銀砂の楔リプレイ その2-2
銀砂の楔 TRPGリプレイ 第二話『夜の咲く日々のはじまり』 【全6回】 | 公開日 |
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(その1)銀砂の楔リプレイ その2-1 | 2017年5月28日 |
(その2)銀砂の楔リプレイ その2-2 | 2017年6月1日 |
(その3)銀砂の楔リプレイ その2-3 | 2017年6月2日 |
(その4)銀砂の楔リプレイ その2-4 | 2017年6月6日 |
(その5)銀砂の楔リプレイ その2-5 | 2017年6月10日 |
(その6)銀砂の楔リプレイ その2-6 | 2017年6月10日 |
四条坂家じじ『たぶんあなたがたはいずれ自分の認識力を遙かに越える力を行使できるようになるでしょう。……そしてそれを我々は神業(カミワザ)と呼んでいます』
GM「話はこれで終わりだ。内乱が収まれば協力できることも出てくるのではないか、とのことだ。そして君たちは屋敷をおいだされる」
徳川源三郎「お茶漬けが出たら帰れということらしい(笑)」
GM「お茶漬け出した覚えはないぞ。で、それからどうする」
徳川源三郎「え~と、四条坂家の当主は『くおん』だっけ」
GM「そう、久しく遠い、久遠」
曽根崎君香「誰か調べろ」
徳川源三郎「聞いたことないかな、と考えてみる」
GM「ないね~。栞璃さんなら知ってるんじゃないか」
徳川源三郎「あー携帯があったっけ……通信機があるね。通信機をガチャッて出して、蓋をカパッと開けて、がしがしがし(爆笑)」
鉄人28号のコントローラーのようなアクションをする源さん。一同大笑い。
曽根崎君香「ズゴゴゴゴゴ(笑)」
本田黒猫「ああ~28号がぁ」
GM「で、通信がつながる」
南雲由佳『はい、南雲です』
徳川源三郎「あのーすんません、四条坂久遠って人知りませんか」
南雲由佳『は?? いきなり言われても答えられません。何か調べ物があるのでしたらこちらにお越し下さい』
徳川源三郎「えー。…行くしかないか」
曽根崎君香「また歩いていくの、本田くん」
本田黒猫「いや、内調の人に電話をかける」
GM「また留守電だよ」
曽根崎君香「じゃあ知り合いの探偵に電話するよ」
吉野裕也「俺はみんなにまかせる…(笑)」
辻波双介『は~いもしもし』
曽根崎君香「私だ」
辻波双介『誰?』
曽根崎君香「私だと言えば曽根崎さんなんですけどー」
辻波双介『ああ、曽根崎さんね。お嬢ちゃんどうした』
曽根崎君香「あの、四条坂久遠さんって知ってますか」
辻波双介『うーん、1日くらい待ってくれ。こっちも今日は仕事が入っているんだ』
曽根崎君香「えー」
GM「ガシャ、切られた」
曽根崎君香「やはり本部に行くしかないよ」
徳川源三郎「じゃSKSに行くべー」
曽根崎君香「本田くん、先行ってるよ(笑)」
GM「え、いいの?」
本田黒猫「俺は歩いてる」
GM「では、本田くんが途中で行き倒れている頃に(笑)、みんなはSKSにつく。栞璃さんは、どうしたの?という顔してる」
徳川源三郎「いやー四条坂家の久遠さんについての情報が知りたいんですけど」
GM「ああー、しまったー!!」
全員「??」
GM「いやね、ここで四条坂久遠さんの顔がわかるはずだったんだけど、絵を書くの忘れちゃった(汗) まーいいや。顔は分からないということにしておこう」
浅井栞璃『茉耶の直接の協力者ね。護法十八家の象徴としていたのが四条坂家の当主よ。護法姫とよばれていたらしいワ』
GM「護法に姫とかいてゴホウキ」
曽根崎君香「キって鬼じゃないのね(笑)」
徳川源三郎「護法十八家の中では一番強かったの?」
GM「強いというより、その人しか使えない種類の召喚類の術に長けた人だったそうだ。ものに力を付加するとか」
徳川源三郎「へーえ。特にそれがわかってよかったなというだけで、何をすべきかわからないね」
GM「君らがボケっとつったってると、栞璃さんがきりだす」
浅井栞璃『そうそう、ちょうどいい所に帰ってきたわね。…ゲートが特異点反応を持ってるのは知ってるわね?』
徳川源三郎「イェッサー」
←(これは男へのかけ声)
浅井栞璃『今回、特異点反応を持った人間がみつかったの。いわば生体のゲートになりうるというワケ』
曽根崎君香「あらまあ」
浅井栞璃『いくつかのカルト集団・組織に動きがあるみたい。けど、どこの連中もその子の居場所をつかんでいないようなの。何故なら特異点反応が現れたり消えたりするからなのね』
曽根崎&小田切『…その子?』
曽根崎君香「みんなピーンと…」
徳川源三郎「いや、俺達は知らない」
曽根崎君香「あ、そっか」
小田切進「その子は消えたり現れたりする?」
曽根崎君香「女の子なんだよね」
GM「細かいことは分からないみたい。とりあえず写真をポイっとよこすよ」
曽根崎君香「私らがみたのはこんな娘?」
徳川源三郎「なるほど、この娘か」
GM「そうだよ」
本田黒猫「ヒゲだー、ヒゲだー、ヒゲ書いちまえ(笑)」
GM「本田くんはここに来てないから落書きなんてできねーよ」
本田黒猫「あ゛っ…」
徳川源三郎「(絵を見て)なんだぁ、この猫口は~気にくわん(笑)」
浅井栞璃『今までになかった初めてのケースになるわ。名前は橋爪咲夜』
本田黒猫「で、俺は行き倒れてるのね」
GM「そうだな(笑)」
吉野裕也「かれ、来ないねぇ」
曽根崎君香「本田くんの事なんかどうでもいいから。この娘のことを話してみよう小田切さん」
小田切進「かくかくしかじか」
浅井栞璃『あちゃーまずいわね。もう既に見つかってしまってるのかしら。…正直なところ、無理に調べて貰うつもりはなかったんだけど、そういう事なら話は別ね。もし見つける事が出来たら保護して頂戴。彼女は、狙われるわ………』
GM「あ、もう狙われたのか。と、一人でつぶやいて自嘲してる」
GM「全然関係のない話だけど1つ。ゲートは普通の銃弾は効かないわけでしょ。『歪み』にしてもそうだけどさ」
全員『ふんふん』
GM「でもそれらを傷つける道具の存在も知られてる。非常に見つかりにくいものなんだけど、紅夜叉刀なんてのは古文書にもよく出てくる」
徳川源三郎「ベニヤ刀?(笑)」
本田黒猫「切れ味悪そう」
GM「門狩りのなかで、そういった特殊な道具、…妖撃器と呼ばれるもの、を見つけた人は何人かいるんだ。昔の遺跡とかからみつかることもあるから、戦いに勝つ力が欲しいのなら探してみるのね」
浅井栞璃『今日の用事はそれくらいね』
徳川源三郎「あ、武器庫に行きたい」
GM「では君たちは手続きをして武器を渡されました」
徳川源三郎「(吉野に)でかい火器を買え」
吉野裕也「柿?」
徳川源三郎「銃器だよ」
GM「ショットガンとかはないよ」
吉野裕也「俺、ライフル技能持っていないし」
徳川源三郎「そーか。じゃあ前回なくなったダイナマイトを補充しておこう」
GM「君たちが銃の手入れとかしてると、顔面真っ青にした本田くん登場(笑)」
曽根崎君香「ああ、遅かったじゃん」
本田黒猫「……」
GM「どうやら答えることもできないほど疲労してるようだ(笑)」
曽根崎君香「顔色が青い。献血でもしたのかな」
徳川源三郎「……ゲーム的にはこの女の子が出てくるまで索敵するしかないのか」
GM「そーかな」
徳川源三郎「とりあえず、することないし帰ろうか」
GM「帰るのね。何もしないんだったら日が進…」
曽根崎君香「あ、探偵の」
GM「でもあれは四条坂久遠のことだろ。さっき栞璃さんら聞いたじゃないか」
曽根崎君香「そうか、同じことがかえってくるんだね」
GM「ま、外観の特徴は教えてくれる。黒髪で長髪の美人だとさ」
全員『美人…ピクッ』
曽根崎君香「じゃあ女の人なの」
GM「女だとも男だとも噂が流れている。美男子であるとか美女であるとか」
曽根崎君香「両方か(笑)」
徳川源三郎「意図的にでたらめな情報を流しているかもしれない」
GM「ただいま行方不明中らしい」
曽根崎君香「いつから」
GM「茉耶が死ぬかなり前から。久遠は術者なんだけど術を使うにはあまりに音痴であったために、四条坂家を追い出されたって話もあるらしい(笑)」
小田切進「音痴だったら使えないの?」
GM「旋律や歌で術を使う一族なんだよね」
本田黒猫「ジャイアンみたいな人だな(笑)」
GM「リサイタルは開かないと思うぜ」
小田切進「別の意味で武器になるけどね(笑)」
曽根崎君香「マクロス7て感じ?」
GM「俺の歌を聞けぇー(笑)」
本田黒猫「その人は、とげとげ頭のメガネなんだね」
徳川源三郎「ロボットなのか」
吉野裕也「スピーカーつきのな」
曽根崎君香「今日のシナリオはメカものになっちゃうのか(笑)」
吉野裕也「敵もメカ出るのか?」
小田切「28号が(爆笑)」
曽根崎君香「ガチャガチャガチャ」
徳川源三郎「俺は家に帰って平和にすごす」
吉野裕也「奥さんの所に行く」
GM「あれ、いたっけ? あ、金で買った奥さんか(笑)」
吉野裕也「そうでいいです」
GM「他は」
小田切進「街をうろうろする。女の子気になるし」
GM「あー他のみんなはその話知らないんだっけ」
小田切進「栞璃さんに話したよ」
曽根崎君香「そんときみんな一緒にいたから聞いてるでしょ。本田はいなかったけど」
GM「つーことは、本田くんは四条坂家の時も聞いていなかったから、何がなんだか全然分からないんだ(笑)」
本田黒猫「何があったのか聞いてみる」
吉野裕也「頑張って調べて(笑)」
曽根崎君香「前回戦いあった仲だからだめだねー」
本田黒猫「仕方ないから何か帳面を出して書き込む(笑)」
GM「恨み1、とか。で本田君には誰も話さないわけだね」
曽根崎君香「うーん、誰かがかくかくしかじかで」
GM「じゃ、本田くんは今までの話を知りました。で、小田切くんは街をうろうろするんでしょ。運のロールをしてくれ」
小田切進「だめ、失敗94」
GM「君は色々と聞き込みして回ったんだけど、何も情報が得られなかった」
曽根崎君香「私は本屋をウロウロする」
GM「本屋?」
曽根崎君香「そこで自分の本を立ち読みしてニヤニヤしてる(笑)」
本田黒猫「なんて寂しいヤツだ」
徳川源三郎「他の人にこの本は面白いぞ、とアピールしてるわけだね」
曽根崎君香「ベストテンの1位の所に置き換えて帰ってくる」
GM(そんな事しなくてもあんたは有名人)
本田黒猫「俺は金髪をさがしつつジャンク屋を漁る」
曽根崎君香「なんだ、まだ気になってるの?」
GM「では本田くんが探していると、また商店街らへんで見かける」
本田黒猫「つかむ! ……いや、つかむのはやめておこう」
GM「その人はすんげーグラマーな女の人。君は知ってる」
本田黒猫「誰だっけ」
GM「もちろん、君が尻にしかれている奥さんさ(笑)」
本田黒猫「はぅぁぁああ~!!と言って逃げる(爆笑)」
GM「すると向こうは気づかなかった。しかし探しておいて逃げるとは…」
本田黒猫「や、奴だったのか~」
GM「金髪碧眼の超美人で、ダイナマイトナイスバディ。しかも君と同じSKS」
徳川源三郎「え、メンバーなの」
GM「SKSアメリカのね。しかも本田くんよりランクはかなり上(笑)」
徳川源三郎「ランクなんかあるんだ」
GM「アメリカのSKSはシステムが少し違うんだよ。本社員みたいなのがあるし」
曽根崎君香「うちらバイトかい?(笑)」
GM「そうそう。パートさん。他は何もないよね。…小田切くんはもちろん必死で聞き込みを続けていたんだけどね」
曽根崎君香「吉野くんなにもせんの?」
吉野裕也「何もしない。奥さんといる」
本田黒猫「奥さんと二人でぼーっとしてるんだな」
GM「探偵だったら仕事すればいいのに。依頼がないからラブラブか?(笑)」
曽根崎君香「当分出てこないね(笑)」
GM「では一週間ほど……」
徳川源三郎「げ、一週間も」
GM「その間は何事もなく…」
吉野裕也「ラブラブ(笑)」
GM「(コロコロ) うん、何も起こらなかったね。8日経ちました。そうすると南雲さんから連絡がかかってくる」
南雲由佳『依頼がありますので来て下さい』
曽根崎君香「なんで君はいつもそう締め切り直前にくるのかな」
南雲由佳『この間本当に原稿上げたんですか~?(笑)』
曽根崎君香「ぐっさぁ。い、いやーだからこそ今回は」
吉野裕也「俺は仕事でとっても忙しいんだ(笑)」
曽根崎君香「嘘だ~。目の下クマつくって出てこれないんだろー」
GM「うわ、事務所で奥さんと何してるんだよ~(笑) で、小田切さんはもう一度振ってくれるかな。もう2週間目だから」
小田切進「運だね。だめ93」
GM「では徒労に終わった(笑)」
小田切進「なんでかな、サイコロ逆にしてみようか(笑)」
GM「南雲さんからは仕事の依頼としてかかってきた」
徳川源三郎「はーん、へーえ。まー、出動するけどねー」
GM「うわー気力ないねー」
曽根崎君香「お父さんはわざわざ山から出てくるのが大変だもんね(笑)」
GM「SKSにくると、南雲さんだけがいる」
吉野裕也「あれ、黒猫さん来てるの」
本田黒猫「というか、いるよ」
GM「職員だもんな。さて、話に出る依頼が(コロコロ)、1つ。相田川で怪しげな連中が目撃されているという話がでる」
吉野裕也「コートの中は全裸の男たちとか(笑)」
GM「何人かで集まっていて怪しいんだと。で、そいつらの調査依頼だ。何らかのカルト集団の可能性がある」
本田黒猫「それくらいだったら探偵一人で十分そうだ。今、仕事なさそうだし」
吉野裕也「色々大変なんだよ」
本田黒猫「ふ~ん(疑いの目)」
本田黒猫「やはりこういうのは探偵の仕事なのでは」
徳川源三郎「何川でだっけ」
GM「相田川。土田とかそっちの方面だね。森林公園なんかわりと近い。そのへんで目撃されているんだそうだ」
徳川源三郎「怪しい人が」
GM「うん」
徳川源三郎「それだけ?」
GM「うん。最近の新橋では、カルトと言ったらほとんどがゲート絡みなんだよ」
吉野裕也「じゃ、おいら行って来ます」
徳川源三郎「一人で行くの?」
本田黒猫「だって調べるだけなら探偵の仕事じゃないか」
吉野裕也「銃持っていっていいですか」
GM「もちろん。というより、さっき受け取ったから携帯してるじゃないか」
吉野裕也「そうか」
曽根崎君香「で一人で行くと」
GM「では吉野くんは相田川付近にきました」
吉野裕也「夜まで待つ」
GM「待った」
吉野裕也「あたりを調べる」
GM「あたりを調べた」
本田黒猫「まるで昔のコマンド式アドベンチャーゲームのようだ(爆笑)」
曽根崎君香「何もないんですか!?」
GM「手がかりロールしてよ」
吉野裕也「…成功です」
GM「河原に何人かの足跡があるのを見つけた」
吉野裕也「そこに行って調べてみよう」
GM「いや、足跡があることが確認出来ただけだ。あまり人目につきにくい場所だね」
吉野裕也「よく調べてみる」
GM「もう一度手がかりロールしてくれ」
吉野裕也「失敗」
GM「何も見つからないね。で、次の日になりました。で……1、2、3……10日目と」
徳川源三郎「あ、やばいぞ。何かカウントしてる。み、みんな真面目に探すんだ(笑)」
GM「さて、小田切さんは何をしてるのでしょうか」
小田切進「女の子探しているんだけどねぇ。なかなかみつからないねー」
GM「調査を続行しているのなら、もう一度運で振って下さい」
徳川源三郎「俺も街に出るよ」
GM「わかった」
小田切進「やった51、成功」
曽根崎君香「何週間たってるんだよ」
GM「まだ2週間目だ。そうすると、あんまり関係なさそうなんだけど、軍服を着た連中が最近ウロウロしているらしいという噂を耳にした」
徳川源三郎「サバゲーだ」
小田切進「最初に絡まれたような奴ら?」
GM「あいつらはただの黒服だ。で、ウロウロしているって話の場所は相田川周辺なんだってさ。直接の少女の情報ではないけど、今回の依頼に関係はありそうだ。で吉野くん、さっき忘れていたんだけど、抵抗力ロールをしてくれないか」
吉野裕也「ふっふっふ失敗」
GM「では君は調査中に何者かに後ろから殴られた(笑)」
曽根崎君香「スカーン」
吉野裕也「痛いよ~」
曽根崎君香「痛いよママ~とか言ってんだよ」
GM「君はしばしの間気絶してしまった。そろだけ。で気づいた後、財布から身分証とかが抜かれている」
徳川源三郎「銃も?」
GM「銃はある」
徳川源三郎「何故だ」
吉野裕也「ま、いいや。どうせ偽物だし(笑)」
GM「身分証自体偽物なのか」
吉野裕也「ふ、こんなこともあろうかとふっふっふ」
GM「では10日目の行動に戻ろう。で源さん、運-10のロールをしてくれ」
徳川源三郎「10残ってるから大丈夫(笑) …失敗」
GM「大した情報はなかったよ。なんか映画の撮影やってるらしい(笑)」
徳川源三郎「映画の撮影? ふーん、興味ないしな」
本田黒猫「僕はいまどうなってるの」
GM「知らん。自分で決めろ」
吉野裕也「俺は調査を続行する」
GM「うんいいよ。また現場検証かい」
吉野裕也「仕方ない、黒人さんに聞いてみよう」
GM「グレッグか」
吉野裕也「グレッグのお兄さんに聞いてみる。お電話かけます」
GM「ケータイがないんだなー」
吉野裕也「キャー。よし、公衆電話だ(笑)」
GM「幸いなことにテレカはあったので」
吉野裕也「ふん!(カードさしこむポーズ)」
本田黒猫「度数が足りない!(笑)」
曽根崎君香「残り2、とか」
GM「では吉野裕也くんは電話をかけました。トゥルルル、トゥルルル、ガチャ」
吉野裕也「もしもーし!」
グレッグ『……』
吉野裕也「もしもし! オラーっ!」
グレッグ『……』
吉野裕也「ふおーっ!」
グレッグ『……やあ、裕也さんでしたか声紋照合に時間が、…って何を怒ってるんですか。で、今回はどのようなご用件で?』
吉野裕也「カルト集団を調べて欲しいんでいよ、相田川周辺の」
グレッグ『相田川ですか。では二日ほどお待ちを。先約がありましてね』
吉野裕也「はひ~」
グレッグ『では。ガチャ』
吉野裕也「はおっ!? プープープー(笑)」
本田黒猫「とりあえず俺も何かしら調べるよ」
吉野裕也「…奥さんのこと?(笑)」
曽根崎君香「奥さんの生活とか」
本田黒猫「いや、それはちょっと……恐ろしいので」
GM「何のこと?」
本田黒猫「依頼のこととか」
GM「わかった。一応街での聞き込みという扱いでいいのかな」
本田黒猫「内調の人は」
GM「まりなさんはまた留守電だ」
本田黒猫「またか。大変だねー」
吉野裕也「まだ行動出来るようなら周りの人に女の子の事を聞き込む」
GM「マイナスなしで運ロール」
吉野裕也「成功」
GM「相田川の周辺で聞き込みしてわかったんだけど、最近工場で映画撮影してるんだって」
曽根崎君香「工場って?」
GM「マップにあるよ」
徳川源三郎「あ、ここか」
GM「そういう映画撮影の情報がある」
徳川源三郎「……俺が無視した情報じゃないか(笑)」
吉野裕也「映画撮影、工場でか。次の日でも行ってみるか」
GM「10日目の行動はそれで終わりかな」
徳川源三郎「長瀬警部に連絡とりたいんだけど」
GM「はい、電話つながりました」
長瀬『長瀬です』
徳川源三郎「あ、すんません。徳川源三郎ですが」
長瀬『久しぶりだな源さん』
徳川源三郎「最近街の噂でさあ右とか左とか騒いでない?」
長瀬『あー、あれは衆議院議員選挙だろ?』
徳川源三郎「そうか」
長瀬『今回の、ハスミ、いや、ハシバなんとかって奴が過激な事を言ってるらしいな。だが支持層は厚いらしいぞ』
徳川源三郎「んー、じゃあ昔みたいな抗争とかはないんだ。…あの頃は燃えたな~(笑)」
長瀬『ああ学生闘争時代か。そうだな(笑)』
吉野裕也「30年くらい前か」
長瀬『ここんとこ世間話をする時間もないくらい忙しいんだ。色んな所で事件が起きてるらしくてな。ま、そのほとんどがそっちに持ってかれるんだがな』
徳川源三郎「へ~。時に、かくかくしかじかという女の子知らない? はしづ、さや?」
GM「はしづめ、さくや」
長瀬『知らんなぁ。でもここ一ヶ月、小さな女の子の神隠し事件は多発しているらしい』
GM「そんなもんだな」
吉野裕也「ふ、久々に仕事らしい事をしたぜ」
GM「珍しいよね、探偵してるなんて(笑) では11日目に入ろう」
吉野裕也「では工場に行く」
GM「ちょっと待ってくれ。処理がわかりにくくなってきたんで、敏捷度順に11日目の行動を行ってくれ。曽根崎君香さんから。その日何をする?」
曽根崎君香「えっとねー、咲夜ちゃんの事をまた辻波さんに聞いてみるよ。もしもし」
辻波双介『もしもし?』
曽根崎君香「私だ」
辻波双介『何か用か?』
曽根崎君香「橋爪咲夜の情報が欲しいんだけど」
辻波双介『んー、二日待て』
曽根崎君香「ええ~!? 忙しいの?」
辻波双介『調査ってのは歩き回るもんなんだよ。確たる証拠って奴をつかむまでは結論は出さないだろ』
曽根崎君香「わかったよ。チン」
GM「次は…吉野裕也くん」
吉野裕也「夜まで待って工場に行くよ」
GM「夜? 昼でも行動出来るよ」
吉野裕也「そうかー。…グレッグさんの情報っていつだっけ?」
GM「12日目だね」
吉野裕也「わかった。そのまま工場に行ってみる」
GM「はい、工場ね。さびれた工場だね」
吉野裕也「手がかりをさぐる。成功」
GM「すると最近も使われたような工場の入り口を見つけた」
吉野裕也「中は入れないんスか?」
GM「鍵はかかってなさそうだ」
吉野裕也「入ってみましょう」
GM「では入った」
マップを書き出すGM。
吉野裕也「もしかして俺って一人で危険な所に行ってるんじゃないか」
つづく
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---|---|
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(その2)銀砂の楔リプレイ その2-2 | 2017年6月1日 |
(その3)銀砂の楔リプレイ その2-3 | 2017年6月2日 |
(その4)銀砂の楔リプレイ その2-4 | 2017年6月6日 |
(その5)銀砂の楔リプレイ その2-5 | 2017年6月10日 |
(その6)銀砂の楔リプレイ その2-6 | 2017年6月10日 |