ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に(その4) 〜 ヤンもヤンだが、蠍も蠍

ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に 【全4回】 公開日
(その1)やあ、ヤン! 2017年2月11日
(その2)現場を汚さないでくださ~い! 2017年2月12日
(その3)ぺローマ鑑定団 2017年2月13日
(その4)ヤンもヤンだが、蠍も蠍 2017年2月14日

GM   :じゃあ、ペローマ神官が出てきた。「任せておいてください。」
(コロコロ) これは《悪魔》が使う毒ですな、《悪魔》の名前は『ベルギュゴーレン』。

《暗闇の悪魔》ベルギュゴーレン
ベルギュゴーレンは、貪欲の魔元帥に率いられた第五師団に属している〈悪魔〉です。己の欲望を満たすために、その邪魔をするものを排除してやろうと誘惑してきます。
肉体を乗っ取って顕現する時は、二本の尾を持つ黒い蠍の姿をとります。はさみと、尾の針で戦います。針には、強い毒があり、それで殺されると、死体は緑の腐液になってしまいます。
ベルギュゴーレンはリーリュの花の香りに弱いと言われています。
カルティエ:花については、我々は聞き覚えはあるの?
GM   :ある、一般的な花だ。 花屋ですぐに手に入る。
カルティエ:花屋に行ってきます。
アトス  :大量に買いこもう。
カルティエ:リーリュの花をください。
GM   :ピンク色のカスミソウによく似た花だ。一本1ムーナ。
カルティエ:10本買っておこう。
マサシ  :私も10本買った。
ギル   :10本買う。
GM   :じゃあ、ヤンも「1本だけ買っておきます」(笑)
アトス  :(コロコロ) 俺も1本しか買えない。
レイン  :(コロコロ) 同じく1本。 (笑)
GM   :結局、33本買ったわけか…

GM   :ところでみんなは、まともな休眠を取ってないのですこぶる疲れている。
アトス  :寝ようか?
カルティエ:どこで?
GM   :ペローマには仮眠室がある。
カルティエ:じゃあ、そこで仮眠を取ろう。
GM   :じゃあ、寝て、夕方頃起きた。
アトス  :寝起き悪いぜ~
カルティエ:私は低血圧だった~
レイン  :俺は朝寝坊だった~
GM   :今は夕方だから大丈夫(笑)
ギル   :俺は寝相が悪いんだけど(笑)
GM   :ヤンはみんなが寝ている間にガヤンテンプルに戻っていた。
カルティエ:眠くなってないって事は、ドコかで寝ていたな?(笑)
GM   :「大変ですっ!」
カルティエ:またかっ!(笑)
アトス  :出会い頭にケリを入れる。
マサシ  :で、どうなすったの?
カルティエ:どうした、ヤン!
GM   :「ガヤンテンプルがゲーナーの潜伏場所を掴みました。」 ゲーナーと言うのは『光の夢』の幹部のソーサラーだ。
カルティエ:ソーサラーを捕まえてなかったのか、ガヤンテンプルは。さすがにヤンを雇っているだけの事はある。
アトス  :全くだ。
レイン  :散々言われてるね~
GM   :ヤンは耳を押えている。
アトス  :無理やり聞かせる。
カルティエ:聞け~! これが現実だ~
GM   :ゲーナーは右奥歯地区の倉庫に潜んでいるそうだ。
カルティエ:それのドコが大変なの?
GM   :「じつはですね、アニアの家で事件があった同じ時刻にガヤンテンプルの牢屋で、似たような事件が多数起こったそうです。」
カルティエ:そう言う事は先に言え~っ!
GM   :「あぁ~っ!」(笑) で、「《悪魔》化した信者達が街に出て大騒ぎになっていたようです。」(笑)
レイン  :無能ーだ。
マサシ  :みんなで囲んで、せ~の!
(一同)  :ゲシゲシゲシッ!
GM   :《悪魔》化した信者を捕らえて話を聞き出したところ、《悪魔》になってしまった信者が、今夜そこに集まるらしい。
カルティエ:ゲーナーの所に?
GM   :そう。 ゲーナーはガヤンの動きを、始めから予測していたようだ。
カルティエ:なるほど。で、ガヤンテンプルは予測してなかったと。
アトス  :後手後手だっ。
カルティエ:全て後手。
GM   :しょうがないじゃないか、先手は打てない。
カルティエ:そりゃそうか、防犯思想はそうだね。
GM   :「で、どうしましょうか? 今、倉庫はガヤンの監視下にあります。アニアを助け出すには、今夜のガヤンの踏込みの前に行動を起こさなければなりません。」
アトス  :でも、名簿には名前は載ってないんだろ?
GM   :だから、消せないって。「ウソの報告はできませんよ~」
カルティエ:何時も真実に耳を塞ぐおまえが悪いんだ。(笑)
レイン  :役たたずめ。
GM   :これでも神官候補にたびたび上がることも…
アトス  :候補だろ、候補!(笑)
カルティエ:名前だけお義理であげてもらってるんじゃないの?
GM   :「ガヤンテンプルが今夜、一斉に倉庫に踏込むそうです。アニアがガヤン信者に見つかる前に何とかしましょう。」
カルティエ:自分は安全な所で待機?
GM   :「ちがいますよ~ 私も行きますよ。」
レイン  :役立たずが来ても…
GM   :「それに、他の人達に先んじてゲーナーを捕縛できれば神殿での私のカブも上がるでしょう。」
カルティエ:ピシピシピシッ!!(笑)
にゃー  :ガリガリッ!

カルティエ:アーレンは意識を取り戻してるの?
GM   :ああ、取り戻したよ。
カルティエ:アニアちゃんと何があったの?
GM   :「あいつら急におしいってきやがったんだ。俺と引き離されそうになって、アニアのやつは、必死で抵抗した。
そしたら、あいつ………急に姿が変わっちまって………、あいつらを………。 頼む、アニアを見つけてくれ。俺………、俺………、あいつを怪物でも見るような眼でみちまった。あいつに謝りたいんだよ。 アニアを守ってみせるって、そう約束したのに。この傷をつけたのは、あいつじゃない。《悪魔》のせいなんだ。頼むよ、アニアを助けてくれ。」と、頼んでくる。
カルティエ:《悪魔》って、一度《悪魔》になっちゃうと、戻れないんだよね?
GM   :状況による。《悪魔》の誘惑に対して「イエス」と言えば良い。しかし、意識して望んでいない場合いは、三度その力を使う事で、完全に《悪魔》と合体する。
アトス  :まだ2回か…
カルティエ:ゲーナーをどうにかするしかないか…
GM   :『緑羽団』のリーダー、ルバートもココにいるよ。「俺達も行くぜ!」
レイン  :いい。
GM   :「アニアを助けるんだ! 腰抜なんぞに任せておけるか!」
アトス  :でも、ヤンに負けたんだよね~(笑)
カルティエ:腰抜っていうのは正しいけれどね、でも、あんた達はヤンより役に立たないんだから。
GM   :「そんなことはねえぜ! 燃える魂があるのなら空だって飛べるさっ!」
アトス  :飛んで見せろっ!(笑) そこの窓から!
GM   :「なっ、なんだよ~ こんな昼間から恥ずかしいじゃねえか。」(笑)
カルティエ:こいつらはヤンに任せておこう、ガヤンが踏込むときの人手の変わりにでもしておいてくれ。
GM   :「そんな得体の知れない連中、使えませんよ。」
カルティエ:おいおいっ(笑)
アトス  :レイピアを抜いて脅す。
GM   :「私の一存ではなんとも…」
カルティエ:逃げたな(笑)
マサシ  :倉庫には他にも《悪魔》がいるんでしょ?
GM   :いるよ。
カルティエ:人数じゃ勝てそうもないし、我々で何とかしよう。
アトス  :がんばろう。
GM   :アーレンが「俺も連れていってくれ~!」
アトス  :レインに任せておこう。
レイン  :どうなっても知らんぞ(笑)
GM   :一人で立てるよ。
レイン  :まあそう言わずに、男の熱い友情をわかってくれ~(笑)
GM   :そういうキャラだったか?
カルティエ:今回のシナリオで目覚めたらしい。
アトス  :今回のサブタイトルは『レイン覚醒』!?(笑)
カルティエ:右奥歯地区の倉庫に向かおう。

GM   :倉庫の前に来た。すでにガヤン信者達が取り囲んでいる。その中から君達の方に高司祭の印を着けた男がやってくる。「ヤンじゃないか、どうした?」
カルティエ:ヤン? いたの?
GM   :いたの! 「ログナー高司祭、じつはそのぅ……」 チラチラと君達を見る。(笑)
カルティエ:じつはですねぇ、カクカクシカジカ。あなた達に任せておけないと、ヤンが言ってたんです(笑)
GM   :「ご協力感謝する。戦いが始まれば支援の約束はできない。そちらの判断で動いてくれて良い。ヤン、後で詳しい話を聞かせてもらうぞ!」と言って、指揮に戻った(笑)
アトス  :これでカブも下がったね。
GM   :ログナー高司祭が突入の合図をするとあちこちで笛の音がする。
カルティエ:えっ? もう突入!?
(一同)  :ピーッ ピーッ!
GM   :で、ドヤドヤと百戦錬磨のガヤン信者達が突入していく。
カルティエ:私達も行こう。
GM   :倉庫の中では《悪魔》になった信者達と、ガヤン信者達の戦いが始まっている。みんなは偶然にも(笑)襲撃をまぬがれ倉庫の奥に着く事ができた。
アトス  :都合が良いねェ。
レイン  :アーレンは?
GM   :ヤンが連れてきている。途中でログナー高司祭と、「ヤンッ! 今のうちに奥へ行けっ!」などと、かっこいい場面があったと思ってくれ。
アトス  :ウソだ~
カルティエ:実際は戦ってる最中にコソコソと「ヤンッ! どこに行く!?」とか、あったんだよ(笑)

GM   :倉庫の奥だ。
カルティエ:アニアちゃんどこ~!
GM   :奥からソーサラーのゲーナー、ちなみに89歳、いっさいの体毛が無い。と、たくましい、短い金髪の中年女性と、少々やつれたアニアが現れる。
「ほう、邪魔が入ったか…」と、ゲーナー。
「アニアよ、《悪魔》と化し、奴らを粉砕するのだ~っ!」アニアはビクッと体を震わす。
カルティエ:アーレン何か言ってやりなさいよー
GM   :アニアの体を黒い靄のようなものが現れる。モヤモヤ~ン!
アトス  :シャキーンッ!
カルティエ:どうにもならんって!
レイン  :シャキーンッ! 花!!! (笑) くわえてみる(笑)
GM   :「アニアーーー!」と、アーレン。
それに気づいたアニアは「アーレン!? 生きていたの?死んだと聞かされていたのに…」
「アレくらいで死んでたまるか!」とアーレン。
レイン  :熱い…熱いオーラがっ!(笑)
アトス  :みんなで、「熱い熱い」ってやってる。
レイン  :俺は熱い男も好きだ~!(笑)
GM   :「騙されるでない! アレは[幻覚]だ! シャストア信者が居るであろう!?」と、ゲーナーが言う。
アトス  :ドコに!?(笑)
GM   :「俺は幻じゃあないっ!」と、アーレン。
カルティエ:熱いね~
レイン  :熱いぞ~
GM   :「おまえと始めてのデートの時、露天で綺麗な石のついたブローチを買ってやっただろう? そしたらおまえ、安いブローチだってのに感激して大泣きしたっけな。」
アトス  :体中が痒い~、やめろ~! おらぁっ!(笑)
カルティエ:結婚式は私に仕切らせてね~
GM   :アニアは、アーレンが来ても、心の傷は癒えきらなかったようだ。
「私はたくさんの罪の無い人々を殺してしまった罪人です。私は孤独、誰にも必要とされていない。」
そして、ゲーナーが追い討ちをかける。
「おまえは罪を犯してしまった。それを償うには、自らの命をもってするしかないのだ。さあ、《悪魔》に全てをゆだねるのだ。暗黒の彼方からやってきた歪みがお前を罰してくれるぞ。 そうして、お前も偉大な力の一部になるのだ。そうすれば、二度とつらい思いもせずにすむのだぞ」
カルティエ:ゲーナーの口を閉じよう。
マサシ  :[説得]をする。「騙されちゃダメだよ~!」
GM   :呪文か? 距離は5メルー(m)だ。
マサシ  :うっ!
GM   :説得の内容によってはボーナスもペナルティーも付く。
マサシ  :じゃあ、「アニアさんには、アーレン君っていう良い人がいるんだから…」
GM   :「そうだっ! アニアッ! 俺がいるっ!! だから、一人ぼっちだなんて、悲しい事を言うなよなっ!!!」
アトス  :黙れぇっ! ガスッ!!!(笑)
GM   :「アウッ!」(笑)
カルティエ:邪魔すんなよ~! 説得してんだろ!?
GM   :「ずっと一緒にいて、俺がおまえを守ってやるから…」
マサシ  :よしッ、今だッ! [説得]! (コロコロ) 成功。
GM   :(コロコロ) だめだった、何かが足りないようだ。
レイン  :指輪だ!!!
アトス  :アーレンに持たせる。
GM   :NPCに持たせんのはやめようぜ~(笑)
マサシ  :この指輪を知ってるかい?
カルティエ:あなたのお母さんが、あなたが好きな人の所にお嫁に行く時に、渡そうと大事にしていた指輪よっ!
GM   :その言葉によって、アニアの心は、暖かいもので満たされ、アニアにまとわり付いていた黒いもやが、離れていく。
マサシ  :やった~
GM   :アニアはその場に崩れ落ちる。そのもやは、中年のたくましい女の方に漂ってくる。
女は動揺するけど、ゲーナーが、「ロンよ、動くでない。」と命令し、黒いもやはジッとする女にまとわりつく。
カルティエ:やばい、間合いを詰めないと。
GM   :ゲーナーが何かの呪文を唱えると…
アトス  :近づく!
GM   :ロンと呼ばれた女性は、みんなが接敵した瞬間、大きな黒い蠍へと変身する。
アトス  :遅かったかっ!
ギル   :みんなで花束を突き付けて、「お願いします!」て、言ったのに断られたんだね(笑)
GM   :花の効果は、多少はある。二百本以上あればかなりの効果があったんだけどね。

(一ラウンド目)
カルティエがイニシアティブを取った。
カルティエは1歩下がって[倍速]の呪文集中。
マサシは1歩下がって[火球]の呪文集中。
ベルギュゴーレンは二本のハサミと、1本の尾でアトスに、もう1本の尾はレインを攻撃。アトスがハサミで、いきなり11点の叩きダメージを受けてしまう。ゲーナーは呪文集中。ヤンは接敵した。

アトス  :だれか治癒してくれ~!
カルティエ:しばらくは無理だ。

ギルはベルギュゴーレンに切りつけ、9点のダメージ。
アトスは1歩下がった。
レインはベルギュゴーレンを迂回し、ゲーナーに近づく。

(二ラウンド目)
マサシの[火球]の呪文発動。
ゲーナーは[瞬間移動]の呪文で逃げ出す。

カルティエ:速攻で逃げやがった(笑)
レイン  :カムバーックッ!
マサシ  :戻ってきたら困るでしょっ!(笑)

イニシアティブはアトスが取った。
アトスはその場で待機。
レインはベルギュゴーレンの後ろに回りこんだ。

レイン  :次から殴ってやる。
GM   :尾が二本君の方を向いてる。
レイン  :………? しっ、しまった~~~!(笑)

カルティエは続けて[倍速]の呪文集中。
マサシは[火球]を投付ける。

GM   :[火球投げ]持ってた?
マサシ  :エッ! 持ってないよ。(笑) (コロコロ) 成功!
GM   :よけられない。
マサシ  :(コロコロ) …3点…
GM   :表面で弾けた。(笑)

ベルギュゴーレンはハサミでギルを、尾でレインを攻撃。ギルに11点の叩きダメージ、レインは四点の刺しダメージを受け、[朦朧]となった。

GM   :さらにレインは[生命力]抵抗を行なってくれ。
カルティエ:毒だ。
レイン  :(コロコロ) 成功。
GM   :尾は刺さったままになっている。
レイン  :エッ!
GM   :次のラウンドに引き抜いて、今受けたダメージの半分のダメージを受ける。

ヤンはベルギュゴーレンに切りつけ、6点のダメージ。

カルティエ:しっかりしろよ、ヤン。

ギルはベルギュゴーレンに切りつけ、12点のダメージ。

レイン  :さすがだ。

(三ラウンド目)
レインは[朦朧]から、回復した。
イニシアティブはカルティエが取った。
カルティエは続けて[倍速]の呪文集中。
マサシは[すばやさ]の呪文集中。
ベルギュゴーレンはまず、レインに刺さっている尾を抜き、レインは三点のダメージ。

レイン  :[生命力]が0になった。(笑)

ベルギュゴーレンはギルに尻尾で、アトスとヤンにはハサミで攻撃し、アトスにクリティカル! [防御点]無視で叩きの11点ダメージ。

アトス  :[生命力]-8だ~!

ギルには3点の刺しダメージ。ヤンは盾で止めた。

GM   :ギルは[生命力]抵抗。
ギル   :(コロコロ) 失敗。
GM   :1Dのダメージ、さらに[敏捷力]-2。[敏捷力]がマイナスになると、緑の液体と化す。(笑)

ヤンはベルギュゴーレンに切りつけ、6点のダメージ。
ギルも切りつけ、8点のダメージ。
アトスも切りつるが、よけられてしまう。
レインも切りつけ、6点のダメージ。

(四ラウンド目)
レインは[気絶]した。

レイン  :暇になってしまった。
GM   :ヤンを演じててくれ。(笑)
レイン  :[全力攻撃]しよう。(笑)

ギルも[全力攻撃]の宣言。
カルティエは[倍速]をギルにかけた。
マサシは[すばやさ]の呪文をキャンセルした。
イニシアティブはカルティエが取った。
カルティエは[大治癒]の呪文集中。
マサシは[脱水]の呪文集中。
ベルギュゴーレンはハサミと尾でアトスに、ハサミをギルに、尾でヤンを攻撃する。
ギルは叩きの11点ダメージを受け、ヤンは刺しの5点ダメージ、[生命力]抵抗に失敗する。アトスは何とか両方防御した。
ギルは[全力攻撃]し、一回目をよけられるが、二回目で6点ダメージ。
アトスも切りつけ、4点のダメージ、これは装甲に弾かれた。
ヤンは二回きりつけるが、一回目で敵にクリティカルでよけられ、武器を落としてしまう(笑)

アトス  :プレイヤーが変わっても、やっぱりヤンか…(笑)
レイン  :俺のせいじゃないぞ。
GM   :俺のせいか? (笑)

ギルの[倍速]の行動。二回きりつけ、一回目がクリティカル!
しかし、特殊な効果は無く、5点ダメージのため装甲に弾かれる(笑)
二回目で11点のダメージ。

(五ラウンド目)
アトスは[気絶]した。
カルティエは[大治癒]をギルにかけ、8点回復。
ヤンは[全力攻撃]の宣言。
イニシアティブはカルティエが取った。
カルティエは[大治癒]の呪文集中。
マサシは続けて[脱水]の呪文集中。
ベルギュゴーレンは、ギルとヤンをハサミと尻尾でそれぞれ攻撃し、ギルに叩きの7点ダメージ、しかし[防御点]に弾かれる。
ヤンは叩きで10点ダメージと、刺しで四点のダメージを受け、尻尾は刺さったままになる。

レイン  :ヤンの[生命力]が-2に…(笑)
GM   :殺すなよっ!

ギルは攻撃し、またもクリティカル! しかしまたもや通常ダメージ、12点のダメージを与える。

レイン  :2回攻撃だ!
GM   :武器落としてんだろ?
レイン  :前のラウンドの残りで、拾ってたんじゃないの?
GM   :じゃあ、前のラウンドでしゃがんで拾って、このラウンドの一回目に膝立ちになって、二回目で、立ちあがって切りつける。

ヤンの攻撃、3点のダメージ(笑) 当然弾かれる。

カルティエ:弱っ!

ギルの[倍速]の行動、2回切りつけ、一回目は外し、2回目は4点ダメージ、弾かれる。

(六ラウンド目)
マサシの[脱水]の呪文発動、6点のダメージ。
カルティエは[大治癒]の呪文をヤンにかけ8点回復。
ヤンが[全力攻撃]の宣言。
イニシアティブはギルが取った。
ギルは切りつけるが、よけられる。
ヤンの[全力攻撃]、二回攻撃、しかし、一回目でファンブル!(笑)

レイン  :ヤ~~~ン!!!(笑)
カルティエ:ヤン…最高だ!
ギル   :おいしいとこ持ってくね~(笑)

ヤンは武器を前に1メルー(m)飛ばし、ベルギュゴーレンの足元に剣を落としてしまう。ヤン2度目の行動でしゃがんで剣を拾う。
カルティエは[小治癒]の呪文集中。
マサシは[脱水]の呪文集中。
ベルギュゴーレンはヤンに刺さった尾を引き抜き、2点のダメージ、ヤンに向かってハサミで攻撃し、ギルにハサミと尾で攻撃する。ここで、ヤンがクリティカルで防御する。
ベルギュゴーレンは足を滑らせ[転倒]してしまう(笑)

カルティエ:蠍がひっくり返った(笑)
アトス  :ヤンもヤンだが、蠍も蠍だな。
レイン  :ナイスだ! ヤン!!!

ギルの[倍速]の行動、[全力攻撃]で切りつける。10点のダメージ、これにより、ベルギュゴーレンは倒された。

GM   :大蠍は黒い煙となり、消え去った。
カルティエ:フー、何時もギリギリだな…
GM   :時を同じくして、ガヤン信者達が駆けつけてくる。「毒に犯された者はいないか?」
レイン  :ヤン。(笑)
ギル   :俺も。
GM   :ペローマ信者が来て注射してくれる。
アトス  :気絶をどうにかしてくれ。
GM   :[生命力]を1まで回復してくれる。
レイン  :やったっ!
GM   :「ゲーナーはどうした!?」と、ログナー高司祭が駆けつけてくる。
カルティエ:じゃあ、私が解説しましょう。「1秒後に[瞬間移動]で逃げました。」(笑)
(ルナル・サーガの戦闘の1ターンは1秒です)
アトス  :速かったですよ~(笑)
GM   :アーレンがアニアに駆け寄って、話し掛けているんだけど様子がおかしい。
カルティエ:どうしたんですか!?
GM   :アニアが話し掛けられても反応しない。虚空をぼんやりと見つめている。
カルティエ:いってしまったか…
アトス  :頭を振ってみよう。(笑)
GM   :じゃあ、頭を振られた。口からちょっとよだれが出てる。
アトス  :えぇ~、じゃあ、顔をペシペシペシッ!
GM   :反応はない。
カルティエ:やめなさいって!

GM   :なんだかんだで、三日後。事件の処理はガヤンテンプルに委ねたわけだが、ヤンが『白熊亭』に来て、事情を説明してくれる。
「アニアは《悪魔》を振り払った時に、心のドコかを傷つけられてしまったようです。時間をかければ治るかもしれないそうです。」
カルティエ:う~ん。
GM   :「今は、アルリアナテンプルに強制収容されています。」
カルティエ:精神病院やね。
GM   :「アーレン達『緑羽団』も矯正施設に送られたそうです。」
カルティエ:商人は?
GM   :オヤージュ? 神殿に働き掛けて、アニアを引き取ろうとしている。五年か六年位で出て来れるんじゃない?
マサシ  :オヤジの目録道理になっちゃったのかな?
カルティエ:今度は精神を病んだ少女を… ヤバッ!
GM   :「ガヤンテンプルからの報酬ですが、まだ準備ができないので、後でまた来ます。」(笑)
カルティエ:ヤン~、踏み倒すんじゃないでしょうね~
GM   :「ちゃんと、契約書がありますから…」
アトス  :当てにならん。
GM   :「では、私はこれで。」と言って、去っていく
カルティエ:そういえばさ、レインって戦闘で3秒位で倒れたよね?(笑)
レイン  :アトスだって、4秒位で…
アトス  :あれは、いきなりハサミが当たったから…
GM   :その日の夜、『白熊亭』で、みんなが暗い気持ちで酒を飲んでいると… バタンッ!と、扉を開いて駆け込んで来るヤツがいる。(笑)
カルティエ:どうしたの? ヤン?
GM   :ちがう、アーレンだ。
(一同)  :エッ?
レイン  :矯正施設じゃなかったの?
ギル   :脱走?
GM   :脱走してきたらしい。「お願いだみんな! アニアを連れ戻す手伝いをしてくれ!」
マサシ  :は?
レイン  :ひ?
アトス  :金だ!
カルティエ:個人的には協力したい。
アトス  :最近仕事ないし~
GM   :「金はちょっとねえんだが…」
カルティエ:別に良いって。
GM   :「今、俺の仲間たちが船の準備をしてくれているんだ。アニアと違う街に行って、一からはじめ直すつもりなんだ。」
レイン  :俺達に何のメリットが?
カルティエ:事の達成感!
アトス  :それだけじゃあ、生きていけないでしょ?
レイン  :臭い台詞?
カルティエ:私は手伝う。速攻で行こうとする。「アトスなんて気絶でもしてればいいのよ!」と、捨て台詞をして行く。(笑)
レイン  :………アーレン? 分かってるよね?(笑)
GM   :わかんねーよ
アトス  :とりあえず、面白い話になりそうなんでついて行こう。
マサシ  :猫がついて行ったから、ついて行こう。
レイン  :ギルは?
ギル   :ついていくよ!

GM   :アルリアナテンプルでは、アトスが絡まれたりしたけど、無事に潜入できて、アニアを連れ出せた。
カルティエ:ホスト・アトスか…
アトス  :またか…
GM   :そんで、アニアを連れて無事に船着場に到着した。すでに、『緑羽団』の連中が船の準備を終えている。アニアとアーレンは船に乗り込むよ。
アーレンは振り向いて、「本当に、ありがとう。あんた達の事は忘れないぜ。」といって、アーレンが手を差し出してくる。
アトス  :…これに便乗して新たな大陸へ…
カルティエ:じゃあ、アトスはNPCになるから…(笑)
アトス  :じょ、冗談だよ。
GM   :「別な街で、きっと本物の男になってやるぜ!」とアーレンは燃えている
カルティエ:口以外をどうにかしなさいよ。(笑)
GM   :「こいつ、ついさっきの事だけど、俺のこと呼ぼうとしたんだ。声にはならなかったけどさ。少しずつだけど、元に戻りはじめてる。」
アトス  :そのままにしていた方が、治りが早いんじゃねえの?(笑)
GM   :その時、船着場の方から見知った顔が歩いてくる。
カルティエ:まっ、まさか…
GM   :「おや? 皆さんおそろいで一体どうかしましたか?」 ヤンだ。(笑)
カルティエ:[電光]とか準備しておこうかな。
アトス  :蹴る準備。(笑)
GM   :「実は、ガヤンテンプルからの命令で矯正施設から脱走した若者と、アルリアナテンプルから連れ去られた女性を探しているんですが…」(笑)
マサシ  :知らない!
アトス  :ヤン、良く聞け! ココにはだれもいない!
カルティエ:知らないねぇ、そんな人?
レイン  :[誘眠]でもかけようかな?
GM   :「まあ、もうすでに、船で出ていってしまったようですね… この港を出れば、もうこの街のガヤンテンプルは何もできません。」
カルティエ:あなたも何もできないし(笑)
GM   :「ああそうそう、ログナー高司祭からこの間の仕事の報酬を渡すように頼まれまして…」と言って、薄い封筒を手渡す。
アトス  :開けてみよう。
カルティエ:感謝状?
GM   :封筒の中には、ソイル選王国のアルリアナテンプルの紹介状が入っている。
カルティエ:ほ~
GM   :「何でも、心の病に対して、腕の良い医者が居るそうですよ。では、私は任務中ですので仕事に戻らせていただきます。」と言って、君達と船上の二人に挨拶すると、出口の方へ歩いていく。
カルティエ:ガヤンもなかなかシブイ事やってくれるやん。じゃあ、封筒をアーレンに、「これは私達からの餞別よ。」(笑)
レイン  :ヤンを除く、私達からの。(笑)
GM   :「ありがとう。」と、苦笑しながら封筒を受け取るよ。
で、ルバートや『緑羽団』が一緒になって船を押し出していく。そうして、船は徐々に港を離れていく。
カルティエ:は~
GM   :むせび泣いているヤツもいる。ルバートなんかも「風邪ひいちまったみたいでよぉ。たまんないぜ。」とか言って、鼻をすすっている。(笑)
みな船に向かって、おもいっきり手を振っている。
レイン  :がんばれよ~!
GM   :アーレンも手を振り返している。そして港に居るみんなは、はっきりと見る。
ほんのわずか、わずかだけれど。アニアの手が、上がったのだ。

シナリオ終了、みんなは、3CPを得た。

アトス  :金は全然増えてねえよ~!(笑)

 

【シナリオ終了】

《NECT》第五話:時の向こうの殺人者

ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に 【全4回】 公開日
(その1)やあ、ヤン! 2017年2月11日
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