ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に(その2) 〜 現場を汚さないでくださ~い!

ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に 【全4回】 公開日
(その1)やあ、ヤン! 2017年2月11日
(その2)現場を汚さないでくださ~い! 2017年2月12日
(その3)ぺローマ鑑定団 2017年2月13日
(その4)ヤンもヤンだが、蠍も蠍 2017年2月14日

カルティエ:「お嬢さん落ち着いて、どこから来たの?」とでも聞いてみよう。
マサシ  :僕達は、怪しくないんですよ~
GM   :カルティエは[知力]チェック。
カルティエ:は~い。(コロコロ) 成功で~す。
GM   :この少女に見覚えがある。
カルティエ:はあ、リカちゃん?
GM   :名前は、アニア。 昔、サリカテンプルに来ていたことがある。
カルティエ:やあ。
GM   :アニアは君に気づかずに、「お願いです。ぶたないでください。ごめんなさい。反省しています。すいません。だから、ぶたないでください。」一生懸命、謝っている。
アトス  :謝られると、剣を突き付けたくなってくるんだけれど。(笑)
マサシ  :こいつを抑えておこう。
アトス  :(コロコロ) 失敗!
GM   :でも、三人掛かりで掛かりで抑えつけられている。
カルティエ:ヤン、ホントに何もせんな(笑) 「アニアちゃんじゃない!?」と、話し掛ける。
GM   :「あっ、カルティエ先生!」
アトス  :先生~っ?
カルティエ:フッ!!
アトス  :ウソだろ~っ
GM   :ちなみに、アニアとは1年くらい会っていない。君がまだ神官だった頃に教えていた生徒だ。
カルティエ:なるほど。
GM   :「どうか先生、見逃してください!」今日初めて、それも友達の女の子に無理やり連れてこられたそうだ。最近悩みがあって、それを友達に相談したら、この教団を紹介されたそうだ。
カルティエ:ほ~う。
GM   :「まさか、《悪魔》教団とは考えもしませんでした…」と、本当に怯えているそうだ。
レイン  :ふ~ん。
カルティエ:なるほど。
GM   :(コロコロ) 「ウソを付いてはいないようですね…」とヤン。
カルティエ:とりあえず、「この子の身柄は私が預かるから、他はみんなよろしく!」と、言っておこう。
アトス  :じゃあ、次の獲物を待つか…
レイン  :獲物!?(笑)
カルティエ:これから何人くらいが来るのか、アニアに聞いてみよう。
マサシ  :まだ他にもいるのかな?
GM   :とりあえず、初めに通路に着いたのは、アニアが最初だそうだ。だから、後の人数はわからないそうだ。
カルティエ:ふ~ん。
GM   :突然明かりが消えて、真っ暗になったそうだ。みんなパニックを起こしていたらしい。
アトス  :ほう。
GM   :カルティエはアニアの家族に付いての知識がある、彼女の父親と祖母がとんでもなく厳しい人物である事を知っている。
カルティエ:なんか、第1回のプレイの記憶が… ゴホゴホッ!(笑)
GM   :アニアが[内気]で、他人に強く言われると逆らえない性格になったのは、そのせいだろう。
レイン  :アトス、簡単に落とせそうだね~
アトス  :そんなに言うんなら、貴様が落とせ、貴様が!
GM   :「お願いです! 見逃してください!」
カルティエ:ヤン、どうする? 見逃す?
GM   :「エッ! 私ですか!?」と、ヤン(笑)
カルティエ:ダメやな… コイツ…
GM   :じゃあ、ヤンは目を閉じて、手で耳を塞ぐ。「エッ! 何の事ですか? 誰もいませんよねぇ? アニアなんて子は見た事も聞いた事もありません!」
カルティエ:よっしゃっ! じゃあ、逃していいかなぁ?
レイン  :いいともー!(笑)
アトス  :抑えつけられている俺は、なんとも言えない。
カルティエ:今のうちに逃しちゃおう。
GM   :ヤンは一生懸命、見ざる聞かざるをやっている。神様の教義上、こういう事はできないからね。
アトス  :無理やり、見させようとする(笑)
GM   :「やめろ~! やめろ~!」(笑)
カルティエ:ヤン! この子をガヤン信者にすればいいじゃない。と言うわけで、この子はあんたに預けよう。
GM   :「いや、即戦力になりそうも無いし…」
カルティエ:「それは、あなたも同じ事でしょうッ!」(笑)
かなり、イジメられっ子になっている。こいつを見てると[残忍]とか欲しくなっちゃうよな。まあとりあえず、アニアは逃した。
GM   :そうこうする内に、出入り口からワラワラと人が出てくる。
カルティエ:おっ、来たか!
アトス  :片っ端から当身を食らわす!(笑)
GM   :中に一人だけ○ウム信者のような服装の男がいる。
アトス  :切る!
GM   :一般人が7人に、オ○ム信者のようなのが1人。「どけどけ~い!」と言って、オウ○信者風の1人が他の信者を掻き分けて、走ってくる。
カルティエ:さては、コイツボスだな!
アトス  :そいつに当身をガスッと!
GM   :(コロコロ) 不意打ちはされなかった。でも、人がいっぱいいるとわかると、「あなた達、私達、友達♪」と、降伏してくる。(笑)
カルティエ:またかよ~
アトス  :レイピアを鞘に入れたまま、ゴスッ!っと、当身!
GM   :じゃあ、気絶した。 他の信者もかなり怯えている。そこで、ヤンが声を張り上げる。「ガヤンだっ! 無駄な抵抗を止め、降伏しろっ!」
カルティエ:じゃあ、私も一つ、「今、投降するなら、何にも罪は問いません!」
GM   :「いっいやっ! それは困りますよ~!!」と、ヤン。[正直]だしね~ (笑) 「勝手に約束しないでくださ~い!」
カルティエ:チッ!
GM   :ここで、全員[視覚判定]。
カルティエ:(コロコロ) クリティカルです。
GM   :じゃあ、カルティエが最初に見つけた。のびてる男の懐に帳簿が入っている。
カルティエ:なんだろう、これ~ ペラペラ。
GM   :教団の人名帳簿のようだ。一番新しい日付にアニア=ブゥンとある。
アトス  :じゃあ、消そう。(笑)
カルティエ:ケシケシ!
GM   :「勝手に消さないでください~!」と、ヤン。この時代は消しゴムは無いよ。「とりあえず皆さん、この人達を捕縛するのを手伝ってください」
カルティエ:じゃあ、手伝いましょう。
GM   :捕縛し終わって、しばらくすると、出入り口からガヤン信者が現れる。「もう、この通路には信者は居ないようだ。私は中での作業が残っているから、後はヤンに任せる。」そう言うと、また通路を戻っていく。
「じゃあ、ガヤンテンプルの左目地区分テンプルに連行します。」と、ヤン。
カルティエ:連行する。
GM   :じゃあ、みんなで連行した。のびてた男は教団幹部だった。また、教団の人名帳簿を手に入れたので、報酬は1人、100ムーナもらえた。
アトス  :ほ~う。
GM   :捕らえた者の取調べは担当のガヤン信者が行うので、君達は、お役目ゴメンとなった。
カルティエ:は~、そうですか。
GM   :ヤンがお礼を言う。「皆さんご苦労様です。これで、私のガヤンテンプルのカブも、少しは上がります。」(笑)
アトス  :少しだけだろ、少しだけっ!
カルティエ:あんたは、自分の地位、自分の地位って、自分の事だけしか考えないから、いつまでも入信者のまんまなのよっ!
GM   :「すっすいませんっ!」
カルティエ:そんなんだから、いつもお姉さんが悲しがってるわよっ!
GM   :そうなんだ。
カルティエ:そう!(笑) 作ってる作ってる。
GM   :で、信者たちの大半は、住所などを記録され、軽い叱責を受けて解放される。
カルティエ:帳簿でアニアとかもチェックされるのかな~?とか、考えながら帰路につく。

カルティエ:一応、ブラハム最高司祭に報告しに行こう。
GM   :年配の男性神官が応対に出る。「ブラハム最高司祭はもうお休みになっていますが…」
カルティエ:クソッ~! いつか私が最高司祭になってやる~!と決意を新たにするカルティエであった。

GM   :いや~、青の月は年功序列の考えが根強いから…
マサシ  :あと50年位しないと無理なんじゃないの?(笑)
アトス  :しわしわになんないと…
GM   :18歳で高司祭というのも、かなり異例だ。
カルティエ:将来の夢だから。そして、バドッカ中の結婚式を仕切ると言うのが野望だ。
マサシ  :つまんね~(笑)
アトス  :自分が行き遅れてたら、他人の邪魔をするんだね。
カルティエ:アトスみたいに[残忍]じゃないから。

GM   :今晩は白熊亭で打ち上げ会をやるの?
カルティエ:ギルを止めなくちゃ。
アトス  :また食ってる~っ!(笑)
GM   :自分の判断で所持金を減らしておいてね。
カルティエ:2ムーナね。
GM   :君は打ち上げで二百円しか使わないのか!?(笑)
カルティエ:仕方ないな~、10ムーナ位減らしておこう。
マサシ  :セコイって。
カルティエ:そうだ、アニアちゃんが気になるので、見に行こうかな?
レイン  :何なら、情報を調べてこようか?
GM   :カルティエはアニアの家を知らない。レインはすでに酒で出来上がっている。
レイン  :ベロンベロン! 俺に任せろ~っ
マサシ  :酒臭いぞー!
GM   :そんな感じで騒いで、時刻は朝だ。(笑) 頭痛~、とか、気持ち悪い~、てな感じだ。
ギル   :腹が痛い。(笑)

GM   :バタン!と、扉を開いて、ヤン=クレードが飛び込んでくる。
カルティエ:ウルサーイ!
GM   :「皆さん大変です! 起きてください! ブゥンさん一家が大変なんですっ!」ちなみに、ブゥンはアニアの姓だ。
ギル   :大きな声を出さないで~!(笑)
GM   :「大変なんです~!」ドタバタッ!
マサシ  :グワーッ!
アトス  :てっ、てめ~っ!
カルティエ:落ち着いた所で、詳しい話しを…
GM   :「とりあえず、歩きながら話しましょう。」
カルティエ:下っ端だから、何にも教えてもらってないだけなんじゃないの?(笑)
GM   :「実は、ブゥンさんの家で惨殺事件が起きました。」
カルティエ:ほー
GM   :「生存者は今の所、居ないようです。」
マサシ  :エッ、アニアも?
GM   :「わかりません。死体の確認もかねて、一緒に来てください」
アトス  :犯人の手口とかは?
カルティエ:それを見に行くんだろう?
GM   :「私も話を聞いただけですので…」
アトス  :なんだ、現場見てねえのか。
GM   :「じゃあ、行きましょう。」
アトス  :普通、現場を見てから来ないか?
カルティエ:見てこないよ~、下っ端だもん。(笑)

GM   :現場のアニアの家に着いた。アニアの家は、左奥歯地区にある。アニアの家族は、祖母と両親、兄、そしてアニアの五人ですが、家の中には誰一人生き残った者はいないように見える。
居間がひどくあらされ、そこに凄惨な死体が転がっている。扉はものすごい力で、ぶち破られている。
カルティエ:前のアリアズナの事件を思い出す~
GM   :居間にある死体は異様な変化を見せている。緑の液体と化して溶けてしまっている。そのうち二体は、かろうじて内臓の形などが残っていますが、あとのものは完全に緑の腐汁と化しています。そのため、何人分の死体なのか、はっきりとわかりません。
マサシ  :顔とかもわかんないんだ。
GM   :わからない。
カルティエ:二日酔いも手伝って、部屋の端っこの方で、吐くよ。
アトス  :ゲロゲロ~ッ!(笑)
ギル   :みんなで。(笑)
レイン  :壁に一列になって。
GM   :「現場を汚さないでくださ~い!」と、ヤン。(笑)
アトス  :しょうがないだろー、ゲ~ッ!
カルティエ:人選間違ってるよ、ヤン君。またこれで、降格決定だね。
GM   :2回ほど[視覚判定]をしてくれ。
(一同)  :(コロコロ)
GM   :1回目は、扉が内部から破られていることがわかる。2回目は、アニアの衣服だけ破けているのに気づく。
マサシ  :あぁ~
レイン  :《悪魔》だ~!
カルティエ:まだわかんないよ~、何かしようとしたのかもしれないし。扉が内側から破られてるって事は、外側に何かが飛び出していった跡があるの?
GM   :[追跡]とかあるかな?
レイン  :あるっ! (コロコロ) だめ!
アトス  :二日酔いだね。
GM   :さっきのみんなの汚物で難易度も上がっていたしね。(笑)
カルティエ:室内は他に何か無いんでしょうか?
レイン  :[探索]してみよう。(コロコロ) 成功。
GM   :じゃあ、女の人らしき死体の手に、指輪が握り締められていた。
レイン  :取ってみよう。
GM   :結構、細かい細工がされている。年代ものだ。「付近の聞込みから始めましょうか?」と、ヤン。
アトス  :まだ手伝うとは言ってないぞ。
GM   :「あの~、できる事なら手伝っていただきたいんですが…」
アトス  :いくら払う!?
GM   :「事件を解決できれば、ガヤンテンプルから報酬は出ると思います。」
カルティエ:いくらっ!?
アトス  :君の上司はどこにいるんだい?そっちに掛け合おうかな~
カルティエ:知り合いの関わった事件だし、私は参加しよう。
GM   :ガヤンテンプルの方では、大事件が起こっていて、人手が足りないそうだ。
カルティエ:原作の方の事件かな?

GM   :「とりあえず、付近の聞込みから始めましょう。」
カルティエ:始めよう。
GM   :「では皆さん、手分けして聞き込みをしましょう。」
カルティエ:はーい。
マサシ  :私はこっち!
レイン  :俺は酒だっ!
カルティエ:情報屋に行くんだね?
レイン  :高い酒~!
GM   :じゃあ、高い酒を出された。
カルティエ:まただ~っ! (笑)
レイン  :昔飲んだっっっ、たかたかたか (噛んでる)
GM   :昔飲んだ、タカタカだ。ドンッ!(笑)
アトス  :いつものって言えばイイやんかっ!
レイン  :ボトルの高い酒~
GM   :そんなのだったか? まあ、一応奥に通された。
レイン  :日に日に記憶が薄れていくぜ~!
カルティエ:いいかげんに、合言葉覚えろよ。(笑)
アトス  :合言葉言えないのって、コイツだけなんじゃないの?
GM   :常連だから、顔パスにしても良いんだけどね。
カルティエ:向こうも、面白がって聞いてるんだよ。
レイン  :おしたしぶりね~♪
GM   :「ひたしぶりだな。で、何が聞きたいんだ?」
レイン  :アニアについて。
GM   :「アニア?」
レイン  :うん。彼女の家の事件を知ってるかな?
GM   :「聞いている。」
レイン  :家族について聞きたい。
GM   :50ムーナ。
レイン  :はい。
GM   : ブゥン家はかつては頭地区に屋敷を持つ貴族だったが、アニアの祖父の代に事業に失敗して、没落した。今でも一家を再興する望みは捨てていない。しかし、プライドばかりが高く、 「貴族にこんな下賎な仕事ができるかっ!」と、まともに働こうとせず、一攫千金を狙ったりしているので、おそらく百年たっても再興などはできまいと言うのが、周囲の人々の評価だ。
アニアの父セロアは、プライドばかりが高く、何にもしないような人だ。アニアの祖母のネアリーは、プライドばかりが以上に肥大した、痩せこけた老婆だった。アニアの母親セベレアは、唯一アニアの理解者だったそうだ。アニアの兄セルダーは、父セロアのミニチュア版のような人物だったらしい。
カルティエ:すげー、何でこんな事知っているんだ?(笑)
レイン  :アニアが《悪魔》教団に行った、と言う噂は?
GM   :「それは、初耳だ。」
レイン  :最近その家で変わった事は?
GM   :「豪商との縁談の話が進んでいたらしい。その商人の名前が知りたきゃ、100ムーナ払え。」
レイン  :払った。
GM   :「オヤージュ=シュナイト。」(笑)
アトス  :オヤージ? (笑)
GM   :裕福な商人らしい。アニアとは親子ほどの年齢差があるらしい、しかしオヤージュの気持ちは真剣なものだそうだ。
マサシ  :良く知ってるね~
アトス  :俺達もタマットテンプルでは有名人なのかな?
カルティエ:調べられてるかもね。
アトス  :気を付けよう。
レイン  :俺はしゃべってないぞ!
GM   :レインからもれてくる。誘導尋問に掛かってんじゃない?(笑)
レイン  :情報が取れるとしたらこれ位かな?
マサシ  :指輪は?
レイン  :こんな指輪は見た事あります?
GM   :「見た事は無いな。」
レイン  :いくら位するの?
アトス  :宝石商にもっていけよ。
GM   :別料金…と、言いたい所だが、いつも来てもらってるからな、タダで良い。大体、300ムーナ位だ。
レイン  :なるほど。
GM   :三万円だ。
カルティエ:日本円に直すなよ~(笑)
GM   :他のみんなは? [不幸]の人は、はぶく。
カルティエ:だれとも、出会えない~(笑)
GM   :犬とかに追い駆けられている。
カルティエ:「きゃ~っ!」(笑)
GM   :他の二人は交渉に役立ちそうな技能はある?
マサシ  :無いよ~、[内気]とか…
GM   :[内気]じゃあ、交渉ができない。さらに一人脱落。(笑)
アトス  :俺だけか…
GM   :君は[魅力的]で若いので、おばちゃんの反応は良い。
アトス  :ほほぅ、じゃあ、聞き出そうか。
GM   :「あら、おにいさん、何かご用?」ポッ(笑)
アトス  :ゾクッ~!
カルティエ:ホスト・アトスの本領発揮だ。
アトス  :アニアの印象とか、評判。
GM   :「イイ子だよ~、[美人]だし。」
アトス  :親は。
GM   :「とっても厳格な家らしいわね~」
アトス  :アニアに浮いたウワサとか無かったの?
GM   :「最近婚約が決まったらしいわね~」
アトス  :だれと?
GM   :「どこかの商人らしいわね~。でも、アニアには別に思い人がいたらしいわよ~?」
アトス  :それって誰!?
GM   :「アニアはパン屋さんでバイトしているんだけど、そこで知り会ったらしいわよ~。その人と話をしている時は、とてもうれしそうにしていたもの~。」
おばちゃんの話では、黒髪に緑色の目、背の高い青年だそうだ。
アトス  :俺じゃないぞ~っ!(黒髪に緑の目)
GM   :腰に緑色の羽を付けていたのが印象に残っているそうだ。
アトス  :じゃあ、違うな。(笑)
マサシ  :募金したのかな?
GM   :「アニアは、彼の事を、アーレン君と呼んでいたそうだ。」
アトス  :アーレン?
GM   :アニアの母セベレアと、この主婦は、親友だったそうだ。セベレアは家の再興よりアニアの幸せを望んでいた事をその主婦は教えてくれる。
アトス  :ほうほう。
GM   :どんな人であれ、あの子が本当に好きになった人のところにお嫁に行くときに、アニアの祖母から受け継いだ、金の指輪を渡してやろうと思っていたらしい。「それなのにあんな事になっちゃって…」シクシク。
アトス  :まあまあ。
カルティエ:昨日事件が在ったんだろ~、その事を聞けよ~
アトス  :オッ! その事件の事に付いて…(笑)
GM   :昨日の夜の事件については、全然わからなかったそうだ。
カルティエ:夜の町に出掛けていたな?
マサシ  :閉めきって、何かしてたとか?(笑)

GM   :全員、合流して良いよ。
カルティエ:ギルのお腹が大きくなってる!(笑)
レイン  :カクカクシカジカ。
アトス  :ほう。
レイン  :他に情報は?
カルティエ:ヤンが戻って来てないんだけれど?
GM   :「いますよ、さっきから。」
(一同)  :えぇ~っ! いたのか~!?(笑)
アトス  :目立たんキャラやな~、金髪にしろ~!
カルティエ:確かに。そんな辺り障りの無い真ん中わけの髪なんかして。
アトス  :レインなんか、角が生えてるんだぞっ!(笑)
レイン  :で、首尾は?
アトス  :カクカクシカジカ。
レイン  :カルティエさんは?
カルティエ:犬がね~!(笑) 聞いてよみんな~(泣)
GM   :「アーレンと言う人物が腰に刺していた緑の羽根ですが、聞いたことがあります。」
アトス  :何ッ! 思い出せ! ベシベシ。
GM   :レインは[知力]で判定してみて。
レイン  :成功だ。
GM   :こういうカッコをした、不良グループがいたのを思い出した。
カルティエ:不良グループ!?
GM   :『緑羽団』と名乗っていたはずだ。
アトス  :ウワッ、ダッセーッ!
GM   :バドッカにはそういうグループがたくさん在る。スリやかっぱらい、あるいは恐喝などを行なうが、基本的には、身寄りのない子供達が生き抜くために、互いに協力しあううち、自然に生まれた集団だ。
カルティエ:アーレンの所だと一揉め在りそうだから、オヤージュの所に行きません?
アトス  :そうだね。
GM   :住所もわかっていることにしよう。オヤージュの家に着いたよ。
アニアの婚約者はオヤージュ=シュナイトという名の、ソイル選王国出身の、かなり裕福な商人だ。
マサシ  :何を売ってんの?
GM   :主に絹や麻、綿などの織物を扱っている。
カルティエ:周りの人の評判は?
GM   :真面目な性格で、周りの人々の評判も上々だ。八年前に先妻を亡くしてから何度か再婚の話もあったそうだが、ずっと独身生活を続けてきた。
シュナイトは今年、48歳。そして、28、26、16歳の三人の息子と、21、15歳の娘がいる。
マサシ  :息子と結婚した方が良いんじゃないの?
レイン  :息子!? (笑)
アトス  :ちょっと待ってっ! 何歳の娘がいるって?
レイン  :21と15。
アトス  :で、16歳の人を嫁にしようとしているの? なんてヤツだ!?
マサシ  :同じ年頃がママって感じだ。
GM   :シュナイトは、ある日街角で街角でアニアに出会い、一目ボレをしてしまったそうだ。
カルティエ:やっぱダメやん、なんでこうロリコンが多いんだ。
レイン  :多いって?
GM   :オヤージュ曰く、「お願いです。どうか、彼女を救ってやってください。そのためなら、金に糸目はつけません。なんとか、私のもとに彼女を取り戻してください。」
アトス  :キラーン! (笑) 報酬は前払いということで。
GM   :「いやっ、後払いで。」一応、商人だからね。オヤージュの態度を見る限り、アニアに対しての気持ちは真剣のようだ。
カルティエ:異常ね。
レイン  :うん。
GM   :シュナイト家の人間は、誰もが好人物で、父親の恋にあきれつつも、アニアに対しては同情している、いろんな意味で(笑)
カルティエ:アニアが逃げてもしかたが無いと思っているわけだね?
GM   :そうだね。
レイン  :探すだけ探そう。
カルティエ:戻ってくるかは保証できないけれどね。
GM   :「そっそんな~」と、オヤージュ。
カルティエ:ネッ! ヤンっ!
GM   :「………そうですね。」(笑) いきなり話をふるなよ~
マサシ  :何しとったの? 今まで。
アトス  :居たの?
GM   :出されたお茶をすすっていた。(笑)
アトス  :ヤンって心臓に悪いよ。
ギル   :急に現れるからね。
GM   :ほとんどしゃべらないギルに言われたくはないっ!(笑)
カルティエ:しゃべん無いのにいるのと、画面にチラチラ出たり入ったりしてんのとは、違うじゃん。

つづく

ルナルサーガ TRPGリプレイ 花束を君に 【全4回】 公開日
(その1)やあ、ヤン! 2017年2月11日
(その2)現場を汚さないでくださ~い! 2017年2月12日
(その3)ぺローマ鑑定団 2017年2月13日
(その4)ヤンもヤンだが、蠍も蠍 2017年2月14日

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