ルナルサーガ TRPGリプレイ 君のための子守り歌(その2) 〜 屋敷の少女
ルナルサーガ TRPGリプレイ 君のための子守り歌 【全4回】 | 公開日 |
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(その1)鬼面都市バドッカ | 2016年12月11日 |
(その2)屋敷の少女 | 2016年12月11日 |
(その3)シャストアの君 | 2016年12月12日 |
(その4)疎まれた少女 | 2016年12月13日 |
ルナルサーガのTRPGリプレイです。
マサシ :ブツブツいいながらついて行くんだろ。
GM :では、その少女の案内によって…
カルティエ:はぁ~~~い、名前聞きたいで~す。
GM :ん?名前を聞くの?「説明は後だ。」と言われるけど…
カルティエ:がぁ~~ん、シクシクシク。
レイン :なんか殴りたくなってる。
GM :で、案内されたのは、住居区から少し離れた所にある屋敷だ、かなりデカイ。「ここが私の家だ、遠慮はしなくていいぞ、私のほかには誰もいないからな。」
アトス :床に寝る(笑)
GM :まだ入ってねえよ(爆笑) きみはいきなり門の前で寝るんかい!
カルティエ:グーグー(笑)
GM :で、門を開けて入って行くわけだ。そんで玄関をぬけて 廊下にでる。んー、ここでカルティエさん。
カルティエ:はい。
GM :知力-4で[視覚チェック] くれ。
カルティエ:(コロコロ)成功です。
GM :じゃあ、上から槍が君めがけて落ちてくるのに 気づきます(笑)
カルティエ:うっ、じゃあ訳のわからない高音域の声を上げながら 避けます、ウキャウキャウキャ。
GM :じゃあよけてくれい。
カルティエ:脳天から刺さりそう…(コロコロ)9、失敗!(笑)
GM :(コロコロ)ダメージは刺 点、鎧で止まるよ。
GM :いいよー。そしたらね~、前を歩いていた少女がピタッと立ち止まって言うよ、「ああ忘れていた、色のついたタイルを踏むと上から槍が降ってくる仕掛けになっているのだ。」と言って微笑んでいる、 まるで悪戯に成功した子供の、会心の笑みの様に見える(笑)
アトス :クスクス笑いながらタイルをがんがん踏む。
レイン :床につばを吐く。
カルティエ:髪を掻き上げる。
マサシ :猫に歩かせる。
GM :なぜそんなに嬉しそうに、癖を連発するのかね?(笑)
「では案内しよう、こっちだ。」と言って少女は歩いて 行くけど、ついてく?
アトス :ついてくしかない。 レイン :ショートソードを装備して行く。このガキ刺したく なって来た。
カルティエ:人間不信になって、ビクビク! 「え~、~何かあるんじゃ ないの~~」
GM :みんな少女の後ろをついてくんだね?
アトス :うん。
GM :じゃあ、十分後、槍、落とし穴、釣り天井などをくぐり抜けて(笑) ある部屋に着く。みんなぼろぼろになっていると思ってくれ、 奇跡的に怪我はない。で、その少女が話し始める。「ここが私の部屋だ、もう仕掛は無いからくつろいでくれ。」
カルティエ:は~い、信用できませ~~ん(笑) 座った途端に目の前から矢が飛んで来そうだ。
マサシ :床が抜けるとかありそうだ。
GM :まあ、まず自己紹介からしようかねえ、この少女は自分の事をルピアと名乗るよ。全員知力-10でサイコロを振ってみてくれ。
アトス :ゼロやん(笑)
GM :じゃあ振れない。
ギル :マイナス2
GM :振れない(笑)
(コロコロ、コロコロ) 全員失敗
GM :じゃあ、みなさんは、この少女の事を聞いた事が無い。「さて、仕事の内容だが、毎晩おかしなモノが現われるんだ。」
レイン :おまえがおかしい。
アトス :おかしなモノとは?
カルティエ:槍とか?
GM :ちがう。
カルティエ:釣り天井とか?
GM :「あれは、現れるおかしなモノを退治するために私が作ったものだ。」
アトス :あの程度のものでは無理だな。
GM :「しかし、仕掛けた罠全てに掛かってくれるとは、作った苦労が報われたと言うものだ。」(笑)
カルティエ:掛かったのは多分、ギルと私の二人だけなんだろうな(笑)
アトス :クスクスクスッと笑う。
GM :で、おかしなモノと言うのはだ、「人間とも獣とも判別がつかない黒い影。」だそうだ。「最初は泥棒かと思ってあの仕掛けを作ったがまったく役に立たない、仕方がないのでおぬしらを雇うことにしたのだ。
叔母様は私のことを気にかけて、まめに手紙を下さるのだ。
その手紙にアトスという入信者のことが書いてあったのでな、シャストアテンプルのなかでは一番の剣の使い手だそうだな。」
アトス :ほー
カルティエ:シャストアには、あんまり戦士いなさそうだし。
GM :「叔母様はおぬしの事を非常に高く評価している、そういうわけだから頼むぞ。ちなみに礼金は後払いだ 」
マサシ :ひでー
アトス :前金。
GM :後払いだ。
アトス :前金!
GM :後払いだ。
アトス :前金!!(笑)
GM :( 視して)「ほかに何か質問は無いか?」
カルティエ:は~い。お嬢さんお金持ってるんですか?罠作るのに全部使ってしまったというのは勘弁してほしいんですけど。
GM :「私が子供だから信用できないと思っているんだな?」
カルティエ:いや~、そう言う問題じゃなくて…
GM :「だが私は七つだ! もう子供ではない、金もあるから心配するな。」
カルティエ:いやいや、そう言う事じゃなくて…(笑)でも、[朴訥]だからそう言うものだろうと思って納得してしまう。
アトス :とりあえず、お金はいくらくれるのかな?
GM :一人五百ムーナ
カルティエ:今、鼻血を吹いて倒れそうになった。
GM :なんで?
カルティエ:2ムーナしか持ってないから(笑) 250倍だよ。
レイン :ひもじいねえ。
アトス :必要経費は落とせるのかな?
GM :「必要経費はこちらで払う。」
アトス :今晩はここに泊まるのかな?
GM :「そうお願いする。」
マサシ ま、まだ罠とかあるんじゃないの?(笑)
GM :いや、罠は効果がないので解除するそうだ。
カルティエ:それがいいですね。
レイン :黒い影ってどんなの?
GM :何か獣みたいな人間みたいな…姿の無い黒い影だそうだ。
レイン :どんな形の影?
GM :いろいろだそうだ 獣のようであったり人間のようであったり…
カルティエ:どの辺に現れるのですか?
GM :寝ていると部屋に入ってくるそうだ、ちなみに戸はいつも閉めきっているそうだ。
カルティエ:じゃあ今晩我々は同じ部屋で護衛するんですか?
GM :「頼む。」
カルティエ だ、そうです、ボス。
アトス :そういえば、このお嬢さんはどんな人なの?
カルティエ:誰の子供とか?
GM :えーっと、とりあえずとうちゃんだがバドッカでも有数の豪商だそうだ。で、かあちゃんはとうちゃんに愛想をつかして逃げていったらしい。
アトス :ヘビーな人やのう。
マサシ :じゃあ、家の中にはお嬢ちゃんしか居ないわけ?
GM :そう。召使も居ないそうだ。で、毎日夕方になると一人の女が夕食を作りにくる以外誰も来ないそうだ。
レイン :その女が犯人だ!
GM :まあ、女つってもおばさんだけどね。で、父親はほとんど仕事で寄り付かず、母親と別居中ね。
レイン :離婚はしていないの?
GM :してない。
アトス :くっっ、だからこんな性格に~(笑)
レイン :最悪にひねくれた性格だよね~、そう言ってつばを吐く。
GM :本当に吐くの?
レイン :いや、やっぱり外でないとそんな事できん。
カルティエ:とりあえず、あごをひいたりする。
GM :いや、別にやってもいいけどさ~(笑) 強調しなくてもいいって。
カルティエ:とりあえず、屋敷内を見回らせてもらいましょう。
レイン :金目の物をくすねに行こう。
GM :他に分かれて行動する人はいるかな?居ないのなら全員でいくよ、 じゃあ、ルピアが案内してくれるけどかんなり広いね~、本当に人っ子一人居ないね、 ムッチャ寂しい感じがする。
レイン :こいつ殺せばこの家、俺の物。
GM :で、何かでっかい書庫のような所に通されるよ。
「ここは私の勉強部屋だ。」本がずらーっと図書館なみに並んでるよ。
レイン :どうせ、1+1=2ぐらいしか覚えてないくせに。
アトス :歴史を勉強しているのでどんな本があるのか べたいのだが。
GM :「ん?歴史か?そこの棚の上から三段目の左から十一冊目からだ。」と非常に正確に答える。
カルティエ:ほー、すばらしい。
アトス :すばらしい。
ギル :本を読むと眠くなってくる(笑)
アトス で、どんな本があるの?
GM :高価な本とかあるよ、めったに手に入らないものとか。
アトス :オオッ、この本は!! というのがあるの?
GM :うん。「ほしいのなら 酬の代わりにやってもよいぞ。」
カルティエ:わーい。
アトス :わーい。
GM :ちなみに、「500ムーナを超すようなものはあげられないぞ。」
アトス :クッ!(笑)
GM :「とりあえず、夕食までにまだ時間があるな、 私は勉強するから屋敷内はかってに見ていてくれ。」と言って非常に分厚くて難しそうな本を抱えて、机のほうへ向かっていく。
カルティエ:は~い、とりあえず護衛が一名必要 と思いまーす。
アトス :そうだな。
レイン :がんばってね。
アトス :よし! ギルがんばれ!(笑)
ギル :エッ俺?字は苦手なのに(知力:8)
レイン :よした方が良いんでないの、ギルは[不幸]だし。
アトス :いやっ、ここはぜひギルにやってもらいたい
カルティエ:なんで?
レイン :アトスが一番適任だと思うよ。
アトス :エ~? じゃあ私が残ろう。
GM :残りの4人は屋敷内を見て回るんだね?まあ、大きい屋敷だな~、というのがわかった。
カルティエ:とりあえず、夕食を作ってくれるおばちゃんに会いたいな~
GM :じゃあ、夕食時。おばちゃんが飯を作りに来るよ。厨房の方から夕食の匂いが漂ってくる。
カルティエ:コンコン、ちょっといいですか~? おばさ~ 。
GM :するとおばさん非常にビックリ、「あっあんた達、だれだね?」
マサシ :カクカクシカジカ。
レイン :おばさん何歳?
GM :30歳位かなぁ
レイン :娘はいる?
アトス :邪な奴だなぁ。
GM :きみは別に[好色]ってわけではないだろう?
レイン :[好色]ではないよ。
GM :[酒乱]だけどね。「あんた達、あのお嬢さんとかかわりあってるのかい? よく気味が悪くないもんだねぇ」
マサシ :仕事だし。
レイン :もう少しで刺しそうになったけどね。
GM :おばさん曰く、「ルピアお嬢さんは頭が良すぎる、 だから街の連中も父親も母親も気味悪がって近づか無いんだ。」娘のせいで母親は別居、父親もルピアを疎んじて近づか無い、 など尾ひれの付いた噂話を聴かれもしないのにペラペラとしゃべってくれる。 「私もこんな仕事はゴメンなんだけれど、こんな大きな屋敷に小さい女の子を一人にするわけにはいかないじゃないかい。」嫌々だけれどもしょうがないからやってあげている、と非常に「自分はやさしいのよ~」ってな感じだ。
カルティエ:結局ルピアが苦しんでいる影については聞けないわけ?
GM :そんなのは見た事も聞いた事も無いそうだ、「ルピアお嬢様が人を困らせようと思って嘘でも付いてるんじゃない?」
アトス :なるほど。
レイン :しまった、[嘘発見]しとけばよかった。
カルティエ:「なるほどそうなのか~」と納得してしまう、あっいやこれは抵抗しよう、とう、(コロコロ)成功した。
GM :じゃあ、「そりゃちょっと違うんじゃないか?」と思えた。
カルティエ:よしよし。
GM :で、そのおばさんが夕食をおざなりに作っていくよ(笑)
そして、さっさと仕事を終わらせると帰っちゃう。
カルティエ:参考になりませんでしたねぇ。
レイン :そうですね
マサシ :う~ん。
カルティエ:ルピアは影が寝室で出てくると言ってたんだよねぇ、じゃあ寝室にゴーだ。
GM :寝室に入るのね?そうだねぇ、あんまり女の子らしく無い部屋だね、必要なものしかない。まあ豪華ではあるね、天井付きのベットとかあったりして。
マサシ :骨格標本とか置いてあったりして。
GM :それは無い(笑)、非常に事務的な部屋だ、清潔そうには見えるけどね。
カルティエ:うーん、変な像とか在るわけじゃないの?
GM :じゃあ[探索]してみようか?[探索]持っている はいたかな?
レイン :はい。
アトス :そこ俺もいるよな?
GM :いない、きみは図書室でピクピクしてる(笑)
カルティエ:ギルだったら全身から血を吹いていそうだ。
レイン :(コロコロ)ちょうど成功。
GM :じゃあ特に変わったものを見つけられない。
まあ普通の物だね、衣装棚に在った下着やら服やら、ちなみにドレスなんかも在るけど…まあサイズ …
カルティエ:ア~~! ドレスだ~~!
GM :…ちっちゃいからねぇ~、って聞いてねえな(笑)
カルティエ:ドレスだ~~!
マサシ :なんだよー、引き裂くんかい?
カルティエ:いや、この人はドレスが好きなんですよー。
GM :(無視して)寝室はでかい屋敷だけあってかなり広いね。
20畳ぐらいあるんじゃないかな。
カルティエ:ほえー
GM :その中に小さいベットが置いてある。で、そろそろみんなのお腹がぐうぐう言い出してるよ。
「腹へったニャー」とニャーが鳴いてる。ちなみにこの猫しゃべれますので。
カルティエ:じゃあ、アトスさんがそろそろ死んでいると思いますので戻ってあげましょう。「ご飯ですよ~」
GM :「わかった、区切りのいい所で行くとしよう」
ギル :「アトスー」、なんか口からエクトプラズムが出てるぞ(笑)
GM :さて、食堂だ。テーブル、椅子、食器ともに豪華だ。食堂も広いしね、いつもこんな所でたった一人で食事しているんだろうね。
カルティエ:さびしいねぇ。
GM :で、まずい食事を食べているわけだ、料理もすっかり冷めているしね。
レイン :レンジでチンしなくちゃ。
GM :レンジがあればね。じゃあ黙々と食事を続けるわけだね。
レイン :お酒がないしー。
GM :いや、酒はあるよ、高いのが。
カルティエ:じゃあ、いつもの酒場のようにギャーギャーと騒いで食べよう。
レイン :押さえて飲もう、(コロコロ)成功。
GM :みんな騒いで食事するわけだね、その中でルピアが珍しいものを見るような表情で食事をしている。
カルティエ:よっしゃ、作戦成功! やっぱり、情操教育がなって無いとね~。
ニャー :僕が珍しいのニャー(笑)
GM :確かにしゃべる猫は珍しい。「どう言う種類の猫なんだ!?」とか言ってる。
ニャー :僕頭良いのニャー
GM :「しゃっ、しゃべった!?」(笑) で、楽しいんだか、喧しいんだかわからない、にぎやかな食事が過ぎて夜もふけていく訳だ。
カルティエ:アトスリーダー提案!ファイター二組ずつに分けて二交代制で…
アトス :一人は[不幸]だぞ(笑)、カルティエさんとギルは分けようかね。
GM :ルピアの就寝時間は八時ごろだ。影が出る時間は決まっていて、眠りにつく少し前だそうだ。
現在七時半。
レイン :じゃあ、もうそろそろなんだ。
ギル :それなら、全員でも良いんじゃない?
カルティエ:そうだね。ギル辺から何が出るのかわかっていれば良いんだけれど…
ギル : あ、時間はわかってるから。
GM :そのまま全員で寝室で待機するんだね?
カルティエ:そうですね。
GM :じゃあ、ルピアは寝巻きに着替えてベットに入る。その周りで陣取ってるの?
カルティエ:いや、カルティエさんは一緒に寝ようと…(笑)
GM :まあ、ベットはでかいから可能だけれど。
レイン :じゃあ、俺はベットの横でず~~っと見下ろす。
アトス :とりあえず、入り口付近でレイピアをいじくってる。
GM :ギルは?
ル :ベット~の横で斧を磨いてる。
マサシ :部屋は明るくしてるの?
GM :蝋燭の明かりでね、といっても、部屋は広いので隅々まで明るくするにはかなりの蝋燭をつけなきゃならないよ。
マサシ :ニャー[暗視]だ!
GM :ニャーは早々とベットの中にもぐりこんでいる。
マサシ :エェッ!(笑) 早過ぎだよー。
GM :で、ベットの上でルピアが「くるぞ!」と言うね。
カルティエ:とりあえず、だっこしながら片手にバトルファンを構えよう。
レイン :人質ですか?
GM :しばらくしてすぐ、室内にひんやりとした空気が流れ出す、そして部屋の中央に黒い影が現れる。
マサシ 黒いハゲ。
GM :影! そんで、それはもりあがって人型になる。ルピアが非常に怖がり、カルティエにしがみついてくる。
カルティエ:抱きしめつつ「大丈夫よ~~」
GM :かなり、ふるえている。
カルティエ:みんな頼むわね~~
GM :どうします?影はモゴモゴしながら近づいてくるけど。
アトス :流し目をしつつ、進路をふさぐ。
GM :進路をふさいでも意に介さないで近づいてくるよ。かなり怖いもんがある。
マサシ :どうしたらいいんだ?
カルティエ:実体は無いわけか…
マサシ :[説得]とかしても意味無いだろうし…
GM :ああぁっ! じゃあここで…(ペラペラ)
カルティエ:重要な事を忘れていましたね?
GM :…っ、ちょ、ちょっとね…(アセリ
マサシ :おとん(GMの意)大丈夫?
GM :(コロコロ)(コロコロ)(コロコロ)、んー、アトスはこれって幻覚なんじゃないか?と思った。さらにカルティエとマサシは幻覚魔法のほかに次の事が…いやっ、これは紙に書こう。(書き書き~…、しばらく暇な時間)
(三分後)
GM :くそうッ、あらかじめ作っておけば良かった。はい、(と言ってメモ用紙を渡す)下についている番号は無視してくれ。
カルティエ&マサシ(爆笑)
アトス :何々?
カルティエ:いやー、これは我々二人にしか見えないんだ。
GM :これが可笑しいんだ。(といってメモ用紙を見せる。ちなみにテレクラの番号が書いてある)
ギル :ああ、この間道端でもらった奴ね。
アトス :なぁーんだ。
カルティエ:ヤバイよ~~
マサシ :幻覚ってひらがなで書いてあるよー
GM :やめろっ、言うな~~!(笑)
レイン :それって、二人にしか見えないの?
GM :見えないって言うか、二人にしか知識が無かった。
マサシ :ふぅ~~ん、ふぅ~ん。
マサシ :声に出してみんなに教える。「これって幻覚じゃねえの?」
GM :なんて言ってる間にも影は近づいてくる。あと3ラウンドしたらアトスにぶつかるよ。
ギル :1ラウンドって何秒だっけ?
GM :一秒、「これって幻…どわぁ~~!」って感じ(笑)
カルティエ:カルティエはルピアさんを抱きしめて「だいじょうぶよ、怖くないのよ。」と言う。
GM :言うわけね。
マサシ :うおぉーん、うおぉーん、ずしゃぁー!
アトス :あぁっ(笑)
GM :ルピアは相変わらず怖がっている。幻覚の方も幻覚の方もアトスににじり寄って来る。アトス大丈夫か
アトス :とりあえず、アトスざり(笑)
GM :亀の歩みのようにベットに近づくけど。
カルティエ :「ルピアちゃん落ち着きなさい!」と言ってニャーを引っこ抜いて近づける。
ニャー :ギニャ~(笑) 何するニャ~
レイン :魔力感知とかできないんですかー?
GM :[魔力感知]?そんな技能や魔法を持ってるの?
レイン :ないっす。
GM :ウィザードならできるけど、[知力判定]に成功すればね。ただし、白の月の魔力しか感知できないけどね。
カルティエ:抱きしめたり声をかけてみても安心しないのね?
GM : ん、かなり怯えている。
カルティエ:じゃあ、ルピアには直接言うしかないね。「あれはあなたが作っている幻影なのよ~~!」ちゃんちゃん。
GM :でも、ルピアは聞き耳持たずに怯えているよ。「そんなわけない!」
カルティエ:あなたが不安に思っている事などがあのように現れているのよ~~
GM :「そんなの変だ!私はあのような物を望んではいない!」
カルティエ:不安だからでしょ~~
GM :「わ、私は不安なんかではない! 一人でも平気だ!」
マサシ :説得いいですか? ほら、んーと、あの、[自白]じゃないや、あの…
アトス :[自白]!(笑)
マサシ :ちがうちがう、あの心読むヤツとか。
GM :ああ、魔法唱えるの? 唱えている間にも幻影近づいてくるけど。
アトス :とりあえず、突く!
GM :突いてみる?
アトス :うん。
GM :じゃあ、幻影にプスッと刺さると「うおぉ~~ん」と獣の咆哮に似た声が空気を振動させ影は煙のように消え去ってしまう。「今ので退治したのか?」とルピアは言ってるけど。
アトス :たっ退治できたのか!?
レイン :報酬もらって帰ろう。
カルティエ:退治って…う~ん、ぜんぜんちがいますねぇ~~
実はねぇ、かくかくしかじか。(みんなにメモを見せる)
「あの影は、少女の孤独と不安が見せたもの。まれに幻覚魔法の才能を持つものは、自分の感情を無意識のうちに幻覚に写してしまう」
GM :「今ので怪物は退治できたのか?」と、うきうきしながら再び聞いてくるけど。
アトス :倒せてはいない、と答えるしかないな。
マサシ :うーん、また出てきそうだねぇ。
アトス :メモに書いてあることを、言った方が良いのかな?
ギル :そういう難しい事はわからん(笑)
GM :逃げちゃいかんよ。
【つづく】
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(その1)鬼面都市バドッカ | 2016年12月11日 |
(その2)屋敷の少女 | 2016年12月11日 |
(その3)シャストアの君 | 2016年12月12日 |
(その4)疎まれた少女 | 2016年12月13日 |
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