銀砂の楔リプレイ その2-6

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第二話『夜の咲く日々のはじまり』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その2-1 2017年5月28日
(その2)銀砂の楔リプレイ その2-2 2017年6月1日
(その3)銀砂の楔リプレイ その2-3 2017年6月2日
(その4)銀砂の楔リプレイ その2-4 2017年6月6日
(その5)銀砂の楔リプレイ その2-5 2017年6月10日
(その6)銀砂の楔リプレイ その2-6 2017年6月10日

徳川源三郎「すまん。ちょっとボケ倒したくなってしまって」
GM「君たちがバカな事をしていると、奥の扉から本家本元が現れる」
本田黒猫「出たな偽物めー」
曽根崎君香「お、お前はー!?」
鉄仮面『あまり変な行動をとらないでもらいたいものだ。…安定しているわけではないのですから』
曽根崎君香「お前はさっきの…」
吉野裕也「あんたがロリコン趣味だとは知らなかったよウフフフフフ」
鉄仮面『失礼な。それにしても余計な事をしてくれたものです。……しかしもう手遅れですよ』
本田黒猫「そうか、手遅れなほどロリコンだったのか(笑)」
GM鉄仮面の後ろから銃を構えた兵士が出てくる」
吉野裕也「くそう無視しやがって」
本田黒猫「クールな奴だ」
GM「(お前らが相手するに値してないの)聞く必要ないんだもん」
徳川源三郎「手遅れってなんで? 計画は今止めたじゃん」
GM「それをマスターに聞くのか?(笑)」
徳川源三郎「違うよ、仮面の男に」
鉄仮面『何を勘違いしたのかは知りませんが、我々の実験はあなたがたがここに侵入する前から始まっていたのですよ。完全に終了というわけではないですが既に8割は済んでいたのです』

吉野裕也「全世界をロリコン化させるつもりか!?」
鉄仮面『……』
全員「はぁ(ため息)」
吉野裕也「チクショー、皆そろってバカにしやがって」
本田黒猫「金持ちの言う事はわからん」
GM(お前が一番わからんわ)

鉄仮面『そういうわけだ咲夜くん。我々はまだ君が必要なのだ。こっちに来たまえ』
曽根崎君香「気絶してるけど…」
GM「咲夜は意識のないままフラフラと歩き出すよ」
曽根崎君香「いけない。ピシピシっ」
GM「またか。止めようとするけど、すごい力ではじき飛ばされる」
徳川源三郎「短剣で防げないの?」
GM「わからないね」
徳川源三郎「そうか。とりあえず鉄仮面を撃ってしまえばいいじゃん」
吉野裕也「撃つか」
徳川源三郎「同じく発砲」
吉野裕也「大失敗」
徳川源三郎「失敗」
本田黒猫「よっしゃ、大成功」
GM「起動がな…」
本田黒猫「…が、頑張って起動させたよ」
GM「じゃあ一瞬で起動した。Windowsもびっくりだ(笑)」
本田黒猫「成功」
GM「回避成功。大失敗の吉野は反動でこけた」
徳川源三郎「続けて打ち込む」
GM「すると鉄仮面は咲夜に走って近づく」
徳川源三郎「構わず撃つ」
曽根崎君香「ええー?」
GM「咲夜に当たらないようにするなら-20の修正ありだぞ」
徳川源三郎「失敗」
吉野裕也「俺は起きあがる」
鉄仮面『さあ、我々のために来たまえ!!』
GM「そう言いながら咲夜ちゃんに手をのばす。しかしその手が身体に触れるか触れないかの所で、咲夜ちゃんの身体が光り髪の毛が逆立つ。目つきも別人のようになる」
橋爪咲夜(?)『さがれ、下衆がぁ!!』
曽根崎君香「うわー」
GM鉄仮面は光に弾き飛ばされる」
曽根崎君香「あら」
徳川源三郎「あらあら」
鉄仮面『チィィィ! 最後の所で制御に失敗か! 人格剥離がもう起きるとは!!』
GM「体勢を立て直した鉄仮面は君たちの方に向き直る」
鉄仮面『そろそろ我々は退散する。だが証拠は全て消去する』
GM「手に持ったリモコンのような物を押す。すると地下の奥の方から爆音が聞こえてくる」
曽根崎君香「どうやって逃げよう?」
徳川源三郎「咲夜ちゃんはまだ切れた状態なの?」
GM「うん」
本田黒猫「ひとつ質問、マジックでヒゲ書いたんだけど、それ消えてるのかなー」
GM「マジックなんかもってないだろ」
徳川源三郎「パラレルワールドだよパラレルワールド」
本田黒猫「ちぇ、なんだー」
GM「じゃあ書いたことにしてやる」
本田黒猫「いやー気になるんだよ」
GM「じゃあ、ヒゲが落書きされた女がぶちきれた」
曽根崎君香「あうー」
橋爪咲夜『下劣なものどもめが!』
GM「キレてる咲夜ちゃんは本田に攻撃をしかけてくる。-30くらいで抵抗しろ」
本田黒猫「成功」
GM「じゃあ半分やろう。18点」
本田黒猫「はうあー」
徳川源三郎「なかった事にしておけなかった事に」
本田黒猫「なかった事にしておきたいなー」
GM「なんだよ、いまさらか?(笑) もうそこにもヒゲが書かれてるだろうが」
本田黒猫「瀕死だ」
GM「その程度で済んだだけましだな。まぁ咲夜の怒りは収まってないけどね」
吉野裕也「逃げれないのかー」
橋爪咲夜『貴様も下衆と同じか!!?』
徳川源三郎「違う、違うよー」
GM「一応源さんは眼中にはないようだ」
徳川源三郎「あ、そうなの」
吉野裕也鉄仮面はどうなったんだ」
GM「我関せずで奥の方に逃げてる」
吉野裕也「ということはそっちに階段があるのか」
本田黒猫鉄仮面を攻撃して身の潔白を…」
GM(出来るわけないだろ。潔白じゃないんだから)
曽根崎君香「いいから逃げるのが先だ」
徳川源三郎「でもこのお嬢さんはどうするわけ?」
曽根崎君香「逃げないと危ないよ、と言って手をつかんで引きずっていくというのは出来る?」
GM「出来るよ。君が近づくのに抵抗する気配はないからね」
曽根崎君香「ハンカチを取り出してキュキュキュっと拭いておこう(爆笑) ほら、綺麗になったよ」
GM「すると咲夜は魂が抜けたようにポテっと崩れ落ちた」
本田黒猫「怒りの原因はヒゲだったのか」
GM(当然でしょーに)

GM「入ってきた入り口の方で爆発が起こった」
徳川源三郎「奥の方に行く」
GM「扉がある。鍵はかかってないだろうけどね」
曽根崎君香「奥はどうなってんの?」
GM「扉を開けて奥に入ると、君たちにとって敵であるものがそこにある。ゲートだ」
吉野裕也「はうー」
鉄仮面『そのままあなたたちを逃がすわけないでしょう!ハッハッハ』
GM「そう言うとマントを翻して逃げて行く」
徳川源三郎「ゲートから何か出てくるの?」
GM「いや、今は何もいないよ」
徳川源三郎「じゃあゲート破壊に専念する」
GM「別にいいけど、兵士が3人いる」
源さん&吉野「俺達は兵士」
本田&小田切「ゲートを攻撃する」
曽根崎君香「兵士を先に」

(1ターン)
・ 君香は兵士Aに銃撃、9点ダメージ。
・ 吉野は兵士Aに銃撃、6点ダメージ。
・ 小田切、本田は破門印の集中に入る
・ 源さんはAを攻撃するが失敗
・ 兵士A、B、Cの攻撃で君香は6点、小田切が5点、本田が3点のダメージをそれぞれうける

(2ターン)
曽根崎君香は銃撃に失敗
吉野裕也はAに3点のダメージを与える
小田切進は破門印に大成功しゲートに大きなダメージを与える
・ 源さんはAを倒し、キルマークを得る
・ 本田は破門印の発動に成功しダメージを与える
・兵士は吉野、源さん吉野に銃撃。回避に成功した吉野は1点、源さんは5点のダメージをうけた

徳川源三郎「まだまだ!」

(3ターン)
GM「するとゲートから『歪み』が出てくる。そいつは足が二本あるけれど腕はない。胴体の中央らへんに片目だけの顔がある」
徳川源三郎「コルコルか!?(笑)」
GM「違うぞ」
徳川源三郎「神秘学、、、失敗」
小田切進「成功」
GM「弱い『歪み』だ。『歩くもの』と呼ばれるんだが…あ、よく考えたら名前は知らないんだ」
徳川源三郎「コルコルか!?(笑)」
GM「あれは悪魔の一種だっちゅーの」
全員『……』
GM「そうか、悪魔と『歪み』の違いを説明してなかったっけ。悪魔というのは人間の思念が作り出した物で実体は無いんだ。いわば想像の産物で、決められた手順で召喚するとエーテルが収束して実体化する。そして『歪み』というのは向こうの世界からやってくるもの」
徳川源三郎「つまり異世界人なわけですな」
GM「そうその通り」
徳川源三郎「ひょっとしたら友好的な種族かもしれないんだ」
GM「ひょっとしたらの話になるけどね。今まで君たちが出会った歪みは全て敵対的だったよ」

曽根崎君香は兵士Bに攻撃するが失敗
吉野裕也もBの攻撃、しかし兵士は回避に2点のダメージ

徳川源三郎「へぼ!」
吉野裕也「45口径が飛ばない」

小田切進は連続して破門印を発動し、ゲートの生命力をけずる
・ 源さんは銃撃に失敗
・ 本田は破門印の発動に失敗

吉野裕也「お前は破門だ」
本田黒猫「うおおおおおー、オーバードライブ!(笑)」(←ジョジョ)

・ 歪みは、頭が高速回転し超音波を放つ。

本田黒猫「ジャイアン!?(笑)」
吉野裕也「という事は俺のものはお前のもの?(爆笑)」
曽根崎君香「そりゃ逆やー」
本田黒猫「それじゃスネ夫だー」
GM「そうそう、今回の歪みはこんなのだ」
徳川源三郎「使徒やんか」(←エヴァ)
GM「この頭が高速回転して超音波みたいなのを放つわけだ」
徳川源三郎「使徒やん」
曽根崎君香「でも横にするとなかなかカワイー顔してるよ(笑)」
吉野裕也「マンボウの仲間みたい(笑)」

・ 『歪み』の超音波は小田切に2回攻撃。小田切は8点のダメージを受ける。

GM「小田切くんは破門印を使うには、もう一度集中に入らないといけないねー」

・ 兵士は2人とも源さんを狙うが外れ

徳川源三郎「日頃の行いがいいからな」
GM「ガスマスクのおかげかもよ(笑)」

(4ターン)
曽根崎君香はBに大成功、一撃で倒す。
吉野裕也「キルマークいいなあ。1つくらい俺も欲しいよ」
徳川源三郎「ではここで腹切りでもやって」
吉野裕也「自分で死んで終わりじゃないか!(笑)」
吉野裕也はCに攻撃、12点。大ダメージを与える。
吉野裕也「45口径炸裂!」
徳川源三郎「へっへっへっへ」
吉野裕也「でもキルマークは取られた~(笑)」
・ 源さんはCを攻撃するが失敗。
・ 本田は破門印の発動に失敗
ここで3枚のトランプを消費した本田は次のターンに破門印の為の気を、もう一度練り上げなければならない

GM「気を練る行動だけで次のターンは終わります」
本田黒猫「なるほど、わかったよ」
GM「『歪み』の肌がうねると、触手のようなものがビシュッと伸びて攻撃してくる」
吉野裕也「誰に」
GM「そう言えば誰にだろうね(笑)」
本田黒猫「どこが伸びるのかな」
徳川源三郎「全然関係ない所から伸びてくるのかと思った」
曽根崎君香「ガチョピンみたいになってきたな(笑)」
GM「曽根崎さん回避してくれ」

・ 歪みの攻撃で曽根崎は2点のダメージ

吉野裕也「弱いね」
GM「最低値が出たんだよ」
徳川源三郎「最低値が2。すると最高値は7点か11点……へたすると20点かも(笑)」
・ 兵士Cは吉野に攻撃。吉野は1点ダメージを受けた。

(5ターン)
・ 曽根崎はCに攻撃、大失敗。
吉野裕也も失敗
徳川源三郎も失敗
徳川源三郎「誰もキルマークとれないな(笑)」

・ 小田切は破門印の発動に失敗。
・ 本田は印を組み直す

・ Cの攻撃で吉野は3点のダメージ
・ 『歪み』は触手をのばす。源さんは回避に成功して2点だけダメージを受けた

(6ターン)
曽根崎君香の行動はナシ。
吉野裕也の攻撃は外れ。
・ 小田切は印の組み直し。
徳川源三郎の攻撃も外れ
本田黒猫の破門印でゲートはボロボロになってきた

GM「そろそろ壊れそうだ」
徳川源三郎「兵士がしぶとい!」
GM「当ててないだけだろー」

・ Cの攻撃、曽根崎は回避に大失敗し6点ダメージを受ける

曽根崎君香「あと6点しかないよ!」

徳川源三郎は『歪み』の触手攻撃を受けるが回避に成功。3点のダメージを受ける

(7ターン)
・ 曽根崎の攻撃でCはようやく倒れる。

吉野裕也「しまった奪われた。これで俺は今回キルマークなしだ」
GM「一応まだゲートがあるが」
吉野裕也「『歪み』はどうやって攻撃するの?」
GM「君は無理だ。他に『歪み』を攻撃出来る能力をもつキャラは破門印の発動をしている。怪光線かアストラルフィストくらいしか効かないだろ」(←本当は怪光線は効きません)

徳川源三郎「そうかー」
GM「今だから言うが、君たちの戦い方はおかしいぞ(笑)」
徳川源三郎「だよねー」
曽根崎君香「誰か『歪み』をなんとかしてくれー」
小田切進「何とかしないとね~」
GM「このままだと死人が出るか」

吉野裕也は破門印の集中に入る
・ 源さんも破門印の集中
・ 小田切はゲートに大ダメージを与える。
・ 本田が引いたカードはジョーカー、マスターがトランプから抜いていなかった。マスターはこれを成功とみなし、本田の破門印によってゲートは破壊された。

吉野裕也「俺は結局キルマークなしだ(泣)」
徳川源三郎「後は『歪み』だけだ、よろしく」
本田黒猫「援護してくれ。HPが貧弱なんだ」
徳川源三郎「ガスマスク装着、カチャ!(笑)」
吉野裕也「視界が狭くなるぞ」
徳川源三郎「とりあえず前に出よう」
GM「『歪み』の行動なんだが、ゲートが破壊された事を気にしてか後ろを向いた。それだけだ」

(8ターン)
・する事のない曽根崎は自分の残りHPを考え、後退する
吉野裕也は小田切をカバーする
・ 小田切はアストラルフィスト、14点ダメージを与える

GM「いきなり痛い!」
吉野裕也「『歪み』はMPがなくなるとどうなるんだ?」
GM「エーテルの収束が無くなって、この世界に拡散して消えてしまう。君たちなら気絶で済むんだけどね」

本田黒猫は大成功し、16点のダメージ

GM「え、16っ!? 俺の可愛い『歪み』が速攻死にそう(笑)」
全員『ふふっ』
GM「仕方がない、『歪み』は怒った(笑)」
本田黒猫「怒ったぁ?」

・ 怒った『歪み』は回転超音波攻撃。吉野と源さんに攻撃。吉野は大成功で回避、源さんは4点のダメージをうけた。

吉野裕也「バク転でよけたぜ」

(9ターン)
・ 小田切はアルトラルフィストに失敗
・ 本田は怪光線に成功、8点のダメージを与えた。

GM「『歪み』の頭部付近に亀裂が入って、緑の血が吹き出した」
徳川源三郎「それが襲ってくるとか」
GM「そんな複雑怪奇な敵を出すか!(笑)」

・『歪み』は小田切に触手攻撃をするがはずれ
・他、行動なし

(10ターン)
・小田切はまたしても霊能力に失敗
・ 本田は大失敗し怪光線を壊してしまう(笑) バックファイアはなかった。

本田黒猫「俺は何もする事がなくなったなー」
GM「結構ピンチだね」

・ 『歪み』は回転超音波ビーム、小田切さんに1点のダメージを与える。

GM「なんだか1対1だな(笑)」

・ 他、行動なし

(11ターン)
小田切進はアストラルフィストで4点のダメージ
・ 『歪み』は触手攻撃、源さんは完全回避

徳川源三郎「見える!!」
GM「さすがガスマスクだ(笑)」
本田黒猫「きっと目の辺りが光るんだぜ」

・ 他、行動なし

 

(12ターン)
・ 小田切のアストラルフィストで8点のダメージを受け、『歪み』はかき消すように消えていった。

徳川源三郎「じゃあ逃げよう」
吉野裕也「結局、警備兵のいた部屋の階段調べるの忘れていたね」
GM「多分もう爆発で埋まってると思う」
徳川源三郎「よし、逃げよう逃げよう」
GM「奥に行くんだな。すると下水道の梯子が見つかる」
徳川源三郎「よし、登るか。俺は一番最後にしよう」
GM「誰がいちばん最初なんだ?」

みんなが吉野を見る

吉野裕也「じゃあ俺行きます」
曽根崎君香「金持ってる順(笑)」
本田黒猫「俺一番最後じゃん」
GM「咲夜ちゃんはどうする」
徳川源三郎「俺はやだぞ。ここはやっぱりはじめの登場シーンと同じように小田切に任せよう」
小田切進「じゃあ俺が抱えていくよ」
GM「では君たちは順に梯子を登っていった。吉野君が登り終えて周りを見ようとした瞬間……回避してくれ」
鉄仮面『これが最期の餞別だよ。このまま終わると思わないでいただきたい』

吉野裕也「失敗」
GM「6点」
吉野裕也「うわー」
鉄仮面『今回の借りは返しますよ』

GM「そう言うと身をひるがえし走って逃げて行く」
吉野裕也「痛かったぞ、この野郎」
小田切進「上から落ちてきたりしないよね(笑)」
GM「しないよ」
徳川源三郎「ただ、赤いもんが落ちてくるだろう。ビチョビチョッ(笑)」
吉野裕也「撃つ」
GM「撃って良いよ」
徳川源三郎「チュイーンとか弾かれたりして」
吉野裕也「成功」
GM「先に言うなよな源さん。吉野君がトリガーを引いた瞬間、鉄仮面は消えてしまった」
吉野裕也「…」
本田黒猫「幽霊か?」
徳川源三郎「人造人間?(笑)」
吉野裕也「ベム?」(←それは妖怪人間)

GM「君たちが出たのは工場から少し離れた所だ。工場の方からと地下から爆発音が聞こえてくる」
徳川源三郎「河原に避難だ」
GM「では河原に避難した。その頃には工場は完全には爆発した。ドカンドカン」
徳川源三郎「お、俺じゃないぞ」
本田黒猫「俺でもないぞ」
徳川源三郎「では本部に連絡だ」
本田黒猫「ウィーン、ガチャンガチャンガャガャ、クイックイッ(笑)」
GM「な、長いぞ」
南雲由佳『はい南雲です』
徳川源三郎「かくかくしかじか」
南雲由佳『……』
徳川源三郎「だめ?」
南雲由佳『調査依頼だったのに、そのままかたをつてけしまわれたのですか(笑)』
徳川源三郎「任しといてくれ。ついでに救急車も2台ほど頼む(笑)」
南雲由佳『わかりました』
GM「ではしばらくするとピーポーピーポーやってくる。新橋総合病院の救急車だ。で、誰が乗るんだ?」
本田黒猫「俺」
曽根崎君香「はーい私も。あと咲夜ちゃんも乗せてって」
GM「では、咲夜ちゃんも救急車に乗っけるんだね。…本田くんと曽根崎さんは知覚力で振ってみてくれ」
曽根崎君香「失敗です」
本田黒猫「成功」
GM「すると本田くんは何かがおかしいと感じた」
本田黒猫「何が?」
GM「救急車が、だ」
本田&曽根崎「なにぃー!?」
GM「本田くんと曽根崎さんで1台、咲夜ちゃんは別の救急車に乗ってる」
本田黒猫「じゃあ、そこん所ちょっくら聞いてみる」
GM「聞いてみると『そんな事はないぞ。普通の救急車だ。しばらくしたら病院で治療できるから安心してくれ』」
曽根崎君香「交渉したい」
GM「君は気づいていない」
曽根崎君香「そうだった」
本田黒猫「ではガスガスッとやってその旨を伝える」
GM「『うわっ患者が暴れ出したぞ!』と押さえつけられる(笑)」
徳川源三郎「何してるんだよ、ガシッ(笑)」
本田黒猫「うわー」
吉野裕也「俺達はおきっぱなしかい?」
GM「病院に後で来てくれ、という事らしい」
吉野裕也「分かった」
GM「救急車が出発してしまい、病院についた。本田と曽根崎は治療室に移された。他の3人は歩いて病院にやってきたよ」
小田切進「俺もけっこうボロボロ」
徳川源三郎「包帯巻いてくれ~」
GM「なんだ、君たちも治療か」
徳川源三郎「そうだね」
GM「2人は重傷なので治療室に移されている」
徳川源三郎「やあやあ……あれ?」
吉野裕也「女の子は?」
本田黒猫「かくかくしかじかで別々になったんですよー」
徳川源三郎「受付で聞いてみよう」
GM「受付のお姉さんに聞くと『あれ、おかしいですね、向こうからお連れしたのは2人のはずですが』」
徳川源三郎「わーいわーい」
吉野裕也「わーいわーい」
源さん&吉野&曽根崎『わーいわーい(笑)』
本田黒猫「病院のホストに侵入とか出来ないのか?」
GM「君は暴れると押さえつけられる」
徳川源三郎「SKSに連絡だ。ガチャ、ウィーンガシャ、がちゃがちゃがちゃ(笑)」
南雲由佳『はい、南雲です』
徳川源三郎「かくかくしかじかが起きてしまった」
南雲由佳『…は』
徳川源三郎「もしかしてそっち側で手配したの?」
南雲由佳『いえ、違います』
徳川源三郎「えー!?」
南雲由佳『奪い返された形ですか…?』
徳川源三郎「ひょっとして通信が傍受されてたのか。おかしいな、かなり科学の粋をけっして(爆笑)」
GM「おかしーなー通信機はこないだ携帯並に小さかったはずなのに(笑)」
徳川源三郎「これは通信機を配ったSKSの責任であって我々の責任ではない!!」
GM「いや、そうじゃない。元から救急車自体が狙われていたのだろう」
徳川源三郎「つまりそういう行動を予期されていたということか」
全員『はっはっはっは…』
徳川源三郎「誰だ救急車呼んだのは!?(笑)」
小田切進「誰だろう」
曽根崎君香「誰だろうね」
吉野裕也「誰だ」
本田黒猫「誰だよー」
徳川源三郎「シュコーシュコー(笑)」
GM「源さんがごまかしてる」
徳川源三郎「うわー、やられちゃったなー」
吉野裕也「仕方ないさ」
徳川源三郎「病院までおぶっていくワケにはいかなかったしなー」
GM「今回はここで終わり」

せっかく助け出した咲夜をさらわれた事実を知り、キャラクターたちは病院のロビーで途方に暮れるのだった……

咲夜がさらわれたのはあらかじめ決まっていたのではなく、マスターの用意したシナリオに失敗した事を意味していた。しかしほぼノーヒント。なので公平なマスタリングとは言えない。

つづく

《NEXT》第三話:ゆらめく湖

 

 

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第二話『夜の咲く日々のはじまり』 【全6回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ その2-1 2017年5月28日
(その2)銀砂の楔リプレイ その2-2 2017年6月1日
(その3)銀砂の楔リプレイ その2-3 2017年6月2日
(その4)銀砂の楔リプレイ その2-4 2017年6月6日
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(その6)銀砂の楔リプレイ その2-6 2017年6月10日

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