銀砂の楔リプレイ その4

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第一話『求め続けた、死』 【全8回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ キャラ紹介 2017年5月1日
(その2)銀砂の楔リプレイ その1 2017年5月3日
(その3)銀砂の楔リプレイ その2 2017年5月3日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3 2017年5月20日
(その5)銀砂の楔リプレイ その4 2017年5月20日
(その6)銀砂の楔リプレイ その5 2017年5月24日
(その7)銀砂の楔リプレイ その6 2017年5月25日
(その8)銀砂の楔リプレイ その7 2017年5月26日

徳川源三郎「じゃ、終わったことだし、実家に帰ろうかな」
GM「では、皆さんは解散しました。それぞれの家に戻り、普段の生活が再開しました。原稿書きがはじまったり」
曽根崎君香「う~締め切りー」
GM「仕事がこなかったり」
吉野裕也「元々趣味でやってるからいいや」
GM「本を読みあさっていたり、SKSに所属して怪しげな機械を作っていたりするわけ。で、陶芸をしている人?」
徳川源三郎「はい」
GM「そうですね、事件から8日後くらいに源さんは夢を見ます。とても暗い闇の中で地の底から響くような声で『迎えに来たぞ、マーヤー』と。闇の中に口が浮かび上がる」
徳川源三郎「ぅあ…」
GM「青黒い肌にウロコがぬらぬらと…」
徳川源三郎「恐怖判定は?」
GM「じゃあ一応して(笑)」
吉野裕也「聞かなきゃよかったね」
徳川源三郎「失敗」
GM「では4点精神点にダメージ」
曽根崎君香「なんだよ、おねしょでもすんのかと思った(笑)」
徳川源三郎「な、なんだよ~」
GM「ちょいとちびったわい、とか」
本田黒猫「腰回りがあたたかい(笑)」
GM「と、いうわけで源さんはそういう夢を見ました」
吉野裕也「他の人は?」
GM「何もありません、何も知らないから普通に生活しているだけ」
徳川源三郎「やな夢見ちまったな」
GM「源さんはどうします?」
徳川源三郎「どうするったって夢なんでしょ?」
GM「夢だよ」
徳川源三郎「腕輪を見てみても変化はないんでしょ?」
GM「ないよ」
徳川源三郎「ひょっとして俺の事をマヤだったと勘違いしている……んなわけないか(笑) 俺を迎えに来ても困るよな。『待ってたワ、とか』(笑)」
吉野裕也「一人ですごい妄想だ」
徳川源三郎「一応SKSに行ってみるよ。呼ばれてもいないのに(笑)」
南雲由佳『これはこれは、どうかなさいましたか』
徳川源三郎「かくかくしかじか。というわけで腕輪について判る人見つからんもんかね」
南雲由佳『鑑定と言われましても取り外さない事には……。それより問題なのはあなたの夢に出てくる〈マヤ〉という人物だと思います』
徳川源三郎「調べといて(笑)」
南雲由佳『調べておいて、ですか…』
徳川源三郎「そういえば探偵がいたな。連絡先わかる?」
GM「そりゃ判るよ」
南雲由佳『皆さんにも取り敢えず連絡をとっておきましょう』
徳川源三郎「そういえば報酬は?」
GM「入ってるよ50万円、だから5000だね。でもはっきり言ってあまり関係ないんだよ金は。魔術の道具とか買う以外は大金を必要とすることなんてない」
徳川源三郎「はぁなるほど」
小田切進「で、連絡は受けたの?」
GM「受けました」
全員『SKSに行く』
GM「では皆さん集まりました。曽根崎さんだけは編集者さんに引き留められたけどそれを振り切ってきました」
徳川源三郎「マヤという人物について心当たりのある者は…」
吉野裕也「調べてみよう。…人脈で調べられる? 情報屋がいるんだけど」
GM「いいよ。では吉野くんは情報屋に連絡をとります。プルルル、プルルル、ぷち」
吉野裕也「もしもし?」
GM「……」
吉野裕也「おーい、どしたの?」
グレッグ『………あははははは、裕也さんでしたか、声紋チェックに時間がかかりましてね(笑)』
本田黒猫「どっかで聞いたような奴だな(笑)」
グレッグ『…今回はどういったご用件で?』
吉野裕也「マヤって人物について調べて欲しいんだが」
グレッグ『どんな人物で?』
徳川源三郎「女」
吉野裕也「女だ」
グレッグ『特別な特徴とかはありませんかね』
吉野裕也「SKSと関係があるかも知れない、そういう方向の奴だ」
グレッグ『はぁ…意外と簡単かも知れませんね。では、いつもの所で…プチ』
吉野裕也「よし終わり」
本田黒猫「はいはいはい俺も人脈、探検家」
GM「そいつはアメリカにいるぞ」
本田黒猫「う…いや、マヤという単語について知らないかどうか」
徳川源三郎「マヤ文明(笑)」
GM「『マーヤー? インドの言葉で〈幻の力〉という意味ですネェ』」
徳川源三郎「インターネットでマヤで検索すれば?」
本田黒猫「取り敢えず電話」
GM「インターネットだったら膨大な数になるぜ(笑) それから絞り込むのは大変な作業だ」
吉野裕也「そういえば、いつもの所ってどこに行けばいいの?」
GM「午後3時くらいにホテルセントラルの…」
吉野裕也「地下の…」
全員「バー(笑)」
本田黒猫「内調の人は?」
GM「『あ~、法条まりなは只今とても忙しくて電話に出られませんので事件解決後になんやらかんやら』」
本田黒猫「ぷち(笑)」
曽根崎君香「じゃあ私の人脈。探偵がいるだけどピッピッピ」
辻波双介『は~い、辻波探偵事務所でーす』
曽根崎君香「あ、あのー探偵いる?」
辻波双介『あー、私だけど? あんただれー?依頼ぃー?いいよー』
曽根崎君香「ううん依頼じゃないんだけど」
辻波双介『……依頼じゃないのかー、プツ(笑)』
曽根崎君香「あ゛ぅーピッピッピ」
辻波双介『は~い、辻波探偵事務所でーす』
曽根崎君香「あの曽根崎ですけど」
辻波双介『曽根崎? あ~はいはい曽根崎さんね、どうしたねお嬢ちゃん』
曽根崎君香「マヤって知らない?」
辻波双介『マヤ? 少しまちな。1時間ばかりしたら折り返し電話するぜ』
曽根崎君香「あーい」
吉野裕也「俺の方より早いなぁ」
本田黒猫「SKSに資料室ってあるかい?」
GM「あるよ」
本田黒猫「資料検索、うりゃっ。成功」
GM「バッチシです。見つかってしまいました(笑)」

吉野裕也「調べた意味がない」
GM「3人候補がいるね。でも3人とも死んでる。一人は北島マヤ(笑) 一人は水茅内茉耶。最後の一人は香野真夜」
本田黒猫「北島マヤ(笑)」
GM「北島マヤ。演劇の天才として伝説の舞台、紅天女を演じた。52歳没」
本田黒猫「2人目」
GM「水茅内茉耶。術者の長」
本田黒猫「3人目」
小田切進「2人目だろ」
GM「香野真夜。最近殉職したSKSの職員」
徳川源三郎「わかった、一番(笑)」
本田黒猫「呼び出しだ」
GM「死んでるぞ。降霊術でもやるんかい(笑)」
曽根崎君香「2番目じゃないの?」
徳川源三郎「2番目ってこないだ死んだ魔術者の長でしょ?」
GM「うん」
曽根崎君香「死んでいるの?」
GM「死んでる」
徳川源三郎「その一族に連絡は取れるの?」
GM「可能だよ」
本田黒猫「よし、身辺調査だ」
GM「その人について調査ですね。と、その前に君香さんに電話がかかってくる」
曽根崎君香「うん」
辻波双介『…水茅内茉耶ねぇ、この街の中心人物だな。政府側にも知り合いがいるらしい』
曽根崎君香「どこ住んでるの?」
辻波双介『粕川城跡の近くの館に住んでる』
徳川源三郎「生きてるの?」
GM「情報としてはね」
曽根崎君香「茉耶って生きてるの?」
辻波双介『さあな、生きているか死んでいるか判らないような人だって評判だ』
吉野裕也「俺の方の情報屋は役に立たなかった」
GM「自分で行かなきゃ」
吉野裕也「そういえばそうだね、行くの忘れた(笑)」
本田黒猫「役に立たん探偵やのー」
GM「吉野くん電話かかってくる」
吉野裕也「はい、もしもし」
グレッグ『小次郎さん、、じゃなかった(笑) 裕也さーん、困りますね仕事を反古にされちゃあ』
吉野裕也「ごめんごめん忘れてた(笑) 電話でいいから教えてくれ」
グレッグ『そうですねぇ。特に重要ってことはないですから。えーこの新橋には超能力者の集団みたいのがいるのはご存じで?』
吉野裕也「ああ」
グレッグ『そういう連中を束ねていたボスが水茅内茉耶なんですよ』
吉野裕也「他には?」
グレッグ「他に? ……裕也さん好みの情報が一つ。生前の彼女はかなりの美人だったそうで」
吉野裕也「それが俺好みか?(笑)」
グレッグ『でも死んでいるらしいですがね』
吉野裕也「何歳だったの?」
グレッグ『享年27歳ということで。変わった特徴がありましてね白髪で赤い眼をしていたそうです』
吉野裕也「アルビノ~」
徳川源三郎「いいね~」
グレッグ『ま、そんな所ですかねぇ』
吉野裕也「じゃ、金は振り込んでおく」
GM「で、君は200万ほど振り込むはめになった。約束もやぶったことだしね」
吉野裕也「はいー」
徳川源三郎「じゃ、なんたら遺跡に行こう……じゃない、一緒に来て(笑)」
GM「はいはい、源さんがたまに脚をふらつかせながら行きました。さて水茅内茉耶の家に着きました。大きな洋館ですね、壁面はビッシリと蔦に覆われており最近まで使われていたとは考えにくいくらいだ」
吉野裕也「呼び鈴はあるの?」
徳川源三郎「ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン」
小田切進「ダッシュだ(笑)」
GM「ピンポンダッシュしました(笑)」
曽根崎君香「ガンガンガン、たのも~」
GM「誰も出てこない。ここに人が住んでいるというのは嘘のように思える」
曽根崎君香「そこは門なの? なら開ける」
GM「ギギギギィィィィと開きました」
徳川源三郎「取り敢えず本部に連絡しておく。入りますよ~」
GM「はい了解。門をくぐると大きな庭があります。屋敷自体は3階建てくらいかな。入り口には大きな扉がある」
徳川源三郎「よほど背の高い奴が通るんだな(笑)」
GM「ゴンゴンゴン、開かないね。鍵もかかっているようだ」
曽根崎君香「鍵開けします。…失敗」
吉野裕也「45口径で鍵を破壊しよう」
徳川源三郎「まずいだろ」
本田黒猫「怪光線は音がしないぞ」
吉野裕也「それじゃまかせる」
本田黒猫「…ころころ」
徳川源三郎「……壊れたんちゃうん?」
本田黒猫「壊れたっ(笑)」
GM「どかぁぁん、大失敗なのでバックファイアだ。レベル1だからD10を振って下さい」
本田黒猫「…9」
GM「では9点精神点にダメージ」
本田黒猫「ぐはぁぁあ」
吉野裕也「俺の銃ってサイレンサーついてないよね」
GM「あるかそんなもん。暗殺じゃあるまいし。で、ドゴォンという音を聞きつけて近所から…」
吉野裕也「え!? まだ撃ってないよ」
GM「君が撃ってなくても爆発したやつがいるだろ(笑)」

本田黒猫は機械修理を行い、怪光線をなおした。

GM「で、近所の人が来ました」
おばちゃん『あんたら何やっとんじゃ』
徳川源三郎「掃除屋です」
本田黒猫「映画のロケです」
おばちゃん『あんたらが毎晩この家に入っているっつう浮浪者かい?』
曽根崎君香「ふるふるふる」
吉野裕也「私がそんなのに見えるか?」
おばちゃん『……やっぱり浮浪者なんだねぇ(笑)』
徳川源三郎「その話、聞かせてもらえませんか。交渉、で大成功」
GM「無駄な大成功だなー、おばちゃん相手に(笑) 水茅内茉耶が住んでいたって話は聞ける」
おばちゃん『…この屋敷はそれはそれは豪勢な屋敷だったよ。でも茉耶様が亡くなってからたった一週間で今みたいな有様さね』
吉野裕也「その人綺麗だったの?」
おばちゃん『美しい人だったねぇ』
徳川源三郎「浮浪者ってのは?」
おばちゃん『あら、あんたじゃないのかい(笑)』
GM「この屋敷には夜に明かりがついているという話が聞けた」
徳川源三郎「では夜まで待ちますか。それまでカラオケでも(笑)」
曽根崎君香「おごってくれるならね」
徳川源三郎「金ならあるだろ」
GM「では夜までカラオケを楽しみました」
吉野裕也「いくら?」
GM「減らして欲しいのか(笑) じゃあ3000円、だから30」
本田黒猫「お前が全部払え」
吉野裕也「150くらい払ってやるぞ、一般市民め(笑)」
徳川源三郎「では茉耶さんの屋敷に行きましょうか」
GM「着きました。門のあたりに来ると何かの香りが漂っているような気がする」
曽根崎君香「何の?」
GM「わからない。薬学かなんかで振るなら振ってくれ」
本田黒猫「成功」
GM「花の香りだ」
本田黒猫「何の?」
GM「わかんない」
本田黒猫「何かの花の臭いがするぞ」
徳川源三郎「明かりは?」
GM「ついてない」
徳川源三郎「ではしばらく待ってみよう」
GM「するとしばらくすると屋敷全体の明かりがつきました」
小田切進「全体に?」
本田黒猫「よし、ピンポンだ」
GM「と、する前に扉は君たちの目の前でギギギギと開きます」
曽根崎君香「どきどき」
GM「入ると、玄関は広いホールのようになっている中央に、頭を抱えた像がある。その像の横に2階への階段が2カ所ある。ホールは吹き抜けで、3階まで通っているようだ」
本田黒猫「怪光線発射」
徳川源三郎「器物破損で捕まるぞ。…まあ既に不法侵入をやらかしているわけだが。とりあえずこの像はっと………違ぁ~う!!ガシャッ(爆笑)」
本田黒猫「それこそ器物破損や!(笑)」
徳川源三郎「ここんとこもう少し削ったほうがいいな、ガンガンガン」
曽根崎君香「じゃあ私はひたすら写真を撮るよ」
徳川源三郎「しまった、証拠写真を撮られてしまった(笑)」

GMはマッピングして地図を見せる

つづく

銀砂の楔 TRPGリプレイ 第一話『求め続けた、死』 【全8回】 公開日
(その1)銀砂の楔リプレイ キャラ紹介 2017年5月1日
(その2)銀砂の楔リプレイ その1 2017年5月3日
(その3)銀砂の楔リプレイ その2 2017年5月3日
(その4)銀砂の楔リプレイ その3 2017年5月20日
(その5)銀砂の楔リプレイ その4 2017年5月20日
(その6)銀砂の楔リプレイ その5 2017年5月24日
(その7)銀砂の楔リプレイ その6 2017年5月25日
(その8)銀砂の楔リプレイ その7 2017年5月26日

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