。
>本田の怪光線の一撃でヴラドは倒れた。
徳川源三郎「よっしゃ、力を喰らおう」
GM「ヴラドが倒れると同時に霧のように拡散していく」
吉野裕也「霧を吸えば力が手にはいるのか?(笑)」
GM「無い無い。霧は拡散は途中で止まり、一気に凝縮すると2つの赤い結晶になったよ。それがカランと地面に落ちた」
徳川源三郎「赤なのか、なんか嫌だなあ」
吉野裕也「<操演>と<心食い>か?」
本田黒猫「倒したやつの神業が手に入るのかも知れない」
徳川源三郎「小田切さんが操演でも持っていたほうがいいだろうな」
吉野裕也「でも、どっちがどっちだろう?(笑)」
小田切進「ダウジングする?(笑)」
GM「不許可だなあ。運で振ってみようか」
小田切進「成功!」
GM「ならばどちらか好きなほうが手に入るよ」
小田切進は<操演>を手に入れ、本田黒猫は<心喰い>を手に入れる。
判定の結果、小田切進の<操演>は4回、本田の<心喰い>は2回使用できることとなった。
一行はデザートイーグルの修理や心理療法を行って回復をはかる。
徳川源三郎「次は3番の部屋だ」
GM「ここは書院と呼ばれる所ですな」
徳川源三郎「やった!資料検索……大失敗!!」
GM「君はむやみやたらにその部屋を荒らした(笑)」
本田黒猫「俺は資料検索成功です」
GM「では1冊の読めない本を見つけた」
徳川源三郎「さんきゅうー、その本をよこしたまえ(笑) 早速解読だ」
GM「手がかりの方は何もなかったようです。魔術書を解読した結果”千本の棘(いばら)”という魔術であることが分かった」
曽根崎君香「針千本か(笑)」
GM「これはなかなか強力かもな。ダメージがD6+魔術LV。相手の敏捷度-2、かつ攻撃回数を1回に減らす効果がある。それが3ターン続く。MP消費は5。効果範囲は20mで1体」
徳川源三郎「ふむ」
本田黒猫「千本もあるなら4人ぐらいでもいいじゃないか」
GM「250本の棘?(笑) 弱そうだよ。あとはこの部屋は何もなさそうだ」
鬼の侵攻ルート
吉野裕也「次の4番の部屋に行こう」
GM「ここは居間です」
徳川源三郎「お茶でも飲むかね」
GM「そういう居間じゃないんだ。城主の執務室さ。小田切さんは気づくが霊体がいる。城主かな?」
一同『へえー』
GM「目つきが尋常じゃない。血走った目で何もない虚空を睨んでいる。狂っている、そう感じるね」
本田黒猫「城主は鬼を切った奴だったな」
GM「小田切進さんが城主に近づくとブツブツ何やら呟いている」
城主『我が霊剣はどこか…。血が足りぬと申しておるのに』
小田切進「剣など知らんぞ」
城主『はやく神社へ行かねば…、鬼が天守を奪ってしまう』
本田黒猫「ん? 神社」
徳川源三郎「鬼が天守を、とも言ってたぞ。やはり天守には鬼がいるということか」
一同『あはははー(乾いた笑い)』
本田黒猫「行ってなくてよかったなあ(笑)」
徳川源三郎「神社ってどこだー」
MAPをのぞき込むプレイヤー達。
曽根崎君香「あ、そうだ。言い忘れてたんだけど、昨日新橋駅でね~、鬼が……」
吉野裕也「河羅綺神社、ここか!」
曽根崎君香「聞けよ!(笑)」
本田黒猫「ごめん聞いてない。みんな剣のことで頭が一杯だから(笑)」
曽根崎君香「昨日こういうのを見たのよ。バンっと写真をみせる」
徳川源三郎「銀色の……つまりペプシマンを見たというわけか(笑)」
GM「色だけしか近くないぞ」
本田黒猫「じゃあギャバン?」
吉野裕也「ジバンじゃないか?」
GM「(特撮ヒーローネタはわからないんだよ)その影は2、3メートルあるようだ」
吉野裕也「やはりジバンか?」
曽根崎君香「でかすぎるわ!(笑)」
しばしマップを見ていた吉野が声を上げる。
吉野裕也「こことこことここ。まさか鬼って一直線に神社に向かってるんじゃ?」
本田黒猫「あ、本当だ」
GM(すばらしい、ノーヒントで気づいたか)
GM「たしかに、今まで鬼は粕川城跡、飯田公園、新橋駅と出現してきた。マップ上を線で結ぶと河羅綺神社が浮かび上がってくる」
本田黒猫「明日、この神社に行ってみよう。デートはキャンセルしてさ(笑)」
徳川源三郎「とりあえず本丸の調査を一旦終えてしまおう」
吉野裕也「天主に行ってから終わらせようよ」
徳川源三郎「えー、天主行くの?」
吉野裕也「天主には何かあるかも知れない」
本田黒猫「ボスを倒して刀が手に入るって安直な展開ではなさそうだし」
GM(悪かったな、安直で)
徳川源三郎「どうするべきなんだろう」
吉野裕也「二手に分かれるかい?」
徳川源三郎「まずは本丸を片づけよう。4番の居間だ」
GM「見事に何もない(笑)」
徳川源三郎「あっそ。じゃあ5番」
GM「ここは寝間と呼ばれております、城主の寝所ですな」
徳川源三郎「とりあえず寝るか(笑)」
GM「小物など色々あり、探索等行ってみる勝ちは有りそうだが」
吉野裕也「手がかりする……成功」
GM「赤いメモリエーテル結晶を見つけた」
徳川源三郎「赤か……攻撃かな」
GM「赤は<神業>、青は知識と思ってくれ」
一同『なるほど』
本田黒猫「飲みた~い」
サイコロを振って食べる人を決め、また吉野裕也が食べることになった。
徳川源三郎「なるべく攻撃系の<神業>だといいが」
吉野裕也「飲む。抵抗ロール失敗。(カードを受け取り)……はっはっは」
徳川源三郎「べつにいつもと変わらないな(笑)」
GM「手に入ったのは神業<空蝉>(うつせみ)。”いかなる干渉からも彼は木偶(デク)を残し回避する”」
吉野裕也「回避系か」
本田黒猫「いいなあ」
吉野裕也「サイコロは3」
GM「(こっちは絵札だから10。10-3か、多いな。チ!)7回使えるね。回避の鬼だな(笑)」
吉野裕也「いきますか6番に」
GM「ごめん、もう一度手がかりをやってくれ」
吉野裕也「成功です」
GM「紋付きの脇差しが見つかった」
本田黒猫「なんだこれは。鑑定してみよう」
徳川源三郎「クリティカル成功」
GM「5万円くらいかな。切れ味は良くなさそうだ」
徳川源三郎「この刀は神社に行ったときに役に立つかも知れないな」
吉野裕也「攻撃力は?」
GM「なし」
吉野裕也「身の証しみたいなものか」
曽根崎君香「源さんはそれを脇に差すと」
本田黒猫「おおー、格好いいぞ源さん。普通のスーツの腰に脇差しかあ」
GM「おなかだろ(笑)」
本田黒猫「ドスですかい!(笑)」
吉野裕也「他は何もなさそうだ。6番に行こう」
GM「6の廊下を行くと入り口の左右に霊体が2ついる」
徳川源三郎「門番か」
曽根崎君香「宦官や(笑)」
徳川源三郎「去勢されてるんだな」
GM「護衛の侍だあね」
侍『こ、これは殿。お通り下さい』
一同『はっはっは、くるしゅうない(笑)』
本田黒猫「熱いまなざしで見送られるんだね」
GM「いや、全然」
徳川源三郎「あ、そうか。殿様は狂ってるから引かれてるのか」
吉野裕也「7番やあ」
一同『おっしゃー!突撃』
GM「入った人は抵抗ロール(笑)」
本田と小田切が失敗
曽根崎君香「みんな何やってんの」
本田黒猫「大奥と言えば秘密の花園ということもあってついつい」
吉野裕也「男なら一度はと思ってしまう」
曽根崎君香「はーん(冷たい目)」
GM「君たちが入った大奥はなかなか正視に耐えがたい光景が広がっている。全員がぶちぶちに千切られて死んでいる」
曽根崎君香「何が」
全員『何が?(笑)』
GM「何がってそりゃ人の体がだよ」
徳川源三郎「……探索だあああ」
本田黒猫「やるのか!?(笑)」
吉野裕也「俺は抵抗に成功したしな。手がかり成功」
GM「血まみれの下着のようなものが見つかった以外は何もない」
吉野裕也「投げ捨てる、ばし!」
本田黒猫「今のはふんどしか?(笑)」
徳川源三郎「しかしどうするかな。このまま天守に行くか、神社に行くか」
本田黒猫「神社に行った方が良いんじゃないか」
吉野裕也「しかし鬼は神社に向かって居るんだよね」
徳川源三郎「あの写真は本当に鬼なのかな。角が生えてた?」
GM「どうだろう、髪はぶわあっと生えてるようだが……」
本田黒猫「鬼が神社に向かったとして天守閣に行くか。それとも……」
徳川源三郎「鬼はもう一体残ってるんだっけ?」
本田黒猫「一体は昔に斬り殺されてるから、神社に向かってるのは最後の一体」
徳川源三郎「でも、天守閣から確かにプレッシャーは有ったんだよね」
本田黒猫「うん。斬り殺されたほうがいるのかな…」
徳川源三郎「ひょっとしてこの城には斬り殺される前の鬼がいるんじゃないの?」
曽根崎君香「生きているほうは神社に向かっている、と」
吉野裕也「そうか、鉄仮面がイメージで呼び出すようなことを言ってたな。ほら『イメージしなさい』って言うじゃないか(笑)」
本田黒猫「そんなこと言ったら刀もイメージになってしまわないか?」
徳川源三郎「刀は実在してたんだよな。うーむ」
吉野裕也「現時点では神社にあるんじゃないか」
徳川源三郎「そうだね。ま、城はまた来れるし神社に行くか」
本田黒猫「天守閣に何があるのか確認ぐらいしておいたほうがいいと思う」
徳川源三郎「鬼がいたらどうするんだよ」
吉野裕也「ちょっとだけのぞいてみるんだ」
本田黒猫「城主は我々に気づかなかったから、鬼もそうかも知れないよ」
徳川源三郎「じゃあ天守閣の下の階まで行って、天守閣を覗きたい奴がちょろっと見てくると」
吉野裕也「そして抵抗ロールに失敗してボロボロになる、と(笑)」
本田黒猫「手がかりを持っている奴が最適かね」
吉野裕也「よし行くぞ」
徳川源三郎&小田切進&本田黒猫「俺は覗かないよ(笑)」
GM「ではでは天主に行きます。3階からかな。小田切さんはそこで武士の霊体を見ます」
小田切進「話を聞いてみよう」
武士『殿、とうとう来られたか。この孫兵衛、命に代えてもここは通しませぬ』
本田黒猫「それ、その刀、どこかに置いてきたら?(笑)」
吉野裕也「あれ、どういうこと?」
本田黒猫「さっき拾った刀を持っていると、持っている奴が襲われたりするんじゃないかと」
吉野裕也「じゃあ、殿様の刀を持っている人は2階に降りてもらって、その武士さんに話を聞こう」
徳川源三郎「なるほど、殿の証しは離しておいくのか。って俺か」
GM「じゃあ殿はどうする?」
徳川源三郎「1階まで降りるよ」
吉野裕也「孫兵衛さんに話を聞こう」
孫兵衛『これは何用ですかな?』
本田黒猫「普通に会話できそうだね」
吉野裕也「この上は何があるんですか」
孫兵衛『知らぬのか、つい先ほど緋王剣を封じた場所ではないか』
徳川源三郎「やはり剣は上だったのか」
曽根崎君香「なんで封じたの?」
GM「鬼を倒したのはいいんだけど、これ以上城主に人を斬られてはたまらん、ということだね」
吉野裕也「行くか」
GM「天守閣に行くなら気を付けろ、と言われる」
吉野裕也「殿はその刀をどこか置いておいたら? あとで取りにくればいいよ」
徳川源三郎「これって本当に必要な刀なのかな(笑)」
吉野裕也「必要になったらまた呼ぶから、殿」
徳川源三郎「鉄仮面に分からないように隠しておこう(笑)」
GM「4階です。色々物がありますね。天守閣ってのは物置だからね」
吉野裕也「探索しよう……成功」
GM「また赤い結晶を見つけたよ」
本田黒猫「のみたーい」
吉野裕也「俺は既に飲み過ぎた。おえっぷ(笑)」
徳川源三郎「さっきの<空蝉>みたいのだったらソネさんが持っていたほうがいいよな」
吉野裕也「…吐く?(笑)」
徳川源三郎「いや、これはソネさんが飲んだ方がいいんじゃないかってこと」
曽根崎君香「飲みたいな。青いのしか飲んだことないから(笑)」
本田黒猫「いちご味をぜひ(笑)」
曽根崎君香「じゃあ、飲む。ごくん」
GM「では抵抗ロール」
曽根崎君香「きゃあ、失敗」
GM(う、、また嫌な神業を引いてしまった)
GM「……神業<閃行>(せんこう)。”汝の剣は幾多の敵とまみえし時も衰えることはない”。要は全敵キャラに対する同時攻撃だ」
徳川源三郎「(自分を指さしながら)ぜ、全キャラ?(爆笑)」
GM「味方以外のだー。敵キャラ全員にだ」
吉野裕也「すごいな」
徳川源三郎「でも敵が多くないと意味がないなあ」
GM「このシナリオでは使わないかもしれないが、後半戦は使うことになるかも」
徳川源三郎「押し寄せてくる群衆を千人ぐらいなぎ倒すとか?(笑)」
GM「そして彼女は二代目の緋王と呼ばれることになるってか」
吉野裕也「二代目どころじゃないよ。緋王を超えたオンナって異名がつく(笑)」
カードを引き5回使用できることになった。
GM「ちぇっ、そんなの5回も持ってたって今回は使わないよーだ」
本田黒猫「5回というと、千人が5回くれば」
吉野裕也「5千人だ(笑)」
本田黒猫「曽根崎一人で戦国時代を生き残れるぞ(笑)」
GM「マスターにとってはやっかいなのだが、まあダイスの思し召しだからな」
曽根崎君香「ダイス次第では同じのが出ることもあるの?」
GM「あり得るね。まあ振り直すと思うけど」
本田黒猫「他に4階は何かある?」
GM「なさそうだね」
天守閣へ
本田黒猫「天守閣か…、吉野GO!」
吉野裕也「さあ、突っ込むぞ、俺は」
GM「だかだか、と駆け上がった天守閣には……刀がある。凄まじいプレッシャーだ」
吉野裕也「行きます!」
本田黒猫「逝くのか(笑)」
曽根崎君香「みんな脇から見てるのか」
GM「刀に近づこうとすると、ぐわっとドス黒い瘴気を浴びることになる。抵抗ロールじゃ」
吉野裕也「大成功だ!」
GM「哀れな運命に流された人々の血が、涙のように刀身から溢れ出す。それとともに刀はゆっくりと起きあがる」
緋王剣『我、器なり。我を求めるもの、注ぐもの必要なり。流せ、己が生命を! 我が心を清めよ』
徳川源三郎「うわー、血が必要なのかあ?」
本田黒猫「血を吸わせた人が持ち主になるってことか」
吉野裕也「誰か代わって…俺のデザートイーグルはエーテル弾が無いから役立たずになってしまう」
徳川源三郎「吉野がそのまま血を垂らしたらいいんじゃないか。ただ、足りるかどうかは知らんけど(笑)」
曽根崎君香「はい、せーのっ、サク」
吉野裕也「親指のあたりを切って血を垂らしてみる」
GM「全然。剣は切っ先を向けたまま近づいてくる」
吉野裕也「……いいでしょう。来なさい!!(爆笑)」
つづく
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第四話『闇色の雪降る街/鬼人』 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-1 | 2017年7月2日 |
(その2)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-2 | 2017年7月9日 |
(その3)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-3 | 2017年7月16日 |
(その4)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-4 | 2017年7月23日 |
(その5)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-5 | 2017年8月21日 |
(その6)銀砂の楔TRPGリプレイ その4-6 | 2017年10月2日 |
(その7)銀砂の楔TRPGリプレイ その4−7 | 2020年5月6日 |