ルナルサーガ リプレイ『夢見る佳人』
GM :さて、前回の冒険から2週間後だ。140CP…、もといっ!
140ムーナ減らしてくれ。(笑)
アトス :危うく人間を辞めなくちゃならないところだった。(笑)
カルティエ:神殿で過ごしたって言うのは?
GM :却下。
レイン :1ムーナっていくら?
GM :1ドル。まあ100円と思ってくれて良いよ。1日千円だぜ、これは最低限の生活だからな、良い生活をしたい人はもっと減らしてくれていいよ。
レイン :そんな余裕無いです。俺達ってかなり貧乏なんだね。
カルティエ:ルピアちゃんはどうなったの?
レイン :その話はとっくに終わったんじゃ…
GM :アトスに聞いてくれ。
アトス :黙秘権を行使する。(笑)
マサシ :そっちが黙秘権ならこっちは熊本県だ!
(シーン………)
GM :あーぁ
アトス :やっちゃったよ~
カルティエ:しっ白い!白い~!(笑)
ニャー :にゃー、にゃー
GM :(気を持ち直して)さてっ! 全員左目地区のスラム街を歩いている。
えーと…[聴覚判定]を行ってくれ、サイコロを三つ振って知力以下を出すんだ。
マサシ :やーっ (コロコロ) 成功してますけど?
GM :いくつ下まわってます?
マサシ :えーっと… 7!
M :じゃあ、女性の悲鳴が聞こえてくる。「キャーッ!」 だいたいの場所もわかる。
マサシ :とりあえず、そっちに走る。
GM :じゃあ、マサシ1人が走り出した。
カルティエ:マサシー、どこいくの~~
アトス :マサシー!
マサシ :誰かが偉大な魔術師を呼んでる!
カルティエ:あぁ、またいつもの病気か…(笑)
GM :じゃあ、先行したマサシには悲鳴の主が見える。どうやら野良犬達に襲われているようだ。どうする?
マサシ :エッ! ぁ~
カルティエ:やばい![内気]になってる。(笑)
GM :ちなみに野良犬の数は3匹。
マサシ :とりあえず、離れて見てる。(笑)
カルティエ:魔術師だしね~~
GM :みんな追いついていいよ。
カルティエ:カルティエ参上! 何やってんのマサシ~~!
マサシ :あぁ~
カルティエ:ドリブル! ドリブル!
レイン :そんな事やってないで早く助けた方が良いんじゃない?(笑)
マサシ :ハッ! どっどうしよう。
レイン :助けましょう。
ギル :ダッシュッ!(笑)
カルティエ:はっ速い!
マサシ :見えないぞっ!
レイン :…俺、[動物共感]持ってますけど?
GM :[動物共感]?
カルティエ:共感しておまえも襲うのか~~!?(笑)
GM :なんにせよ、距離がある。 10メルー(メートル)位。
アトス :ギルに続く。
レイン :俺も!
GM :マサシとカルティエは?
カルティエ:追う。
マサシ :近づく。
GM :さすがに、5人…いや、違った。4人…でもなくて、3人の人間と、ドワーフとウィザードが一人づつ、ドド―ッと近づいてくるので(笑) 野良犬は逃げ去った。
アトス :逃さん!(笑) ([暴れん坊]+[サディスト]) 押さえようとするには知力以下だっけ?
GM :そう、[意思判定]だ。
アトス :(コロコロ)
ギル :[暴れん坊]も?
GM :うん。
アトス :押さえた。
ギル :(コロコロ)俺も。
GM :じゃあ、二人とも大丈夫。で、「危ない所をありがとうございました。」と、花束を持った、二十歳くらいの金髪の長髪を頭に結い上げた女性が話しかける。
カルティエ:(花束を見て)アッ~~! なにかあったんですか?(興味深々)
マサシ :エッ! いきなり聞いちゃっていいの?(笑)
GM :「私はアリアズナと言います。」 ちなみに彼女の服装からサリカ信者であるのがわかる。「これから主人の墓参りに行こうとしていた所だったんです。」と言って、少し寂しそうに微笑む。
カルティエ:しっしまった~から(笑) GM :「皆さん、本当にありがとうございます。もしよろしければ私の家に来てくださいませんか?」まあ、お礼をしたいようだね。
レイン :俺達の方が野良犬より危ないって思わないのかな?(笑)
GM :彼女の服装からして良い家のお嬢さんっぽい。
カルティエ:サリカの高司祭もいるしね。
GM :それもある。
レイン :俺も高司祭なんだけど…
アトス :却下!
GM :それは全然関係無い。
レイン :ひっ、酷い。(笑)
カルティエ:じゃあ、ついていきます~~
マサシ :うん。
GM :みんな行く?
カルティエ:あなた達ついて来なくていいわよ。シッシッシッ
マサシ :行きます。サッサッサッ
カルティエ:アー! ドリブルだ~、ドリブルー!
GM :なんだよ、そのドリブルって?
カルティエ:だって、マサシの頭まん丸なんだもん。
GM :じゃあ、みんなついてくる?
一同 :うん。
GM :じゃあ、家に案内してもらえる。なんと頭地区だ。
レイン :またこの人はお金持ちか。
GM :そんで、そこそこ大きな屋敷に案内される。で、食堂に通されて、ぼちぼち夕方なので、夕飯などをご馳走になる、酒も出る。
レイン :振る?([酒乱]の意思判定)
GM :お好きに。
レイン :(コロコロ)成功
GM :「今日は大勢の方と食事ができて、本当に楽しいです。もしよろしければ今夜は泊まっていってくださいませんか?」と、みなさんにすすめるけど。
ニャー :にゃー
マサシ :ニャーが懐いちゃったみたいだから泊まろうかな(笑)
アトス :じゃあ、泊まるしかないな。
カルティエ:とりあえず、踊る(笑)
GM :サリカはそんなんだったか?(笑)
カルティエ:ちっ違うような気がする。もっと真面目です~~
GM :で、夜になって寝室に案内される。大部屋だけどね。
あぁ、そうそう、アリアズナさんは二十歳くらいに見えるけど実際は25歳だそうだ。ちなみに15CPも費やしている[美人]だ。
カルティエ:何~~! いいよなーそういうのに使える人達は。
GM :へへん! 結い上げた金髪をほどくと十代でも通る、と言う設定もある。
カルティエ:ちょっとピクッ(笑) でもサリカ高司祭として、おきれいですね~、と言っておこう。
GM :これも言い忘れてたけど、アリアズナさんの旦那さんは昨日埋葬されたそうだ。夫の名前はエヌンド、26歳だ。アリアズナの話によれば、かなりの好青年であったらしい。
カルティエ:好青年? んー未亡人ね、男性陣が色めきたちそうだねぇ。
マサシ :な、なしてー、なしてお亡くなりに?
GM :川で溺れたらしい。エヌンドは泳げなかったそうだ。周りに誰もいなくて駆けつけたときには遅かったらしい。
カルティエ:ふーん、妙な話ですねぇ。
レイン :河童に足でも引っ張られたかな?
GM :さて、夜中だ、みんな大部屋で寝ています。皆さん寝ながら[聴覚チェック]を行ってくれ。知力-4だ。
一同 :(コロコロ)ブー!
GM :成功した人?
カルティエ:ウィー
GM :ウィー?
カルティエ:ウィー
GM :ウィー??
一同 :ウィー(笑)
GM :じゃあ、カルティエには、ガチャリと、扉を開ける音が聞こえる。
カルティエ:ガチャリ?
GM :うん。起きていいよ。
カルティエ:は~い、起きます。
GM :すると、ランプを持ったアリアズナさんが、寝巻きを着て入ってくる。で、カルティエが起きたのに気づくと、「夫の声が聞こえるんです。」と、言ってくる。
カルティエ:はい?
GM :なんか夢に出てきて「助けてくれ~」と言っているそうだ。
「お願いします、私をお墓まで連れていってもらえませんか?」
カルティエ:…そうだねぇ、じゃあとりあえずだれか近くにいるヤツを足で蹴り飛ばして、わかりました、と言う。
GM :じゃあみんな起きていいよ。
カルティエ:えっ! みんなじゃないよ~!
GM :だれ?
カルティエ:(コロコロ)アトスを蹴り飛ばした。
GM :じゃあ起きていいよ。
アトス :起きた。
カルティエ:とりあえず、我々二人は…
GM :二人で行くの?
カルティエ:ちょっと大声で、「我々二人はあなたの夫のお墓に行きます。」と、解説的な言葉を言う。
GM :じゃあ、いきますか?
カルティエ:はい。
アトス :おう。
カルティエ:君がこぅ…
アトス :あぁん?
カルティエ:起こした意図わかってる?
アトス :わからんっ! 付いてく。(笑)
カルティエ:なに~っ! 付いて来ちゃうのか~~っ
GM :エッ! なになに、俺もわかんないんだけど…
カルティエ:いや~、居なくなった後でみんな起こしてもらおうと思っていたんだけど。
GM :ほほぅ~
アトス :俺、寝起き悪いからぼーっとしてんだぜ?
レイン :みんな寝たまま行っちゃった~
GM :そうだね、残りは寝てるね。
マサシ :そこでニャーが起きて、何だ? と、付いていくっていうのは?
GM :……いいよ。 猫ごときに何ができるかな?(笑)
マサシ :猫の目を通して見る。
GM :見れないよ、寝てるから。まあ後で猫に、何があったのか尋ねる事はできるけどね。
カルティエ:とりあえず、バトルファンはいつでも抜けるようにして行く。
GM :ん? 武装していくの?
カルティエ:そりゃあ、夜に女二人が歩くんだから、まあ、マント怪人もいるし。
アトス :マント怪人?(笑)
GM :アトスも武装していくの?
アトス :とりあえずはね。
GM :じゃあ、ガチャガチャ音がするんで、もう一度[聴覚判定]をしてくれ、って、アトスが振ってどうする? 君が音たててんだから(笑)
マサシ :(コロコロ)起きた。
レイン :(コロコロ)俺も。
ギル :(コロコロ)ガーン! 寝てまーす。
レイン :何しにいくの?
アトス :何が?
レイン :どっかでかけるの?
アトス :あぁっ?
レイン :出かけないの?
アトス :何が?
カルティエ:だめだぁ~(笑) プレイヤーが寝てるよー
(部屋の外は、朝日が照ってます。)
GM :なんだよー、まだまだこれからだぜ?
カルティエ:アリアズナさんは?
GM :「早く行きましょう。」と、せかしているけど、みんながのろのろと武装を整えているんだろ?
アトス :気持ちよーく寝ているギルにむかついて起こす。
GM :起こした。
ギル :起きた、武装する。
カルティエ:アリアズナさん、さっさと行きましょうよ。
GM :じゃあ、出発する。で、夜道をテクテクと歩きながら…みんな知力-10の[視覚チェック]
マサシ :エェ~振れませーん。
一同 :(コロコロ)失敗
GM :うーん、じゃあアリアズナが少し早足になった事に気づくくらいだ。
カルティエ:早足になった意図がわからなかったと。
GM :まあね、(本当のことは秘密) で、左目地区のはずれにある墓地に着く、夜中なんでだれも居ない。ちょっと不気味だ。
そんで、アリアズナさんは一つの墓にしがみつく、その墓は白い石でできた立派な墓で、真新しいね。墓石には『良き人 エヌンド ここに眠る』と刻んである。
周りの土は柔らかく、もりあがっているよ。埋めたばっかだしね。
GM :「早くっ! 早く主人を助けてください!」とアリアズナは言っているけど?
カルティエ:ど、ど、ど、どういう事で…ドラえもん?
GM :掘ってくれ、ってことらしい。
カルティエ:エェッ! 掘る? なぜ?
GM :夫の声が聞こえるんだそうだ。
マサシ :何だろう? [生命探知]とか[敵感知]とかできないかな?
GM :[生命感知]する?
マサシ :する!
GM :範囲は何メルー位にする?
マサシ :棺おけに届くぐらいで…
GM :2メルー位かな?
マサシ :(コロコロ) 成功! 成功度は8。
GM :じゃあ、真下に生物の反応がある、しかも人間のものだ。
カルティエ:マサシさんどうですか?
マサシ :ん?
カルティエ:いや、内気だからって黙ってないでさぁ。(笑)
マサシ :なんかいるよ。
カルティエ:ミミズ?
マサシ :いや、人間が居るみたいです。
GM :「早く掘り起こしてください!」と再び。
レイン :でもおかしいよなぁ?
カルティエ:よし! 掘り起こそう。ザックザック
レイン :おかしいよ。
カルティエ:おかしくたって、生きている人間が居る以上しかたないよ。
レイン :でも、息できないじゃん。
カルティエ:そう言う問題は全く別問題なんじゃないの?
レイン :そうかな? 一応、掘るのは手伝うけどね。
アトス :人間はすごく環境適応能力がすごいんだぜ。
GM :墓を掘り起こすんだね・
一同 :おう。
GM :約10分くらいで掘り起こせる。で、アリアズナさんが棺までたどり着くと、「あなたっ!」と、服の裾が汚れるのを気にせずに棺にすがりつく。
カルティエ:アリアズナさん下がって!
GM :ここで全員知力-4の[聴覚チェック]を行ってくれ。
一同 :(コロコロ)駄目だー!
GM :エッ! 全員駄目? まぁ…いいや。棺は誰が開ける?
カルティエ:私はアリアズナさんを押さえておこう。
GM :押さえられた。
カルティエ:じゃあ、マント怪人とグリーンジャイアントの二人で…
ギル :斧でバッキバッキやってる。
GM :じゃあ、棺は開いた、中には二十代半ばくらいの渋めの男性がいる、目は閉じてるけどね。
レイン :生きてる?
GM :呼吸はしている。「とりあえず、屋敷に運んでください!」と、アリアズナさんが言うけど?
レイン :怪しいよー
マサシ :運ぼう。
(翌日)
墓を掘り返してから半日がたった、エヌンドを背負って館まで帰り
医者を呼んだり、興奮しているアリアズナをなだめたりと大変だった。
現在エヌンドはアリアズナの看病のもと寝室で眠っている。冒険者達は
客間で茶などをすすりつつ、一息ついている。
GM :客間にアリアズナが入ってきたよ。
カルティエ:お医者様はなんだって?
GM :「しばらく昏睡しているそうですが、時期目を覚ますそうです。」と、まだ喜びの興奮が冷めないのか上気した顔で答えるよ。
レイン :でもなんで生きかえったの?
GM :「お医者様の話では、完全には死んでいない仮死状態のままで埋葬されたせいだろうと、おっしゃてました。ごくまれに似たような事があるそうです。」
アトス :旦那の呼ぶ声が聞こえるって言うのは?
GM :「さあ? でも確かに聞こえたんです。」
カルティエ:それは愛のなせる技なのかな?
GM :アリアズナは戸棚の方に歩いていって何やらごそごそしている。で、みんなに向き直って「ありがとう皆さん、これは心ばかりのお礼です。
私の言う事を信じてくれて本当にありがとうございました。」と言ってそれぞれに金の入った袋を渡す
カルティエ:え~、受け取れませんよ!
アトス :いくら?
GM :300ムーナ
アトス :もらえる物は貰う(笑)
レイン :同じく。チェッしけてんな。(笑)
マサシ :これからどうするの?
カルティエ:どうしよう?
マサシ :話がうまい方にとんとん拍子に進んで、なんだか胡散臭い。
レイン :俺はエヌンドの事について情報を貰ってきたいんだけど…
アトス :よし行ってこい!
GM :「まぁ、もっとゆっくりしていってください、ろくに御礼もしていないのに…」と言うけど。
マサシ :いや、出て行くのはレインだけで他は残ってる(笑)
カルティエ:彼はちょっと用事がありますので…
GM :なるほど、じゃあしばらく客間で休んでると、玄関の方の廊下からドスドスと足音が聞こえてくる。
そして扉を開けて、初老の紳士、といった感じの男が入ってくる。みんなを見渡して、あからさまに嫌悪を浮かべた表情で
「君達かね、夜中に墓堀をした馬鹿者は。余計な事をしてくれたものだな。」と、言い放つ。
カルティエ:死んでたほうが良かったってこと?
GM :その質問を無視して、エヌンドが寝かされている部屋に歩いていく。
アトス :何? このおっさん。
GM :「叔父のオズボーンさんです。」とアリアズナは言ってオズボーンの後を追いかけていく。しばらくすると部屋の方から言い争いが聞こえてくる。
カルティエ:それは、追わねば。
アトス :行こう。
GM :部屋に入ると、ナイフを構えるオズボーン、寝ている夫を庇うように立つアリアズナが見える。
アリアズナは君達の方を見て、「助けてください!」と言う。オズボーンはどうやらエヌンドを殺そうとしているようだね。
アトス :止めよう。
カルティエ:そりゃあ止めなきゃねぇ。
GM :オズボーンは、「何をする! 近づくな!」と、刃物を振り回すけど。
カルティエ:なぜ殺そうとするのですか?
GM :「この男を生かしておくと、アリアズナのためにならんのだ!」と、オズボーン。
これを聞いたアリアズナが「叔父様がこの人を殺すと言うのなら、私も死にます! この人のいない人生なんて何の意味もありません!」と、うるうるした瞳で訴える。
オズボーンはアリアズナの決意が本物である事を悟るとナイフを懐にしまう。そして、「失礼した。」と皆に頭を下げる。寝室を出ながら皆を手招きするけど?
カルティエ:呼ばれる。
マサシ :うん。
カルティエ:で? オズボーンさん、何ですか?
GM :じゃあさっきの客間に戻ってだなオズボーンはカップに茶を注ぐとみんなに勧める。
カルティエ:じゃあ頂く。落ち着かれましたか? オズボーンさん。
GM :「ああ。」
カルティエ:なぜあんな…彼を殺そうとしたんですか?
GM :「アリアズナはヤツのことを誉めるが、実際のヤツはろくでも無い男だ、アリアズナに財産目的で近づいて、金を騙し取ろうと考えていた。」と言ってるけど。
マサシ :ふーん。
カルティエ:我々には判断の使用がありませんねぇ~
GM :「まあそれもそうだな…」とオズボーンは言ってだな、君達の顔を見渡す。
カルティエ:じゃあ、エヌンドを仮死状態にしたのもあなたですか?
GM :「それはちがう、確かに私はヤツを殺したいほど憎んではいたがな、しかしおかしな話だ。やつの死亡は医者にも確認させたはずだがな、それが生きかえるとは…
さっきのアリアズナの反応といい、あれがエヌンド本人である事は間違い無かろう。」
カルティエ:確かめるためにあんなことしたのかな?
GM :オズボーンはマサシの顔をじっと見てるよ。
マサシ :エッエッ? 何?
GM :ニヤッと意地の悪い笑みを浮かべつつ…
マサシ :こっちもニヤッ(笑)
GM :「うむ、どうやら君はウィザードのようだな、頭は良いのだろう?」
マサシ :イエッサー!(笑)
GM :「私は非常に君が気に入った」
マサシ :あたりまえだー!(笑)
GM :「これならアリアズナも文句はあるまい。」
マサシ :エッ? ちょっと…(笑)
GM :「アリアズナの婿にならんか?」と言ってくる。(爆笑)
マサシ :エェエ~ッ、ちっちょと… (アセアセ)
GM :「アリアズナはあのとおり美人だし、気立ても良い。おまけに両親が遺産を持っている。これを断るのかね?」
「私はあんな男を姪の夫とは認めていない、あの男はアリアズナを騙して結婚したのだ。あいつが死んだときに私は喜んだものだ。それが息をふきかえすとは……」
「しかし、エヌンドはじき墓に戻る。君がヤツを殺してくれさえすれば!」と、こぶしを握り締めてマサシを見つめるけど…
マサシ :エッ~~!! 勘弁してくださいよ~!(笑)
GM :[内気]なのに、即答ですかい!(笑)
マサシ :(オドオド) たっ確かに自分は偉大な魔術師ですけど…
カルティエ:「偉大な魔術師がそんなセコイ事できるか!」とか、思ってるんじゃないの~~?
マサシ :エェ~! ……思ってるかも(笑)
GM :「そうか……残念だ。では、君達は用済みだ。さっさとこの屋敷から出ていってもらおう」
マサシ :ありゃ?
GM :「金はもらったな? あれは口止め料だとでも思ってくれ」で、オズボーンは、パンパンと手を叩き、使用人を呼ぶ。
「お客様がお帰りだ」(笑)
カルティエ:そっ、そんなお約束な…(笑)
(一方レイン<は…)
GM :怪しげな酒場だよ~
レイン :こんにちは、お酒ください、高級なの。
GM :「はいよ! 高級な酒!」どんっ(笑) 100ムーナだ!
マサシ :アッ、アホだ~
レイン :この前、頼んだ酒だよぅ
GM :「なんだよ、だったら先に言えよ。う~ん…奥に残ってたかもしれないから、ちょっと見てきてくれ」
レイン :はーい、じゃあね~
GM :じゃあ前回のシナリオのとおり、奥に通される。で、前回とは別の情報屋に会う。「で、何が知りたい?」
レイン :アリアズナの夫の話を聞かせて欲しいんですよ~
GM :「エヌンドのことか?」
レイン :そうそう。
GM :50ムーナ。
レイン :ハイハイ。
GM :「あいつについては、あまり良い話は聞かないな、どこぞの娘をたぶらかしたとか……そういや、こんな話があったな、
昔エヌンドと付き合っていた娘がいてな、その娘がしばらくして、ほかの男と結婚しようとしたらしい、そしたらエヌンドが娘に、『昔のムニャムニャな関係を男にばらすぞ!』と言って、金を脅し取ったらしい。」
レイン :ヒモみたいな男だねぇ
GM :「平たく言や、そうだな。」
レイン :ほかには? 死んだってこと知ってる?
GM :「ああ、おととい死んだらしいな。」
レイン :生きかえったんだよ。
GM :「それは初耳だ! 良い情報をくれたな。」
レイン :何かくれ!(笑)
GM :「そうだな…、エヌンドについての追加情報を無料で教えてやろう。」
情報屋の話によると、
『エヌンドは女癖が悪く、泣かされた女は数が知れない』
『アリアズナには財産目的で近づき、結婚後はろくに働きもせずに遊び惚けていた』
『アリアズナは、あの男に暴力を振るわれ、腕や顔にアザや生傷が絶えなかった』
などの情報が得られる。
レイン :それなのに『愛してる』など、どうのこうの言ってんだろう?
GM :「恋は盲目…」
レイン :そういうもんですか、じゃあ、アリアズナの家族については?
GM :「両親はすでに月に召されている。叔父にオズボーンとかいう街の貴族の有力者が居たはずだが…」
レイン :有力者なのか…
カルティエ:君は会ってないから知らないんだってば!
レイン :あっ、そうか。
GM :「情報はこんなところだ。」
レイン :どうもありがとうございました。
GM :その後、四人はどこに居るの?
アトス :白熊亭。
レイン :じゃあ、白熊亭に向かってから、屋敷に向かう。
カルティエ:そんな、ご都合主義な(笑)
GM :別にかまわんよ、めんどくさいし。
レイン :扉を開けて(ガチャッ)、あれっ! なんでみんなここにいるの?
アトス :いるから居るんだっ! いたいから居るのさっ!
レイン :そうですか…
アトス :『われ思うゆえにわれ在り』と、云うではないか。
カルティエ:意味通って無いんですけど(笑)
カクカクシカジカで、追い出されたんだよ。
レイン :そうなの? ふーん。 こっちは情報仕入れてきたよ。カクカクシカジカ。
(一同) :ほーう。
カルティエ:ますます怪しいですねぇ~
GM :何が? どう?
マサシ :旦那のイメージがだんだん代わってきた。
カルティエ:はめられた女ってどうなったの。
レイン :……聞いてない。
アトス :重要な事を聞かんヤツだ!
GM :…君らのテーブルに一人の若い女性が近づいて来るよ、だいぶ緊張しているようだ。
アトス :そいで?
GM :「アッ、あの…すいません!」
マサシ :あっあの、どうしました?
GM :「街の噂話で聞きました。あの…死んだはずのエヌンドが生きかえったそうですね?」
レイン :何で俺達が知っているってわかるんだ?
GM :でっかい声で相談してるから(笑)
「その墓を掘り返したのはあなた達なんですね?」
カルティエ:ギク!
アトス :レイン! 貴様だな!(笑)
レイン :俺一人じゃないよ~
GM :その娘は、おずおずして、何か言葉を言おうか言うまいか迷っている様子。んで、結局決心して言う。
「生きかえったエヌンドを殺してください!」
(一同) :はにゃぁ~~~?(笑)
カルティエ:詳しい話を聞きましょう、奥までどうぞ。(笑)
レイン :酒一丁!
GM :じゃあ、奥の席に行った。で、その娘曰く。
「あんな男死んでしまえばいい! 冒険者なら証拠も残さずにころせるでしょ!? お金は必ず払うからあの男を殺して!!」と叫ぶように言って、泣き崩れる。
カルティエ:まあ、まあ、事情を話してください。
GM :娘は泣きながら話すけど、エヌンドに騙されて、散々みつがされて捨てられ、娘の結婚が決まると、『相手の男にしゃべってやる!』と、ゆすりに来ていたらしい。
話によると、似たような女性がたくさんいるそうだ。「おねがいします!」と、泣きながら頼んでくるけど?
アトス :[直情]なので「許せん !俺に任せろ!」と叫んでそう(笑)
(コロコロ)何とか抑えた。
カルティエ:脅されたから殺してくれってのはねぇ?
GM :「だめ……ですか?」
カルティエ:事の起こりとか知ってるの? このコ?
GM :事の起こりって?
カルティエ:エヌンドが仮死状態になったとか、そういう事。
GM :わからないらしい、エヌンドが死んだと聞いて、飛び上がらんばかりに喜んだって。
カルティエ:へぇ~
GM :頼みが断られると、娘は泣きながら頭を下げて席を離れる。で、しばらくすると店の親父がビールを運んでくる。
「はい、お待ちどう。ところでお客さん、聞いたかい?死んだはずの男が墓から蘇ったって話!」(苦笑)
「しかしあんな男が蘇って誰が喜ぶのかねぇ」と言って食器を片付けて戻っていく。
カルティエ:街の人にも全然良いうわさが無いねぇ。
レイン :そだね。
マサシ :うん。『あんな男』って、詳しくはどんな男?
カルティエ:マスターはその男、知ってるの?
GM :カウンター越しに親父が言う、「噂話だけだがな」と言って、今まで聞いた事のあるうわさを教えてくれる。
アトス :タマット神殿に行かなくても良かったんじゃないのか?
レイン :俺はこんな情報のために50も払ったのか…(笑)
カルティエ:しかも、重要な情報を漏らしてきてるし。
マサシ :まだ旦那は寝てんのかな?
カルティエ:もう一度アリアズナさんに会って、ちょっと聞いてみたいね。
アトス :旦那が起きてるのなら、旦那にも聞きたいし。
GM :じゃあ、屋敷に行ってみる?
カルティエ:行ってみましょう!
GM :現在の時刻はなんだかんだで、夕暮れだ。屋敷に着く頃にはすっかり暗くなってる
アトス :中に入る!
GM :屋敷の中はかなり真っ暗。
カルティエ:なんかやばい。
レイン :とりあえず進みましょう。
カルティエ:かなりやばい、急ごう!
GM :全員ドドドーッ、と入るのなら、みなさん[生命力チェック]
カルティエ:なに~~!
一同 :(コロコロ)
アトス :余裕!
ギル :ギリギリ。
マサシ :ブーッ! 失敗
カルティエ:失敗。
レイン :同じく失敗。
GM :失敗した人は、全ての行動に-2、むちゃくちゃプレッシャーを感じる。
レイン :ヒーッ!
マサシ :あぁっ! これは!?
GM :ちなみに…(コロコロ) 猫は…(笑)
ニャー :にゃー!
GM :成功するわけなく、失敗。体中の毛を逆立ててる。
カルティエ:は~い! GMに質問です! キャラクターに悪魔の知識はあるんですか?
GM :もちろんあります。黒の月を信仰する種族以外にとっては、絶対的な敵です。
カルティエ:こんな状況下では、悪魔がいると予想はつくの?
GM :君らは悪魔と出会ったことが、まだ無いのでわかりません。
とりあえず、本能が逃げろと叫んでいる(笑)
カルティエ:怖いよ~
GM :[暗視]を持っている人!
レイン :はーい。
ギル :はーい。
ニャー :にゃー
GM :廊下の奥で、オズボーンが肩から血を流して倒れている。
レイン :俺、会った事無い。 じじいが倒れてる。
ニャー :みえるにゃ
ギル :「じいさん、どうした?」助け起こす。
GM :「私のことはいい! そっそれよりアリアズナのことを頼む……!」
アトス :わかった!! (シュタタタタタ!) [直情]なもんで…(笑)
GM :「アリアズナは…、アリアズナは魔女になってしまった……あの子はエヌンドに復讐している。あの哀れな魂を救ってやってくれ……」と言って、涙を流し、気絶。
マサシ :死んだかと思った。
アトス :[直情]だから、「あぁっ!! オズボーンさんがっ! オズボーンさん!! オズボーンさ~~~ん!!!」(泣)
カルティエ:同じく、「オズボーンさ~ん!」 (泣)
GM :こっ、こいつら…、シリアスなシーンを…(爆笑)
さて、気をとりなおして、全員[知力]+4の[聴覚チェック]を行ってくれ。
一同 :(コロコロ) 成功!
GM :エヌンドの寝かされていた寝室の方から、歌声が流れてくる。 細い女の声だ、どうやら一般的な恋の歌だとわかる。
カルティエ:マサシ今のうちに、[持続光]の呪文を!
マサシ :おう! (コロコロ) 杖の先に光が灯ったよ。4日もつ。
カルティエ:じゃあ、歌声の方…寝室に行こう。
アトス :ダダダッーっと、駆けこむ。
GM :では、寝室の中だ。月の光が刺しこんで意外なほど明るい。
奥にベットがあって、ベットにはエヌンドが寝かされている。ベットの横には椅子があり、そこにアリアズナが腰掛けてる。
アリアズナは、子守唄を聞かせるように歌を口づさみ、白い綺麗な布を大切そうに抱いている。
マサシ :アリアズナさん、どうしたんですか?
GM :その問いには答えず、「ねぇ、主人を見てやって。意識が戻ったのよ。
目を開いたの、動くことも話すこともできないけれど意識はあるのよ。私の言うことに、目で反応してくれるの」
と、夢見るような瞳で、楽しげに語りかけてくる。
カルティエ:こわいー
マサシ :本当に目は開いてるの?
GM :見てみる?
カルティエ:こわいー、みたくないー
アトス :じゃあ、見てみよう。
GM :アトスがエヌンドを覗き込もうとすると、急にアトスが火だるまになる。
一同 :ウワ~~~!!!
GM :ちなみに、炎自体は派手だけど、あまりダメージは無い。(コロコロ)5点。鎧の防御点で減らせる。
アトス :2点通った。
GM :「私の夫に近づかないでくださいな。」と笑顔で言う。
レイン :こわひ…
カルティエ:オズボーンさんのあの怪我は、アリアズナさんがやったの?
GM :「……叔父様には感謝しているわ、亡くなった両親の代わりに私を育ててくださった方ですもの、怪我なんかさせたくなかったのよ。でも私の邪魔をするんですもの…」
レイン :邪魔って?
GM :「せっかく私が生きかえらせた夫が逃げないように、神経を傷つけようとしたら、邪魔するのよ。」
アトス :神経を傷つける!?
GM :「そんなに怖い顔をしないで。小鳥が逃げないように羽の神経を傷つけるのと同じよ、手足の神経を傷つけただけ。
のどは水銀でつぶしたわ、口汚く罵られたくないものね。」
そう言うと、どこからともなく小箱を取りだし、まるで大切な宝物を見せるように中身を見せるよ。中には銀色の液体の入った小ビンと血の付いたダガーが入っている。
マサシ :うわぁ~、逆ギレしてる…
カルティエ:あなたは間違っているっ!
GM :「お願いだから邪魔をしないでね、叔父様なんかあんなにエヌンドを嫌っていたのに、私がこうして復讐すると言ったら青くなって邪魔しようとしたのよ。」そう言って、クスクス笑う。
「私達は、この男に復讐する権利があるのにね」
カルティエ:私達って…?
GM :アリアズナは大切そうに抱いている布を見せた。布の中には小さなしゃれこうべがある。
「私と、私の赤ちゃんよ。」
微笑みながら、胎児の骨に頬擦りする。
レイン :ギョェ~~
GM :部屋の中の調度品などが揺れはじめる。
「この男が財産目当てで私に近づいたと知ったのは結婚のあとよ。ずいぶんと酷い目にあったけど…我慢したわ、酷い人でも、私、愛していたから。でも、赤ちゃんを殺したのだけは許せなかった……」
どこからともなく、風が吹きはじめる。アリアズナの結い上げている髪はほどけ、風になびき、まるで金色の蛇にように見える。
マサシ :こっ、怖いよぅ
カルティエ:これが悪魔……? みんなやばいよ~~
GM :「赤ちゃんがいると知って、私のお腹を蹴ったのよ…何度も何度も……流産してしまったわ……その時の痛みと悔しさ、悲しみと怒りがあなた方にわかるかしら?」と言ってやさしく微笑む。
アトス :クックックッ、と一人笑っておこう。汗はダラダラ流しながら(笑)
GM :「だから私はエヌンドを殺したのよ。」そう言って、産着に包んだ骨に口づけをして、エヌンドの髪をなでる。
マサシ :何で生きかえらしたの?
GM :「泳げないと知って、河に突き落としてやったの。でも、それから考え直したわ、もっと苦しんでくれなければ、殺された私の赤ちゃんが可愛そう。ねぇ、そうでしょう?
だから私は祈ったの、彼を生きかえらせてくださいって。神様は私をあわれんで、願いをかなえてくださったわ。」
レイン :神じゃなくて、悪魔では?
GM :「この男はね、私が居なければ生きていけないのよ。私のどんな仕打ちにも耐えるしかないの。
私、一生懸命面倒を見るわ、死なれてはつまらないものね。」うっとりとして、エヌンドの顔をのぞきこんでいる。
マサシ :いや~、陰険だねぇ~ 実に陰険だ。
アトス :アリアズナの言う事にも一理あるな。
レイン :どう言う事?
GM :つまりだ、指1本動かす事もできず、声も失い、しかし五感の在るまま、エヌンドは再び死ねる日まで、ベットに 縛り付けられるわけだ。
そして殺した子供の骨を見せられ、さんざん虐待した女性の世話を受ける。これこそ、アリアズナの復讐だ。
マサシ :陰湿だよ~
GM :「私、今が一番幸せよ。 だって、エヌンドがやっと私だけのものになるのよ。」
レイン :ストーカーみたい。
アトス :俺達どうすりゃ良いの?
GM :放っておく?
アトス :ほっとく(笑)
カルティエ:ほっとけない!
アトス :なんで?
カルティエ:だって…ルナルは…悪魔の存在は許せない!
GM :確かに君らは悪魔を憎んでるよ。
レイン :俺、高司祭だし。
カルティエ:我々二人にとっては使命みたいなもんですから。
GM :立場的にね、感情が付いていくかは知らないけど。
レイン :付いていかないっすー
カルティエ:付いていかないだろうな、きっと。
アトス :物語のネタは手に入ったので、俺はほっておいてもかまわないんだけれど。
ここで一同かなり悩む、(悩め悩め、ケケッ!)
アトス :戦うの? 戦わないの?
カルティエ:戦う……高司祭だし…
レイン :俺も、ほっとけないな。
ギル :説得できなさそうだしねぇ
カルティエ:うん。
アトス :できないだろうね。
レイン :精神、ぶっ壊れまくってますから。
カルティエ:殺して引導をわたしてあげるしか…
GM :いったん悪魔に魂を奪われた者は…
カルティエ:殺すしかない。
GM :そう。しかも、殺したとしても、魂は解放されない。月にも逝けず、ただ消滅するのみ。
カルティエ:う~ん。
レイン :殺すしかないですね。
カルティエ:彼女を救えないとしても、それでも、今生きている人間を巻き込むよりは!
レイン :このままじゃ、被害が広がるかもしれないし… 気が進まないけれど、やるしかないっしょ。
カルティエ:GM~、すでに[呪文集中]に入っていいですか?
GM :じゃあ、戦うという意思を見せるんだね?
カルティエ:見せます。
GM :そうすると、アリアズナの体が体がメキメキと変身する。
(ペラペラとルールブックをめくる)
アトス :……で?
GM :ちょっと待ってて(笑)
マサシ :どの呪文使おうか?
レイン :[幻惑]とか効かないだろうな~
アトス :俺、死んじゃうんだろうな~(笑) 黒焦げだし。
カルティエ:もう悪魔がでてくるとは… -2のハンデがあるしきついよ~
マサシ :ニャーの体力を使ってやる~
レイン :ここで戦うより外に出た方が良いんじゃ…?
カルティエ:オイオイ!
アトス :貴様、被害を広げるつもりか!?(笑)
GM :ガープスルナル無い?(笑)
マサシ :まだ調べてたの~?
GM :(ペラペラ)
レイン :だって、ここ狭いんだもん。
カルティエ:広くなりゃ、どうにかなるの?
レイン :いや…ならない。
マサシ :アトス、怪我してるんだっけ?
アトス :丸焦げ。
カルティエ:この呪文が終わったら、治すよ。
GM :あったっ!!!(読んでる)
マサシ :何をアトスに掛けんの?
カルティエ:[小治癒]
GM :神秘学持ってる人!
マサシ :はい。
カルティエ:技能無しで知力-2で振れます!
GM :-2でチェック。
マサシ :(コロコロ)成功、成功度は3
カルティエ:(コロコロ)同じく成功、成功度は4。
GM :次の事がわかる。名前はバクラルヘ、飢えた悪魔の別名がある。
バクラルヘは異性に対する執着と独占欲を利用して誘惑する第6師団の悪魔だ。
その姿は、黒い獅子と腐りかけの山羊と合体者の頭を持つ、虹色の大蛇だ。
三つの頭はそれぞれに意思を持ち、痛みによるショックは一つの頭が引き受けて、後の二つには影響を及ぼさない。
一つの頭が全力攻撃をして、もう一つが全力防御もできる。
カルティエ:強いー!
レイン :そんなもん倒せんの?
GM :さあ? とりあえず、変身の間の、5ラウンドをあげよう。
この間に、アトスとギルはそれぞれ[準備]をして接敵。カルティエは、[倍速]をギルに。
レインはその場で[準備]。マサシは[脱水]の呪文集中。
(1ラウンド目)
マサシの[脱水]は失敗。
マサシ :ブー!
カルティエ:駄目駄目やん。
イニシアティブはカルティエが取る。
カルティエは[韋駄天]の呪文集中。
ギルは攻撃するが、よけられる。
バクラルヘは、ギルに向かって攻撃、そこで山羊の頭突きがクリティカル! ギルは2点のダメージを受ける。
GM :[生命力抵抗]に失敗すると[朦朧]となるよ。
ギル :(コロコロ) 成功してる。
マサシは[すばやさ]の呪文集中。
次はレインの番。
レイン :なにもできないぞ! 切りかかっても無駄だろうし…
GM :弾除けぐらいにはなる、当たったら死ぬけど(笑)
レイン :いやだー!!
結局、[誘眠]の呪文集中。
アトスは攻撃、しかしこれもよけられる。
ギル、2度目の攻撃、5点の切りダメージ。
(2ラウンド目)
マサシの[すばやさ]の呪文発動。
ニャー :吸われるにゃ~!(笑)
これは成功しアトスの敏捷が2上がる。
イニシアティブはまたもやカルティエが取る。
カルティエは続けて[韋駄天]の呪文集中。
ギルは攻撃し、7点の切りダメージ。
バクラルヘは、獅子の牙でギルに、山羊の頭突きでアトスに攻撃。
ギルにはハズレ、アトスも[受け]る。
マサシは[痛み]の呪文集中。
レインは続けて[誘眠]の呪文集中。
アトスはマントで切りかかるも、よけられる。
ギル、2度目の攻撃、成功するも敵のウロコに弾かれる。
(3ラウンド目)
カルティエは[韋駄天]の呪文をキャンセル。
イニシアティブはGMが取る。
バクラルヘはまた、ギルとアトスに攻撃。アトスは[受け]に失敗し、7点の叩きダメージ。
アトス :4点も通った! 痛い~
マサシは続けて[痛み]の呪文集中。
レインも続けて[誘眠]の呪文集中。
アトスはフェイントし、成功、成功度は6。
カルティエは[大治癒]の呪文集中。
ギルの攻撃、ここでギルがファンブル! 次の行動が[行動不能]に。
(4ラウンド目)
マサシは[痛み]の呪文発動に失敗。
レインも[誘眠]の呪文発動に失敗。
アトス :このラウンド、俺は[全力攻撃]ね。
カルティエ:おっ、賭けに出たね。
イニシアティブは、ギルが取った。
ギルの攻撃は成功し、7点の切りダメージ。
バクラルヘは、牙と頭突きでアトスに攻撃。ここで獅子の牙がクリティカル! [全力攻撃]を宣言しているアトスは[能動防御]できず、ピンチ!
GM :(コロコロ) チェッ、通常ダメージか…
獅子の牙が切りの5点、山羊の頭突きが、叩きの7点。
アトス :全部で7点通った~! (コロコロ) [転倒]はしなかった。
マサシとレインは少し敵に近づき、呪文の成功値を上げる作戦に出た。
アトスは[全力攻撃]。
アトス :レイピアで刺して、マントで切る。
カルティエ:カッ、カッコイイ!
両方命中するが、5点の切りダメージと、3点の刺しダメージでは、ほとんど効果が無い。
カルティエ:やっぱり、カッコ悪い(笑)
GM :重要個所を狙うと効果が上がるぜ。頭とか…
アトス :もっと早く言ってくれよ!
GM :あれっ? 言ってなかったっけ?(笑)
カルティエは続けて[大治癒]の呪文集中。
ギル、2回目の攻撃、しかしよけられる。
(5ラウンド目)
アトスの[気絶判定]、成功し気絶は逃れる。
カルティエの[大治癒]の呪文発動、アトスの怪我が4点治る。
イニシアティブはカルティエが取った。
カルティエは[倍速]の呪文集中。
ギルは攻撃し、7点の切りダメージ。
バクラルヘは、牙でギルを、頭突きでアトスを攻撃。
ギルは[止め]るが、アトスが[受け]に失敗、叩きの7点ダメージを受ける。
アトス :また生命力がマイナスに~!
カルティエ:せっかく治したのに~
マサシは[痛み]の呪文集中。
レインも[誘眠]の呪文集中。
アトスはマントで切りかかり、8点の切りダメージ。
ギル、2回目の攻撃、成功するがダメージが低くウロコに弾かれる。
(6ラウンド目)
アトスの[気絶判定]、ギリギリ成功。
イニシアティブはマサシが取った。
マサシは続けて[痛み]の呪文集中。
レインも同じく[誘眠]の呪文集中。
アトスは傷を庇い、1メルーほど後退する。
アトス :レイピアは届くぜ!
GM :こっちは届かない、しょうがないのでギルを攻撃しよう。
ギル :そっ、そんな~(笑)
アトス :許せっ!(笑)
カルティエは続けて[倍速]の呪文集中。
ギルの行動、クリティカルで準備するが(笑) 攻撃はよけられる。
バクラルヘはギルに攻撃、しかしギルはこれをすべて防ぐ。
ギル、2回目の攻撃、ここで13点の切りダメージ!!!
GM :くぅ~っ 痛い! 死亡判定一回だ。まあ生命力高いし…
(コロコロ) ……失敗。(笑)
ギル :倒した!
カルティエ:さすが、グリーンジャイアント!
レイン :ばっ、化け物…
GM :ギルにとどめを刺されたバクラルヘは、塵となって消える。
骨1本、髪の毛1本すら残らない。
カルティエ:成仏もしないんだよねぇ
GM :ベットの上のエヌンドは、息絶えているよ。悪魔の力によって生かされていたからね。
カルティエ:やっぱり、仮死状態ではなくて死んでたんだ。
GM :床の上には、白い布で包まれた、小さな骨がある。
カルティエ:これは、とりあえず葬ってあげましょう。
GM :しばらくすると、オズボーンが部屋に入ってくる。
マサシ :あっ、忘れてた!(笑)
GM :かなりヘロヘロ、「アッ、アリアズナは、アリアズナはどうした!!!」
一同 :(沈黙)
カルティエ:成仏しました…
レイン :しないんじゃなかったの?
アトス :潔い最後でした…
GM :「どっ、どう言う事だっ!?」
カルティエ:彼女は悪魔に魂を売り渡しました…
GM :「……くわしい話を聞かせてくれ……」
レイン :カクカクシカジカ
GM :「彼女に子供ができていたなど、私は聞いていないぞ!?」と、驚いている。
ギル :心配させたくなかったんじゃない?
GM :「……!」絶句してそのまま泣き崩れる。
カルティエ:後味が悪い~~~
その後、小さな骨を抱き、泣き崩れるオズボーン、「一人にしてくれ…」と言うオズボーンの願いを受け入れ、皆、帰路につく。
外は、さっきの館での出来事がまるで嘘のように、静かで、穏やかだ。空には一片の雲も無く、数えきれぬほどの星が瞬いている。
しかし、そんな空の一部分が、穴でも開いたかのように、黒く、抜け落ちている。その場所は、悪魔が住まう黒の月。
皆、無言でその月をにらむ。そんな5人を、まるで慰めるように、色とりどりの月達が、5人を照らしつづけた………
《NEXT》第三話:魔の眠る砦