ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ2(その2)
ブレイド・オブ・アルカナ TRPGリプレイ第2話 【全2回】 | 公開日 |
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ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ2(その1) | 2017年3月28日 |
ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ2(その2) | 2017年3月29日 |
GM 「見えた。『何ヤツだ~!』」
アイン 「だめじゃん」
スゥ 「何人いるの?」
GM 「ざっと、10人」
スゥ 「∵紋章∵の対象って、一人?」
ネオ 「いや」
アルバート「全員だ。範囲のはずだ」
GM 「そのシーンに登場している『聖痕』を持たないNPCが『コロナ』をもつPCに平伏する。そのシーンに登場するNPCはPCに敵対することは無い。この効果はアクト終了まで有効」
スゥ 「∵紋章∵!」
GM 「バンバン使ってるね」
スゥ 「お座りっ!(笑)」
GM 「キラキラキラキラ!『束縛』!(笑)」
スゥ 「(コロコロ)1! 問題無し!(笑)」
GM 「『ステラ』の逆位置をあげる。周りを囲んでいるヤツらは『何ヤツ?!』『何ヤツ?!』『何ヤツ?!』『何ヤツ?!』『何ヤツ?!』」
スゥ 「『黙れ黙れ!』平伏するんでしょ?」
GM 「見えないオーラで近寄れない」
スゥ 「黙ってくれないの?」
GM 「ある程度は黙る」
スゥ 「では、黙ってもらって、ついでにさらわれた娘の場所を聞く」
GM 「『そんなのは言えんなぁ』と言いつつ、指差す(笑)」
アイン 「素直だね」
スゥ 「この部屋で、おとなしくしてて、出ないでね~」
GM 「『貴様の言うことなど聞けるかっ!』と言って、正座する(笑) 自分で何で平伏しているかわからないようだ。口では逆らってるけど、体がいうことを聞かない(笑)」
スゥ 「この部屋の中にいる人達の服装は?」
GM 「兵士っぽい服装」
スゥ 「『服貸して』小柄な人に頼む」
GM 「『貴様なんかに貸せるかっ!』と言って、脱ぐ(笑) 気づけば全裸(笑)」
スゥ 「パンツはいいっ!パンツはっ!(笑) で、その服を着こんで、顔も髪も隠れるようにして、『牢屋の鍵~』」
GM 「『教えられるかっ!』と言ってから、『牢屋の壁にだな…(笑)』」
スゥ 「じゃあ、娘さんのところに向かおう」
GM 「では、向かった。娘さんがいる」
スゥ 「では、鍵を開けて、カクカクシカジカ」
GM 「主要っぽいキャラなので、名前を教えよう。『フィーナ』だ。年はエリノアよりちょっと上」
スゥ 「私より下ってか?(笑)」
GM 「17,8歳くらい、黒髪、白い肌、美女。今は、メイド服のようなものを着ている」
アイン 「オッケイ! 伯爵、侮りがたしっ!(笑)」
アルバート「そりゃ、狩られるわ」
スゥ 「私には負けるけどね」
一同 「………」
スゥ 「なんだっ! この沈黙はっ?!(笑)」
ネオ 「外見がいくら綺麗でも、中身がね…」
アルバート「あぁ」
スゥ 「あなたのパパ上に頼まれて、『助けてください、美しいお方!』って、言われて、助けに来たわけ」
アルバート「話しが曲がってる…」
GM 「『美しい方…?(笑)』 男のカッコをしてるじゃないか」
スゥ 「あぁ、そうか、ヘルムだけ取る」
GM 「『あ~、確かに確かに、なるほど、ハイハイ』」
スゥ 「何か引っかかるぞ(笑) 『じゃあ、逃げようか』」
GM 「『でも、私が行くわけには参りません』」
スゥ 「なんで?」
GM 「彼女曰く、これは毎月毎月行なわれているそうだ。で、何ヶ月か前、反抗して出さなかった時がある。その時に、ものすごい量の年貢を取られたそうだ。餓死者が出るくらい」
アルバート「なんてヤツだ…」
GM 「『私が行かなければ、私がお世話になった人々が苦しむことになります。だから、私は行かなければなりません』」
スゥ 「『でも… その村人達から頼まれたんだよ? おそらく重税覚悟の上で、あなたのことを、助けたいと思ってるんじゃないの?』と、〈交渉〉で、言いくるめる!(笑)」
アイン 「まただ」
ネオ 「大活躍だ、どうした?(笑)」
スゥ 「(コロコロ)成功!」
GM 「オッケイだ。自分の気持ちも村のみんなに伝えたいから、一度、戻るには戻るそうだ。」
スゥ 「では、二階の例の部屋まで、戻る」
GM 「では、無事についた」
スゥ 「ロープ持ってない?」
GM 「『ロープは馬小屋にしかないぞ、こんちきしょう。誰がそんなこと教えるかっ!』」
スゥ 「ちょっと、取ってきてもらえないかな?」
GM 「『てめ~、くそう、そんなことばかり言いやがって、誰が行くものかっ! …これでございます(笑)』 でも、∵紋章∵使ってるから、この屋敷の全員が平伏してるよ?(笑)」
スゥ 「じゃあ、大手を振って門から出てくる」
GM 「『またいらしてくださいませ、こんちきしょう(笑)』」
スゥ 「では、みんなに。『助けてきたよ~!』 あっ! 財宝取ってくるの忘れた~(泣)」
GM 「DP-2!(笑)」
スゥ 「いやだなぁ。冗談だよっ!」
GM 「DP下がったほうが、面白いと思う人~!」
一同 「は~い!(笑)」
スゥ 「クソッ!」
アルバート「数の暴力!」
GM 「では、このシーンは終了だ」
スゥに逆位置のカードが渡された。
シーンプレイヤーはジェスター、シーンカードは『アクシス』の逆位置。
GM 「では、スゥが戻ってくる少し前」
アルバート「『ガシャーン!(笑)』 なんだ今の音はっ!」
アイン 「姉さんが、また何かやらかしてる~」
ネオ 「嫌な予感がする」
GM 「で、君達がハラハラしている所に、フィーナのパパさんがご老人と、一緒に荷馬車で来る」
ジェスター「で?」
GM 「で、荷馬車から降りた二人が近づいてくる。で、杖を突いたじいさんが、『このたわけどもが~!』」
ジェスター「は?」
GM 「じいさんは、君達を杖で一発ずつ叩いていく」
ジェスター「ど、どうして?」
アルバート「何をする~! 爺っ!」
GM 「『トンでもない事をしてくれたな!』」
アルバート「何を言ってるんだ?」
GM 「スゥが、フィーナから聞いたのと同じようなことを言う。ちなみにこのお爺さんは、長老の『チョロル』さんだ」
アルバート「爺さん! 人の命より年貢かっ!」
GM 「つまり、村落から、城の下女用に娘を集めてるわけです。それで、娘を差し出さなければものすごい重税をかけられる。前回話したと思うけど今は冬なんだ。で、今年は不作だったから、食べ物が少ない。それを知ってフィーナは「私が行きます。」
と、言ってくれたのに…」
アルバート「イイ子じゃないか~(泣)」
GM 「『お前達はなんてことをしてくれるんだ! それをわからない、お前もお前じゃあ!』と言って、オヤジの方をガシガシ叩いてる」
ネオ 「ふ~ん。ずいぶん聞いてた話と違うねぇ?」
ジェスター「頼まれただけでぇ~…」
GM 「『話を聞かんかいっ!』ガシガシ!(笑)」
ネオ 「こっちはこっちで、つめかかるよ。『そんな…、人を売っていいと思うのかっ!』」
アルバート「うむっ」
GM 「『あの子が、もし行かなかったら、わしらの村は滅んでしまうんじゃっ!』」
アルバート「うむ、そのとおり」
ネオ 「そんなの知るかっ!」
アイン 「全体の幸せより、一人の幸せ」
アルバート「滅ぶがよいっ!(笑)」
GM 「『一つ聞くが、お前達は候爵様が連れて行った娘を殺すのを見たのかっ!』」
ネオ 「じゃ、見てないのか!」(←混乱している)
GM 「見てないッス!(笑)」
アルバート「殺してないと言えるのかっ!」
GM 「『殺していないと言える。あの方は英雄だぞ!』」
ネオ 「じゃあ、何で娘さん一人も帰ってこないの?」
アルバート「そうそう」
アイン 「臭い所に噂は立たない(←間違い)」
GM 「その、領主の館は、前の領主が死んでしまってから、しばらく、ほんの二年くらい、空家だったんだって。そんで、王都で武勲をたてた人なんだけども、開いてる所がそこしかないので、派遣されたそうだ。
二年前まではとなりの領主が、ここを砦代わりに治めていたんだって。今現在、その屋敷は確かに人手不足だそうだ」
スゥ 「でも、一年で12人でしょ?」
GM 「来てからほんの一,二年で、集まっている兵士も数は少ない。『ワシは一度行ったことはあるが、娘たちはちゃんと働いていたぞっ』」
ネオ 「ふ~ん」
アルバート「だが聞こう。娘を差し出さないからと言って、年貢を上げる領主が、いいやつだと思うのか?!」
アイン 「重税ってのはおかしいな」
GM 「いいヤツかどうかは、別問題。村長さんはとりあえず、娘達が無事ならば村を守らなければいかん」
ジェスター「頑固ジジイ」
ネオ 「って言うか、若い娘が居ないんだったら、村を守れないんですけど…」
アイン 「そうそう」
GM 「若い娘達を出していったとしても、となり村からまた人が来る。となりの領地からまた人は来る。で、何よりも今、子供達が飢えている。その状況を何とかするために、あの子に行ってもらっているのに、『お前たちは何をしているか~!』と、怒っているわけだ。
しかも、彼女の方から『私が行きます』と言ってきたから、長老もそれを引き止める理由も無い」
ネオ 「でも、こっちはその話を知らなかったわけだし…」
GM 「『それを説明しなかったこの男が一番悪い!』で、ガスガス! 『すいません、長老様~! 娘と離れるのがいやだったんですよ~』」
ネオ 「『もう離れてもいいってことですかっ?! 親父さんっ!』と、また詰め寄る」
GM 「『でも、あの子ももう十七だし』」
ネオ 「言ってること、無茶苦茶だ」
GM 「親父さんは長老に散々説得されたらしくて、シュンとなってる。正直離れたくないようなんだけど…」
アイン 「親とは良いもんだね~ 親とは!」
ネオ 「…親など知ったことか!」
スゥ 「父親の愛は無限だよね~(笑)」
ネオ 「ビキビキビキッ!(←ネオは親を殺している)」
アルバート「これは、一度領主に会ったほうがよさそうだな…」
GM 「で、そんな所で…」
スゥ 「助けてきたよ~!」
アルバート「エッ! 今来たら…(笑)」
アイン 「姉上~!」
スゥ 「助けてきたよ~ 誉めて誉めて~!(笑)」
GM 「シーン終了」
ジェスターに逆位置のカードが渡された。
シーンプレイヤーはネオ、シーンカードは逆位置。
GM 「向こうから、暗くて良くわかんないけど、鎧を着た人が女性を連れてくる」
スゥ 「…? 服は返してきたよ?」
GM 「『わざわざ返してもらって、ありがとうだぞこんちきしょう(笑)』」
スゥ 「男物の服なんて要らないよっ!」
GM 「けっこう強い鎧だったんだけど…(笑) で、スゥが来たとさ。『ああ、フィーナ~!』『お父様!』」
アルバート「いい話や~(泣)」
アイン 「父親の愛だね~」
ネオ 「待て! みんな騙されるな、状況はまったく解決していないぞ!(笑)」
スゥ 「……? なんで? 喜ばないの?」
ネオ 「それには、カクカクシカジカと言う事情があった。しかし、私には知ったことではないっ!」
スゥ 「もう報酬貰ったし…」
アイン 「依頼は終わったし」
アルバート「そうだが、ここは見捨てるわけにはいかん!」
スゥ 「じゃあ、娘さんはやっぱり、屋敷に戻るっていうわけ?」
GM 「『私が望んでいくことですから、心配なさらないで…この冬を乗り切らなければなりません。飢えている子供達が居るので…』で、君達を納得させようとする。『助けていただいたのは本当にありがたいのですが、私も本当は行きたくないんですけど、子供達を見殺しには出来ません』」
アルバート「何ていい子なんだ~(泣)」
アイン 「自己犠牲か…」
スゥ 「とりあえず、候爵に会ってみないことには…」
アルバート「それからだな」
スゥ 「フィーナを連れ出したのは、まだ侯爵の耳には入っていないから、今から向かえば、噂よりも先に到着できて、普通に謁見できるんじゃない?」
アイン 「事実を知ろう」
スゥ 「フィーナはこの屋敷に置いておいても、兵士が余計な気を起さん限り、安全だろう?」
ネオ 「アクトが続く限りね」
GM 「今、伝令走ってるよ」
ネオ 「なんで?」
GM 「かもしれない、侯爵に知らせるなって、命令してないから」
ネオ 「でも、座ってろって言ったまんまなんじゃない?」
GM 「座ってる(笑) 座ってなかったヤツらは行ってるかもしれない」
アルバート「門番とか」
ネオ 「じゃあ、アイツらはずっと座ってるのか…(笑)」
GM 「アクトが終わるまで」
アルバート「娘さんどうしようか?」
GM 「『私はこれからお城に向かおうかと思っていますが』」
ネオ 「私がついて行こう」
アルバート「私もついて行こう。領主に一度会わねば」
ネオ 「大体、『殺戮候』の名前だけでも会うには十分だよ」
GM 「敵に呼ばれてただけだよ、味方にとっては英雄だ」
アルバート「知らん!」
スゥ 「じゃあ、会いに行こうか」
GM 「長老の「チョロル」
さんが言うには、まあ、確かに夜も遅いから、君達がフィーナを連れて行ってくれるのなら助かる」
アルバート「今から行くと、何時着く?」
GM 「明日の明け方」
スゥ 「では、馬車の中で休ませてもらうよ」
GM 「では、ポッコポッコポッコポッコ行こうか」
シーンプレイヤーはアイン、シーンカードは『アダマス』の正位置。
GM 「では、夜も明け切らない四時半ごろ、城に着く。で、聖痕をもった人達が、村から来るはずの娘を連れて訪れていると、大騒ぎになる。で、領主が出てきて、で、朝食に呼ばれる。『わざわざすいません』」
スゥ 「このシーン、荷馬車の中でゴロゴロして居たいんだけど…」
GM 「物忌み? 物忌ませたくないな~ 重要なシーンだ。」
スゥ 「シナリオ的にやばい?」
GM 「うん。こっから先で出てこれないと思う(笑)」
スゥ 「では、物忌まない」
GM 「とりあえず、部屋に連れてこられて、『この部屋でお待ちください。」
で、しばらくすると、侯爵が来て…』」
ネオ 「グア~!『聖痕』が疼く~(笑)」
GM 「なんでだ! 『確かに私も『刻まれし者』ですが…』」
アルバート「ブロードソードを見せて、『私も刻まれています』」
アイン 「鎧を見せて、『私も刻まれています』」
ジェスター「『御覧のとおり、私も刻まれています(笑)』」←全て顔に
ネオ 「私は見せないぞ」
スゥ 「血だしね…(笑)」
ネオ 「『戦えばわかるでしょう…』ニヤリ!」
GM 「『みなさん、こんな辺境に一体何用ですか?』 …侯爵は一席設けてくれるよ、朝食だからそんなに豪勢ではないけど…」
スゥ 「ガツガツ食う!」
ネオ 「今まで連れ去られた娘は…?」
GM 「『働いていますが…』さっきから、部屋に入ってきてたりしてるよ」
ネオ 「そういうことを、村人にもちゃんと知らせておいて欲しいんですよ」
アルバート「たまに帰してやるとか…」
GM 「正直、砦はかなり広いんだけど、この広さの中に野郎が何十人もいて、男どもが多い。で、女性がまったく居ない。女が居ないと、出来ない仕事が…」
アイン 「休日とかないの? 一時的に帰すとか…」
GM 「『ずっと戦場暮らしだったので、そういう細かい所には気がつきませんでした』」
アルバート「あと、重税をかけているようだが…」
GM 「『ああ、前回の増税ですか、あの時は飢饉がありまして、村人達には苦労をかけましたが…』」
ネオ 「が?」
GM 「『私もこちらに来たばかりで、財政が厳しかったんです。城の修繕費とか…』」
アイン 「しかし、娘を差し出さないと、重税をかけるという噂が…」
GM 「『…真実を申しますと、私はこの前の戦役で武勲をたててある程度は有名になったわけですが、戦も終わり、王都に戻ってみると、パッと出の英雄はどうも好まれないようで、このような辺境に飛ばされたわけです』
で、本当は城の修繕費なんかは王都のほうから出してもらえるんだけど、『疎まれている私は、お金が貰えませんでした。そんな時に王都の方から偉い方が、城の視察に来ると言ってきたんです。で、仕方なく、前回だけ増税となったわけです』」
アルバート「ではこれからは、増税は無いと、言い切れますか?」
GM 「『ありません』」
アルバート「言い切りやがった…(笑)」
アイン 「村人達に言って、安心させてあげてください」
GM 「『村人達の間で、そんな噂がたっているとは、気づきませんでした…』」
スゥ 「あと、提案があるんだけど…」
GM 「『はい』」
スゥ 「連れてくる娘さんの意思も尊重したほうがいいんじゃない?」
ネオ 「大体、若くて美人だけ選ぶっていうのはね~(笑)」
GM 「『それは初耳なのですが…』」
スゥ 「部下が勝手にやっているって?」
GM 「『そうかもしれません。本当に知りませんでした…』」
スゥ 「ホントかぁ~? [ウソ発見]とかできんのか?」
GM 「この人はホントに戦のパッと出なんで、色々わかんないみたい。」
アイン 「周りに利用されているんじゃない?」
GM 「『まったくわかりませんでした… すいません』」
ネオ 「王都で嫌われているって、誰に?」
GM 「『私の上司で、『傭兵伯』と言ったら、わかるでしょうか?』」
ネオ 「エリノアがこの人に同情しそうだ」
GM 「『ピクッ!』っと、反応した(笑)」
アルバート「『傭兵伯』が絡んでいたか…」
GM 「メシを食いつつ、お茶を飲みつつ、話している」
スゥ 「日持ちのしそうな料理を、スキを見て袋に入れてる(笑)」
GM 「無い。そんなに豪勢じゃない、さっきも言ったように、この城は貧乏だから」
スゥ 「…豆スープ?(笑)」
アルバート「前回ほど酷くは無いだろ?」
GM 「一応、肉とか出てるよ。野菜スゥプ、肉にワイン」
アルバート「『傭兵伯』は来たの?」
GM 「『来ると言われてから、二ヶ月が経ちます』」
ネオ 「これは、来ないよ」
スゥ 「『傭兵伯』も戦出のパッと出だけど、疎まれてないの?」
GM 「『あの方も最近は権力が強いので…』」
アイン 「王妃に気に入られているそうだから…」
GM 「『一晩中の強行軍でお疲れでしょう。部屋を用意させますので、そちらでお休みください。それと、フィーナには村の話を聞きたいので、先にお休みください』」
アルバート「ホイホイ」
GM 「では皆さん、何やらとてつもなく眠かった」
アルバート「寝なくてもいいですか?」
GM 「〈自我〉-5で、判定」
アルバート「(コロコロ)起きてる」
ネオ 「(コロコロ)同じく」
アルバート「城の中を探索~♪」
スゥ 「財宝かっ!(笑)」
アルバート「違うっ! 一緒にすんな!」
GM 「途中で見つかって、『まあまあ、お疲れでしょう。お部屋の方でお休みください』と言って、戻された。」
アルバート「…ゴン!(当て身) よいしょ!(笑)」
GM 「DP-2!(笑)」
ネオ 「その騒ぎを利用して、私が城を徘徊しよう」
GM 「見つかるって。皆さんは痛烈な眠気に誘われて寝てしまった」
スゥ 「…一服盛られたか?」
アイン 「食事に?」
ネオ 「判定に成功したのに~」
アルバート「起きてられないの?」
GM 「…寝てしまえっ!(笑)」
正位置のカードが、アインに渡された。
シーンプレイヤーはアルバート、シーンカードは『コロナ』の逆位置。
GM 「さて皆さん、ふと気がつくと、なんか寒いです。真っ暗でわからないけど、床がゴツゴツとした肌触り」
アルバート「イービルア~イ!(笑)」
GM 「使えない」
スゥ 「起きる。見渡す。寝る(笑)」
アイン 「わかりやすい… 手探りで武器を探す」
GM 「鎧も無ければ武器も無い」
アイン 「何っ~!(笑) 軽い恐慌状態に陥る」(←魔剣使いのアインは魔剣がないと性格がダメ人間に変わる。しかし実は魔剣は一声で手元に呼び寄せられる)
スゥ 「スリーブシーズの武器も?」
GM 「無い」
アルバート「服は?!」
GM 「着てる」
アルバート「ファルシオ~ン!」
GM 「来ない」
スゥ 「あの、チェスをする馬だろ?(笑)」
ジェスター「エリノアは?」
GM 「居ない」
スゥ 「金は?!」
GM 「無い」
スゥ 「軽い恐慌状態に陥る(笑) ところで、皆同じ場所に居るの? 多分牢屋だと思うけど…」
GM 「うん、でも見えない」
スゥ 「では、手探り」
GM 「『ムニッ!』っと、柔らかくて、温かいものが…」
アルバート「アフッ☆(笑)」
アイン 「ドコ?!」
GM 「では、オッサンの声で『アフッ☆』って聞こえた(笑)」
スゥ 「あわてて蹴り上げる(笑)」
GM 「暗闇の向こうから『オゥチッ?!』って聞こえた」
アルバート「クウォ~ゥ!」
GM 「どうやら捕まったようだね、騙されたようだ」
アルバート「クッソ~!」
ネオ 「最初から警戒はしてたんだけどね…」
GM 「飯を食わないって人が居たら、考えたんだけど」
スゥ 「ガブガブ食っちゃったし…(笑)」
アイン 「だめじゃん」
アルバート「ジェスター、牢屋を切れ!」
スゥ 「鍵を開けてもいいんだけど…?」
ジェスター「切る?」
ネオ 「何で?」
アルバート「体内に剣を持ってるから」
ジェスター「何でしってんの?」
アルバート「見たから。『何やってんだっ!食うなよオイっ!(笑)』」
(←クレアータは体内に武器を内蔵できます。人造人間だから)
ネオ 「武器を持っているのは一人か…」
アイン 「私は100%役に立たない」
スゥ 「鍵を開けよう」
GM 「どんな道具を使う?」
スゥ 「ヘアピン…」
GM 「この時代には無い。なんか探してくれ」
スゥ 「服しかないんでしょ?」
GM 「鎧の武器と思われるところを取り上げられてる」
スゥ 「じゃあ、鎧は着ててもいいんだね?」
GM 「ガントレットは取られてる」
アイン 「聖痕が付いてるような鎧は…?」
GM 「取り上げられてる」
アイン 「ガフ~ン!(笑)」
アルバート「【火炎】を鍵にぶち込む」
GM 「君達も焦げるぞ」
スゥ 「ガードローブは?」
GM 「着てていいよ」
スゥ 「ガードローブは金属の繊維が入ってるそうだから、針金代わりにならない?」
GM 「いいよ。暗いので〈隠密〉-1」
スゥ 「(コロコロ)成功」
GM 「カチャ!」
スゥ 「開いたよ~ん」
アルバート「出るか」
アイン 「…姉は何でこんな事が出切るんだろう?(笑)」
GM 「左右に牢屋が三つずつ、出口らしいのは奥にある」
スゥ 「何でエリノアはいないんだろう?」
アルバート「そうだな、逃げたかな?」
スゥ 「…少女趣味とか」
アルバート「(スゥを指差して) 範囲外?(笑)」
スゥ 「グウァ~! いやっ聖痕持ってるから…」
ネオ 「さらわれたかったの?」
スゥ 「うん(笑)」
アルバート「『うん』とか言うな~!(怒)」
アイン 「即答だったね!」
GM 「出口には鉄格子がある」
スゥ 「牢屋を片っ端から覗いてみよう」
GM 「聖痕が付いている物は全部奪われてるよ」
スゥ 「ジェスターの顔が無いっ!(笑)」
(←ジェスターは全て顔に聖痕があります)
GM 「外されてたら怖い」
アルバート「牢屋を覗く!」
GM 「いくつかの牢屋には、最近使われた形跡がある」
アルバート「拷問具っぽいヤツ? SM?」
GM 「何を期待している?(笑)」
スゥ 「最近使われてたってわかるのは、排泄物の匂いがするから?」
GM 「そんなところ。血の跡も多少はある」
アルバート「領主が使っていたと…」
GM 「『もっと打つのじゃ!もっと打つのじゃ!』って?(笑)」
アルバート「奥の扉を開けよう」
GM 「鍵がかかってる、-5で」
スゥ 「(コロコロ)失敗」
GM 「『ルナ』じゃない人は-7」
ネオ 「(コロコロ)成功」
アイン 「兄さんまで…(笑)」
アルバート「外に出る」
GM 「通路はすぐに行き止まる。先の方に明かりのついた部屋があって、入り口に鉄格子がついてる。中は人が居る気配がする」
スゥ 「いきなり、『お腹イタ~イ!』とか言い出そうか?」
アルバート「それだ!(笑)」
スゥ 「ベタだ~ ヤだよ~!」
アルバート「ここは、ベタに行った方がいいぞ。」
スゥ 「俺はいやだぞ?!」
アルバート「俺がやる!(笑) 『ウォ~!腰が~!』」
GM 「〈隠密〉判定してみて。全員で-3」
一同 「(コロコロ)」
GM 「ネオとアインが失敗? 成功した人は、二人が話している声が聞こえる」
アルバート「更に近づいてみる」
GM 「『…牢の中に確か女が居たよな? そいつらもいずれは侯爵様の餌食か…』『まったくだ、お預け食らった犬みたいだよな、俺達…』『でも、侯爵様に逆らうと恐ろしいからな…』『あぁ、あの方は本当に人を殺すのが好きだからなぁ』」
アルバート「おのれ~いっ!」
ネオ 「そこまでいっちゃうと、『詳しく話を聞かせてもらおうか?』と、出て行っちゃいそうだ」
GM 「きっと今ごろ、連れて行かれた娘達も、侯爵の餌食だろうな」
アルバート「ガシャ~ン!『その話、詳しく聞かせてもらおうかっ!』」
GM 「『何ヤツっ!』槍をつきつける」
アルバート「それがどうした~!」
GM 「顔を刺す(笑)」
アルバート「イヤ~ンッ!」
スゥ 「槍を奪え!」
アルバート「ガシッ!」
GM 「では、兵士はガシャン!と、鉄格子にぶつかった。『助けを呼んでくるぞ!』と言って、もう一人は駆けていった」
スゥ 「その間に、鍵開けしよう」
アルバート「ガシャ~ン!ガシャ~ン!ガシャ~ン!(笑)」
GM 「兵士は気絶した」
アルバート「正義の前にはこんなもんだ」
スゥ 「当て身で済ませろよ…(笑)」
ネオ 「(コロコロ)〈隠密〉成功」
GM 「開いた。アインは〈知覚〉判定」
アイン 「(コロコロ)成功!」
GM 「近くで懐かしい感じがした」
アイン 「キラ~ン!」
GM 「兵士が進んで行った方と逆の方から感じる。その先には扉がある」
アイン 「扉にズンズン進む」
GM 「扉には鍵が」
アルバート「ドリャ~!『ガンガン!』」
GM 「木の扉だし壊れた。槍も折れた」
アルバート「安物がっ!」
アイン 「進む」
GM 「ちっちゃな部屋の中に鉄の箱がある」
スゥ 「罠発見から、(コロコロ)成功!」
GM 「何かあったら言うから…」
スゥ 「…鍵開いてる?」
GM 「そのとおり(笑) 箱の中には、君たちの装備がある。お金は無いけど」
スゥ 「ウソだ~っ!」
アルバート「クソ領主め~!」
ネオ 「後で取り返せばいいだけだ」
アイン 「装備が戻ったので、急に勇気がわいてきた。『全てを切り刻んでくれるわ~!(笑)』」
ネオ 「さっきの兵士に話を聞こう」
GM 「起きた」
アルバート「どういうことか話してもらおうか?!」
GM 「邪悪だぞ騎士!(笑) 『あんた達なら侯爵を倒せるかもしれないな…』彼の話しを要約すると、敵からも味方からも『殺戮候』と呼ばれていたそうだ。仲間まで切り殺しちゃうんだって」
ネオ 「我々は知らなかったの?」
GM 「味方側が必死で隠したから…」
ネオ 「エリノアはどうした?」
GM 「『あの娘は連れて行かれた』」
アイン 「ロリコ~ン!」
アルバート「叩き潰してやる!」
スゥ 「『殺戮候』に反抗している『傭兵伯』は敵の敵ということで味方かもしれない」
ネオ 「『マローダー』同士、嫌ったのかもしれない」
アルバート「とにかく、侯爵のところに向かおう。『案内しろ!』」
GM 「『侯爵様に殺されてしまいます。あなた方が勝つと限らないので…』」
アルバート「我々を信じろっ!」
スゥ 「我々が逃げ出した時点で、君の首は無いよ(笑)」
GM 「私はここで気絶しておきます。ガス! Q~!(笑) 大広間の椅子の裏のボタンが隠し通路に続いているそうだ」
スゥ 「所持金…」
GM 「もう一人の方が持ってる」
アルバート「大広間に行こうか」
GM 「その間に兵士と会うんだけど、『何?逃げ出したのか?!』と言って、武器を構える」
アルバート「我々とやろうというのか?」
アイン 「後ろでうれしそうにしている」
GM 「構えるだけで近寄っては来ない。で、シーン終了」
アルバートに逆位置のカードが渡された。
シーンプレイヤーはジェスター、『ディアボロス』の正位置
ジェスター「ファンブル出すなよ~!(笑)」
GM 「大広間までは無事に来た」
スゥ 「金を持った兵士を血眼になって探す!(笑)」
ネオ 「金が第一か?」
アルバート「正義の心は無いのか?!」
スゥ 「『殺戮候』は逃げないけど、金は逃げるから…」
ネオ 「侯爵を倒せば全てが手に入る」
アルバート「椅子の後ろのボタンを押す」
GM 「下へと続く階段が現れる。その階段にはさっきの兵士がいて、目が会うと奥へと逃げて行く」
アルバート「待て~いっ!」
ネオ 「エリノアめ、毎回先走りおって…」
GM 「今回は連れ去られてるから…(笑) では、謁見の間と思いなっせ。正面に玉座が見える。椅子にはベルモントがいる。左手には犬のように鎖と首輪で繋がれた、フィーナとエリノアが這いつくばっている」
アルバート「ププ~ッ!笑ってやろう」
GM 「エリノアは猿轡されて、踏みつけられている」
ネオ 「貴様~!」
アルバート「ププ~ッ!(笑)」
GM 「さっきの兵士が『侯爵様!あいつらですっ!』『逃したのかっ!』と言って、切られる」
アルバート「貴様、人の命を弄ぶとは~! アルバート=スティングが退治してくれるわ~!」
ネオ 「ププププッ!(笑)」
アルバート「笑うな~っ!」
GM 「『我輩に聖痕を捧げに来たか…グヘヘヘ~!』」
アルバート「その聖痕、解放してくれるわ~!」
GM 「『くだらぬ者どもよ、今宵の宴、存分に楽しむがよい!』フィーナを床に突き飛ばして、エリノアを蹴り飛ばして、腰から剣を抜き、『捧げよ、聖痕!……こ』」
ネオ 「『今宵は開放の宴なり!』」
ジェスターに正位置のカードが配られた。
GM 「正位置のカードがあったら〈希望〉判定」
アイン 「(コロコロ)成功」
アルバート「ベルモントって、どんなかっこうしてるの?カボチャパンツ?おかっぱも無しね(笑)」
スゥ 「円いシャンプーハットのような襟巻きも無しね(笑)」
GM 「フルプレート、オープンヘルム、皮のマント、グーレートソードで、武装している。姿は蛇頭人身の化け物、全身が血で濡れているような感じだ。で、共振が起こる」
アルバート「何か痛いぞ~!」
アイン 「頭が~!」
スゥ 「心理的圧迫が~」
GM 「では、バトルです」
<1:『ウェントス』逆位置>
ジェスターは【増腕】で、攻撃、しかしクリティカルで〈回避〉される。
スゥは〈待機〉。
ベルモントはアインに∵絶対攻撃∵で切りつけ、17点のダメージ。
アインは〈受け〉で、クリティカル成功!3点止め、14点ダメージ。
「束縛」が発生する。
スゥは、すかさず物忌み。
ネオは待機。
アインは【魔器】で切りつけ、25点!
アルバートは物忌み。
ネオは【鼓舞】をアインに、成功。
ジェスターの【増腕】の分の攻撃、しかし弾かれる。
アインの追加攻撃、【魔器】で切りつけるが、ハズレ。
ジェスターに正位置のカードが渡された。
<2:『フィニス』の正位置>
ジェスターの攻撃、アルバートが【死神】をジェスターに使うも、失敗し、ジェスターの攻撃も5点で弾かれる。
スゥは【高速言語】+【幻撃】しかし、ファンブル。
GM 「逆位置になった」
スゥ 「自分で自分の首を絞めてしまった(笑)」
ベルモントの番、スゥに∵絶対攻撃∵を発動。
アルバート「∵天真∵!」
GM 「さらに∵天真∵!」
ネオ 「さらに∵天真∵!」
GM 「またまた∵天真∵!(笑)」
ネオ 「∵天真∵を∵活性化∵!」
GM 「…じゃあ、∵死神の手∵!」
アルバート「そしたらもう、∵絶対防御∵!」
ネオ 「無駄打ちしすぎた…(笑)」
アルバート「もう、お前死んどけよっ!(笑)」
スゥ 「そんな、酷い~」
『束縛』の発生。
ネオは待機。
アインは【魔器】で攻撃し、18点のダメージ。
アルバートの攻撃、13点のダメージ。
ネオは物忌み。
逆位置のカードがスゥに渡された。。
<3:『ファンタスマ』逆位置>
ジェスターは攻撃を失敗し、∵戦鬼∵を使う。
束縛の発生。
アルバート「DP-8!」
スゥ 「-3!」
アルバート「マローダーまっしぐら~(笑)」
ジェスターは二回目も失敗。しかし、さらに攻撃。
ジェスター「(コロコロ)ファンブル~!(笑)」
GM 「もう1回行く?」
ジェスターは血を吐きつつ、四回目の攻撃。
GM 「クリティカル回避(笑)」
アルバート「攻撃する前に、〈回避〉すんな!(怒)」
ネオ 「攻撃の意欲が無くなるじゃん」
GM 「わかったよ…(笑) (コロコロ)ファンブッた… 当たっちゃったじゃないか!(笑)」
ジェスター「では、∵死神の手∵!」
束縛発生。
アルバート「さらにジェスターに【死神】!(コロコロ)クリティカル!」
GM 「…死んだ。さすがにそれは耐えられなかった」
正位置のカードがネオに渡された。
GM 「で、『マローダー』が倒されたので…」
スゥ 「『ルナ』変えようかな~ 誰がなんと言っても『ルナ』を変えよう~」
アイン 「『アクシス』を変えようかな?」
GM 「まず、『聖痕』を解放したので、解放した聖痕の数とD20、DPが回復する。それぞれD20+5回復してくれ」
アルバート「(コロコロ)全快!」
スゥ 「同じく!」
ネオ 「+5の時点で全快だ…(笑)」
GM 「では、ベルモントの死体から、『聖痕』が空中に浮かび上がる」
一同 「ワ~イッ!」
GM 「…その『聖痕』がフィーナの口に入っていく」
一同 「ヘッ?!」
アイン 「変えさせて~!」
ネオ 「何それ?! どういうこと?」
アルバート「WHY? どういうこと?」
GM 「シーンプレイヤーはアイン、『デクストラ』の正位置」
ネオ 「『マローダー』!」
アイン 「え?」
アルバート「ウソ~?!」
スゥ 「…? どういうこと?」
GM 「解放された『聖痕』をフィーナが吸い込んだ」
スゥ 「『聖痕』がフィーナを選んだの? フィーナが『聖痕』を奪ったの?」
GM 「フィーナが『聖痕』を奪った(笑)」
ネオ 「つまり、フィーナが『マローダー』だってこと」
アルバート「なんだそりゃ~? クソ~ッ!(怒) 『マローダー』二体かよ~!」
GM 「『いや~… あなた達のおかげで、生娘になりすまして侯爵に近づき、『聖痕』を奪うつもりだったんだけど…手間がはぶけたわ~ん☆』スゥ 「『わ~ん☆』?!(笑)」
GM 「『お礼にあなた達を見逃してあげるわ~☆ 私の機嫌も良いし~』」
アルバート「∵奇跡∵は回復してないの?」
GM 「してない。でも、『マローダー』の『聖痕』は一度解放されてるんで、もう1回使える」
ネオ 「俺らが、∵封印∵とかしても…」
アルバート「∵天真∵!(笑)」
ネオ 「だめだ! 絶対勝てん(笑)」
GM 「ちなみに、『聖痕』はフィーナの喉に吸い込まれて行った。そのとたんに、妖艶な声に代わる」
ネオ 「エリノアがもう少し役に立てば…」
アイン 「転がってるし…」
GM 「挑戦的な目をしつつ、『それでも、誰か挑んでくる?』彼女の悪徳を見て、君達に『聖痕』の共振が起こる。しかも、今まで味わったことが無いくらい、強大だ」
ネオ 「体中の血が疼く~!」
アルバート「何だ?! この痛みは!」
アイン 「痛い~」
GM 「見た目がどんどん変わっていく。血のように赤い目と、青い肌を持った、赤い髪に」
ジェスター「勝てないって」
ネオ 「間違いなくね…」
スゥ 「シーンプレイヤーに任せる~」
アイン 「えっ?(笑)」
スゥ 「私はお金さえ戻ればどうでも…(笑)」
GM 「君らの所持金を持っているヤツは、そこで死体になってる」
スゥ 「『てへっ☆』とか言って、所持金を回収する(笑)」
アイン 「命知らず~」
ネオ 「エリノアは?」
GM 「フィーナの反対側で、モゴモゴやってる(笑)」
ジェスター「良かった~ 動けないで。動けてたら、絶対戦ってただろうね~(笑)」
スゥ 「所持金とエリノアを回収しよう」
GM 「では、フィーナの隣りに、さっき父親と名乗る男が現れる。で、フィーナが『さあ、次の獲物を探しに行きましょうか?私の可愛い坊や』」
アルバート「オッサン、ムカツク~!」
ネオ 「(思い出したように)だから、フィーナは∵紋章∵効かなかったのか…」
GM 「それには、気づいて欲しかった」
アルバート「『フィニス』だろ、このネーちゃん?」
GM 「うん」
ネオ 「殺しても、すぐに復活する」
アルバート「塵にしても、復活する」
GM 「原子レベルまで分解しても、魂が砕けても復活する」
スゥ 「なんだ… 若さでは勝ってたのか(笑)」
アルバート「違うだろっ!」
ネオ 「そんなこと言ったら、殺されるぞっ!」
アイン 「何か間違ってる」
スゥ 「じゃあ、とっとと退散しようか?」
ジェスター「その方がよさそうがね~」
GM 「こっちが、風のように消えちゃう」
ネオ 「∵神移∵か?!」
GM 「うん」
アルバート「勝てる気がしない…」
GM 「彼女はエピローグで消えて行くと思って。『また、いつかドコかで会いましょうね~、坊や達』」
アルバート「会いたくないわい!」
スゥ 「…城の財宝どうする?」
GM 「城の財宝は国の物だっ!(笑) DP-2!」
ジェスター「あ~ぁ」
スゥ 「せっかく、全快したのに~(泣)」
GM 「次のシナリオでは-2して、始めてくれ(笑)」
[了]
ブレイド・オブ・アルカナ TRPGリプレイ第2話 【全2回】 | 公開日 |
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ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ2(その1) | 2017年3月28日 |
ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ2(その2) | 2017年3月29日 |